東大に限らず大学に入ってから取る資格にはいろいろあるが、最も難関なのが司法試験であることは子供でも知っている。司法試験に合格できれば、弁理士や行政書士など他の資格の仕事もできるので最も効率がよい。
だが、この司法試験に合格するための勉強は大学受験の比ではない。
毎日15時間以上勉強する人もたくさんいる。それでも合格できずに止めて行く人も多い。
私の知り合いの中には、7年間司法試験に挑戦したが結局諦めて企業に就職した人もいる。もちろん、東大法学部卒なのだが・・・
なので、東大法学部に入れば司法試験に合格できるかと言えば、100%合格できるわけではない、ということだ。
これは、灘高や、開成高校に入れば誰でも東大に合格できるわけではない、というのと似ているのかも知れない。
とはいえ、灘高や開成出身者の相当部分が東大に入るのと同じように、東大法学部生の相当部分が司法試験に現役もしくは1留程度で合格するのも確かである。実は上記の知人は例外に近く、私の他の知人は現役とか1年留年程度で司法試験に合格している。そして既に年収1億を軽く超えている人もいる。
しかし、その人はかなりの期間をかけて年収1億に達したのだが、弁護士を始めてたったの3年程度で年収1億を突破することもある。
それが荒井裕樹氏だ。中村修二さんの青色発光ダイオードやサミーアルゼの裁判を担当した弁護士である。私もある東大関係の会で会ったというか見たことがある。
今日情熱大陸という番組に出ていてちょうど私も見ることができた。中村修二さんの職務発明訴訟やサミーアルゼは200億、87億とかで訴額が大きいので報酬も桁外れであることは容易に想像がつく。(もっとも、正確には判決額とか和解額はこれよりも小さいので報酬もそれにしたがって下がるのだが)
つまり、大学に入って司法試験に合格できれば、年収1億というちょっと想像できない世界が待っている。
サラリーマンなら、大体年収1千万、大企業の役員で2千万、外資系のような企業の社長なら1億程度なのだが、弁護士になって成功すれば、日本の上場企業の社長以上の年収がすぐに得られる場合もあるということだ。
もちろん、お金が全てではないが、弁護士資格は勉強しないことには得られない。大学に入った先には、こうした想像を超える世界が待っている。受験勉強を通じて勉強する習慣をつけておけば、司法試験にも役立つだろう。
受験勉強は想像できないくらいあらゆる可能性の扉を開いてくれるのだから、やればやるほど明るい未来が待っていると信じて頑張って欲しいものだ。