アイスと冷凍食品を配送する仕事をしています。
以前は、アイスは冬場には売れないと思っていたのですが、実際は夏場に比べると販売量は少ないですが安定して買われています。
これは新発見と、興味を持ち、売り場で陳列している時に観察していました。
すると、圧倒的に女性客が多く、高齢の女性も頻繁に購入していくのがわかりました。
また、売れ筋商品には特徴があり、断トツなのがアズキ系。
続いて、お茶系、チョコレート系、バニラ系がとてもよく売れていきます。

数年前、うつうつした症状に悩まされました。
眠りにくい、やる気がしない、胸というかココロの圧迫感etc…
鬱っぽいのはイヤだが医者の薬に頼るのもイヤだったので、食事や運動、音楽などで改善しようと調べていました。

その時にまとめたココロを落ち着かせる効果のある食材のメモを見てみたところ、このよく買われるアイスは精神面・脳に効果のあるもので癒し効果のあるものばかりなのです。
ということで興味を持ちましたので、まとめてみました。

◯まとめ
女性とこどもは脳の情報処理量が多く、成人男性よりもエネルギーとなる糖分を多く必要とします。
手軽に手に入りやすいアイスは糖分が高く、リラックス効果のある高機能成分を有する食材を使用している製品が多い。

中でも女性にとって重要な女性ホルモンと似た働きをする植物性エストロゲンと呼ばれるイソフラボンが豊富なアズキ系はとても人気があります。

・脳のエネルギー源はブドウ糖だけです。
ブドウ糖を摂取しやすいものとして、砂糖、炭水化物(ごはん、パン、麺など。野菜も含みます)、ラムネ菓子。
森永ラムネは、コンビニなどで手が入りやすく、筆頭成分がブドウ糖。ノンシュガー

・こどもは大人に比べ、脳を多く使うので、エネルギーが必要です。
こどもの脳は日々成長します。大人よりも情報処理量が多く、そのためエネルギー源が必要です。

・女性は男性よりも脳を多く使うので、エネルギーが必要です。
女性は右脳と左脳を繋ぐ脳梁が、一般男性にくらべ太く、連係頻度が男性の数十倍。
そのため情報処理量が多く、より多くのエネルギーが必要です。
連係頻度が高いため、感じたことが顕在意識にでやすく、男性に比べ察知するのに長けています。
女性の勘がするどいのはこのためです。

脳梁の太さに関してですが胎児の時(妊娠28週まで)は男女差はなく、29週以降は、男性は男性ホルモンにより細くなります。
また、母体のコンディションにより細くならないまま生まれる、女性脳をもつ男性が生まれるケースがあり、その割合はおよそ全体の7〜14%、10人に1〜2人とのこと。

・アイスは糖分が多く、また、リラックス効果のある原料を使っているものが多い。
よく購入されるタイプとしては、アズキ系、お茶系、チョコレート系、バニラ系があります。
それぞれに使用している成分と、その効能をまとめます。

◯アズキ系
トリプトファンポリフェノールの一種のイソフラボンを多く含んでいます
トリプトファンは神経伝達物質セロトニンの原料です。
セロトニンは不足すると喜怒哀楽のコントロールができなくなりうつ病になりやすくなります。
イソフラボンは別名「植物性エストロゲン」と呼ばれ、女性ホルモンと似た働きをし、女性ホルモンのバランスを整えます。
女性ホルモンが不足すると更年期障害認知症不妊症、整理不順になりやすくなります。
逆に多すぎると乳がん、子宮がん、卵巣がんにかかりやすくなりますが、イソフラボンはそのバランスを調整することができます。
アズキは調理をしてもイソフラボンの流出が少なく、アンコなどに加工しても効能を維持します。

◯お茶系
ポリフェノールの一種のカテキンの他、さまざまな高機能成分を多く含んでいます。
アンチエイジング、生活習慣病予防、殺菌に優れます。
またアミノ酸の一種であるテアニンを多く含みます。
テアニンは脳の神経伝達物質に作用し、脳にドーパミンを分泌させ、α波を出させる効果があり気分が癒されます。

◯チョコレート系
原料のカカオは、カカオマスポリフェノールを多く含みます。
ストレス解消、免疫力アップ、生活習慣病予防、殺菌作用など、さまざまな効果があります。

◯バニラ系
原料の牛乳は、トリプトファン、カルシウムを多く含みます。
神経伝達物質セロトニンの原料となり、カルシウムはイライラ解消に効果があります。
天然のバニラビーンズにはさまざまなリラックス効果があるようですが、非常に高価なためおやつの安価なアイスに使われることはまずないようです。
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