ワンゲルで北海道合宿に2年に一度行くのですが、
主に大雪山系を縦走するのが通例ですが、
この年は珍しく沢パーティーを2パーティー出しました。
そのうちの一つが我がパーティーです。
写真もなく文章だけですみません。
メンバー
■じゅん(筆者)
■震(サブリーダー)
■伊藤(1年男)
■内田(1年女)
■恭ちゃん(1年女)
8月5日
前夜に旭川から夜行列車で新得駅に来て、駅舎内で駅寝。
早朝、駅員に「ほかのお客に迷惑だから」と起こされた。
トムラウシ温泉行きのバスは一日一本で、新得駅を11時発。
時間があったので、駅前のスーパーで僕の大好きな花火と震が大好きな焼肉を大量に買い込む。
予定外の荷物が増えてザックがだいぶ重くなったが、
今夜にはすべて無くなるのだから我慢。
バス代1700円、1時間40分。
田園の中をバスは走っていく。
南会津のヤブ合宿を終えたばかりで北海道入りしたので、
今回の合宿には気合が入っていなかったが、
バスが林道をもうもうと砂煙を上げて走り出していくうちに気分が高揚してきた。
トムラウシ温泉からトムラウシ川の遡行開始点までは林道を20kmほど歩かなければならない。
一般車・タクシーは入れないので歩かざるを得ない。
初日には遡行開始点までたどり着けないので1時間ほど歩いて、
神威橋近くの空き地でテンパる。
花火と焚き火と焼肉とウイスキー。
震と2人で早くも持参した酒の半分を飲んでしまった。
8月6日 晴れ
出合までまだ10km以上ある。
途中、工事関係者を乗せたバスがニヤニヤしながら追い越していった。
乗っけくれよ〜、と心の中で叫ぶ。
エゾシカが林道の真ん中で笑ってこっちを見ていた。
9時にようやくトムラウシ川の遡行開始点に到着。
ここらはまだ水量も多く、渡渉が大変。1年たちが手間取るが仕方あるまい。
左岸にずっと踏み跡があったので、それを辿る。
今日の目的地である地獄谷までのコースタイムは3〜4時間のはずだが、
なかなか着かない。
何回か渡渉と高巻きをして15時30分でギブアップ。
1年の女の子達には高巻きは随分きつかったようだが、
実際沢登りにおいては、笹藪の急斜面を這い上がったりトラバースしたりは、
時間をかけずにやってもらわなければならない課題である。
この日テントを張ったのは、実は地獄谷の300mほど下流であったのがわかったのは翌日だった。
8月7日 晴れ
寝坊して7時出発。
今日もいきなり高巻き。
ヒサゴ沢出合いの対岸で川に降り、少し歩いて昨日の目的地であった地獄谷に8時着。
この地は河原から温泉が湧き出て、ぐつぐつ煮えたぎった直径30mほどの泥沼があり、岩の間からは常に蒸気が噴出し、天然サウナを楽しむことができるのだ。
硫黄の匂いも嫌いではない。
地獄谷という名前ではあるが、ここは動物達の楽園である。
フンがそこらじゅうに転がっている。
周囲があたたかいので多くの動物達が集まってくるところらしい。
ヒグマも来る!?
左岸の台地は地熱でポカポカと暖かく夜も冷えない。
あまりに天気が良く、あまりにも快適な場所なので、
予定していた化雲沢の遡行は取りやめ日和(ひよ)る。
リーダーの僕はこのような事態を想定して、あらかじめ個人装備に
「人に見られてもかまわないパンツ」を持ってこいとメンバーに言ってあったので、
男は水着、女はスパッツに着替えて、
温泉・サウナ・日焼けサロン・水浴び・昼寝を楽しむ。
他に遡行者もいない独占状態。
そして夜は焚き火とお酒。
この地が今回の合宿の一番の楽しみの場所だった。
続きは後編へ。


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主に大雪山系を縦走するのが通例ですが、
この年は珍しく沢パーティーを2パーティー出しました。
そのうちの一つが我がパーティーです。
写真もなく文章だけですみません。
メンバー
■じゅん(筆者)
■震(サブリーダー)
■伊藤(1年男)
■内田(1年女)
■恭ちゃん(1年女)
8月5日
前夜に旭川から夜行列車で新得駅に来て、駅舎内で駅寝。
早朝、駅員に「ほかのお客に迷惑だから」と起こされた。
トムラウシ温泉行きのバスは一日一本で、新得駅を11時発。
時間があったので、駅前のスーパーで僕の大好きな花火と震が大好きな焼肉を大量に買い込む。
予定外の荷物が増えてザックがだいぶ重くなったが、
今夜にはすべて無くなるのだから我慢。
バス代1700円、1時間40分。
田園の中をバスは走っていく。
南会津のヤブ合宿を終えたばかりで北海道入りしたので、
今回の合宿には気合が入っていなかったが、
バスが林道をもうもうと砂煙を上げて走り出していくうちに気分が高揚してきた。
トムラウシ温泉からトムラウシ川の遡行開始点までは林道を20kmほど歩かなければならない。
一般車・タクシーは入れないので歩かざるを得ない。
初日には遡行開始点までたどり着けないので1時間ほど歩いて、
神威橋近くの空き地でテンパる。
花火と焚き火と焼肉とウイスキー。
震と2人で早くも持参した酒の半分を飲んでしまった。
8月6日 晴れ
出合までまだ10km以上ある。
途中、工事関係者を乗せたバスがニヤニヤしながら追い越していった。
乗っけくれよ〜、と心の中で叫ぶ。
エゾシカが林道の真ん中で笑ってこっちを見ていた。
9時にようやくトムラウシ川の遡行開始点に到着。
ここらはまだ水量も多く、渡渉が大変。1年たちが手間取るが仕方あるまい。
左岸にずっと踏み跡があったので、それを辿る。
今日の目的地である地獄谷までのコースタイムは3〜4時間のはずだが、
なかなか着かない。
何回か渡渉と高巻きをして15時30分でギブアップ。
1年の女の子達には高巻きは随分きつかったようだが、
実際沢登りにおいては、笹藪の急斜面を這い上がったりトラバースしたりは、
時間をかけずにやってもらわなければならない課題である。
この日テントを張ったのは、実は地獄谷の300mほど下流であったのがわかったのは翌日だった。
8月7日 晴れ
寝坊して7時出発。
今日もいきなり高巻き。
ヒサゴ沢出合いの対岸で川に降り、少し歩いて昨日の目的地であった地獄谷に8時着。
この地は河原から温泉が湧き出て、ぐつぐつ煮えたぎった直径30mほどの泥沼があり、岩の間からは常に蒸気が噴出し、天然サウナを楽しむことができるのだ。
硫黄の匂いも嫌いではない。
地獄谷という名前ではあるが、ここは動物達の楽園である。
フンがそこらじゅうに転がっている。
周囲があたたかいので多くの動物達が集まってくるところらしい。
ヒグマも来る!?
左岸の台地は地熱でポカポカと暖かく夜も冷えない。
あまりに天気が良く、あまりにも快適な場所なので、
予定していた化雲沢の遡行は取りやめ日和(ひよ)る。
リーダーの僕はこのような事態を想定して、あらかじめ個人装備に
「人に見られてもかまわないパンツ」を持ってこいとメンバーに言ってあったので、
男は水着、女はスパッツに着替えて、
温泉・サウナ・日焼けサロン・水浴び・昼寝を楽しむ。
他に遡行者もいない独占状態。
そして夜は焚き火とお酒。
この地が今回の合宿の一番の楽しみの場所だった。
続きは後編へ。
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