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 「クライマーズ・ハイ」などで知られる横山秀夫の原作を基に、『感染列島』などの瀬々敬久監督と『ザ・マジックアワー』などの佐藤浩市主演で映画化した犯罪ドラマの後編。昭和時代の最後の1週間にあたる昭和64年に起きた未解決誘拐事件と、新たに発生した類似の事件の謎に迫る。県警の広報官を演じる佐藤のほか、綾野剛、榮倉奈々、永瀬正敏、三浦友和ら豪華キャストが集結。事件の行く末はもちろん、警察と記者クラブとの摩擦や警察内の対立、主人公の娘の行方など怒とうの展開に目がくぎ付け。

(以下、ネタバレあり)

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 前編を鑑賞した時に64の誘拐事件の犯人はこの人で、模倣事件の犯人はこの人じゃないかって想像していたのですが、予想通りでしたw


 上記の犯人は後編の中盤あたりで明らかになるので、どうやら真犯人の意外性を見る映画でなく、もともと刑事部にいた広報官・三上の奥に秘めた刑事魂と父親魂、そして64で娘を殺害された雨宮の娘の無念を追及する執念の凄みを体感する映画ではないのかなと思いました。


 借金返済のために雨宮の娘を誘拐して殺害した目崎は、雨宮の執念により犯人であることを暴かれて、その事実を自供させるためなのか、娘への復讐なのか、目崎の娘を雨宮が偽装誘拐した事実。


 最後に娘の目の前で逮捕されるという無様で残酷な最期となる目崎は自業自得と言えばそれまでなんだけど。でも、三上が後悔するように目崎の家族のショックは計り知れないものがあるだろうし、警察の上層部がくだらない保身のために隠蔽したある事実によって、事件解決が遅くなったのも事実。もし、それをしなければ少なくても模倣の誘拐事件が起きずに、雨宮と幸田は犯罪に手を染めずに済んだかもしれない。


 結局は何だかんだ言って雨宮が一番の被害者なんでしょうね。そんな事件を解決に導いたのが三上の冷徹な刑事魂による行動だった。まさかあんな三上の行動で事件が解決するとは。


 この映画、面白かったか?と聞かれたら正直微妙です。事件解決に導かれたのも良かったけど、結局三上の娘が見つからなかった(留守中の着信は娘の無事を期待させている?)から、正直後味悪いです。


 ただ、俳優陣の迫真の演技が素晴らしかったから、そういう意味では見る価値のある映画なのかもしれませんね。佐藤浩市、永瀬正敏、緒方直人の演技が特に良かったです。




評価

★★★★☆ (★4.5)




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