儒灯

【温故知新】儒学の普及に力を注いでおります真儒協会 会長、高根秀人年の個人ブログです。 『論語』、『易経』を中心に、経書の言葉を活学して紹介して参ります。 私個人の自由随筆、研究発表などのほか、真儒協会が毎月行っております定例講習についても掲載しております。

公開セミナー

特別講演 「儒学・五行(風水)思想からみたアジア(中・朝・日)の交流」

特別講演(2008年9月)












photo_20080914_2












 定例講習受講生からの招聘〔しょうへい〕を受けて、
京都・四条河原町の至便の地で、特別講演を行いました。

 受講希望者に、韓国語を学んでいたり
韓国・朝鮮の文化に関心を持っている人が多いとのことだったので、
アジア(中・朝・日)の文化交流を儒学・五行(風水)思想の視点から概説いたしました。

韓国の国旗(大極旗/テグキ)が、易の大極と四象〔ししょう〕を示しているように、
儒学(=易学)と韓国の係わりは、現在に至るまで深いものがあります。

 PM.1:30〜開始。 1部:講演、 2部:講演と実演 の構成で、
約3時間余り講じました。

アシスタントとして、易学鑑定士・嬉納禄子〔きなさちこ〕先生、
カラーアナリスト・汐満未佐子先生を伴いました。

2部の実演で、嬉納先生には五行思想(九星気学)に基づく
自分のイメージカラー、ラッキーカラーを確かめてもらいました。

汐満先生には(米流)パーソナルカラー理論に基づく診断実演をお願いいたしました。

また、終了後、希望者には個人的にP.カラー診断を実施いたしました。

 斬新〔ざんしん〕なテーマと豊富・多彩な内容で、
アジア3国の交流を分かり易くポイント解説していると好評を博しました。
講師として、嬉しく思っております。

 

※ 配布資料の一部として用いました“儒学年表”は、
  完成した形で真儒協会HP.( 文字検索“儒学に学ぶ”、儒学の歴史・あらまし )
  でご覧になれます。

http://jugaku.net/jugaku/history.htm

これは、中・韓・日 の3つの国の年表を並置したオリジナル年表です。 

3国の交流のプロセスや“儒学(朱子学)文化圏”が形成されたとの 私の考えが、
年表の上で視覚的に確かめられます。

 “儒学年表”で、チャングム(実在の医女)の時代 【16世紀初の「李朝」・(中国 明王朝・我国 室町)】 や、太王四神記の時代 【「高句麗」・(中国 南北朝分裂時代・ 朝鮮半島に「百済」・我国「倭」=大和王権】 を確かめておきましょう。

※ 講演終了後、アンケートによる感想を頂戴いたしました。 
  2・3 付記しておきます。

・ 「とても詳しい資料と とても良い声で、知らなかったことを沢山聞くことができました。
  とてもわかりやすかったです。/聖徳太子や大王四神記、チャングムの誓いなど・・・
  身近な話題も多くて楽しかったです。」

・ 「とても高度なお話しでしたが、テレビ番組など、
  親しみやすいお話しを入れて頂いたので、分かりやすく・・・、
  貴重なお話しをありがとうございました。」

・ 「全く儒学の事をしりませんでしたが、大変興味深く聞かせて頂き楽しかったです。 
  ―――― 息子と話す、楽しみの1つが出来ました。
  先生のお話は最高でした!!」

     − − − − − − − − − − − − − − −



 「 儒学・五行(風水)思想からみたアジア〔中国・朝鮮・日本〕の交流 」 レジュメ

                           真儒協会会長 : 高根 秀人年

 「北京奥林匹克〔オリンピック〕」が開催され(2008.8.8)、世界諸国が集い、
中国が文化で彩(いろど)られています。

かって“文化大革命”(30年余り前)で、強力に弾圧されたことが信じられない程に、
儒学(孔子・『論語』や風水)思想が復活再生〔ルネサンス〕されつつあります。

 さて、かつてアジアは、すぐれた文化圏として親密に結ばれていた時代が
幾たびかありました。
それは、例えば、中国を父母とし朝鮮・日本を兄弟姉妹とするようなものでした。

日の出づる処〔アズー :ASU〕 = アジア〔ASIA〕”を構成する
中国(地域)、朝鮮(半島)、日本(列島)の交流のあらましを
儒学・五行(易学、風水)思想の視点から、概説してまいりましょう。


§.1 部 : アジア(中・朝・日)の文化交流のあらまし

                      ( cf.真儒協会 HP. “儒学年表” )

 “日の出づる処”アジアが 文化的に交流し、結び付けられたのは、
文字(=漢字)と儒学(の思想)によるところが大でありました。

 まず、文字の日本伝来

文字を持たない我国に、応神天皇16年 (西暦285年?、405年?)、
朝鮮(百済:くだら)の博士 王仁〔ワニ〕が、『論語』10巻と 
『千字文〔せんじもん〕』 1巻をもたらしました。

やがて日本は、中国の漢字を日本的に変容させて
( ex.漢文訓読、かな文字の発案など)受容・吸収いたしました。

 次に、儒学文化圏の形成
文字の伝来・受容は同時に儒学の伝来・受容でもありました。

その儒学は、永きにわたって我国の政経・社会・文化の“いしずえ”となり、
美しい日本人の精神 = こころを形成してまいりました。

聖徳太子は、(日本史に登場する)その最初の儒学的教養人指導者で
あったともいえましょう。

儒学による大文化圏の形成は、日本の遣(隋)唐使節の時代〔大唐文化圏〕に続き、
徳川幕府が、“朱子学(しゅしがく :朱子によって大成された新儒学)”を
官学(正学)として採用した時代に実現
いたすます。

日本(江戸幕府)と朝鮮(李氏)との間では、“朝鮮通信使”の交流がありました。 
ーー アジアにとって、平和で文化の繁栄した時代でした。

 そして、儒学(易学)思想を中心的に形成する源流思想である 
陰陽五行思想”を紹介いたしました。

四神相応〔ししんそうおう〕や風水〔ふうすい〕として、人々によく知られているものです。

日本の例として、キトラ古墳や高松塚古墳の壁画、
「京都」や「江戸(とうきょう)」の風水思想による都づくり、街づくりを紹介いたしました。

朝鮮の例として、(韓国ドラマの)‘太王四神記’や
‘チャングムの誓い’(漢方・中医学・易)を紹介いたしました。

 結びとして、アジアの現状と展望。

第2 WAR後、儒学とその思想が、伝統文化なるがゆえに、共産化・“文化大革命”(中共)、
“大東亜戦争敗戦”・米による占領政策(日本)によって弾圧・忘却させられました。

私は、儒学交流年表で それぞれ“暗黒時代”と“蒙の時代”と表現してみました。

朝鮮は南北に分断され、北は共産国となっています。

いま、“古き良きもの”・“不易なるもの”として、それらが見直され 再生されようとしています。


§.2 部 : 五行(風水)思想と色 【講演と実演】

 21世紀は、“色の時代 : Color Ages ”とも呼ばれています。
また、国際化の時代でもあります。

儒学・五行思想の身近な具体例として、“色”に視点を絞って
アジアの交流のあらましと、(欧)米との交流の現状を提示してみましょう。

 まず、東洋における“色”の思想は、陰陽五行思想にもとずくものです。
五色(ごしき)・禁色(きんじき)・位階色(いかいしょく、服色制度)、
風水や四神相応のなかの色がそれです。


○ 自分の色 A (東洋流) : 第1カラー、第2カラー
   五行思想にもとずく、自分のイメージカラー・ラッキーカラーを
   伝統的「九星気学」で確かめました。 (万年暦使用)
       ※ アシスタント : 認定鑑定士・嬉納 禄子(きなさちこ)先生

○ 自分の色 B (欧米流) : 第1カラー、第2カラー
   次に(欧)米における“色”の研究と現状を紹介しました。
   もっぱら米で発展した色彩学、色彩心理学、パーソナルカラー〔自分色〕の理論です。
   《 パーソナルカラーの理論紹介とモデルによる診断実演 》
   ※ 担当アシスタント : カラーアナリスト・汐満 美佐子(しおみつみさこ)先生

○ 国際化の時代における(欧)米と東洋の交流
   国際化の時代を迎え、(欧)米と東洋とがグローバルに交流してまいりました。
   その交流の中で、アジア的(日本的)なものを創っていくことが必要です。

 今回 例示いたしましたパーソナルカラーは、ブルーベースとイエローベースに2分し、
更にそれぞれ2分してフォーシーズンに類型立てるものです。

これを東洋の“陰陽の思想=易学の思想”によって捉え直すことができます。

また、色彩の原理論に関しても、“東洋の五色〔ごしき=正色 :赤・青・黄・白・黒〕の思想” と
イッテンのペンタードとの同一性が指摘できます。

※ 【たかねデザイン研究所・色彩研究所の研究試論による】



■ おわりにかえて

 以上、儒学を中心とするアジアの交流のあらましと、
各論として色文化の現状を見てまいりました。

かつて、アジアを結び付けた文字・儒学・(宗教では仏教)の流れは、
中国 → 朝鮮 → 日本 というものでした。

 現在、国際交流の時代を迎え、欧米とアジアという視点から考えていかなければなりません。
アジアも、中国は政治的に共産化、朝鮮は南北に分断(北は共産化)、
日本は(占領後)アメリカ化し個々混沌としてまいりました。

例えば、色文化の流れみても、
1つには、 (欧)米 → 韓国 → 中国 が考えられます。
が、日本を経由せずに直接 米 → 韓国 、
さらに(米中関係の変化から) 米 → 中国 も考えられます。


 『論語』に、古くていつも新しい“温故知新”という言葉があります。

アジアが、新しい時代の要素を加えて良く交流し、
儒学に代表される優れた文化で再生〔儒学ルネサンス=オリエンタル・リナシメント〕すること。

そして、我国の持つ“陶鋳力〔とうちゅうりょく :優れた受容吸収能力〕”が発揮され、
日本的ルネサンスが実現することを望んでやみません。
 

「儒学に学ぶ」ホームページはこちら → http://jugaku.net/

公開セミナー「あなたのための風水・カラーセミナー」

あなたのための風水・カラーセミナー画像1











あなたのための風水・カラーセミナー画像2














「儒学に学ぶ」ホームページはこちら → http://jugaku.net/
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ