今日は職場の夏休みの残りを使わせていただいて、伊丹まで事業所見学に行ってきました。

“(有)しぇあーど”さん

新たな拠点をつくられた、ということで“見学会”のご案内をいただいたので、同じ乙訓のNPOで生活支援事業を展開されているMさんと一緒に見せていただきました。

しぇあーど 033ホームページに図面が公開されていたので、ある程度イメージを持っていったつもりだったのですが…
実際の建物は、イメージよりももっとずっと大きなものでした。
なのに、住宅街の中にある建物としては周囲と違和感なく、“少し大きなお家”といった雰囲気で、あたりの風景に溶け込んでいました。

しぇあーど 007しぇあーど 001まだ移転作業の真っ最中で、ちょうどスタッフの方々で棚の組み立て作業中に到着してしまいました。(ややこしいときに、すみませんでした。)

1階にはひろ〜いリビングとひろ〜い畳スペースがあり、のびのびくつろいで過ごせそうです。
天井には注入ボトルを下げられるようフックとレールが設置されています。(奥に酸素の装置も見えますね)

しぇあーど 013しぇあーど 027IH完備のキッチンとは別に、注入の準備をするためのミニキッチンも独立して設置されていたり、畳スペースの棚には吸引機や医療的ケアに必要な物品がぎっしり。
重心の方の利用が多い、しぇあーどさんならではの心遣いと工夫ですね。
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自動止水機能のついた手洗いコーナーや
空気清浄機の設置、紫外線カットのフィルムやカバー付きの照明器具など…利用される方の状況に合わせた配慮が随所に見られました。(写真は撮りませんでしたが、エレベーターもいわゆるホームエレベーターではなく、呼吸器使用の方も利用できる大型サイズのものでした)

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お風呂もゆったり入れそうですね。(これは1階のお風呂。2階にも違ったタイプの広いお風呂があります)



しぇあーど 0222階のリビング。採光用の窓もあって、とにかく広くて明るい!!どの部屋もそうですが、本当にあたたかい雰囲気で、自分自身が「こんなところなら住んでみたい!」って思える、そんな建物でした。

でも、本当に素晴らしいのはこの新しい拠点に繋がっていくまでのしぇあーどさんの実践なんだということを、お話しを伺う中であらためて感じさせられました。

どんなに障がいが重くても、医療的ケアがあっても、地域であたりまえに暮らしていくために必要とされる支援を行う。制度や事業はそのために活用するものであり、それがすべてではない。制度にないものは、別につくればいい。この拠点も重心の人達が安心して過ごせるために必要だからつくる。そんなシンプルな、そしてだからこそ強い思いをもって、かかわっている人達の心が一つになる、その拠り所にもなる場所なんだな、と思いました。
ここまで来られるのは、客観的に見れば並大抵のことではなかったのだろうと推察されるのですが、そんな道のりもきっと笑顔で歩いて来られたんだろうなぁ、と感じられる明るさと力強さがスタッフの皆さんの雰囲気から感じられました。

私たちの地域でも“今”求められているもの、そして“これから”の展望を考え、行動していくべきことに、大きな示唆と刺激をいただくことができました。移転の真っ最中の大変お忙しい中、丁寧にご説明いただき、本当にありがとうございました。


PS.個人的に一番うらやましかったのが…2階の“宿直室”です。あんなスペースが僕もほしい…