4月29日に阿久比球場で行われた第1試合、向陽−愛知啓成の観戦記です。
勝った方が夏のシード権を手に入れる大事な試合。快進撃を続ける向陽がどんなチームか見たくて足を運びました。

向陽
200100000|3 H5 E1
000200000|2 H6 E0
愛知啓成

向陽
青山−堀田
愛知啓成
庄村、野松、堀田、佐藤−深谷
投手成績
向陽
青山(1) 9回 106球 被安打6 死球2 三振5 失点2
愛知啓成
庄村(11) 1回0/3 20球 被安打3 四球0 三振1 失点2
野松(1) 4回 29球 被安打1 四球0 三振1 失点1
堀田(19) 2回 34球 被安打1 四球0 三振3 失点0
佐藤(18) 2回 19球 被安打0 四球0 三振1 失点0
向陽の青山投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ。コントロールが良く、外の出し入れで上手く打ち取っていました。
愛知啓成の庄村投手は右のスリークォーター。まっすぐはそこそこ。
野松投手も右のスリークォーター。まっすぐはまぁまぁ。フォームはほぼ一定で投げていました。
堀田投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。まっすぐに力がありました。
佐藤投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ速い。コントロールが安定していました。
4投手とも大府戦で見ました

スタメン
向陽
5加藤 4コハツ 7木村 6小泉 1青山 8尾崎 3鈴木 9浜名 2堀田
愛知啓成
7浅井 6小笠 2深谷 8大谷 3山本 9地徳 5後藤 1庄村 4所

(試合経過)
1回表、2死から3番木村がヒット。4番小泉がまっすぐを捉えてレフトへ2ランホームラン。向陽が2点先制。
1回裏、1死2塁から3番深谷のセンターへの当たりを追いつきながら落球し、1死2,3塁に。しかし、4番5番が倒れ絶好のチャンスを逃す。
2回表、無死1塁でピッチャー交替、野松。送って1死2塁としますが、後続は続かず。
4回1死から5番青山が変化球に泳ぎながらもしっかり振り抜いてレフトポール際に飛び込むソロホームラン。3−0
4回裏、5番山本が2ベース。6番地徳の連打で無死1、3塁とし、7番後藤の犠牲フライ。さらに2死2塁から9番所が3塁線を破るタイムリー2ベース。尚ものチャンスは倒れ0点。3−2
5回裏、1死1塁から4番のゲッツーでチャンスを潰す。
9回裏、1死から6番地徳が2ベース。7番の三振の際に盗塁で2死3塁としましたが、最後いい当たりもレフトライナーで試合終了。向陽がシード獲得です。
向陽がどんなチームかに注目していましたが、いくつか特徴がありました。
ストライクをとにかく振る。相手の球数が少なくてもいいと割り切ってる感じ
ノースリーからでもスイング。
ピッチャーはストライク先行。3球勝負でも行く。
このあたりはチームで徹底していました。
もしドラでやってた話かな?と思いましたね。でもそれが思い切りを生んでホームランになったと思います。

青山投手の投球が見事でした。審判のゾーンが広かったのも事実(ボール2つくらい広い時あった)。でもそこを狙ってきっちり投げ切るので、審判の手が上がるんですよね。そうなると、ボール臭くても打ちにいかざるおえなくなりゴロが増えた展開でした。守備はそんなに上手ではないですが、出来ることを一生懸命やっていてアウトを重ねた。こういう展開になると終盤は動きが良くなりますしね。
でも、条件が重なったのは事実ですけど、啓成に勝ち切ったのは素晴らしかったと思います。
夏はシード。組み合わせがどうなるか分かりませんが、上手く戦えるように調整してほしいですね。

啓成は初回の1死2,3塁で4番大谷君の見逃し三振がこの試合の苦しい展開を呼んでしまった感じ。5回にも大谷君がゲッツー。4番のブレーキは試合に響いてしまいますね。
投手は後ろで投げた2人、堀田君と佐藤君の投球が収穫ですね。向陽のようなチームには、球威で押す投球の出来る2人のような投手のが良かったとは思いますが、課題の投手力を整備するいいきっかけにしたいです。
後藤選手が復帰。さすがに守備でいい動きを見せていました。
夏はノーシードになりましたが、底上げを図って夏を迎えてほしいです。