めんそーれ。

一昨日沖縄から帰ってきました。

3日間関わってくれた方々。観に来てくれた方々。そして企画、アテンドしてくれたヨシムラタカシさん本当にありがとうございました。

おかげですごく思い出深いツアーになったと思います。

空き時間は親の仇のようにずっと泡盛を飲んで沖縄料理を食べて過ごしていたんで沖縄らしい場所には一切行かなかったんですが、それでも中々ディープな旅でした。

今回は沢山の人と繋がりを持てたのが嬉しかった。

沖縄の人はみんなニコニコしてて優しい。

こっちまで自然と笑顔に。



初日のライブ前にベイビーベイビーというハンバーガー屋さんへ寄るとツアーのフライヤーが置いてあって嬉しかったのは勿論、ちょっと不思議だった。

三重のガレージでしか鳴ってなかったものがこんな所に。すごいな。


沖縄はまだちょっと暑くてルートビアが美味しかった。僕は好きやった。

やっちゃんは毎朝近くのビーチへ散歩に行くのが日課。

毎日「泳ごうかなー。泳ぎたいねんけどなー」って言ってた。


ライブ後は打ち上げでヨシムラさんたちに色々おすすめのお店に連れていってもらい朝まで飲んでた。

あんなにボロボロになるまで飲んだのは久しぶりだった。道端で寝てしまってさぞ迷惑だったろう。でも楽しかった。


5日間も滞在しててお酒を飲んでる記憶がほとんどってのも面白いな。

まだ余韻が残ってるけど今度はアルバムを持って行こうと思う。

沖縄のみなさんその時はまたよろしくお願いします。


写真は朝6時頃のヨシムラ氏と岡山氏。




もう東京にきて二回目の夏。

暑くて何をしようとしても気が進まず、去年も今年も夏らしい事は一切やってない。

高校野球もやってるし今年はオリンピックもやってる。

海とか花火とかフェスとか。

夏の誘惑が沢山あるけど全部お預けで悶々としてる日々です。

それでもこの暑さでひとりでに滲み出てくる汗と、朝からけたたましい音で起こしてくる蝉の声くらいには少なからず夏を感じることができるか。

夏は僕のような青年期特有の「自分は世の中に必要とされてるんだろうか」という悩みを抱えてる若者には少し残酷な季節やと思う。

僕は社会に出てから「遊んでる暇あったら働け」という教育方針のもと育ってしまったから余計やと思うけど、何かゆとりを許さないという無言の圧が未だ大人たちには蔓延してる気がしてならない。

はたまた自分がゆとり世代であるが故に過敏になり過ぎてるのか。

どっちにしろ「表現の自由」はいま現在僕ら全員に与えられてる権利やから、せめてバンドをするくらいは快く許してほしいもんです。


そんな葛藤はあるものの図書館には行ってる。

空調も効いてるし静かな空間やから僕のような賑やかな場所が苦手な田舎っぺが街を散策して行き着いた先は図書館やった。

今はスマホなりネットですぐ調べものができてしまうけど、やっぱり自分の力で探して調べるという面倒くさい行為を経る事で頭に入ってくるものの質が違う事に気付いた。

目的のものを見つけるまでにかかる時間は一見「無駄な時間」かもしれないけど、その過程でたまたま見つけたものが凄い面白そうやったり自分がどういうものに目がいってどういうものに興味あるのか分かってくる。

僕の場合は世界遺産の写真集を探してたのに途中「日本の河童大全集」やったり「お風呂の歴史」やったり。

一緒目に入ってきてなんとなく気になって手にとって見てしまった。

こういう出会いは大切にした方がいい気がした。

CDなんかもそうで、その時に聴いてなかったり見つけてなければきっと好きになってなかったんじゃないかと思うものもあり、本も音楽も出会うタイミングというのはとても重要やなと思う。

見つけたものとその時の生活とか心境がリンクすれば自ずと好きになるやろうし、もしピンと来なくてもそれは出会うタイミングが今じゃなかっただけな気がするな。

一周して後から良さが分かるみたいな事が今までいっぱいあった。

何処にも居場所がない孤独な人間からすればこんなに自分と向き合える場所はそう多くない。

そこに居る大人たちも然程僕と大した違いはない様に見えて少し楽になれる。

こういう場所で気持ちに余裕ができれば人にだって優しくなれるしリセットできたような清々しさもある。

そうして得た知識であったり優しさは日常を送る中に自然と反映していく。

さながら、これから厳しい外の世界に出て行く為に土の中で蓄えをしてる蝉の巣窟のような場所に見えてきて面白かった。

今日も暑い中みんな頑張って鳴いてる。








京都、名古屋とライブを終えて東京へ帰ってきた。






二日とも珍しい部分を見せれた内容やったんじゃないかなと思う。





行ってよかった。







ライブを通じてじゃないときっと繋がれなかった人とか場所とか、そこに向かう途中の景色とかがやってく内にどんどん広がっていく。






不思議だ。









毎回思ってるけどその昔お互い別々で活動してる合間を縫って、自宅ガレージでしか演ってなかった音楽が今はこうして色んな場所で鳴ってるってのも本間に不思議。







10年前に録音したデモを聴くと同じ曲でも今とは全くノリが違うし、そん時の情熱とか勢いみたいなもんを超えるのは中々難しい。というか超えれへんと思う。








で、そんなに変化してた事に自分は気づいてなくて、ふとした時に思い出した様に聴くとめっちゃ面白くて。










だから今なんとも思わんかったとしてもその瞬間の音を残すってのはどんな形であろうが絶対やっておくべきやなっていう話をよくする。











今までそういう事をやりたくても出来なかった人たちも勿論いると思うし実際音源作ってほしいなぁと思う人たちもいたりで、ちょっとでも手助けできる様になれたらいいなと。微力ながら何かできることはないかと最近思ってる。









まぁ自分も早くアルバム出さんといかんですが。








でも同じ境遇の仲間が出来るってことはそれだけで心強いし楽しさも増すんやろうね。
今までは僕も仲間意識を持ったりするのが苦手やったしチームワークってものにあまり関心なかったりで大概一匹狼やったわけやけど。








ここ最近はそうでもないかな。











一人でいるほうが楽やけど今まで自分を奮い立たせてきたのは競争心やったし、やっぱり誰かに影響を受けたり誰かに背中押してもらって僕は生きてきたからな。








もし自分が逆の立場であるならと考えた時はいつも「無理無理。そんなキャラちゃうし恥ずかしいわ」と思ってたけど、保守的では成長できる部分って少ない気がして。








だから相手の為でもあり自分の為でもある。






恥をかくことにビビってたら何も出来ひんし恥をかいた時こそ「あ、これはアカンことやったんや」って学習するし、成長した瞬間なわけで。






だから競争心が生まれるのは誰かと一緒にいる時しかない。お互いが尊敬、刺激しあって大きくなっていけるような同じ立場にある仲間をずっと探してゆきたいもんですね。


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