ASUKA物語

2005年1月4日、韓国語を勉強するために高麗大学韓国語文化教育センターにやってきました。以来、韓国でのあれこれをとりとめもなく・・・

2009年11月

鳥致院は今

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鳥致院駅。ソウルから100KM余りの地方駅ですが、今ここが韓国で一番熱い所。現在は忠清南道,燕岐郡,鳥致院邑という田舎町なのですが、行政複合都市法ができて中央省庁がソウルからここに移ってきて、名前も世宗市に変わる予定だったのです。が、そこは韓国、大統領がよく考えてみるとそれはやっぱり非効率と言い出して、代わり

 

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に企業都市にするから省庁移転はしないと言い出して大モメになりました。日本以上に地方が疲弊している韓国では、ソウルへの一極集中をやめ全国均衡発展をさせようということで前政府のときに与野党合意で世宗市法ができたのですが、そんなことはどこ吹く風とばかりに均衡発展より行政効率論一辺倒です。

 

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おかげで、駅前はもちろん町の中は横断幕だらけ。「パク・クネ先生 原案推進固守 ありがとう」とか「チョン・ウンチャン総理は退陣せよ」とか。全国に16人いる広域知事(日本で言えば県知事相当)のうち13人が原案修正反対声明を出すなど、首都圏と地方の葛藤が今、この小さな町に集約されているのです。

 

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町に入る国道の橋には「決死闘争」「行政都市死守」と「死」の字だらけ。それでなくてもソウルと首都圏には人口4800万人の内2000万人が集中して、土地はバブルだというのに、これ以上、地方が死んだら大韓民国は「首都共和国」だとまで言われています。

行政複合都市をあてにして作ったビルも当然ながら空き家。

鳥致院の住犬もなにやら町が騒がしくいったい何が起こるんだろうと不安顔でした。

 

 

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白夜行

0c6a07dd.jpgハン・ソッキュの演技が光っていました。得意な刑事役、しかもうだつが上がらない。こういう役をやると、ほんとにドンピシャだと思います。殺人事件が14年前の事件と繋がっているというストーリーで、見始めたところからストーリーのあらすじは想像がつくのですが、退屈させない2時間でした。原作はタイトルもそのまま東野圭吾の白夜行。やっぱり映画はいいですねー。

北アヒョン洞を再び歩く

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地下鉄5号線西大門駅から忠正路駅一帯が北アヒョンニュータウン予定地。面積なんと89万屐居住人口19,000人の町内が2011年にはすっぽり消える予定です。殆どが借家住まいの人々で、撤去が始まると彼らは追われるようにして住み慣れた町を離れます。19,000人が新しい住宅を求めて探し回る間に、近隣の借家保証金はまた

 

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うなぎのぼりに騰がるので、結局、ここの住民たちは遠くに行くしかなくなるでしょう。地主には多少のメリットはあっても借家人には迷惑でしかないのがソウルの再開発です。左の写真は1969年に建てられたクムファアパート。朴正熙政権が人気取りのために建てた初めての市民用賃貸アパートの一つだそうです。

 

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当時としては最新鋭のアパートでしたが今は相当に荒れ果てています。でも考えてみれば、たった40年しか経っていないんです。それにしては老朽化がひどすぎる感じがすると同時に、はるか昔に感じる朴正熙が30年前までは絶対権力を振るっていたんですね。

 

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←クムファアパートからの眺め。

人気取りのために作る以上は多くの人から見えなければいけないというので、小高い丘のてっぺんに建っています。そりゃあもう眺望は天下一品です。

 

 

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クムファアパートに住み着いているノラ猫。住む人も殆ど居なくなって、先行き不安を感じているようです。呼ぶと少し逃げますが、それでもすぐに振りかえり興味津々で人を見ています。散歩に来るときは猫の餌を必ず持っていくようにと思うのはこういう時。今日も忘れて行ってしまいました。ごめん、今度は必ず持っていくからね。

 

往十里からプンムル市場まで

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ソウルの王宮から10里の場所だったことから往十里という名前が付いたそうですが、朝鮮時代の1里は393mですから近いんですけどね。王宮から十里以内には王様以外はお墓を作ってはいけないことになっていたそうです。で、ここは今ニュータウン開発の真っ最中。50万屬砲盖擇岼豌茲魄豕い鵬して再開発するというソウル方式ですから

 

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問題の出ないわけもありません。ここでも借家人に法律で定められた移転補償金と新しくできるアパートの優先分譲権を渡さないということでもめています。居座っている借家人の住んでいる建物周辺で開発会社が雇った暴力団が放火をしたりと、とんでもないことになっているようです。

 

 

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かつて東大門近くで露天で営業していた蚤の市も再開発で追い出され、長い間座り込みをしていたのですが、今日行ってみたらプンムル市場という名前で巨大なテントの中で営業していました。以前は露店だったのではるかに便利でお客さんの数も増えているようでした。ソウル市が最終的にはこんな形で解決したのですが、それなら最初からきちんと話し合って揉め事を起こさないようにすればとも思うのですが、それも彼らが団結して戦ったからのようです。結局、韓国では自分の権利は戦って守るというのが常道のようです。

青空文庫が面白い

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口の両脇に指を突っ込んで、思い切り左右に引っ張り、そのままで青空文庫って言ってごらん。ほら面白いでしょ?というんじゃくて、実際に青空文庫は面白いのです。著作権(著者または訳者の没後50年間有効)が切れた作家の本ばかり、約1万冊が無料で公開されているのが青空文庫です。http://www.aozora.gr.jp/

 

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ここへ行くと、夏目漱石・芥川龍之介・小林多喜二・太宰治などの作品が「これでもか」といわんばかりに待っています。これらが全部無料でダウンロードできてしまいます。ただ、それだけならパソコンで読んだり、印刷して読んだりというのではイマイチなのですが・・・

ipod touchやiphoneを使うとこれが劇的に進化します。i文庫というソフトを450円ほどでダウンロードすると、あとは1万冊読み放題。しかも操作性もすばらしく活字もきれいで、これでいよいよ電子ブック時代の到来かと思わせるほどのできばえ。

読み逃してしまった名作、何かに引用されていて読みたいと思っても手元にはない、ソウルで買おうと思うと日本の小説はバカ高い、そんなときに強ーい味方になるのです。だまされたと思って、見てみてください。http://ipn.sakura.ne.jp/ibunko/

安重根義士殉国100周忌記念遺墨展

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1909年10月26日ハルピン駅頭で安重根が伊藤博文を「処断」して丁度100年を記念してソウル・芸術の殿堂,書道博物館で開かれています。彼が金沢刑務所で書いた遺墨を韓国内はもちろん日本や中国、アメリカなどから集めてきて一堂に展示するのは今回が初めて。ということで、行ってきました。

 

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これまで安義士の書は南山の安重根記念館やソウル市立博物館などで見てきたのですが、いずれも入場無料。が、ここ芸術の殿堂はさすがに商売上手というか入場料7000WONでした。

安義士の書はいわゆる名人の書とは違って、誰にでも間違いなく読める生真面目がそのまま字に

 

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現れていました、知らなかったのですが、世田谷の蘆花美術館からも1点来ていました。ちょっと意外という感じもしたのですが、相通じる部分もあるのかもしれません。一番下の写真は安義士が義挙の2日前に送った手紙。同志から現金50WONを借りたのでその返済を千万回頼むと書き送っています。

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