October 16, 2013

術後・・・現実と向き合う

術後の経過は順調で、大切な人々とともにクリスマスを過ごし、そして、年が明けました。

2013年1月。
新しい年は私の乳がんとの本当の闘いの年です。

年明けの最初の診察で、術後の詳しい検査結果を聞きました。

術前検査では「非浸潤がん」でステージ0という診断でしたが、術後の検査では浸潤している箇所が見つかり、「浸潤がん」でステージ1という診断に変わりました。要は術前より状態が進行している、という結果です。そうなってほしくない現実でした。

初期がんには変わりませんが、「非浸潤」と「浸潤」には大きな違いがあります。

・・・それは再発のリスク、ということ。

「非浸潤がん」というのは、がんが乳腺の中に留まっているので、その部分を取り除いてしまえば、理論上は再発しない段階。それに対して「浸潤がん」というのは、がんが乳腺の外に出てきてしまっているので、その部分を取り除いても目に見えないがんが体に残ってしまっている、再発のリスクのある段階です。

このため、私は急に「抗がん剤治療をする」という現実に向き合わなければいけませんでした。

さすがに、手術と違い、いきなり抗がん剤治療をする決心はつきませんでした。
初期のがん、見えないがんをたたくために、予防的に行う抗がん剤治療ですが、本当にそこまで必要なのか、身体的にも精神的にも負担が大きすぎる・・・・

私にとって一番つらいのは、抗がん剤の副作用によって生理が止まること、治療が終わっても生理が再開しないことがあること、また生理が始まってもふつうの人と同じ程度に妊娠できるわけではなくなる、ということでした。

これは、そろそろ結婚しようかという段階にあった彼にとっても大きな悩みとなっていきました。


jupitari at 15:25|PermalinkComments(0)

October 12, 2013

最初の治療−摘出手術◆併笋龍擦鰐気ならない)

乳がんの部分切除を決心し、入院した日。

それまで気にしないようにしていた、胸にメスを入れるという事実が、私の心に大きな影となって暗さに支配されそうになってしまっていました。

そんなとき、親しい友人が病室を訪ねてきてくれました。
そのうちの一人が、自分の結婚するときの話をしてくれたんです。

その人の旦那さんは、結婚する時点で糖尿病をわずらっていたこと、そしてその人自身も妊娠しづらい体質であることから、お医者さんから「子供はまずできないと思ってください」と言われた、という話でした。

でも、それからなんと3人もの子供が生まれ、今40歳にして4人目の子供を妊娠中。まずできないと言われた子供が、予想以上にたくさん与えられたという事実。
これはとっても励みになりました。

具体的な根拠はないけど、なぜだか「私は何も失わない。」、そんな確信が心の中に生まれてきました。

こうして、臨んだ摘出手術。
手術室に入るときは、何の迷いも心配もなく、まっすぐな気持ちでした。

結果は・・・本当に写真がお見せできないのが残念なくらいですが、乳がんの手術を受けたんです、といってもわからないくらいきれいな状態でした。

切り取った範囲は7cm×5cmくらいあるのですが、メスが体の側面から入れられているため、腕をあげなければ傷は見えないし、切除部分には周りの脂肪を持ってきているので、凹みも一切ありません。

硬くなってしまった部分、感覚のない部分があるので、触るとわかるのですが、ふつう他人は胸にはさわりませんからね!(笑)

大満足の結果でした。
先生、きれいに手術してくれてありがとう。

(ちなみに、先生自身も何回も確認して、キレイキレイと満足そうでした。(笑))

jupitari at 14:56|PermalinkComments(0)乳がん 

October 08, 2013

最初の治療−摘出手術 柄甘Δ部分切除か)

私の乳がんの最初の治療、それは摘出手術でした。

摘出手術で気になるのが、やっぱり、いわゆる「全摘」か「部分切除」か、という問題です。

私のがんはさほど大きく広がっていないので、部分切除を選択できるということでしたので、部分切除が一番いいように思いましたが、物事はそう単純ではありませんでした。

部分切除のメリットは、当然切り取る範囲が小さくてすむので、元の胸の形を維持しやすいこと、また、残った部分の胸の感覚が残るということです。また、乳腺が残れば、将来赤ちゃんにおっぱいをあげることもできると言われました。(ただし、実際には部分切除の場合は大抵放射線治療をするので、放射線治療をした方の胸ではおっぱいをあげることはできなくなるということを、後から知りました。)

一方で、デメリットもあります。
それは、切り取ったぎりぎりのラインにがん細胞があった場合、最悪の場合は追加切除が必要になるということ、また乳腺を残すということは、つまり再発のリスクが残るということです。これを嫌って、部分切除が可能な場合でも全摘を選ぶ人もいるそうです。(でも誤解しないでくださいね。全摘したからといって、乳がんの再発のリスクが0になるという意味ではありません。反対の胸もありますしね。)

逆に、全摘のメリットは、再発のリスクが低いということ。でも、やっぱり胸を全部失うのには、かなり抵抗があります。再建してきれいな胸を手に入れることはもちろん可能ですが、本来の胸ではないので、感覚、感触というのは全く変わってしまうそうです。

私は、悩みましたがやはり部分切除にすることにしました。
やっぱり残せるものは残したいですものね。

そして、手術の前日、私はお世話になっている病院に入院しました。

病院はとてもきれいで、雰囲気も穏やか。
実家から母も来てくれ心強いばかりでしたが・・・・心の中に大きな暗い気持ちが出てきました。

それは、やっぱり部分切除といっても、元の胸を失うことの、なんともいえない悲しさでした。

まだ結婚もしていないのに、子供も産んでいないのに、私の胸は傷がついてへこんでしまうのか・・・。
そう思うとただ悲しくなってしまうのでした。

jupitari at 10:41|PermalinkComments(0)乳がん 

October 02, 2013

乳がんの治療の流れ〜まずは摘出手術へ

健康診断で引っかかった部分の組織検査をしたところ、悪性だとの結果を告げられてしまった私。

でも言われた時は、正直自分のことのような気がしなくて、ショックというよりは何か他人の話を聞いているようなそんな感じでした。

でも、結果がはっきりしたからには治療を進めていかなくてはなりません。

私の場合は、悪性細胞が乳腺の中に留まった「非浸潤癌」という超初期(ステージ0)の状態。なので、まずはこの部分を取り除くことが最初の治療となります。

この段階で説明された、私の乳がんの治療のステップは以下の通りでした。

‥出手術
まずは悪性細胞があるところを体から取り除きます。
手術には乳房の部分切除と乳房全体を切除する二つの方法があります。がんの広がり具合によって部分切除が選べない場合もありますが、私は選択可能でした。ちなみにこの切除の仕方によって、その後の治療方法が少し変わるようです。
いずれにしても、手術で摘出した細胞を細かく検査して、癌のタイプや進行状況などがはっきり診断されます。本当の確定診断はこの段階です。(この結果によって治療内容が変わることもあり得ます。)

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いわゆる抗がん剤治療です。私の場合、術後検査でも「非浸潤」であれば化学療法は不要だろう、というのがこの時点での説明でした。

J射線治療
ガンを摘出した部分に放射線を当てることで、摘出した周辺に残っているかもしれない悪性細胞をやっつけます。乳房全体を摘出した場合には、放射線治療は必要ないみたいです。

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これは、ホルモン受容体が陽性のタイプの場合にのみ適用される治療ですが、5年に渡る治療が必要となります。そして、この治療の問題は、治療によってほとんどの場合生理が止まるということ、止まった生理が再開するかはわからない(年齢が上がるほど、再開する人の率は下がるそう)ということでした。

そう、36歳、独身。彼からのプロポーズを待ちながら結婚を夢見る私にとっては、結婚する前に生理が止まってしまう、そのまま閉経してしまうかもしれない、子供を産めない!?ということはかなりの大問題でした。

でもまずは、とにかく摘出手術をしなければ始まりません。

私の手術は、乳がんと診断された1か月後の、2012年12月17日と決まりました。


jupitari at 10:04|PermalinkComments(0)乳がん 

October 01, 2013

36歳、独身、乳がんになる。

2012年8月末、今から1年前。
会社の「健康診断推奨月間」ということで、8月に健康診断を受けました。

実はその半年前にも健康診断をうけていて、特に異常はなかったので、特に心配はしていませんでしたが、出てきた結果はマンモグラフィーで「要精密検査」。

過去にも、再検査や精密検査が必要と診断されたことは何度かあったので、やっぱり30代後半になると色々と出てくるのかなーなんてのんびり考えながらも、検査をするならしっかりした病院でさっさと受けてしまおう、と都内のある有名病院での検査を予約しました。

そして・・・再度受けたマンモグラフィーの診断結果は、「乳腺の石灰化」。

「石灰化」という状態はわりとなる人が多く、その9割は良性ですとの先生の説明で、「なんだ、それなら良かった」とほっとした矢先、説明を続ける先生が「良性だときれいな丸い形、でも悪性だとちょっといびつな形なんです」と話しながら私の検査画像を拡大していくと・・・・うーん、素人目にもいびつだとわかる形。

これはもしや・・・?

「うーん、この部分はグレー」

と先生もちょっと困惑した表情。
でも、先生、きっとこの段階で、かなり悪性だと思われたんじゃないかと思います。
なんだか、その時、私を気遣ってソフトに言ってくれた、そんな印象を受けました。

その後確定診断のため、マンモトームという体の組織を取る検査を実施。
そして、2012年11月16日。先生から告げられたのは「悪性です」という検査結果でした。

36歳9か月、独身。こうして、私は乳がん患者となったのでした。




jupitari at 10:37|PermalinkComments(0)乳がん 

April 15, 2007

初!アフリカ大陸!

出張で、ヨハネスブルグ(南アフリカ共和国)に行って参りました。

これまでも出張でかなりいろんなところへ行かせてもらいましたが、ヨハネスブルグはその中でもなかなかいけないところのひとつです。ロンドンからでも12時間かかるし、日本からだったら直行便はなくて乗り換えていかなければいけない地の果てですからね。。

ヨハネスの町そのものはとても都会だったのですが、やっぱり道行く人たちは、アフリカ人ならではのファッションで不思議な雰囲気でした。

でも、やっぱり治安はよろしくないらしく、移動はすべて会社の車。
だから、街そのものの雰囲気をなかなか感じられなかった点はちょっと残念でした。

でも、その代わりに現地駐在員の人が、南アの魅力を熱く語ってくれました。

ひとつはワイン。
日本ではあまりなじみのない南アのワインですが、ロンドンでは意外と人気があり、ワインの陳列棚に、フランスやイタリアとならんで、南アのコーナーがあるくらいです。

南アにしかない種類のブドウなどもあり、いろいろとお勧めのワインを買ってきました。(私は3本ですが、上司はなんと6本も買っていました!)後から飲むのが楽しみです。

もうひとつはやっぱり自然。
今回は行くことができなかったのですが、ヨハネスから1−2時間でいけるケープタウンは、Table Moutainというてっぺんが平らな山やCape Pointと呼ばれる岬があり、その岬の端まで行くと、地の果て感を感じることができるそうです。次の機会があればぜひ行ってみたい!やっぱりそんな大きな自然を感じられる場所はそうそうないですからね

ケープタウン以外に心惹かれたのは、ナミビアというところ。ここでは、普通にアフリカの動物たちが身近に暮らしているのが見られるそうです。そして、大自然の真ん中にロッジがあり、そこに泊まると、ただ静けさと圧倒的な数の星が広がる空をみることができそう。天の川があちこちにあるように見えるくらい、プラネタリウム真っ青の星の数だそうです。うーん、体験してみたい。

こんな場所にいけるなんて、本当に、私はラッキーですよね。

月曜日からはイスタンブールに行ってきます。これで、私の出張ツアーもおしまいかな。。

jupitari at 02:04|PermalinkComments(0)旅行 | お仕事

February 22, 2007

またまた・・・・

日本もイギリスも、また2月22日を迎えてしまったので、私も誕生日を迎えてしまいました。31歳です。

うーん。もう嬉しくない。( ̄へ ̄メ)

「31」って、数字で書くとなんかすっごい年とった気がしいてしまいます。

でもま、いっか。今までどおりマイペースでやるしかないですよね。
周りのものに振り回されすぎないように、でも、後から振り返ったときに、一歩でも半歩でも、前進出来たと思えるような、そんな31歳にしたいと思いますっ

jupitari at 10:00|PermalinkComments(3)

February 14, 2007

イギリスのバレンタイン

2月14日、バレンタインデー

イギリスでも、もちろんバレンタインデーというのはあって、2月に入るとあちらこちらのお店でバレンタインにちなんだ商品を並べます。

日本では、女性から男性に、という習慣が強いし、プレゼントはチョコレートか、そこから派生してお菓子などをあげるのが主流ですが、イギリスはなんと言っても、男性から女性に上げる花束。しかも、バラの花束がやはりいいようです。

だから、2月14日は花束を片手に先を急ぐ男性や、嬉しそうに花束に顔をうずめる女性を多くみかけます。

オフィスでは、もちろん義理チョコなんてものはないし、いつもと同じ時間が流れていくばかりですが、今日はちょっとだけ素敵なことが。。

私の職場には、現在妊娠中の同僚がいるのですが、その人のダンナ様から職場の彼女宛にバラの花束のデリバリーがあったのです。朝、同じ家から出てきたダンナ様からデリバリーで花束が贈られてくるなんて、ちょっと嬉しいプレゼントですよね。

職場の女性たちは、とてもうっとりしたうらやましそうな目で彼女を見つめていました。(もっちろん、私もっ!) いつかは私もあんな経験してみたいなぁ。(´▽`)

jupitari at 23:04|PermalinkComments(0)

February 05, 2007

やり直してみたこと

この週末は、昔やっていたことをいろいろとやり直してみた週末でした。

一つ目は、バドミントン。

中学生のころは、バドミントンクラブに入って楽しくやっていましたが、大人になってからはほとんどやる機会がありませんでした。

でも、昨年のある飲み会でバドミントンをやりたいと思うようになり、思い立ってから数ヶ月たった昨日、やっとバドミントンをやりました。

外でやったので、風があり、思う方向にシャトルは飛んでいかなかったりもしたけれど、天気もよく、公園の風景の中でやるバドミントンは本当に気持ちのいいものでした。(*^o^*)


二つ目は、ブロードバンド。

ロンドンに来てから、諸事情により実は1年間ブロードバンドを引けていなかった私。(詳細は12月23日のブログをご参照。)それがやっと土曜日に開通しました。

自宅でブロードバンド。今では当たり前のようなサービスだけど、1年越しの願いがかなったと思うとありがたく感じます。早速、あれこれ設定したり、IP phoneしてみたり。ルンルンです。

そして三つ目は日曜日の過ごし方。

私はクリスチャンなので、ロンドンでも日曜礼拝を続けているのですが、現地の教会には行かず、電話回線を通して世界中の兄弟姉妹と行う電話礼拝に参加しています。電話なので、どこの家からでも使えるのですが、半年前までは同じくロンドンに住んでいた友達が毎週日曜日にうちに来て、一緒に食事をし、その後礼拝に参加する、ということをしていました。

その友達が日本に帰国してからは、一人で電話礼拝に参加していたので、なんだかちょっとだらっとしていたんですが、1月からロンドンに長期出張で来られている方から連絡を頂き、3日の礼拝から一緒にまた我が家で電話礼拝に参加することになりました。

やっぱり一人で参加するのとは何かが違う!来週からも続ける予定です。




jupitari at 06:42|PermalinkComments(0)日常 

January 29, 2007

ビアードパパのシュークリーム

会社の上司が、「ニューヨークにすごくおいしいシュークリーム屋がある」といっていたのに、すっかりニューヨーク滞在中はそのお店にいくことを忘れていた私。ロンドンに帰る直前に思い出したのですが、時間が足りず断念。

そのことを上司に報告したら、なんと同じお店がロンドンに最近オープンしたということを教えてもらいました。なーんだ

確かに、ロンドンの日本人向けフリーマガジンにもそのお店のことが載っていました。何かと思ったら日本のお店なんですね。名前は「ビアードパパ」
有名なようなので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

ちょっとお店が遠いので、土日にでも行こうかな、と思っていたところ、土曜日の仕事の際に、なんと上司がそのシュークリームを40個も差し入れしてくれました。ラッキー

私は、欲張ってバニラ2個と抹茶1個を試食。ほんと、おいしかったです。

シュー生地が私好みの固めな焼き具合で、中のクリームもバニラビーンズが効いた上品な甘さ。甘いだけではない、さすが日本のお菓子だなって感じでした。

そういえば、イギリスにはシュークリームというお菓子はありません。だから、英語でも決まった名前がないみたい。イギリス人の人には説明が難しいのですが、ビアードパパではCream Puffという風に呼んでいるようですね。

でも、うちの会社では、日本人が思わず「シュークリーム」って呼んじゃうので、一日にして「シュークリーム」という名前で通じるようになりました。


jupitari at 00:51|PermalinkComments(0)London | 日常