お客様から「いきなり英語が出て来て起動しなくなった」と、DELL INSPIRON1564が持ち込まれました。
2010年発売の比較的新しい機種です。
基本スペックは

・Core i3 330M(2.13GHz)
・HDD 320GB
・メモリ 4GB
・15.6inchi 1366×768 WXGA光沢液晶
・無線LAN
・INTEL CPU内蔵VGA
売られた仕様では一番ベーシックなマシンでした。

予想では、BSODで起動停止→メモリ不良かHDDの異常辺りと踏んでいたのですが、いざ現物を確認すると「Operating System not found」の白文字が・・・
なんかおかしな事をしてOS吹っ飛ばしたのかと思って一応BIOSを確認しに行くと、BIOSからHDD自体が見えてません。
はい、HDDの基板自体が故障でした。
ついでに、液晶内部に何かゴミが入っており、画面中央に糸くずのような影が・・・orz
しかも、液晶に振動を与えるとホワイトアウトしたり非常に不安定。
とりあえず特定位置で衝撃さえ与えなければ映る状態。

で、お客様に確認すると
・リカバリーディスクはない(元々DtoDでリカバリーは付属しない?)
・頂き物で元々のユーザーではない。
・保障もない。
一応個人間での譲渡ではDELLはサポート受付してくれるのですが、OS破損でリカバリーなし、HDD故障交換で保障を使わないとなると、メーカーサポート価格は新しいPC買えるほどになってしまいます。
また、うちでのサービスでもメーカーサポート価格程でないにしてもOS代が掛かってしまうのでかなり高価格になってしまいます。
お客様に連絡すると、「新しいPC買うので見積もってください。後で連絡します」とのことでした。

このように、本来は修理できるPCでもちゃんとリカバリーディスクが揃っていないと部品代が高価格になってしまい、コスト面で折り合いが付かなくなってしまい修理断念という事になります。(中古部品やオークションで出ているDELLリカバリーを購入すれば安くなりますが、中古部品にはリスクが伴いますしオークション出品分のリカバリーは出所がわからないためライセンス的に問題になる場合がありますので、基本的に使用できません)

今日時点では見積もりを作って、一応お客様に状態のレポートをするためINSPIRONのHDDに手持ちの動作検証用120GBを取り付けて、Ubuntu11.10を入れてみました。
基本的に動作に支障があるのは(液晶の不安定さを除けば)HDDが故障して付属のOSが無いって事だけだったので、普通に動きました。

さて、とりあえずお客様の返事待ちですが、このPCはお客様の所ではお役ご免のようです。
まだ新しいのに勿体ないですね・・・