29日は大阪大学中之島センターで行われた第15回関西弁膜症・心筋症研究会(当番世話人は国循の小林先生と泉先生)に参加していました。一般に循環器疾患と言えば高血圧や冠動脈疾患というのが通り相場でしょうが、弁膜症と心筋症というどちらかと言えば傍流の疾患についての研究会です。傍流とは言いながらエコー屋さんにとってはこれほど興味深い疾患もないわけで、また外科の先生の参加も多く、今回も大変楽しませていただきました。おかげさまで参加者も多く、前回(2018217日)は実は赤字だったのですが(http://blog.livedoor.jp/jsepr/archives/2018-02-19.html)、今回は黒字になってよかったです。この研究会も段々知名度が上がっていくにつれ、もっともっとたくさんの方に参加いただけるのではないかと期待しています。

 さて会が行われた中之島センターですが、阪大学内関係者が申し込むと比較的安価で借りられるということで、この手の研究会がよく開催されます。ここは実はその昔、私が学生だった頃、阪大医学部があったところです。そして堂島川をはさんで向かい側、今、朝日放送やおしゃれなマンションが建っている所に阪大病院がありました。というわけでこのあたりは私にとってたいへん懐かしい所です。ここに食堂があったな、その向いにはジャン荘があったな、などと考えながら歩いていると楽しいのですがあらためて年老いたな、と思います。明日も中之島センターでUCG談話会が開催されるので行ってきます。UCG談話会についてもまた書くことになると思いますが、たいそう歴史ある心エコーの研究会です。症例報告が主で勉強になります。よければ来てください。私も早めに着いてノスタルジアに浸ることにします。