○メダル逃した選手は税金泥棒なのか 強化費不足の中「メダル取れ」は選手に酷、為末大が異議唱える
J-CASTニュース 2月13日(木)19時23分配信
(引用開始)
 今日の日本では、サポート態勢は十分ではなく、強化費も発表している国の中で最も低いと指摘する。実際、日本の強化費の少なさは以前から注目されており、たとえば、報道されている北京五輪(08年)の年間強化費をみてみると、ドイツ274億円、米国165億円、中国120億円、英120億円などに対して、日本はわずか25億円程度だ。

 為末さんはメダル獲得に不利な状況にいる中で「選手たちは努力していると言えるのではないか」と評価し、同時に、そうした状況下で個々にメダルという結果を求める風潮を「選手に酷な状況」と危惧する。これは「足りないリソース(資源)を気持ちで補わせる」「全体的問題を個人の努力に押し付ける」という日本的精神論に通じるものであり、「結果が出せないことに批判が集まるたび、ここ数年続くブラック企業を想像してしまう」との見解も示した。
(引用終了、太字はオイラ)

 ウインタースポーツのサポート体制は文字通りお寒い。お金に困らないのは放映権で2億円近く稼いでいるフィギュアスケートくらいのものだろう。ジャンプにしても葛西の働きかけが大きかったし、スマイルジャパンも練習は手弁当で手厚いサポートを受けているとは言い難いのが実情だ。。カーリングも施設はあるが代表は社会人チームの延長線上にある。日本で荻原のことがキングオブスキーなんて言われるようになったのは今回のオリンピックからじゃないか?

 足りないリソース(資源)を気持ちで補わせるというのは正に言い得て妙。
 そこで改めて今回の雪による災害を思うと政府のユルフンぶりやヤホコメのアホさ加減がよくわかる。

 多かったのは「悪いのは地方自治体で政府じゃない、自治体に処理能力がないから」「何のために防災担当大臣がいるんだよ」「自衛隊は勝手に動かせない、法律でそう決まっている」というもの。処理能力がないってのは一見正しそうだが、これは判断能力と処理能力で分けて考える必要がある。自衛隊の出動要請を断った埼玉の上田知事の判断ミスは批判されても文句は言えないが、そもそも雪の降らない自治体では除雪できるだけの資源がない。住民にしても雪に対する備えがない、というよりそもそも雪が降ることを想定した生活基盤、生活様式になっていない。
 だから自助努力もたかが知れている。家は寒い、スコップなどの除雪器具も揃っていない、除雪作業に適した防寒着もない。家から出ることすら困難なのに無理にでも屋根に積もった雪下ろしをしないと家が潰れる。そして停電になる、最悪ガスも水も止まる、でも助けは来ない・・・。これでどうやって生き残れるのだろうか?ツイッターで拡散して助けを求めているのはそれだけ切羽詰まった状態だから。来るかどうかもわからない地方自治体の救助をすっ飛ばして国にSOSを送っている。物資もスキルも持っている国に頼らないと命が危ない、死ぬってことなんだよ。甘ったれんな!とか何でもかんでも国のせいにするな!とかほざく連中はゴルゴ13ばりの強靭な肉体と体力、サバイバル能力を兼ね備えているか、もしくは現実の厳しさを全くわかっていない、想像すらできない底抜けのアホのどちらかだ。当然、自己責任なんて話にもならない。

 んで、今日の夜7時の犬HKニュース。流石にトップに持ってきたが流したのは「早めの対応」だけ。北海道は過去の教訓を生かしました、首都高はやりました、めでたしめでたしでおしまい。政府の対応については見事にスルー。そして北海道の対応の報道にも実はミスリードが隠れている。道東地域の国道の通行止めはHPでも吹雪のためとしているのがほとんど。積雪による初期対応から二次災害を防ぐ目的で通行止めにしてしているのだ。

○セブン&アイ、長野県に食品空輸
時事通信 2月18日(火)6時1分配信
 セブン&アイ・ホールディングス <3382> は17日、記録的な大雪で商品の陸上配送が滞っている長野県内のコンビニエンスストアやスーパーに向けて、18日に食品をヘリコプターで空輸すると発表した。同社は既に山梨県内の店舗用に合計3200個のパンを空輸したが、さらに同県に向けても袋ラーメンやカット野菜などを追加して送る予定だという。 

 民間レベルでもこれくらいのことはできるのだ。民間の機動力と国の手続きは一概に比較はできない、企業のイメージアップなど功利的な狙いが全くないとは言わないとあえて言っておくが、実働部隊の自衛隊の投入が無くてもこうした緊急措置、知恵を絞ることはできるはずだししなければならない。地方自治体からいつ救助要請が来ても万全の体制を整えておくってのが政府の仕事だろう。それこそが国民の生命を守るという政府の最大かつ最優先の仕事だろう。自衛隊を待機させておけばそれでいいって話ではないんだよ。民間からヘリをチャーターすることに法律の壁があるのか?
 火曜日になって対策会議など緊張感の無さにもほどがある。日曜の時点で大雪は降っていて被害も出ていた。首相官邸に入って全閣僚を非常呼集するとか百万歩譲っても週明けすぐに災害対策本部くらい作らなきゃなあ。ヘリを飛ばすためには空の安全も確保するとか住居や農家への補償がどれくらいできるかとか、財源はどこから確保するのかとかオイラでも考えつくぞ?自衛隊機はいつでも出せる、食糧や機材を積んでおくから受け入れ準備をして待っていてくれとアクションを起こすとか声明出すのが国のトップのあり方だろう?国のトップが国民放ったらかしで土日に家でのんびりのお役所仕事じゃ官房長官の菅だって言い訳もできやしないwww。

 安倍の阿呆は国民の苦しみなどどこ吹く風。
 欲しがりません勝つまではと国民は勝手に耐えてくれるからゆっくりしてりゃいいってなもんである。
 そろそろ本気で怒らないとオイラたち国に殺されるぞ。