2019年9月9日(月)

 大分市と豊後大野市にまたがる大分県県民の森。その中央部に位置する平成森林公園 内の さくら園は標高600mの高台に位置しており、約4haの敷地に開花時期の異なる4種類の桜(ソメイヨシノ・大島桜・枝垂桜・八重桜)が植えられているため、3月下旬から4月中旬にかけては近隣からの花見客で賑わいます。

平成森林公園 さくら園の場所はこちら

グーグルマップ

 シーズンオフのさくら園は特にイベントもなく閑散としていますが、桜の木の下の草地にはたくさんの山野草が自生しており、半月から数週間の単位で花が入れ替わるため、季節ごとに訪問したくなる場所です。前回は秋雨前線の停滞する8/20に訪問して霧の中で咲く花たちを鑑賞してきました。

前回(8/20)のようす→平成森林公園さくら園 濃い霧に包まれて

 9月上旬に入ると太平洋高気圧の勢力が再び強まり、秋雨前線を北へ押し上げて真夏のような暑さが戻ってきました。大分市では9/3からこの日まで晴天が1週間続いています。初秋の花たちがたくさん咲いていることを期待して、平成森林公園 さくら園を散策してきました。

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本日の行程:芝生広場・駐車場→ソメイヨシノエリア→八重桜エリア→展望台・ツツジ文字→(紅葉の森側の遊歩道)→芝生広場・駐車場

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さくら園の駐車場に設置された 平成森林公園ガイドマップ ※西ゾーン

本日散策する さくら園 はピンク色のエリアです。

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さくら園の駐車場に隣接する 芝生広場。画像右後方のソメイヨシノエリアからスタートして、画像右奥の東屋へ戻る  いつものコースで散策します。

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木洩れ日の眩しいソメイヨシノの林。遊歩道部分の草刈りは行われているのでスニーカーでも散策可能ですが、花を見るなら長靴があったほうが安心です。

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ソメイヨシノエリアと八重桜エリアの間の谷に敷かれた木道

 1週間ほど晴天が続いたため普段より乾燥した感じですが、桜の木の下とはまた違った花を見ることができて楽しい場所です。

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軽く登り返して八重桜エリアにやってきました

 9月とは言え、昼間の日射しはまだ強く、油断していると日焼けをしてしまいそうです。

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八重桜エリアの東側にある「県民の森」のツツジ文字

 大気が不安定な日は午前中からガスに覆われることも多いエリアですが、この日は夏の色を残した空が見えていました。

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ツツジ文字の裏手にある東屋ふうの展望台

 前回は霧に覆われていたためスルーしましたが、今日は近くまで登ってみました。

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展望台から眺めたソメイヨシノエリアと烏帽子岳(左奥)。

 ソメイヨシノの紅葉はまだ始まっていませんが、モミジよりずっと早く色づくため、近くを通る際はチェックしておきたいです。

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マタタビ谷への分岐点まで下ったら、「紅葉の森」に沿って登り返します。画像のケヤキが色づくのは11月上旬なので、その時期には必ず訪れたいですね。

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東屋のところから芝生広場 に戻ってきました。

 烏帽子岳の上に浮かぶ雲は「これから夏の入道雲になろうか? それとも秋のちぎれ雲になろうか?」と思案中のようです。

さくら園周辺で見た花
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ヒガンバナ(彼岸花) ヒガンバナ科・ヒガンバナ属

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シラヤマギク(白山菊) キク科・シオン属

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ツルボ(蔓穂) キジカクシ科・ツルボ属

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クルマバナ(車花) シソ科・トウバナ属

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オミナエシ(女郎花) オミナエシ科・オミナエシ属

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ミズギボウシ(水擬宝珠) キジカクシ科・リュウゼツラン亜科・ギボウシ属

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コバボウシ(小葉擬宝珠) キジカクシ科・リュウゼツラン亜科・ギボウシ属

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コマツナギ(駒繋ぎ) マメ科・コマツナギ属

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サワヒヨドリ(沢鵯) キク科・ヒヨドリバナ属

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ヒヨドリバナ(鵯花) キク科・ヒヨドリバナ属

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ワレモコウ(吾亦紅・吾木香・吾妹紅) バラ科・ワレモコウ属
今回の散策の目的のひとつはこの花を見ること。結構な密度で咲いていました。

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コウゾリナ(顔剃菜、剃刀菜) キク科・コウゾリナ属

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サイヨウシャジン(細葉沙参) キキョウ科・ツリガネニンジン属
前回訪問時から爆発的に花を増やしていました。

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ギンリョウソウモドキ(銀竜草擬) ツツジ科・シャクジョウソウ属

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ゲンノショウコ(現の証拠) フウロソウ科・フウロソウ属
くじゅうで見るイヨフウロ(シコクフウロ)より小さめですが、色が濃いので目立ちます。

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キンミズヒキ(金水引) バラ科・キンミズヒキ属
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 前回の霧の中の散策から一転、この日は夏を思わせる青空の下でさくら園を散策したため、足元の花たちがとにかく輝いて見えました。高原の強い日射しと賑やかなセミの声には夏の余韻が感じられましたが、ワレモコウやサイヨウシャジンを見ると秋の訪れを感じますね。これからの季節は花だけでなく、木々の葉の色の変化にも注目していきたいところです。