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  • 2019年12月02日12:12

スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(42) リメイク版

※この記事はリメイク版です
リメイクの経緯はコチラ
元記事はコチラ



残り時間2分50秒

神奈川 91
秋田  93


秋田の攻撃。


インサイドの軸・河田は牧が徹底マーク。

ボールを入れさせないディフェンス。


「どう攻める? 山王!!」

「河田には、なかなかボールが入らない!!」


安西 「沢北君だ」



ボールを持つのは深津。

沢北が、目で深津にボールを要求する。


ボールは、その沢北へ。

「沢北!!」

「ここ一本はやっぱり沢北だ!!」


ギラ!!!

流川が目を光らせる。

「抜かせん」


沢北、ゆっくりとドリブルを始める。


ダム、ダム、ダム……


そして、

一気にトップギヤへ。



ダム!!!!!



一発で流川の横を抜いた。


「行った…!!!!」

「沢北!!」



流川 「…!!!」


気づいた時にはゴール下。


キュキュッ!!!!

中にいた牧がヘルプに入る。


が、
間に合わない。



バス!!

神奈川 91
秋田  95


レイアップを沈め、
点差は再び4点に。


「おおおーーーーーー!!!!!
すげえカットインだ!!!!!」

「これぞ沢北!!!」



沢北 「もう負けるわけにはいかねえ!」 

目に力がみなぎる。



(負けられねえんだ…)



**********************************************

2か月前


「何を考えているんだ、沢北!!」


山王工業高校の職員室。
教頭が声を荒げている。

廊下では、沢北の父・哲治が
室内の様子を伺っている。


「向こうの学校の手続きは終わってるんだ。
ウチの休学届けも受理されているんだぞ」


うつむき加減の沢北。

「分かってます。でも…」


教頭は、バスケ部顧問・堂本に
視線を向ける。

「堂本君、どういうことだ、一体。
アメリカに行ったと思ったら、
いつの間にか帰ってきている。
聞けば、まだ日本にいたいと言う…。
堂本君、キミはどう考えているんだ?」


堂本は複雑な表情。

「沢北本人の思いを尊重したいとは
思いますが…。アメリカのバスケに
挑戦したいんじゃなかったのか、沢北」


沢北が返す。

「アメリカへの思いは今でも変わりません。
でも、それは日本でやり残したことが
もうないと思ってたから…」


教頭 「……。」

堂本 「……。」



「全てを成し遂げてから
アメリカに行きたい、か?」


背後から声。



「……!?」

沢北、堂本、教頭が振り返る。


声の主は校長だった。


教頭 「堂本校長…」


山王の校長の名は堂本という
(現・バスケ部監督の堂本と血縁関係はない)。

その堂本校長は、元バスケ部監督であった。

そして、彼がバスケ部を率いていた15年間で
最強といわれた代の山王のエースが、
まさに、現監督の堂本五郎だった。

つまり、
堂本監督は堂本校長の教え子ということに。


堂本校長は、優しい笑顔で問うた。

「沢北君、やらなければならないことが
残っているんだね?」


沢北 「はい」


堂本五郎が聞く。

「流川か?」


沢北が続ける。

「夏のインターハイを制して、
アメリカに行くつもりでした。
日本にはもう相手がいないと思っていた、
同じ山王の深津さんと河田さんしか…。
でも僕たちは負けた…」



「………。」


しばしの沈黙。


静寂を破ったのは堂本校長だった。

「はっはっは。分かった、分かった!」


一同 「……!!?」


堂本校長は笑った。

「沢北君、好きなようにやりなさい。
話は私がつけておこう」


沢北が安堵の表情を浮かべる。 

「校長先生…」



「ただし、だ」

堂本校長が続ける。

「再び山王工業で日本一になって、
アメリカに挑戦すると約束しなさい。
君は日本の希望なんだ。チャレンジを
断念することは許されない」


沢北、まっすぐな目で返事をする。

「わかりました」



廊下では父・哲治が笑顔を浮かべていた。


**********************************************




「もう2度と、負けられねえ…!!!」



「沢北…」

ディフェンスに戻る沢北の背中を見ながら、
静かに笑顔を浮かべる、堂本監督。


「留学延期は正解だったかもしれないな。
再び流川と戦う舞台を得られた。
そしてこの大会で仙道彰という
新たなライバルまでも発見できた。
まだ日本にふたりの相手がいたんだ。
あっと、もうひとりいるかな…」



「ヘックショイ…!!!」

観客席の桜木がくしゃみ。




続く、神奈川の攻撃。


流川が仕掛ける。

ダム!!!!!


お返しとばかりに沢北を抜いた。


「おおおおーーーーーー!!!!
今度は流川のドライブ!!!」

「速い!!!!」


ザシュ!!


神奈川 93
秋田  95


沢北との1対1を制し、ゴールを決める。



再び2点差に。



流川と沢北、視線を合わせる。


沢北が笑った。 

「おもしれえ!」


流川がつぶやいた。 

「オレが勝つ」



残り時間2分20秒

神奈川 93
秋田  95



続く


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スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(42) リメイク版 へのコメント一覧

  1. 1.
    • マーサ
    • 2019年12月02日 12:21
    トップギヤ→トップギアでは?
    間違いならごめんなさい…
  2. 2.
    • たか
    • 2019年12月02日 13:12
    堂本監督が桜木を認めてるのがすごく良い
  3. 3.
    • 職人
    • 2019年12月02日 14:26
    >>1
    ギアとギヤはどっちも正解ですが、
    工学用語的にはギヤが正式ですね。
    ただ、どっちもよく使うので問題ないですが
  4. 4.
    • だいすけ
    • 2019年12月02日 18:40
    • 5
    いつも更新楽しみにしてます。

    沢北としては、諸星は眼中に無いんですね。
  5. 5.
    • ぽい〜ん
    • 2019年12月02日 18:55
    • 4
    沢北が笑った。おもしれぇ!
    (好きなシーンや!)ヽ( ̄▽ ̄)ノ
  6. 6.
    • t,m
    • 2019年12月03日 01:16
    堂本校長と堂本監督。苗字が一緒!
    Kさんさすがよく知ってますね〜!
    僕の元監督を見ているようで面白いです!!
  7. 7.
    • 2019年12月03日 08:06
    >>4

    諸星自身、はっきしいって自信なしと言うくらいだから越えられない壁の差はあるんじゃないでしょうか
  8. 8.
    • はあ…
    • 2019年12月06日 11:52
    >>1
    自分で何発もハート押しても、間違ってるのはアナタですよ…




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