エドモントンブログ

エドモントンというバンドで岡崎を中心に活動しています。。
エドモントンホームページも覗いてみてください!。
http://edmontononline.jp/。

アキアカネ

朝、連休明けて最初の通勤道。
山道の脇にある溜め池の上に、アキアカネが群れを成して飛んでいた。
赤とんぼだ。

目を見張るほどの絶景でもないし、胸が透くような感慨もない。
ただ、連休前には見られない光景だったから、物珍しさが目を引いただけ。

アキアカネ。
秋の夕暮れを連想させる、乾いた赤の群れ。

早い早いとは聞いていたけれど、想像以上に、季節の移ろいは早いらしい。

まったく、最初の花火もまだだってのに。

まあでも、それは少し涼しげで、
寂しげな情緒のある、美しい光景と言えなくもなかった。

アキアカネは、気温のまだ低い朝夕に人里に降りてくるんだって。
勝手に夕暮れのイメージを持っていたけれど、朝焼けの赤でもあったわけだ。
だからどうって話でもないけど。

さて。

暦の上では晩夏といえど、残暑と呼ぶのも憚られる、殺人的な酷暑は健在だ。

生活はまだまだ難儀です。
どうか、御武運を。

探してる本

藤野千夜さんのルート225という小説をずっと探している。
中学生の頃、学校の図書室で借りて読んだ。当時はタイトルや作者なんて気にせずに、適当に本棚から選んで読んでいたので、タイトルや作者は大人になってから調べて知ったのだけど、読後の静かな寂しさだけはずっと覚えている。沢山頑張って、沢山我慢して、それでも歩いた道の先で、自分が迷子だと気付いた時のような心細さ。「こういう結末もあるのか」と、教室の喧噪の中でひとり愕然としたのだ。窓際の前から二番目の席で、大きく日の差した教室は馬鹿みたいに明るくて、響く声は楽し気で、なんだか余計に、静かな気持ちになったのだ。
小説はすこし不思議な児童文学のような形をしていて、その現実と非現実の絶妙な交差具合とか、少年少女の心模様のザラザラとしたリアルさとか、当時はそういうのが気に入って、ひとり黙々と読んでいた。
正直、本の内容はほぼすべて忘れてしまったし、タイトルさえ覚えてなかったけど、あの時感じた「陽だまりの中の寂しさ」みたいなのはまだ残っていて、大人になった今読んだらどんな感じかなとか、本当はどんな内容だったんだろうなとか気になっていて、もう一度読んでみたいのだ。
まあでも、急ぎじゃない。
いつか偶然見つけたら、読んでみたいなってだけなんだけど。

コピバン大会「夏のレプリカ計画」

何者かになりたいあなたも、
何者にもなれなかった僕らも、
本当は、何者でもない自分自身を見て欲しい胸の内も、
みんな揃って一緒になって、震える足で大見栄切って、
「俺は俺だ!」と言い張るための祭典、
コピーバンド大会「夏のレプリカ計画」。
どこから来たのかも聞かないし、どこへ向かうのかも問わない。
たまたま家が近くだったとか、席が隣だったとか、そんな理由で友達になって、その後何十年も互いに救われたりするように、僕らはたまたまこのイベントに集まったという理由だけで、一緒に笑いあっていいはずだ。
なんとなく笑いあって、ただ好きな音楽の話をしたりする、そんなどこにでもある普通の放課後みたいな時間。
そんな、誰にでも与えられるような普通の放課後を、自ら闘い取らなければならなかった全ての人達に捧ぐ。

好きな人たちと好きなことをして笑うのは、
どうしたって手に入らない望外な贅沢なんかじゃない。
普通のことさ。

僕らは普通に出会おうぜ。
ライブハウスで。

とかなんとか、大げさに宣言してみてもいいのだけれど、実際は、僕がBUMPのコピバンを楽しくやりたかったという理由だけで開催されるコピバンイベント。
しかしたったそれだけのことに僕は今すべての情熱を捧げている。
情熱ひとつが切符になった、そんな年齢ではとっくにないけれど、そもそもそんな遠くへ行きたいわけではないし。ただちょっと、気分転換にいつもと違う景色が見れたらいいなとか、そんな感じで。
BUMPのコピバンなんていっても所詮は付け焼刃で、でもそんな付け焼刃でも思いっきり振り回したらこの漠然とした薄い閉塞感くらいは切り裂けるかもしれなくて。なんて14歳でもないんだし、そんなリリカルなことを言ってる場合でもないんだけれど、14歳の頃夢中になったBUMPのコピバンを34歳になる僕が初めてやる(ギタボではということだけれど)というのも面白い話だし、そうやってみんなで面白おかしくバンドやれたら、それはまあまあ最高だよなって感じ。

目を離したらすぐにでも消えてしまいそうな青春の残り火に、時間とか元気とかその他諸々大事な色々を全部くべてなんとか目の前を照らして生きているのだ。

コピバン大会「夏のレプリカ計画」。
この篝火が、せいぜい派手に燃えることを願うばかり。

残るものは灰だけか。
いや、そうとも言えぬ。

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プロフィール

植村

音楽とか小説が好きです。
エドモントンというバンドをやってます。
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