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久保
「前回述べたように、最近の日本競馬は“スローペース症候群”という病に陥っています。“スローペース症候群”というのは、直線だけでヨーイドンの競馬なので道中はほとんど何の駆け引きもありません。」
赤木
「何の駆け引きもないと言うのはチョット乱暴やナ。例えば、位置取り(前・中・後)なんか、気性、脚質を考慮し駆け引きできるできないは重要やわナ。それと、コース取り(内・中・外)なんか、馬場の荒れ具合で結果は随分違ってくるで。ま、コレらは基本的なことやけど。」
久保
「その通りです。もう少し柔らかく言うと、短距離のレースに比べて駆け引きが極端に少ないと言う表現でいいでしょうか。そのために競馬の面白さ、あるいはスリリングなレースが半減しているように感じられます。」
赤木
「確かに昔と比べて、スタートからブッ飛ばすスリリングなレースは減ったわなぁ。」
久保
「それと共に、この“スローペース症候群”はスピード指数を作る上で一つの(そして最大の)課題を挙げています。それは、スローペースになることで勝ちタイムが遅くなり、馬の実力が走破タイムに反映されないということです。」
赤木「それはえらいこっちゃがナ。なんの為のSPやねん。って、突っ込みいれとうなるデ。」
久保
「そうです、えらいこっちゃです。SPというのは、時計を数値で表すものですから、勝ちタイムが遅いということはそのまま指数が低くなることにつながっていきます。つまり、いくら強い馬であろうがそのレースがスローペースで流れれば、走破タイムも遅くなり指数でも著しく低く評価されることになるのです。」
赤木
「なるほど、ナ。そりゃーごもっともなご高説でおますわ。」
久保
「ありがとうございます。例えば芝1600mのレースがあって1000m通過が1分2秒も3秒もかかってしまえば、そこから直線でいくらすごい脚を使って、速く走破したとしても基準タイムすら上回れない走破タイムとなるでしょう。」
赤木
「正味600mの競馬やもんなァ。」
久保
「このようにいくら力のある馬でも、そのレースがスローペースで流れてしまえば指数は低い数値となってしまいます。」
赤木
「大先生の言いたいコトはよくわかりました(笑)。」
久保
「ほんまですか(笑)。特に最近ではオープン・重賞レースの方が条件戦よりもスローペースになりやすい傾向になっています。」
赤木
「そりゃーまた、エライこっちゃがナ。大先生に楯突くようで悪うおまっけど、ソレだけはないんと違いまっか?」
久保
「僕のデータを信じて下さいよ(笑)。この原因として考えられるのが、条件クラスの馬よりも重賞クラスの馬の方がレース経験を積んだ結果、騎手との折り合いがつき暴走する馬が少ないということです。」
赤木
「うっ、なるほどナ。その【折り合いがつく】=【馬の能力】でっか。さすが、大先生は目の付け所が違いまんナぁ。確かに、騎手の思うように動かせる馬は強いと昔から言われてることや。」
久保
「そのせいか、時には例えG1レースであってもその日の未勝利戦より勝ちタイムが遅いことが稀にあり、結果的にはG1馬が未勝利馬より指数上で低く評価されてしまうという危険が潜んでいます。」
赤木
「それはそれは、危険ですなァ。」
久保
「さてさて、この馬の能力値と指数値の逆転現象は走破タイム、指数上では解決されない問題なのでしょうか。」
赤木
「なんぼ先生でもソレだけは無理違いまっか。もちろん、ソコを解明できれば世界一の指数になりますわ。うんじゃー、期待半分でお待ちしております。」
久保
「世界一は遠慮しときます(笑)。」
Posted by jrdbjp at 16:58│
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弥生賞の一番人気は…。【あばれ!馬部長】at 2005年03月02日 15:28