2005年09月21日

トラブル IN ベガス


トラブル IN ベガス

ピンク・コスメ社の販売員として全米を駆け回る毎日のハーモニー・ジョーンズ。彼女は幼い頃エルヴィスとドライブをしてからというもの、その思い出をずっと大切にしていた。だが、ある頃から彼女の周りで不思議な出来事が頻発するようになる。ハーモニーの視線の先々に現れるエルヴィスのそっくりさん達が、なぜか次々に怪死を遂げるのだ。奇妙な事態に怯えるハーモニー、しかしそんな彼女の前にまたもやエルヴィスの衣装を持つマイルスという男性が現れる…。

最近ハーモニー(キム・ベイシンガー)はなかなか仕事に身が入らない。そんな彼女の心の支えといえば、子供の頃にエルヴィスと過ごしたあの記憶だけだ。だが、そんな思い出がある頃から変貌するとは、その頃は思いもよらなかっただろう。おりしもベガスでエルヴィスのそっくりさんの世界大会が行われようとしていた時、ハーモニーはなぜか自分と出会ったそっくりさん達の死に際に続々と遭遇。FBIまでが謎の事件として捜査を初めてしまったからたまらない。逃げるように姿をくらましたハーモニーだったが、道中でマイルスと出会い恋の予感を感じる。ついに探していたモノを見つけた!と喜びもつかの間。彼の手にしたエルヴィスの衣装を見て彼女は愕然とするのだった。

「このまま増え続ければ2012年までには全人類の4人に1人がエルヴィスのそっくりさん」そんな危機を救う?女性の災難を描いたちょっと不思議でアブないラブコメ。エルヴィスのそっくりさんが半ば強引な方法でバタバタと死んでいく。とにかく恋よりもその死にっぷりに重点が置かれており、郵便受けをすっぽりかぶってしまったあの人にはビックリ。クライマックスの世界大会ではこれでもかと“いやな予感”で楽しませてくれる。FBIコンビの珍道中もなかなか面白い。

<ELVIS HAS LEFT THE BUILDING 2004年 アメリカ 91分>
監督:ジョエル・ズウィック
出演:キム・ベイシンガー 、ジョン・コーベット 、アニー・ポッツ 、ショーン・アスティン 、デニース・リチャーズ ほか
  
Posted by jun_punch at 14:57Comments(0)TrackBack(0)コメディ

2005年09月17日

タッチ・オブ・スパイス


タッチ・オブ・スパイス DTSスペシャル・エディション

ギリシャで天文学の教授をしているファニスはある日、幼少の頃から敬愛していた祖父がトルコからやって来ることを知る。ファニスと祖父とは30年以上もの間会うことは無かった。それは1959年のコンスタンチノープル、ファニスは祖父のスパイス店で多くのことを学んだ。しかし、トルコとギリシャの対立が深まり、一家は祖父を残してギリシャへの強制退去を余儀なくされる。そんな過去に思いを馳せながら祖父を待つファニスの元に突然祖父が危篤との知らせが入る…。

ファニス(ジョージ・コラフェイス)にとって、スパイスは人生のあらゆることを教えてくれる魔法のようなものだった。祖父(タソス・バンディス)のスパイス店に入りびたり、恋心を寄せる女の子サイメと楽しく過ごす毎日。7歳にして台所で徹夜してしまうファニスに両親ももはや呆れ顔さえ見せていた。しかし、ギリシャへの一家の強制退去によってその幸せは崩れてしまった。そしてそれは、祖父との別れであり、ファニスの初恋の終わりでもあった。そしてそれからファニスと祖父は機会が何度となくありながらも、なかなか会うことができずにいたのだ。だがついにファニスは、30数年ぶりにトルコへと向かう。しかしそれは、晴れない心と共にある旅の始まりだった。

食べ物の塩加減がたとえ見えなくても大事なように、人生にも隠し味が必要。人が集まれば始まる楽しい料理のもてなし、ささやかれる秘伝のレシピとその意外な利用法…、とにかくこの映画の生活の中にたっぷりある、料理というものの存在感が心地よかった。バスルームにたてこもったり(ダメと言われてもついつい料理してしまう)、自由奔放なファニスの少年時代は面白いし、成長してからの哀愁漂う表情も良い。エキゾチックな雰囲気を堪能できるさくひん。

タッチ・オブ・スパイス

<A TOUCH OF SPICE 2003年 ギリシャ 103分>
監督:タソス・ブルメティス
出演:ジョージ・コラフェイス 、タソス・バンディス 、マルコス・オッセ 、バサク・コクルカヤ 、イエロクリス・ミハイリディス ほか
  
Posted by jun_punch at 19:17Comments(0)TrackBack(0)ヒューマンドラマ

2005年09月09日

ウィンブルドン


ウィンブルドン

32歳にもなる英国人テニスプレイヤーのピーター・コルト。世界ランキング11位にまで成った経験もある彼だが、今では119位と落ち目で冴えない日々が続いていた。そんな彼はウィンブルドンで、優勝候補と名高い米国の若手女子選手のリジー・ブラッドベリーとホテルで鉢合わせし、次第にふたりはお互いを意識するようになる。そして、ピーターは周囲が驚くほど調子を取り戻し始める。一方のリジーは恋をするほど自分の力が発揮できないようになっていくのだが…。

ピーター・コルト(ポール・ベタニー)、大会前にこの名前がどれだけ人々の頭にあっただろう。若さをうらやみ、果てにまっているのはテニスクラブでご婦人達のご機嫌取り。ウィンブルドンでの彼の話題といえば引退発表くらいで、それさえもそっぽを向かれかねない始末だ。そんな彼の前に颯爽と現れたのが、リジー・ブラッドベリー(キルステン・ダンスト)、周囲の期待と注目を一身に集めるものの、そのプレースタイルと言動には賛否両論もある新鋭の女子選手だ。瞬く間に恋に落ちたふたりだが、連勝ですっかりスターに返り咲いてしまったピーターと裏腹に、リジーは苦戦を強いられる。懸念していたある変化が彼女に起こっていた。彼女の最大の弱点は、“恋をするとファーストサーブが乱れる”ことだったのだ。

ウィンブルドンを舞台にしたラブコメ。けだるい感じの漂うベテラン選手を演じるポール・ベタニー、かたや若さ弾ける役どころのキルステン・ダンスト、そしてストーリー共に爽快感にあふれた作品。ピーターってば年甲斐も無くはなからテニスそっちのけ?なんて最初は思ってたけど、意外と好青年なのだ。失礼な若造へのパンチは痛快です。リジーのころころ変わる奔放な性格もいい。ふたりの恋をなぞるように空に現れるすい星の存在がとても印象的でした。

<WIMBLEDON 2004年 イギリス/フランス 99分>
監督:リチャード・ロンクレイン
出演:キルステン・ダンスト 、ポール・ベタニー 、ニコライ・コスター=ワルドウ 、ジョン・ファヴロー 、サム・ニール ほか
  
Posted by jun_punch at 14:54Comments(0)TrackBack(0)ラブロマンス

2005年09月01日

プリティ・ガール


プリティ・ガール

デンマークの皇太子であるエドヴァルドは、周囲の期待とは裏腹に気ままな生活を繰り返し、タブロイド誌の紙面を賑わすのが日常茶飯事。そんな彼はある日、国をお忍びで抜け出すことを思いつく。反対を押し切り側近のソレンを従え、留学生としてエドヴァルドがやって来たのは、アメリカのウィスコンシン。しかし、大学生活を楽しもうと意気盛んな彼も、日ごろの生活スタイルが邪魔をしてなかなか馴染めない。そんな中彼は、女子学生のペイジに好意を抱くのだが…。

ウィスコンシンの農場で育った女の子、ペイジ(ジュリア・スタイルズ)は、大学の友人達の浮いた話を後目に黙々と勉強に打ち込み、暇さえあればバイトに励む大忙しの毎日を送っていた。そんな彼女の元にある日、いかにもお坊ちゃん育ちといった風体の男、エドヴァルド(ルーク・マブリー)が現れる。馴れ馴れしく話しかけてくるエドヴァルドの人となりを、ペイジはすぐに見抜いてしまったのだ。何一つ自分でできないエドヴァルドに、はじめはあきれるばかりだったペイジ。しかし、やがて彼の真摯な態度を理解しふたりは惹かれ始める。だが、ペイジにはまだ知らないエドヴァルドの一面があった。それは、彼がデンマーク王室の皇太子だということだった。

ストーリーからして直球なシンデレラ・ストーリーのようだけれど、意外と山あり谷ありで、色んな思いがつまってた。「どうするか解らない、こんな気持ち初めて」ドキドキに背中を押され前にすすんでゆく感覚、周りが見えなくなるあの感じ。でも、ゴールは思ったよりまだまだ先で少し息切れ。でもそういう疲れって案外悪くなかったりする。ふたりそれぞれのハッピーエンド、そんな未来があるはず。何かとお騒がせなエドヴァルドをチクチク皮肉る側近のソレンがよいかんじ。

<THE PRINCE & ME 2004年 アメリカ 110分>
監督:マーサ・クーリッジ
出演:ジュリア・スタイルズ 、ルーク・マブリー 、ベン・ミラー 、ミランダ・リチャードソン 、ジェームズ・フォックス ほか
  
Posted by jun_punch at 17:15Comments(0)TrackBack(1)ラブロマンス

2005年08月29日

ベティ・サイズモア


ベティ・サイズモア

カンザスのとあるレストランで働いているウェイトレスのベティ・サイズモアには、近頃夢中になっていることがあった。それはいつも欠かさず観ている、病院が舞台のTVドラマ『愛のすべて』であり、ハンサムな主人公のデヴィッドなのだ。しかし、ある日いつものように家でドラマを観ていた彼女は、別室で夫が二人組の男達と言い合いの末殺される現場を目撃してしまう。ショック状態になった彼女は、ドラマの主人公デヴィッドに会いに行こうと突然ロスへと向かうのだが…。

誕生日を迎えたベティ(レニー・ゼルウィガー)を、レストランの仕事仲間たちが笑顔で祝福する。彼女へのプレゼントはもちろん、大好きなTVドラマ『愛のすべて』の主人公デヴィッドの等身大のパネル。そして、看護学校の為のカンパだ。夫には散々な扱いを受ける毎日ながら、メロドラマに登場する大切な彼を眺めているだけでシアワセなベティ。しかし、突然の悲劇が彼女を襲う。自分の目の前で夫を殺されてしまったのだ。医師は彼女が強いショック状態にあり、別世界に逃避しようとしているという。突然行方をくらました彼女が向かうのは、ロスに居る運命の彼、デヴィッド。だが、そんな彼女を密かに追う影があった。それは、夫を殺したチャーリー(モーガン・フリーマン)達だった。

TVドラマの世界に迷い込んだベティと、殺し屋との追いかけっこを描いたコメディ。わが道をゆくベティの周りでは次々と事件が起こり、現実さえもドラマチックにしてしまう。彼女を見てローサが言ったうらやみの言葉「そうやっていつも望みが叶うの?」が意味深。そうだ、何かしなくちゃ、どこからともなく楽しいことなんて降ってこない!って妙に納得なのでした。きっかけの殺人事件からしてちょっとサスペンスな感じで、ベティ役のレニー・ゼルウィガーがコワ可愛くて良い。

<NURSE BETTY 2000年 アメリカ 110分>
監督:ニール・ラビュート
出演:レニー・ゼルウィガー 、モーガン・フリーマン 、クリス・ロック 、グレッグ・キニア 、アーロン・エッカート ほか
  
Posted by jun_punch at 12:29Comments(0)TrackBack(0)コメディ