受験競争からドロップアウト

大手塾から独立までの経緯や、塾業界ネタ、教材紹介など塾屋にまつわるネタで書いていきます!塾的小商いのすすめ!

【受験競争ドロップアウト・第15話】異常なわたし

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千葉県の公立高校入試が近づいている。

 

みんなが入るのに争っているのは「普通科」だ。

 

普通を争うってどういうことだと思ってしまう。

 

「あなたは普通ですか」かと聞かれたら、「はい普通です」と答えるだろう。

 

「いいえ異常です」などと答えるものなどいるものか。

 

 

ほとんどの人が「普通科」を進路に選ぶのだけど、それは「選択した」といえるのだろうか。

 

みんな「普通」を選ぶけど、「なぜあなたは普通にしたのですか」という質問には、ほとんどの人が答えられないだろうな。

 

私も答えられないよ。

 

みんなが選ぶからなんとなく選ぶのだと思う。

 

                                                                                                    

 

みんなで同じように動いていれば、何かあったときに全滅することはない。

 

弱い草食動物たちが群れでサバンナを移動しているところをテレビでみたことがある。

 

もし天敵の肉食動物が襲ってきたとしても、誰かが捕まってやられている間に逃げればいい。なるほどと思う。

 

 

でも私は最初に食われてしまう哀れな草食動物かもしれないよ。




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【受験競争ドロップアウト・第14話】受験でおさらば

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もうほんと受験直前の学校って嫌だ。


入試になる前は仲良かった子は公立受験組で、私が私立単願と決まった頃からあまり絡まなくなった。


その子はみんなに「LINE辞めます!」宣言してたんだけど、それってその子の成績が上がらないのは「お前らと連絡とってたから」ってことでしょ。


そんなこと言われたらもう絡めなくなるし。


受験ってその人の本性が出ると思う。


自分が一番辛く頑張ってるときだから。なおさら。


そういうときでも人に優しくできるかで長く付き合えるかが決まるのかも。


もし災害が起きて私が助けを求めたら、そういう子たちは私を助けてくれるのだろうか。

私を突き飛ばして自分だけ助かろうとするのかもしれない。



そう考えたら、受験を通してあまり絡まなくなった子達は、バラバラの高校に進んだらもう一生会わないのかもしれない。


入江は受験を通じて人間関係を憂うようになっていた。


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【受験競争ドロップアウト・第13話】スクールカーストだと現在最底辺

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みんなが価値が高いとするものは、競争が激しい。

そうなると私は負けてしまう。

みんなが価値がない、あるいは低いと思っているものなら私でもやれるかも。

いったいなんだろう。そんなものあるだろうか。

いわばゴミのようなものでしょ。

そんなことを考えながら、その日は学校に行った。

学校は、いつものように受験直前ムード。あと1週間ほどで公立高校の入試が始まる。

私のような私立単願組以外のほとんどの人が、休み時間まで勉強している。

いっぱい書き込んだ参考書を大事そうに眺めている人もいるし、問題集を解いている人もいる。

そういえば、学校の雑用はいつも私たち私立単願組だ。

勉強もせずに暇だろうから仕事をしろというのだ。

法の下の平等とかないですよ私たち私立単願組には。

クラスの何人かは「いいよね。受験終わってて。」と私に言ってくる。

だから学校は全く楽しくない。

楽しく笑っていれば「あいつら私立単願だから」と言われ、

周りを気にして大人しくしていれば「気を使わなくていいよ」と言われる。

どこかみんな上から目線なんだよな。

スクールカーストで言えば、現在の私たち私立単願組は最底辺に位置しているのかも。

みんなのお手伝いや雑用はあたりまえだし、肩身の狭い思いをしているんだから。

こんな仕打ちをされるのは、入試制度が原因だろう。

私は私立高校へ行くと決めただけで、テストがないのは私のせいじゃないし、公立受験組より早く入試が終わるのも私が決めたことじゃない。


あと1週間の辛抱だ。入江は何度も自分に言い聞かせた。

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