3回戦・第6試合
横浜D 5
千葉B 2
横浜Dが、開始早々の仙道のスリーに続き、
仙道&福田のホットラインで連続得点。
対する千葉の攻撃が始まる。
会場の予測は一致している。
おそらく、次もマスロバルで勝負だろう。
最初のオフェンスで、清田との1on1を制した
この長身PGは、大きな武器と捉えたはず。
それは清田本人も分かっている。
そして、吠えた。
「10番、来るなら来い!!!」
ボールは、マスロバルに入った。
「やはり10番、マスロバル!!」
「清田とのミスマッチを突く作戦!!」
横浜Dベンチから声が飛ぶ。
「周りがカバーに入れ!!」
「1対1で仕掛けてくるぞ!!」
清田、叫ぶ。
「問題ナシ!!!!」
「……!!!?」
塩田 「清田…!?」
宮ノ腹 (やはり、勝算がある…?)
キュキュッ!!
マスロバルが背中を当てつつ、
シュート体勢に向かう。
清田、ニヤリ。
(コイツがパワータイプじゃなくて助かったぜ。
長身のテクニック型なら……)
キュッ!!!
マスロバル、ターンからドリブルインを狙う。
バシイイイイ!!!!!
清田 (センさんの比じゃねえ!!!)
一瞬の隙を突き、ボールを叩く。
マスロバル、目を見開く。
「……!!!???」
「なにィィいいいいいーーーー!!!??」
「清田が止めたあああーーーー!!!!」
ガタッ!!
町田、思わず立ち上がる。
「おおおおーーーーー!!!!!!!」
弥生 「ナイスディフェンス…!!!」
天崎 「……!!!!」
須形 「おお…!!!」
清田 「よーーーっし、速攻!!!!!」
「オウ!!!!!!」
横浜Dメンバーが一斉に走り出す。
道谷《清田、ボールを奪いました!!!》
井月《これはナイスディフェンスだ!!!》
ビッ!!
ボールがすかさず前線へ送られる。
仙道が受け取る。
「うわあああああーーーー!! 仙道だ!!!」
「これはサイコーの見せ場!!!!」
キュキュッ!!!!
必死に戻る千葉Bのディフェンス陣が
仙道を止めに動く。
佐戸 「ダメだな」
ビッ!!!!
仙道、斜め後方へボールを放る。
「ああっと……!!!!」
「またノールック…!!!!」
佐戸 「もうアイツの支配が始まり始めている」
そこには、シューター・宮ノ腹。
道谷《宮ノ腹、フリーーーー!!!!!》
井月《完全に空いたああーーーー!!!》
ザシュ!!!!
横浜D 8
千葉B 2
「来たあああああーーーーーーーーー!!!!!!」
「仙道から宮ノ腹!!!!!!」
会場、騒然。
「なんだ今のパスは…!!!!」
「あのスピードの速攻から、見えるものなのか!?」
清田、ニヤリ。
「まあ、見えてんだろーよ」
(もう俺にもカラクリは全く分からねーけど)
仙道のスリー、そしてアシスト2発、
まさに「仙道劇場」により、好スタートを切った
横浜Dは、小気味よくゲームを進めていく。
清田がマスロバルに圧倒されないことが分かると
攻守ともに良好なリズムが生まれ始める。
とはいえ、相手は8強の一角・千葉B。
サイズ差を生かし、インサイドを中心にこちらも
得点を積み上げてはいくが、5分を経過するころ、
点差はさらに広がっていた。
1stクォーター 残り4分30秒
横浜D 15
千葉B 8
道谷《横浜、7点リードです!!》
井月《主導権を握り続けていますねえ!!》
道谷が戦況を伝える。
《ここまでの5分、両軍のフィールドゴール数は
さほど変わりません。しかし差は開いていきます》
井月、頷く。
《両者の得点の形を考えれば当然なのですが、
しかしこの展開はちょっと予想できませんでした》
ゴールの数の差に大きな開きはない。
しかし、点差は少しずつ開いていく。
その答えは、
ザシュ!!!!!
1stクォーター 残り3分20秒
横浜D 18
千葉B 10
「また来たああああーーーーー!!!!!!!!」
「仙道が決めたあああーーーー!!!!!」
道谷《3本目!! 早くも3本目!!!!》
井月《止まりませんね!! これは凄い!!》
道谷、叫ぶ。
《仙道のスリーが止まりません!!!!》
『ビビーーーーーーーーー!!!!!!!』
千葉B、たまらずタイムアウト。
「おおおおおーーーーーーーーー!!!!!!!」
「先に動いたのは千葉!!!!」
「横浜が千葉を呑み込んでる!!!!」
「いや、仙道が呑み込んでるんだ!!!!」
横浜Dベンチ、総立ち。
爆撃を続けるエースを拍手で迎える。
「よーーーーーっし、仙道!!!!」
「おいおいおい、どうなってんだよ!!!!」
「全然外れねえじゃねえかよ!!」
そして横浜D応援団は、お祭り騒ぎ。
「「「 セ・ン・ド!!!!! 」」」
「「「 セ・ン・ド!!!!! 」」」
「「「 セ・ン・ド!!!!! 」」」
仙道、ひとつ息を吐き、ニコリ。
「ふぅ〜、なんか今日はよく入るな」
須形 「す、すげえ……」
天崎 「仙道さんが止まらない…」
弥生 「神がかってるわね……」
町田 「元々そんなに外から連発するタイプじゃ…」
弥生 「そのはずだったんだけどね…」
左京 「おいおいおい……」
外川 「ケンちゃん……」
佐戸、苦笑い。
「あんなに入ったっけ、アイツ…?」
横浜D・大浜監督、ニヤリ。
「おう、どうした仙道。なにが起きたってんだい。
秘密の特訓でもしてたのか?」
仙道 「どうしたんでしょうね」
清田 「………。」
福田 「………。」
仙道に何が起きたのか。
それは本人にも分かっていないようだが、
ともあれ、スリーポイントシュートが外れない。
「アイツ、あんな武器もあったのか…」
「これは、作戦の立て直しが必要だぞ…」
「仙道彰……、何者なんだ……」
観戦する他チームは、
ベンチで仲間に囲まれつつ涼しい顔で笑う
この21歳に、戦慄を覚えていた。
続く
スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(1054) へのコメント一覧
この流れが続くのか?続きが待ち遠しい。
すげー!今後の展開が読めん!
早く桜木たちとの対決が見たいです。
この話、どんなタイトルになるかも気になる(笑)
清田も成長しましたね、パワータイプの牧はわかりませんが藤真、宮城、深津なら既に互角以上に渡り合えるかもしれませんね。
高校時代はずっと牧と練習してて、試合では流川、仙道、沢北、諸星といった強敵との対戦経験あり。
卒業後は仙道と練習をしてきた事を思うと今更テクニック系の192センチごとき苦戦せんのやろうな。
そう、彼もまだ21歳❗️戦慄させられますよねー、20歳の花道君等と共に。又アシストの仕方がカッコいいですし👏次回も楽しみにお待ちしております🙇♀️
仙道、のってますね!
仮に3Pが入らなくなっても、バスケIQが高いのは変わらないので、非の打ち所がない。。。
仙道の安定感は読んでても伝わります。
ただ仙道も前の試合に触発されたかな??(^^)
早くメインキャラ達との試合楽しみです♪
前の試合に触発されたかッ?
宮城率いる湘北には勝てんかったもんなぁー。
次は福田の見せ場に期待!!
しかし、その一方で、「気分屋」でもある
千葉ブルズ戦開始早々からの3P三連発は、おそらく、前の「ペイサーズ vs 明利」の試合に“当てられた”からだろう
清田などは、実に分かりやすい形で、闘志に火が点いていたが、仙道も、またしかりということだ
魔法みたいなパスだったりスリーといい、ドンチッチのプレーをイメージしてブログ読んでます。
他のキャラだとやり過ぎとか不自然になりそうな活躍も、仙道だとしっくりくるんだよなぁ〜、不思議…
桜木 良いものを見せてもらったお返しだぁ!
そして・・・・・・見ていますか?
・・・・・・・・・・・・・・木暮さん・・・・・
いいぞいいぞ仙道!!!
by横浜生まれ横浜育ちのスラダンファン
でも気にならないくらい仙道がすげぇ!!
仙道とやりあっているほかのメンツが
伸びないわけないよな。
仙道に集中しても、陵南以上に周りが点取るだろうし、恐ろしいなまったく。
次回もたのしみにしております。
15点の内7点はフリースローってこと??
「なんだ今のパスは…!!!!」
「あのスピードの速攻から、見えるものなのか!?」
清田、ニヤリ。
「まあ、見えてんだろーよ」
(もう俺にもカラクリは全く分からねーけど)
清田って耳良いね
田岡茂一最大のファインプレーだった
かもしれんな。
「キャプテン仙道」
カッコ良い!!!
仙道vs桜木
仙道vs流川
仙道vs沢北
仙道vs牧
あたり見てみたい。
仙道が一歩リードしてる感じがする…
最早このゲームを支配する…仙道!
仙道…牧さん~俺とノブナガの成長観てますか?ノブナガも、めちゃめちゃ成長してるでしょう?
桜木も観てるか?
観戦中の桜木…仙道の心の叫びが聴こえたか?…おう観てるぜ!おのれ~仙道!野猿!
桜木…仙道も野猿もフクスケも皆俺が倒す!
その横で観戦中の…森尾と杉山……又桜木が変な事を言ってる……
やれやれ。
このスラダンの続き。
仮に週刊誌とかで連載だったとしたら、結構長期政権だよね。
どれくらいの期間の連載になるんだろう。
やはり天才・仙道はこうでなくちゃ!!
さすが仙道さん!会場の度肝を抜かしてくれましたね。
仙道さんならやってくれると思っていました。
桜木が嫉妬しそうですね。
寝坊か・・・
Kさんいつもありがとうございます😊
仙道さんの活躍で横浜ドリームスが一歩リード
清田も外国人PG相手にやりあえているのに感激です^_^
センさんのスリー三連発!今度は福ちゃんの活躍が見たい。
いつかミッチーか南がこのドリームスに加入して欲しいです♪
仙道、清田、福田頑張れ👍
能力的に考えても
G 仙道
SG 沢北
SF 流川で3人とも出したらええんちゃう?
アメリカ倒すって考えた時にアーバイン相手に1番戦えそうなGって仙道やろうし
流川の高校デビュー、
花道の体育シューズで初のバスケの試合に出た
あの陵南との練習試合
あそこから始まったんですよね〜
横浜対千葉のゲームを観て、アメリカの流川
試合を終えたばかりの花道は…
どんな反応なのか、楽しみにしています。
実際は試合多過ぎてグダグダで打ち切りでは
基本的にガンガンに攻めるプレースタイルの牧や流川、沢北らと違い、状況に応じてプレーを使い分ける傾向があるからか、原作でも続編(特に顕著)でも明確に仙道が止められたり虚をつかれるシーンって少ない気がしますね。
ただ、原作でも牧(全般)や流川(ディフェンス時)あたりには苦戦している描写あったし、
続編(高3時)でも、流川(全般)、森重(ディフェンス時は劣勢)、桜木(覚醒してから)、神(ディフェンス時)相手に苦戦する描写一定数あったことから、今後の描写次第なところはあると思います。
3人の中で、誰が一番「SF」として優れているかという意見を述べているのであって、誰も、“戦力”の話はしてないと思いますが?(論点がズレてる)
パスセンスに関して言えば、仙道が一番だろうけど、原作の時点でのディフェンス力においては、沢北が一番だった(公園での「仙道 対 流川」は互角だったが、「山王 対 湘北」では、流川は沢北にかなり止められていた)
元々、仙道と流川のポジションは「SF」だが、沢北だけは「G/F」だし、「対アーバイン」に特化して考えるなら、少なくともディフェンス時は、沢北が相手をした方がベターな気がする
何となくですが、敢えて、「万能型」という設定にもっていっているような気もします
1つ目は、やはり、「天才」という異名を持つからには、穴がなく、あらゆる点において高いレベルが求められること
2つ目は、常々、「センドーは俺が倒す」と口にする桜木と流川にとって、二人が持っていなかったり、到達していない部分があればあるほど(ちなみに、流川は同じ「SF」だが、桜木は「PF」なので、余計に必要かも)高い壁となり、それを成し遂げた時の効果が絶大となること
3つ目は、将来の日本代表を考えた時、「天上天下唯我独尊」と言われる流川や、「絶対王者のスーパーエース」として君臨していた沢北と同じチームになる可能性から、仙道が求められるのは、おそらく、ユニバーシアード大会での土屋のような“潤滑油”的な存在であり、且つ、いちプレイヤーとしても、土屋よりワンランクもツーランクも上であること
以上の三つを考慮すると、「無双」とまでは言わないまでも、必然的に、傾向としては、「万能型」にならざるを得ないのかなと
ただ、既に、コメント欄にあるように、仙道は、どちらかというと、「運」には恵まれていない方なので、その辺で、バランスを取っているのかもしれませんね
15対7のスコアで「FG数はほぼ変わらない」っていうのもどうだろう?
千葉の7点って最大でもFG3本なのに対して
横浜は描写あるだけで仙道2(スリー)、福田1、宮ノ腹1(スリー)で計4本(11点)、
もう1本FGあって5本対3本だとさすがに差がある状態だし
残り4点がフリースローならそれはスリーの差よりもファールの差だし・・・
前半で100点差にししたら、早退していいっすか?
監督「せやなぁ〜。でも、お前やったら ほんまにやりかねんからなぁ〜笑」
ためて一気読みしたいといつも思いますが毎日チェックしちゃってます。
いつもありがとうございます。
そのカードは決勝ですかねぇ?
手荷物検査でひっかかった?
あると思います。
仙道が牧を倒します!
あと、花道vs森重の対決・・・・・吟じます
あると思います‼️
仙道・・・・・・・何をしている。
お前にはやるべき事があるだろ!
早く活きの良い魚を釣ってきてくれ!
こんな奴ら相手なら、代わりにオレが出ようか??
池上「お前、まだバスケに未練があるのか?」
CF桜木、F流川、CF赤木、GF仙道、F福田、G牧、GF神、G清田、 GF沢北、CF河田兄、C河田弟、C森重
PG仙道(牧)(清田)
SG沢北(神)
SF流川(福田)
PF桜木(赤木)(河田兄)
C森重(河田弟)
このメンバーならアメリカ相手にもやり合えるのか気になりますね
三井、宮城、藤真、花形、諸星、土屋、深津らは迷って切りましたが
せめて15人なら…
どのくらいのボリュームだと多過ぎになるんですか?
答えられないなら別に逃げてもいーすけど。
まあ、答えられないかな。
何も考えずに書いてますもんねwww
こういう会話的に繋がるようなパターンに対して、本当に聞こえて返していると思っている人っているんですね。はじめて見た…。
>>84の自分の文章を読んでみなさい。
いろんな意見があって然るべきだと思いますし神と三井は好みも割れやすいと思いますが、それでも個人的には神を推します
やはりシューターとしての安定感は神の方が上ですし、神奈川選抜やユニバのスタメン格として大舞台で戦った経験もありますし
三井はセンスもある万能選手ですが好不調の波があるのと大学に入ってもスタミナ不足は相変わらずなので将来的にも改善されるかは怪しいので
代表のSF候補が激戦区って話やったんで
そもそも争う枠が違うんじゃないかって言いたかったんやけど…
わたしの読解力不足ならごめんなさいね
ディフェンスをスイッチするのはありですよね、2人ともそんなに身長変わらんし。
ただどうせ誰がやっても身体能力で負けるなら、抜かれ方、負け方も含めて仙道が一番巧く守るような気がしたんですよねー。
これに関しては仙道自身がまさに公園で、試合でもお前を止められないかと言うとそうでもないと言っているのでちょっと違うかなと。
仙道対三井
そして今回の見えてるのか?
仙道はともかくとして生粋のPGのりょーちん高校2年からPGになった清田とのパスに対しての差
気になります