ASUKA物語

2005年1月4日、韓国語を勉強するために高麗大学韓国語文化教育センターにやってきました。以来、韓国でのあれこれをとりとめもなく・・・

2010年08月

統監官邸跡 標示石 除幕式に行ってきました

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100年前の今日1910年8月26日、悪名高い韓日併合条約が発効しました。その1週間前の22日、現在のソウル南山ユースホステル前にあった統監官邸で条約の調印が日本軍が取り囲む中で強制的に調印されました。



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韓国と日本の市民団体が共同で、ここに「統監官邸跡」の標示石を立て、その除幕式を今日行ったわけです。ところがこの日は朝から土砂降りの雨。まるで「これでも来れるか」と言わんばかりの雨でした。それなら行かないわけにもいきません。



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この日、除幕された標示石の文字は朴正煕時代に投獄され20年以上を監獄で過ごし、その間の思索をもって現在は聖公会大学で教鞭をとっているシン・ヨンボク教授の筆によるものです。9月1日からの新学期には先生の講義を聴けるのが楽しみです。

ソウルの不動産バブル 崩壊の前奏曲?

今、住んでいる部屋の大家がチョンセをやめてウォルセに変えるので、来月の契約満期で出て行ってくれと電話をしてきた。この糞暑いのに引っ越しは面倒だなーと思った。が、韓国では大家の権限は圧倒的に強い。仕方なく、不動産屋をクルクル回り、状況を調べてみて階段を2・3段踏み外しそうになるほど驚いた。これはマトモじゃない。バブル崩壊はすでに始まっているんじゃないか?

韓国の不動産取引は大きく分けて3種類。売買・伝貫(チョンセ)・月貫(ウォルセ)に分かれている。月貫は要するに月払い家賃のことで日本で言う賃貸とほぼ同じ。ただし保証金が10~20ヶ月分と少し高くて、代わりに入居時の礼金がない。伝貫は日本では見られない制度で、売買価格の50~80%程度の金額を大家に預けると月々の家賃が無くなると言う制度だ。大家は預かった保証金を運用して家賃収入の代わりにすると説明されてきた。ところが実際はやや事情が違う。同一物件に対する月貫と伝貫の間には法則があって、月貫が50万WONなら伝貫はその100倍の5000万WONという暗黙のルールがあった。年間で考えれば月貫は600万WONの収入になるので、伝貫は同じ収入を得るためには年利12%で運用しなければならないことになる。いくら韓国の金利が日本に比べて高いとは言っても、せいぜいが現在の4%から高い時でも8%程度。要するに純粋収入では大家にとって伝貫は不利、借家人にとって有利に働く。

それでも伝貫物件が結構あったのは不動産の値上がり神話があったためだ。財テクをやろうとする人間は自己資金で不動産を購入し、値上がりを待つなんていう面倒なことはしない。購入した不動産を伝貫市場に出して、預かった保証金で更に不動産を買い、また伝貫市場に出す。つまり伝貫率が80%であれば1物件あたり20%の資金で不動産を購入できることになる。不動産の年間値上がり率が10%だったとすれば、大家は50%の利益を得ることになる。つまり伝貫がレバレッジ効果を発揮するわけだ。

ところが、今回回って見て驚いたのは売買価格に対する伝貫保証金の比率がなんと100%を越える物件が出ていた。金利が低い現在ではそのくらいにしないと大家はやっていけないというのが説明だが、そうなると、1億の物件を買って1億1千万wonで伝貫に出す。預かった保証金で、すぐに別の物件を買って伝貫に出す。こうなると無限連鎖が可能になり、極端な話、自己資金は全く必要ない。4800万人いるすべての韓国人がこれを始めることすら可能だ。そうなれば物件が足りなくなって、どんどん不動産価格は跳ね上がる。

ちょっと極端だが、これに似たことが現実に起き始めていることに驚いた。きっと崩壊が近いのだろう。2年前に8000万WONのオフィステル伝貫物件が今は1億1千万Wonになった。80年代煉瓦造りのワンルーム物件ですら7000万WON~9000万WONだそうだ。ソウルの中でも不動産が異常に高い江南の事例とは言え、エアコンもない部屋がこの価格になっていることが異常でないわけがない。おそらく2年以内にソウルの不動産バブルは崩壊すると確信するのだが、同じようなことを書いてミネルバは警察に虚偽流布罪で逮捕された。もちろん裁判では無罪になったけれど・・・・。というわけで、これは私個人の全くアテにならない想像にすぎないことを付け加えざるを得ない。

ソウルには2種類の人が住んでいる。不動産を持っている人と持っていない人だ。持っていない人はどんどん貧困化してゆき、持っている人は財産が増える一方だ。昨日のニュースでは、韓国の中産層が6年間で60%から55%に減ったという。土地の価格がオーストラリアのようになれば、それだけでどれほど人間が人間らしく生きられる世の中になるだろうか。とか言いながら、来月には引っ越し先を決めなければならないなー。あー厄介なことになったな。

暑いからと言って

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部屋に籠っていてはいけないと、体に鞭打ち、出かけてはみたものの・・・やっぱり暑い〜。死ぬ思いでした。(韓国語では1日に何回も死にそうになるのは普通です。)

で、行った先はソウル城郭が良く残っている駱山公園。

 

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地下鉄4号線漢城大入口で降り長寿路を登っていくと、いきなりソウル城郭が現れてびっくりします。ソウル城郭は14世紀末の太祖の時代から世宗を経て18世紀初めの粛宗の時代までの300年にかけて築城されたのですが、時代別に石の積み方がはっきり分かれていて、しげしげ見ながら歩くととても面白いのです。

 

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実際に城郭を築いたのはもちろん太祖や世宗ではなく名もない民衆で、その苦労は如何ばかりかと思いながら歩けば暑さも・・・やっぱり暑い、死にそうでした。延長18kmに及ぶこの城郭内が旧ソウルです。今日歩いた道はソウル城郭の外側に沿って歩いたので、昔はソウルではなかったわけです。

 

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城郭は山の稜線に沿って築かれたのですが、朝鮮戦争後にこの城郭沿いの斜面に貧民街が形成されました。村の名前は長寿村。

今、ここでは政府の定める最低生計費で実際に生活してみようと言う市民団体の体験運動が行われています。

 

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最低生計費は生活保護費や最低賃金決定の重要な根拠となる金額で、国会議員から現職新聞記者、学生までが参加し、長ければ1ヶ月、短いのは1日体験まで。私も参加したいと思ったのですが、鼾がうるさいのできっと追い出されると思い断念しました。

 

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