(こちらは、前のブログ記事の続きです。)
《 3.陰・陽 の 色 》
◆ 講義担当 : 汐満 未佐子
1)【色相】 ・・・ ● 暖色 と ■ 寒色
2)【明度】 ・・・ ○ 明色 と ■ 暗色
3)【彩度】 ・・・ ● はでな色 と ■ じみな色
* ● 有彩色 と ■ 無彩色(白・黒・灰)
24色相環(PCCS)
−−− 略 −−−
B.国旗(日・韓)にみる色
→ → 前のブログ記事(その1)を参照のこと
http://blog.livedoor.jp/jugaku_net/archives/51304268.html
《 4.陰陽思想 と パーソナルカラー 》
A.パーソナルカラー 〔自分色〕 とは (by たかねデザイン研究所)
─── 自分にもっとも似合う色、あなたにとっての ベストカラー ───
◎ ヨハネス・イッテン :
パーソナルカラー の理論 / 色彩学者 / バウハウス(1919) 教授
・ 「 ── 調和のとれた配色とは、自分にとって快適な色の組み合わせ。
この色は、色相・明度・彩度 ともに生徒たちが生まれながらに持っている
髪・目・肌の色と調和する色調であった。」
・ 「 人は生まれながらにして、自分の似合う色を持っている。」
・ 「 泥のような色でさえ、まわりに持ってくる色によって、ヴィーナスの肌の色に
見せることができる。」
1. アンダートーン 《ベースカラー》
・ブルーアンダートーン 《ブルーベース》
・イエローアンダートーン 《イエローベース》
2. パーソナルシーズン
・ブルーアンダートーン
A。 夏 (パステルサマータイプ)
B。 冬 (ブリリアントウインタータイプ)
・イエローアンダートーン
C。 春 (ブライトスプリングタイプ)
D。 秋 (ディープオータムタイプ)
( ※ 「春・夏・秋・冬」は、一般的な季節とはことなります。)
■ パーソナル・シーズン の特徴
*各シーズン・タイプの特色一覧表
(肌の様子 / 第一印象/ 似合う色/イメージ/ プリント/ 芸能人では・・・ )
── 略 ──
B.風水 (陰陽五行思想) と 色
◆ 陰陽五行〔いんようごぎょう〕思想 ( 木・火・土・金〔ごん〕・水 )
・戦国時代の鄒衍〔すうえん〕による、「陰陽主運説」 :
木・火 を陽、金・水 を陰、に配当することで“陰陽説”と“五行説”が合体しました。
「土王説」は、五行の中心を 土 とし、黄色で表し脾臓・胃に配当しました。
「木」 = 陽中の陰
「火」 = 陽中の陽
「土」 = 太極
「金」 = 陰中の陽
「水」 = 陰中の陰
* 説明図 ── 略 ──
◆ 陰陽 と 色 (by たかね)
【色相】(PC.) 【明度】 【彩度】 【無彩色】
陰 : 寒色系(ブルーベース) ― 暗 ― 低 ―― 黒(玄〔くろ〕・玄人〔くろうと〕)
陽 : 暖色系(イエローベース) ― 明 ― 高 ―― 白(素〔しろ〕・素人〔しろうと〕)
◆ “五色〔ごしき〕”の思想 と イッテンの“ペンタード” (by たかね)
・ 五色〔ごしき〕 (※正色〔せいしょく〕 注 ) = 赤・青・黄・白・黒
・ “色料の 3原色” = 赤・青・黄 + 白・黒 ⇒ *すべての色がつくれる
※ 正色〔せいしょく〕 注) ── 【孔子と色】 エピソード
1)「紫の朱〔しゅ〕を奪うを悪〔にく〕〕む。──」 (『論語』・陽貨第17)
と紫色(服装)を嫌いました。
紫が濃艶〔のうえん〕で俗人から好まれ、
正色である朱色がその地位を奪われてしまったということでしょう。
(紫は赤味が失われているから? 孔子が単に嫌いだった?)
2)孔子自ら易を立て、 【山火賁〔さんかひ〕】 卦を得てふさぎ込みました。
雑色の卦であって正色ではないからです。(『孔子家語〔こうしけご〕』)
今では考えられないことですが、孔子の時代 2次色(中間色)は嫌われたのです。
◆ 命学 (気学・四柱推命) にみる色 (by たかね)
A。 九星気学 : 本命星 〔First Color 〕( )
月命星 〔Second Color 〕( )
傾斜宮 〔もう一人の自分・無意識〕( )
五行と九星図 / 略
《1》 《2》
B。 四柱推命 : 年柱干支 ── 幼年( )
月柱干支 ── No.2 ── 青年( )
日柱干支 ── No.1 ── 壮年( )
時柱干支 ── 晩年( )
C.パーソナルカラー 〔自分色〕の易学的(東洋的)考察 (by たかね)
◆ ロバート・ドアー [Robert Dorr]、 「カラーキー・プログラム」 (1928) :
KEY 1 ── ブルーベース = ( 陰 の気 )
KEY 2 ── イエローベース= ( 陽 の気 ) の 2タイプ (2元論)
◆ ヨハネス・イッテン の 調和論
◆ キャロル・ジャンクソン、『カラー・ミー・ビューティフル』 → 春・夏・秋・冬の考案
(1) アンダートーン 《ベースカラー》
・ブルーアンダートーン 《ブルーベース》
*寒色系(陰の気)/短波長
・イエローアンダートーン 《イエローベース》
*暖色系(陽の気)/長波長
(2) パーソナルシーズン
・ブルーアンダートーン
A。 夏 (パステルサマータイプ)
B。 冬 (ブリリアントウインタータイプ)
・イエローアンダートーン
C。 春 (ブライトスプリングタイプ)
D。 秋 (ディープオータムタイプ)
( ※ 「春・夏・秋・冬」は、一般的な季節とはことなります。)
【 太 極 】
陰 ────────── 陽 【両儀】
老 陰 ─── 少 陽 少 陰 ─── 老 陽 【四象(ししょう)】
冬 Winter 輝く、 枯れはてる、 氷/厳しい
夏 Summer 爽やか、 少々活動、 淡にして水
秋 Autumn 深い/こい、 実を結ぶ
春 Spring はずむ/活動、 花が咲く
「易に太極 (たいぎょく) あり。 これ両儀 (りょうぎ) を生ず。
両儀は四象 (ししょう) を生じ、四象は八卦 (はっか) を生ず。」
(『易経』・繋辞伝)
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◆ 嬉納(きな) 禄子(さちこ)
プロフィール :真儒協会副会長、たかね易学研究所教授。
高根秀人年 氏高弟として、各種の講座・講演を担当。
経験・実績の豊かなベテランです。
◎認定易学鑑定士/宅建主任者/カラーC/アロマテラピスト/福祉住環境C ほか
◆ 汐満(しおみつ) 未佐子(みさこ)
プロフィール :真儒協会理事、たかね研究所教師。
真儒協会特別セミナー、たかね研究所特論を中心に担当。
風水やカラーのスペシャリストとして、広く社会の各界で実際的に活躍しています。
◎1級カラーC/P.カラーアナリスト/アロマテラピスト/ヨガ教師 ほか
以上。
(この続き、“むかしの中国から学ぶ” 第4講 「五行(中国医学) 」 は
次のブログ記事に掲載しております。)
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