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  • 2018年11月14日22:15

1996年3月の編集者・K 〜関西か、名古屋か〜

わしの第二の故郷、名古屋。

しかし、今では愛すべきその場所は、
行きたくて行った場所ではありませんでした。


あれは、大学受験も終盤を迎えた3月、
父親が運転するクルマは、まずは関西の某都市を
目指して走っていました。

その場所が自分の新しい街になるのか、
それともそこを通り過ぎて名古屋に行くのか、
結果はもうすぐ分かります。
 

バスケ部を引退してプクプク太ったK少年は
クルマの後部座席で、グーグー寝ておりました。

1996年のことでした。 


■1996年4月の編集者・K


岡山を出たクルマは、東へ東へと走り、
関西エリアの某都市に到着しました。


※わしは岡山出身なので、関西は「東」なんです。
一般的には猛烈に「西」のイメージがありますが、
当時のわしにとっては「東」なんですね


目の前には、某大学の校門。

その奥には、合格者の番号が貼り出されています。
そこにわしの受験番号があるか否か。


と言いつつ、実は崖っぷちの場面でもありません。

既に名古屋の某大学には合格していました。
他にも幾つかの合格通知書が家にあります。

それは所謂「滑り止め」も含めて。


最後は2択になっていました。

名古屋の大学に進むか、
それとも関西の大学に進むか。


第一希望は、関西の大学でした。


岡山県民にとって、関西はわりと近しい場所。

文化の違いは多々あれど、大きな「西日本」の
ククリの中では同じエリアであり、
距離的にもそんなに遠くはありません。

わしの友人にも大学進学で関西圏に行く人間は多数。

ここに入れば、楽しい大学生活が待っていそうです。


大学の前には不動産屋があり、
どうやらそこは、わしより先に(推薦にて)
同校を合格した友人がお世話になったお店の模様。

どこの誰とでもすぐに友達になるのが得意技の
ウチの父親は、その不動産屋と、あーだこーだと
話し始めました。


「ワシらはココで待っとるから、見に行ってこい」

すっかり不動産屋と仲良くなっているご両親に
命じられました。

おそらくは、わしが合格していれば、
そのままココで部屋探し、という流れです。

 
受験票を片手に、掲示板の前へ。

たくさんの数字が並んでいます。
わしの受験番号はココにあるのでしょうか。


番号を確かめるK少年。



ない ―――



ありません。

ありません、不合格です。
 

「あぁ〜〜」

思わず独り言(なのかな?)が出てしまいました。


わしの番号はそこにはありませんでした。

友達いっぱい&親しみのある関西学生ライフは
叶いませんでした。


もちろん不合格なのはショックなのですが、
その時はそれよりも、今から両親と不動産屋に
不合格を知らせに行くことのほうが嫌でした。

両親は当然ながら、えらく仲良くなってしまった
不動産屋もわしの合格を祈っています。

※そりゃわしが合格すれば、不動産契約が
ひとつ増えるんだからね(笑)


もうオススメの部屋の話とかもしてんだろうなあ、
「この辺はこんな街でね〜〜」なんて話も
始まっちゃってるかもしれない。

そこに「不合格」のお知らせ。

楽しそうな会話に水を差しちゃうなあ、と。


でもそんなことは言ってられない。

これから名古屋に行かなきゃいけないんだから、
わしの大学生活のステージは今この瞬間、
名古屋に決まったんだから。

 
校門を出て、両親の待つ不動産屋さんへ。

店員さんと両親は外で待っていました。
談笑は盛り上がったのでしょう、ニコニコ顔です。


母親が笑顔で聞いてきます。

「どうだった?」


わし、苦笑いで答えます。

「ダメだったわ」


一同、沈鬱な表情に、、、

なるようなことはなく、三人笑顔で

「あらぁ〜、残念〜〜」


「じゃあ、名古屋で頑張ってくださいな」
「スミマセーン、また何かあったら」
「いえいえ、それでは〜〜」


あっさりその場は解散となりました。

※まあ暗い雰囲気にならなくてよかったわ(笑)。


ということで、
父親が運転するクルマは、名古屋に向けて出発。


名古屋か〜。

どんなトコなんだろうなあ。
すっげー都会なのかなあ。
でっけえビルばっかりなのかなあ。
「だがや」とか「みゃあ」とかホントなのかなあ。


何も知らない場所で、
来月から新しい生活が始まります。

初めての場所、初めてのひとり暮らし、
生まれてから18年を過ごした岡山県を出るのです。


チラッと関西への思いもよぎりましたが、
大学のパンフレットを見ているうちに
そのへんは吹っ飛びました。


面白そうな大学だな。
この先生の講義、未来の仕事に繋がりそうだな。
バスケサークルはあるかな。

クルマに乗っているうちに、シフトチェンジ完了。
※まあ、何事にも前向きな男なので(笑)


そして名古屋へ。

最寄りインターチェンジは、ズバリ「名古屋IC」、
そこからちょいと走ると、わしが住むことになる
街に到着です。


キョトンとしました。

え? これ、名古屋…??


勝手に想像していた高層ビル群などはなく
(まあ、背の高いマンションはチラホラ)、
かなりノンビリとした雰囲気だったのです。


おー、いいじゃん、ココ!!

物凄く安心したK少年。


名古屋駅周辺、あるいは栄駅周辺は
わしが想像した世界が広がるのですが、
わしのエリアとなる名東区&長久手&日進界隈は、
全然そんな場所ではありませんでした。

故郷・岡山の風景とはもちろん違いますが、
ビビるよーな場所ではございやせん。


んで、不動産屋に向かい、早速部屋探し。

まあ、これまたアッサリ決まりましたね。

大学が近くて、家賃はそこそこで、
と絞っていったらすぐ決定。

風呂とトイレが一体化したユニットバスなのは、
少々マイナスポイントでしたが、
通いやすくて、お手頃価格ならまあよかろう、と。

因みに、1年後「駐車場が安い」ということも
スペシャルポイントだと気づくことになるのですが、
この時点ではそこは気にしておらず。


※結局、結婚する25歳までここに住むのだから
ホントに悪くないアパートだったんだろうなあ


この翌々週くらいから住み始めるんだよなあ、確か。

そして、
大学生活、つまり名古屋生活が始まるわけです。


おそらくは、
多くの人にとって「一番楽しかった時」って
大学生時代なんじゃないでしょうか。
 
わしも間違いなく、この4年ですね。

心の底から「名古屋に来て良かったーー」
「大学、超楽しいーー」って、思いましたもん。


そんな最高の4年間が翌月から始まるのですが、
その話はまたの機会に。


1996年3月、
わしの第二の故郷が決まったときでした。

皆さんは、その頃何をしていましたか??




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1996年3月の編集者・K 〜関西か、名古屋か〜 へのコメント一覧

  1. 1.
    • たろ
    • 2018年11月15日 00:19
    • 5
    前々から現在同じ路線なんだろうなーとは思っていましたがっ!!!
    なんと同時期に親父の転勤で名東区、本郷住んでました!!しかもおんなじ四年間!!

    勝手にテンションマックスになりました!!w

    投稿ありがとーございます!!
  2. 2.
    • ぽんまる
    • 2018年11月15日 01:30
    福岡生まれの者ですが、初めて「めいえき」に降り立った時には人の多さに怯えました笑
    見知らぬ土地でひとりで来たということもそれを増長した要因かもしれませんが。
    その1度以来、名古屋、めいえき、栄、行ってないです。大人になった今改めて行ってみたい!
    あ、ドアラに会いに行きたいな〜笑
  3. 3.
    • SK
    • 2018年11月15日 05:54
    96年は中学入学の歳でした。
    小学校でサッカーをやっていたのでウキウキしながらサッカー部の体験にいったら、強面のお兄様方(たかが1〜2学年上なだけなのに中学1年での2、3年生は何故か今の上司たちより恐い印象です)がたくさんいてビビって他の部に入部を決めた頃です(笑)
    そして6年後には私もKさんと同じく名古屋にて大学生活を始めます。
    天白区の平針なのでそこまで賑やかではなく落ち着いた雰囲気でホッとしたのを覚えてます。
    日進、長久手も今ではかなり土地開発が進みすごくキレイになってるのでしょうね。
  4. 4.
    • オムライス
    • 2018年11月15日 07:08
    1996年3月は小学校卒業でした。

    スラムダンクの単行本を集めまくってました。
  5. 5.
    • 元アピタ長久手裏の住民
    • 2018年11月15日 10:58
    2002年からアピタ裏に住んでました
    良いですよね 名東、長久手辺り

    長久手の図書館通りとか静かで良いし
    今は無いけど、本郷のとんかつ十勝とか、長久手の凡百館とかも良く行きました
    どんな店に行かれました?
  6. 6.
    • たっぷ
    • 2018年11月15日 12:00
    当時小4。通っていた総合スポーツクラブを辞め、小5から野球を始めるのですが、野球かサッカーか超絶迷っていました。どっちの友達からも誘われていましたし。何より当時はサッカーはJリーグ人気が凄まじく、野球もイチローや松井が出てきたことでとても華がありました。結局、年俸が高いという理由で野球を選びながらプロにはなれずに今に至ります(笑)
  7. 7.
    • ヤン
    • 2018年11月15日 15:43
    大学の周りには学生用の安アパートがあるから、そこに住んでいたなあ。
    かなりボロかったから一応名古屋市内なのに2枚だった。
    大学もアパートも急勾配の丘の上だったわ(笑)
  8. 8.
    • 安西大先生
    • 2018年11月15日 19:14
    まだ生まれてはないものの、母のお腹の中にいました笑

    いつも更新を楽しみにしてます。
    寒くなりましたが、くれぐれもお身体をご自愛くださいね!
  9. 9.
    • ハサ
    • 2018年11月15日 23:03
    • 5
    Kさんこんばんは。Kさんとは同い年、プロレスバスケ好きです。懐かしいですね。私も大学生活に向けて、はじめての一人暮らしのための物件探しをしました。中々条件に合わず、諦めかけたその時、ありました、神奈川で六畳一間の35,000円。風呂トイレ別、エアコンなし。ウィークポイント多数ありましたが、とにかく、自分の城を確保したい一心で、迷う事なく決めました。それから6年暮らしましたが、個人的には、5年目にクーラーを買ってしまった自分の弱さに後悔です。でも良い思い出ばかりだな。
  10. 10.
    • エイト
    • 2018年11月15日 23:17
    • 5
    大学受験は、人生の大きなターニングポイントですよね。
    私も、かなりのターニングポイントでした。
    Kさんが名古屋か否かの時に私は、ちょうどミニバスのキャプテンとして、青春をしていました。
    Kコーチに教わりたかった〜(>_<)
  11. 11.
    • 10月20日生まれ
    • 2018年11月16日 12:38
    • 5
    中1でした
    バスケ部でひたすら練習の日々を
    送ってた気がします

    今度はクリスマスとかバレンタインとかの
    イベント的な日の面白エピソードが
    聞きたいです🎵
  12. 12.
    • コウ
    • 2018年11月16日 13:31
    私も初めて名古屋住むときは都会にビビっでしたが、思ったより田舎だなってのが第一印象でした。
    私もすぐそこが日進だったので、まぁ名古屋と言っても境目でしたが。
    関係ないけど、バスの料金先払いなんて知らずに初めてバスを利用した時に恥をかいたなぁ笑
  13. 13.
    • 高砂
    • 2018年11月19日 18:53
    中学入学を控え、バスケ部に入るか野球部に入るかで真剣に悩んでいた頃でした。結果バスケ部に入り、バスケは生活の一部となり、野球は最高の趣味となりました。あの時の選択を間違えてはいなかったと思ってはいますが、もしあの時の野球部を選んでいたら‥‥、と、思うこともあります。12歳にして迎えた人生最初の岐路でした。




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