September 08, 2007
「月並みなはなし」みどころ
【ものがたり】
今より少し未来の秋の昼下がり、地球の温暖化が進み、ひとが月への移民をはじめたころの話。
郊外のとあるレストランの、テラスのある一室では、移民候補者たちの残念会が催されていた。厳しい選考試験の中で最終選考まで残った優秀なひとびとだが、結果は落選。の、はずだった。けれど、管理官と呼ばれるひとの一言によって、状況は一変する。
「補欠がでたので、一名の代表者を選んでください。制限時間は60分」
信頼しあい、助け合ってきた仲間たち。
だからこそ一人は月へと送ろうと、お互いを労りあい、傷つけあいながら話しあう。恋人たちは、月と地球の距離をおそれ、気持ちがすれ違っていく。
36,000キロの恋人たち、選ばれるのは一人。
【みどころ】
◆時間堂
時間堂は演劇をつくる団体です。
時間堂には二つの目標があって、一つは「素敵な演劇をお客さまにお届けすること」、もう一つは「素敵な演劇をつくるために必要なしくみをつくること」です。
時間堂が目指す「素敵な演劇」とは、まず、俳優が舞台上できちんと存在していること。そしてその上で丁寧に関係性を織り上げた、説得力ある物語を紡ぐことです。一幕一景のことが多く、音響や派手なしかけは無いことが多く、俳優の存在と脚本の内容を重視した演劇をつくっています。
また、「素敵な演劇をつくるために必要なしくみをつくること」のために、公演活動の他、ワークショップなどの色々なアウトリーチ活動を行っています。
ゆっくりと目標に近づければと思っています。そのためにはあせらずに続けていく覚悟とともに、多くの方との関わりが必要です。2036年には高校生のデートスポットとして演劇が一番人気がある、という社会にするというのが大きな野望です。
◆黒澤 世莉
2006年佐藤佐吉賞優秀演出賞受賞。いま若手で注目されている演出家の一人。スタニスラフスキーとサンフォードマイズナーを学び、1997年、時間堂としての活動を開始。「リュカ.」「王子小劇場プロデュース」など、外部演出を含め18本の演出作品がある。「舞台の上で深呼吸できる」俳優と客席をつくる演出に定評がある。また新国立劇場演劇研修所など指導者として活躍中。
◆出演者
前回公演『ピンポン、のような』から引き続き黒澤作品参加となるのは、雨森スウ、Oi-SCALEに出演した河合咲、ブラジルに出演したこいけけいこ(リュカ.)、ポかリン記憶舎に出演した境宏子(リュカ.)、そして中田顕史郎。また、昨年の『vocalise』から一年ぶりに登場するのは、乞局に出演した池田ヒロユキ(リュカ.)、まほろばに出演した鈴木浩司。
今まで以上の演劇成果を望むために、今回は、これまで黒澤が手がける公演やワークショップに継続して参加してきた俳優による、熟成した座組で公演に臨む。関係性はより豊かに、新鮮さは失わずに物語を立ち上げることで、本公演『月並みなはなし』は、これまでの時間堂の劇世界を継承しつつ、より強く心に響く作品になるだろう。
初参加は、クロムモリブデンや映像で活躍している木村美月。異なる経験を積んできた彼女は、今までとはひと味違った空気を運ぶ、重要な役割となるだろう。
なお、WキャストにはTBSドラマ「ジョシデカ!─女子刑事─」でも活躍の大塚秀記、紀伊国屋サザンシアターでのInnocentSphere公演を終えたばかりの足立由夏が加わることが決定。さらに彩りを増し、魅力ある公演が期待される。
今より少し未来の秋の昼下がり、地球の温暖化が進み、ひとが月への移民をはじめたころの話。
郊外のとあるレストランの、テラスのある一室では、移民候補者たちの残念会が催されていた。厳しい選考試験の中で最終選考まで残った優秀なひとびとだが、結果は落選。の、はずだった。けれど、管理官と呼ばれるひとの一言によって、状況は一変する。
「補欠がでたので、一名の代表者を選んでください。制限時間は60分」
信頼しあい、助け合ってきた仲間たち。
だからこそ一人は月へと送ろうと、お互いを労りあい、傷つけあいながら話しあう。恋人たちは、月と地球の距離をおそれ、気持ちがすれ違っていく。
36,000キロの恋人たち、選ばれるのは一人。
【みどころ】
◆時間堂
時間堂は演劇をつくる団体です。
時間堂には二つの目標があって、一つは「素敵な演劇をお客さまにお届けすること」、もう一つは「素敵な演劇をつくるために必要なしくみをつくること」です。
時間堂が目指す「素敵な演劇」とは、まず、俳優が舞台上できちんと存在していること。そしてその上で丁寧に関係性を織り上げた、説得力ある物語を紡ぐことです。一幕一景のことが多く、音響や派手なしかけは無いことが多く、俳優の存在と脚本の内容を重視した演劇をつくっています。
また、「素敵な演劇をつくるために必要なしくみをつくること」のために、公演活動の他、ワークショップなどの色々なアウトリーチ活動を行っています。
ゆっくりと目標に近づければと思っています。そのためにはあせらずに続けていく覚悟とともに、多くの方との関わりが必要です。2036年には高校生のデートスポットとして演劇が一番人気がある、という社会にするというのが大きな野望です。
◆黒澤 世莉
2006年佐藤佐吉賞優秀演出賞受賞。いま若手で注目されている演出家の一人。スタニスラフスキーとサンフォードマイズナーを学び、1997年、時間堂としての活動を開始。「リュカ.」「王子小劇場プロデュース」など、外部演出を含め18本の演出作品がある。「舞台の上で深呼吸できる」俳優と客席をつくる演出に定評がある。また新国立劇場演劇研修所など指導者として活躍中。
◆出演者
前回公演『ピンポン、のような』から引き続き黒澤作品参加となるのは、雨森スウ、Oi-SCALEに出演した河合咲、ブラジルに出演したこいけけいこ(リュカ.)、ポかリン記憶舎に出演した境宏子(リュカ.)、そして中田顕史郎。また、昨年の『vocalise』から一年ぶりに登場するのは、乞局に出演した池田ヒロユキ(リュカ.)、まほろばに出演した鈴木浩司。
今まで以上の演劇成果を望むために、今回は、これまで黒澤が手がける公演やワークショップに継続して参加してきた俳優による、熟成した座組で公演に臨む。関係性はより豊かに、新鮮さは失わずに物語を立ち上げることで、本公演『月並みなはなし』は、これまでの時間堂の劇世界を継承しつつ、より強く心に響く作品になるだろう。
初参加は、クロムモリブデンや映像で活躍している木村美月。異なる経験を積んできた彼女は、今までとはひと味違った空気を運ぶ、重要な役割となるだろう。
なお、WキャストにはTBSドラマ「ジョシデカ!─女子刑事─」でも活躍の大塚秀記、紀伊国屋サザンシアターでのInnocentSphere公演を終えたばかりの足立由夏が加わることが決定。さらに彩りを増し、魅力ある公演が期待される。

