2010年05月09日

XPERIAのバッテリー消費を抑えるには【Task Manager編】

XPERIAはバッテリーがもたない。
XPERIAに限らず、スマートフォンと呼ばれるものは
たいていバッテリーもちが悪いと言われています。

といってもさすがに1日もたないのは酷過ぎる。
誇大表現でもなく、購入当初はホントに1日もちませんでした。
家を出て会社から帰る前に死亡…orz
しかも特に操作することなくそのペース。
前回記事にした設定を行ってもほとんど減りは変わらない。
これは一体どういうことなんだ!?

原因は自分で意識していないところで通信を行っていることでした。

AndroidはマルチタスクOSです。
しかし、パソコンのようにタスクを自分で終了することを意識する必要はありません。
というか、任意のタイミングでタスクを終了させることが出来ないのです。
これって楽なところでもあるんですが、
何をやっているのか自分で把握出来ないのがちょっと怖いところ。

実際にいろいろやってるんですよ。裏でコソコソ。
というのも、Androidにはウィジェットという機能があります。
これはホーム画面に様々な情報をリアルタイムで表示しておけるという機能。
表示出来る情報は端末内部の情報だったり、
ネットワークから取得した情報だったりします。

ネットワークから情報を取得するということは、
つまるところ通信を行うわけですから、もちろんバッテリー消費は激しくなります。
こういうアプリって大抵常駐していて、勝手に通信を行っているわけです。
アプリによっては更新の頻度を変更出来るものもありますが、
出来ないものもあったり。
しかも、ウィジェットを登録してないのに(インストールしただけで)、
バンバン通信しちゃってたり。
そりゃ、バッテリーも息上がりますって!!!

そんなわけでタスク管理アプリを入れてみます。
タスク管理アプリとは、
本来Androidが自動でタスク終了してくれるものを手動で(意識的に)終了させたり、
起動中のタスクを切り替えたり出来るアプリのことを言います。
Androidマーケットでタスク管理アプリを検索すると
結構な数のアプリが出てくると思います。
その中で私が使用しているのは、「Task Manager」。
と言っても同名のアプリはたくさんあるので
「Rhythm Software」さんが配信している「Task Manager」を紹介します。

Task Manager:Rhythm Software←Android端末でクリック

このアプリが他のタスク管理アプリより優れているところは、
常駐アプリの管理も行えるところです。
タスク管理アプリといっても、常駐アプリの面倒まで見てくれるのは意外と少ないんですよね。
単純にタスクを終了させることでバッテリーは延びるようですが、
それ以上にここでは通信をさせないということを主眼に置いてみたいと思います。

んでは、ここからアプリの簡単な操作説明でも。

Task Managerを起動してみると、現在メモリを占有しているアプリが表示されます。
ここで【Kill Select】をタップすると、
アプリ名称の右側にチェックが入っているアプリが終了します。
これが手動でのアプリ終了方法。

さてさて、このアプリの本質はオートキル。
つまり、自動でアプリを終了してくれるところにあります。
アプリ終了のタイミングはスリープモードに入ったとき。
しかし、その機能を有効にするには予め設定をしておく必要があります。

まずはTask Managerを起動します。
ここでオートキルしたいアプリにチェックを入れ、
メニュー画面を表示したところにある【Auto-Kill Select】というキーをタップ。
設定はこれで完了。
設定したアプリは【Auto-Kill List】から確認できます。
スリープモードから復帰すると、設定したアプリが終了していると思います♪

オートキルは非常に便利なのですが、設定するアプリは考えないといけません。
例えばブラウザ。
これをオートキルに設定してしまうとスリープモードに入るたびに
ブラウザを立ち上げて目的のページへ移動しなければなりません。
オートキル設定するのは、
一画面くらいしか出ないような手間のかからないアプリが対象になるのかな。
ちょっと考えながら使わないといけないのが初心者向けではないですな。

その他、【Ignore Select】というものがありまして、
これを設定しておけば、Task Manager起動時のリストには表示されなくなります。
また、オートキルされることもありません。
常駐させておきたいアプリはこっちに設定しておくと良いかもねぇ～。

それぞれの設定を解除したい場合は、
リスト画面を開いて解除したいアプリにチェックを入れて、
【Remove】することで解除されます。
この辺のUIがちょっと直感的じゃないのがこのアプリの難点ですが、
まぁ慣れてしまえばたいした問題ではありません。

このアプリはウィジェットとして登録することで、
ホーム画面ワンタッチでタスクを終了させるということも可能です。
どんなタスクが立ち上がっているのか確認せずに消しちゃうのは
あんまりよろしくないとは思いますけど、
設定が完璧であるならば簡単に操作できるので良いのかもしれません。

また、Task Manager起動時に表示されるリストでアプリ名称をタップした場合、
そのアプリを終了させるような動作になっていますが、
設定を変えてやることによって、
タスク切り替えのアプリとしても使用することが出来ます。

工夫次第でいろんな使い方が出来るのもこのアプリの特徴かと思います。
バッテリー時間に悩まされている方は一度使ってみてはいかがでしょうか？
うまく使えば、バッテリーで悩むことはほぼ皆無かと思います。
私の場合、ほとんど活用出来ていないこともあるのかもしれませんが、
2日くらいは充電しなくてもいけるくらいになってます。
オススメです♪