エドモントンブログ

エドモントンというバンドで岡崎を中心に活動しています。。
エドモントンホームページも覗いてみてください!。
http://edmontononline.jp/。

機材紹介・ギター編

最近手に入れたギターもあり、手放したギターもあり、ということで、今現在所有している選りすぐりでお気に入りのギター達を紹介しようかなと思い筆を執りました。
好きを言葉にするって素敵ですので、是非ともあなたの好きな機材も教えて欲しい次第です。

機材にあまり興味のない方々は、「別に、何使ったって一緒でしょ?」とお思いかもしれない。
一理ある。大事なのは何を演奏するか。誰と演奏するか。どんな風に演奏するか。そういうものかもしれない。しかし、音楽が心の表現という側面も持つのであれば、「何で演奏するか」というのもまた、大事な要素のひとつになるのではないだろうか。ネテロ会長の心Tシャツ然り、シャーマンキングのオーバーソウルに使う媒介然り、「思い入れ」というのは存外大きな力を持つ。結局のところ、こんな人生でも、それでもまだ僕がそれを捨てられないのは、”僕が続けて来たものだから”という思い入れ以外に他に無いのかもしれないのだから。

前置きが長くなったけれど、まずは一本目。
『オーダーのテレキャスター』
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メインギター。
それまでソロの弾き語りでやっていたエドモントンを「バンドでやっていこう」となった時、大阪の工房でオーダーして作って貰った。エドモントンの音源の全てのバッキングはこれで録っている。「朝露と憩う」のリードはこれで録ってたと思う。ライブでもずっとメインで使ってきた。
大阪の工房にその時使ってたギター(Vanzandtのストラト)とアンプ(VOXのAC30)を持っていき、エドモントンの音楽を聴いてもらったり、どういう音が好みかを相談してパーツを選んだり、ボディーの木材も選ばせてもらった。良い木材が入手困難な為、ギター作るのはこれが最後かもという話だった。ピックガードやコントロール部、PUカバーまで木材なところが拘り。フルウッドギター。職人さんの拘りが強くて色も塗りたくないと言っていたがお願いして塗ってもらった。学校の机みたいに、生活の傷や使用感がどんどんギターを成長させて欲しいという願いが込められている。
ガラスのように澄んだ音がする。でも鋭さはあんまりなくて繊細。夏、プールの底から見上げる光みたいな音。お気に入りのギターで、これからもどんどん使い込んでいきたい。

二本目。最近買った。
Vanzandt  JMV R2
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ヴァンザントのジャズマスター。最近購入。もうギターは必要ないかなと思っていたけれど、あまりに良いギターに出会ってしまったので買ってしまった。ギターを選ぶ時に僕が信用しているポイントとして「Eのオープンコードを弾いた時の感覚」があって、このギターはまずそこがめちゃめちゃ良かった。ジャズマス特有のエアー感が抜群に気持ち良い。ストロークした時に和音がバランスよく綺麗に前に飛ぶ。バッキングする時の感覚が一番アコギに近いと感じた。長年使ってきたアコギとカラーが同じなのもエモポイント。ホーネットスイッチというのが搭載されていて、ONにするとPUが直列になって音が太くなるのも嬉しい。ジャズマスのハイに癖のある音が軽減される。使い分けができるということ。ジャズマスブリッジの弦落ちや弦高が勝手に下がる現象がたまに出るけど、まあそこは考えていきたい。どっかが共鳴してる音がちょっと気になる。テールピースのとこにスポンジかませたい。
あと、ヴァンザントのネックの感じ大好き。「木」って感じがする。
かき鳴らしたくなるギター。そういう音楽ももっとやりたい。

三本目。
Vanzandt  STV70R』
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ヴァンザントのストラト。19歳の時に初めて買った高いギター。それでも当時は今よりずっと安かった。それまで練習用の安いギターを使っていて、音とかもわからんかったので、これを買った理由は五十嵐隆がその時ヴァンザントのストラトを使っていたから。
当時は色もピックガードも違っていたがリフィニッシュした。ソニックブルーだったけれど退色して白に近くなった。ピックガードはミントグリーン。電撃ビームみたいな音がして使いこなせなかったのでリンディフレーリンのPUに替えたらめちゃめちゃ使いやすくなった。デカヘッドがいい味出してる。
雨の日みたいな音がする。その叙情が大好き。
ひとりで宅録で作ったアルバム「盛夏」のギターは全部これで録った。
最近では夏のレプリカ計画Vol.1のときBUMPのコピバンで使った。
本当はもっと使いたい。

最後、4本目。
Epiphone  CASINO』
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最後はエピフォンのカジノ。
86年製のジャパンヴィンテージ。寺田楽器になる直前のマツモク工業製「ベージュラベル」。
とても良い個体でボディのバーズアイが強く出ている。買ってまずピックガードを外した。
びっくりするくらい弾きやすくて、生音の鳴りが凄く良い。弾いてて気持ちの良いギター。
ライブやスタジオでも使っていたが、ハウリングしやすいところが難点で使用頻度が減ってしまった。
「ぼくらのジュブナイル」のギターは全部これで録っていた気がする。
古風で文学的な雰囲気があって、その佇まいが気に入っている。
「ハッピーバースデー」のMVでも持っているけれど、実際のRECではテレを使っている。
これももっと使いたいなぁと常々思っている。

以上の4本が現在所有しているお気に入りのギター達です。
テレキャスは「夏の淡い光」。
ストラトは「雨の日」。
カジノは「ノスタルジア」。
ジャズマスは「夜の静寂」。
そんな属性を想像しています。

それにしても、エレキギターってとってもリリカルで恰好良くて素敵な楽器だと思う。
もっとこれを使って音楽を作ったり演奏したりしたいぜ。

どんな音か気になる人は是非とも音源やライブを聴いてみてください。
バンドマンのみなさまは、お気に入りのギター弾き比べ会とかしましょう。

以上、機材紹介エレキギター編でした!
あなたのお気に入りギターやエモポイント、是非教えてください!!
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レプリカ計画を終えて

というわけで、今年の夏のレプリカ計画が終わりました。Vol.2でした。
出演してくれた皆さん、遊びに来てくれた皆さん、どうもありがとうございました。

様々な価値観やスタンスで音楽をやっているバラバラな僕らが、別々の音楽が好きで聴き方も違うあなた達が、こんな風に集まって、一つの素晴らしい夜を作ることができた事を僕はとても嬉しく思います。

非常に楽しかったです。
夢みたいな一日でした。

みなさんもその後それぞれの日常に戻り、いつも通りの生活に四苦八苦している頃だと思います。
僕もそうです。
みなさんの大事にしているものは、社会で生きるうえでは邪魔になるものなのかもしれないけれど、できれば大事にしたままでいて欲しいと僕は思います。とても美しかったです。

さて、思い出はこんなに綺麗ですが、それだけで生きて行くのは難しいものです。
僕らには約束が必要だ。
今すぐ誰かに「今度焼肉行こうぜ!」と送ってください。
それが今すぐできる一番明るい未来の約束です。
まったく、僕らは守れない約束ばかりする。
でもいいです。未来がどうとかは知らないけれど、明るい約束をした今は、とってもハッピーなのですから。

というわけで、僕からも約束をひとつ。
また来年、夏のレプリカ計画Vol.3で会いましょう!!

夏のレプリカ計画Vol.2

何者かになりたいあなたも、
何者にもなれなかった僕らも、
本音を言えば、他の何者でもなく、自分自身を見て欲しい胸の内も、
震える足で大見得切って「俺は俺だ!」と言い張る為の祭典、
『夏のレプリカ計画』
退屈をちょうだい、思い出をあげる。

というわけで今年の夏も残りわずか、コピバン大会の時期となりました。
みなさんの「あの頃」っていつですか?
時が経って、ふとした瞬間に思い返す懐かしき「あの頃」。
僕にとって、そんな愚かにも眩しい日々にいつも共にあったのが、音楽です。
みなさんはどうでしょう。

あんなに必死になって練習したのは、何のためだっただろうか。
人と比べられ〇✕を付けられながらステージに立ったのは、何のためだっただろうか。
何かを繋ぎとめるように必死にライブハウスに通ったのは、誰のためだっただろうか。

僕らが、あんなに必死になって、「音楽にこだわっていた」日々。

ステージに立つことに拘ったバンドマンもそうだし、
わざわざ小さなライブハウスに通ったリスナーもそう。

僕らは、まるでそれが人生で一番大切なことみたいな必死さで、「音楽にこだわっていた」。

それは、いずれ通り過ぎる日々だろうか。
そんな頃もあったねと思い出話になるのだろうか。
押入れの隅でいつまで場所を取り続けるだけの、捨てられない荷物になるのだろうか。
まだわからないけれど。
「なかったことにはしたくない」なと思ったのだ。

僕らがあんなに必死で「音楽にこだわっていたこと」を、なかったことにはしたくない。

今年の夏のレプリカ計画は、それを形として残しておくための祭典だ。

そのために来場者特典の缶バッチを作ったのだ。

かつて音楽にこだわっていた人も、今もまだこだわり続けている人も、その情熱や思い出を胸に安城RADIOCLUBというライブハウスに集まるんだ。
そして青春を捧げたバンドのコピーバンドをやったり、それを観たりする。
これは、僕らが「音楽にこだわっていた」日々の証。
そこで貰える缶バッチは、「音楽にこだわっていた日々があったこと」の証なんだ。

その缶バッチをギグバッグにつけて、これからもステージに立ち続ける人もいるだろう。
その缶バッチを鞄につけて、これからもライブハウスに通い続ける人もいるだろう。
その缶バッチは引き出しの隅で、たまに思い出して眺めるだけの記念品になる人もいるだろう。
それは、形として残る。
あんなに必死で泣いたり笑ったりした日々が確かにあったこと、それの証になる。
そういうものが欲しいと思ったのだ。
人生の中に、形あるものとして残してみたかったのだ。

たかがコピバン大会。
今日その会場飾り付けの準備を一人でしていて、ふと何でこんなことしてんだろって思った。
わかんね。別にこんな苦労しなくてもいいかもしんね。
今日の仕事も辛かっただろ。寝たらいいじゃん、もう。
でもさ、やった方がいいと思ったんだよな。
できることはやれよと心が言うんだよな。

俺はさ、まだ音楽にこだわりたいみたいなんだよ。
俺の美学を持ってさ。
こんな日々が、残っていくならいい。

願わくば、君のそんな日々も残ってくれたらいい。
いつか、懐かしいなって言って笑おうぜ。

8月24日(土)安城RADIOCLUBで待ってる!!
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プロフィール

植村

音楽とか小説が好きです。
エドモントンというバンドをやってます。
ホームページもできました。
http://edmontononline.jp/

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読書と音楽が好き/ジュブナイルとノスタルジックも好き/エドモントンGt.Vo.植村/各種サブスクhttps://t.co/MVIUdz6lmQ
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