26日の本会議で条例案否決!

 
みなさま
 
以下のご報告をします。まだまだ粘っこく活動をすすめましょう!
 
◇  住民投票条例案を否決  賛成10  反対20  退場1
        ーー傍聴者は市議会史上最多の69名(定員58名)ーー

 今日(26日)、市議会の総括審議(本会議)で、新川計画(ハコモノ建設事業)の是非を個別に問う「住民投票条例案」が賛成少数(10)で否決されました。
 私たちが3週間で約6000の署名を集めた直接請求は民意無視の議会によって拒絶されました。
この結果、多くの市民が望んだ八千代市初の住民投票は行われないことになりました。
 
 住民投票条例案に賛成したのは、会派「ひろば」の秋葉、原、共産党の植田、小林、遠藤、堀口、会派「未来」の松井、伊東、それに1人会派の皆川、谷敷の各議員です。
 反対したのは新風6(海老原、菅野、田久保、塚本、成田、林) →(西村議員は議長のため参加せず)、
公明党6(江端、菊田、木下、坂本、正田、緑川)、市民クラブ6(横山、秋山、嵐、江野澤、武田、茂呂)、
新政八千代2(横田、奥山)の議員です。
 その内成田議員は公開質問状では賛成と回答しながら採決では反対に廻りました。
また、退場・棄権したのは新風の石井議員です。

 原、植田、皆川の各議員が賛成討論。
・原議員は、「総額71億の新川は市民への説明が不十分。個別の予算を示して住民の意思を問うべきだ」。
・植田議員は、「財政危機の中で、福祉、教育予算を削りながら今やる必要があるのか。市は市民アンケートを実施し約7割が賛成したと云っているが、回答したのは僅か516人だ。財政状況も知らされないままの、しかも個別ではなく全体計画のアンケートでは民意の正しい反映とは云えない。事業別に住民投票で市民の判断を聞くべきだ」。
・皆川議員は、「予算難を理由に小中学校の校舎の老朽化や雨漏りを放置したまま、新規事業に大金を使うことに疑問を覚える。予算の優先順位の問題だが市民の判断を仰ぎたい」。
  反対討論は武田議員でしたが、「議員は市民に選ばれて市民を代表しているので住民投票は必要ない」という内容で、議会制民主主議を補完する住民投票(直接請求)という直接民主主義の意義さえ否定するものでした。

 この日、本会議場には69名の市民が傍聴に集まりました。定員を10名以上オーバーし、補助椅子も足りず立ち席や床に座り込む人もあり、八千代議会史上初めての光景でした=議会事務局。
市民の関心の高さを示すものです。
 
 住民投票は不成立となりましたが、この問題の最終決着は12月19日投票の市長・市議選に持ち越されまとも言えます。住民の要求に背を向けるハコモノ狂の借金市長や市議に怒りの審判が下ることを期待したいというのが正直な気持ちです。
私たちの声を無視したことに対抗して、一定の行動(市民が各自判断する)を取りましょう。
この結果は数万枚のチラシにして、市民のみなさんにお知らせしたいと考えます。
ポスティングのボランティアを募集しています。 曽我までご連絡ください。
 
住民投票を実現する市民の会 事務局  曽我正男(090-2145-6602)

総務常任委員会  住民投票条例案を否決(賛成2  反対4)

 昨日、18日、中央図書館、美術館、総合グランド、農業ふれあいセンターなど71億の新川ハコモノ計画の是非を問う住民投票条例案が総務常任委員会で2時間にわたって審議されましたが、採決の結果、賛成少数(2名)で否決されました。
 
 冒頭、『住民投票を実現する市民の会』の上村淳三代表が30分にわたり、「計画の杜撰さ」「アンケ-ト調査の虚偽性」「「市民への周知のデタラメさ」「市の手続きが法律に違反していること」「一部計画がなくなっても、必要だという事業には国の交付金は払われること」その他市長の意見や欺瞞性について意見陳述しました。
 
 質疑・討論では共産党の植田議員が「財政悪化で福祉や教育予算を犠牲にしながら、新たに巨額の借金をしてまでハコモノ建設をする必要があるのか。事業計画の全貌を市民に知らせた上で、住民投票で市民の意志を問うべきだ」との論陣を張りました。
 条例案に賛成したのは植田議員の他は谷敷議員、反対は西村、江野沢、茂呂、奥山議員でした。皆川議員は病気で欠席でした。
 
 反対した議員は住民投票の意義と必要性を正面から反論できず、「条文に不備がある」、「12月の市長、市議選で民意を示すことが出来る」、「国から21億の補助が出る」、といった枝葉末節の」「すりかえ」の議論に終始しました。 
 最終的には26日(金)の本会議で可否が決まります。
 
 初めて傍聴した若い人や年配者の感想 : 八千代市の議会とはこんなにもレベルが低いのですか? 
 と呆れられました。
 皆さんも傍聴に参加して、実感しましょう。 と同時にこんな議員は要らないと12月19日には意思表示しましょう。

 また、この日は直接請求の代表者4名の他、18名の市民が傍聴に出かけましたが、議会側は規程を楯に7名しか傍聴を認めませんでした。はみ出た11名は狭く、暖房もない雑然とした倉庫のような場所(名前は議会図書室)に押し込まれ、音声だけを聴きました。
開かれた議会や市政をという割には、市民の積極的な参加を拒んでいるとしか言い様がありません。
市民にはだらしのない議会(委員会=構成する議員)を見せたくないのでしょうか。
 
 傍聴者側はこの措置に激しく抗議し、全員の傍聴を認めるよう迫りましたが、向後議会事務局長は議会運営委員会の決定であるとして認めず、時間切れとなりました。ただし、今後は傍聴制限について再検討、改善を約束しました。 本来は議会事務局長の権限で、傍聴数についても判断できるのです。

 26日の本会議は58名の傍聴が可能です。傍聴席を満員以上にして住民要求に背を向ける議員は誰かをしっかり監視しましょう。




事務局  曽我正男   

千葉県土整備部に問い合わせたところ…!!

 千葉県土整備部に問い合わせたところ、下記回答を得ました。

1.        県立やちよ広域公園の土地収用は90パーセント弱まで実施済み

2.        県としては“八千代広域公園基本計画H201月)に従い現在も施設整備型とせず、自然活用型として公園建設を推進する方針を"引き続き維持”している

3.        八千代市が独自に図書館、市民ギャラリー、陸上競技場の施設建設の方針であることも承知しているが、県・市の協議会の場で引き続き審議することになっている。従い、県有地である施設敷地の八千代市への提供について、契約の協議はしていない。無償供与、賃貸など詳細は未定のまま

(注)2.について

    “第21回千葉県土整備部所管国庫補助事業再評価監視委員会議事録”なるレポート(H21.11.4付)がネットに載っています。以下に抜粋して掲載。(原文はhttp://www.pref.chiba.lg.jp/kendosei/jouhoukoukai/shingikai/kokkohojo/documents/21gijiroku_1.pdf

第21 回千葉県県土整備部所管国庫補助事業評価監視委員会議事録
1.会議の日時 平成21 年11 月4 日(水)午後1 時30 分から午後4 時30 分
2.場 所 千葉県庁中庁舎3階第1会議室
3.出席者の氏名
(1)委員
池田達哉、石川幹子、木村琢麿、小坂泰久、高橋洋二、瀧和夫、寺部慎太郎、
豊田俊郎、榛澤芳雄 (五十音順、敬称略)
(2)事務局職員
黒澤県土整備部まちづくり担当部長、富田県土整備部次長、宍倉県土整備部次長、
増岡県土整備部次長、大竹県土整備政策課参事兼課長、同課職員
(3)事業担当
道路整備課、河川整備課、都市整備課、公園緑地課、市川市、市原市
4.委員会に付した議題
(1)正副委員長の選任について
(2)再評価実施要領に基づく再評価を実施する事業について
(3)その他
5.議事の概要
○議題(1)正副委員長の選任について
・千葉県県土整備部所管国庫補助事業評価監視委員会設置規定第4の2の規定により、委員の互選で榛澤委員を委員長に選任した。また、同設置規定第4の3の規定により、榛澤委員長が高橋委員を副委員長に任命した。

榛澤委員長より
・審議状況の公開について確認(審議の公開について千葉県県土整備部所管国庫補助事業評価監視委員会運営規定第10 の規定により、今回の7件について公開で審議することを確認)
・傍聴者の入室(傍聴者1名)
○議題(2)再評価実施要領に基づく再評価を実施する事業について

①都市公園事業 八千代広域公園
(再評価実施後5年を経過した時点で継続中ということで、再評価を実施)
〈事業担当(公園緑地課)より事業内容を説明〉
○委員:非常に大きなコストの縮減をなさっていらっしゃるということは評価したいと思います。
千葉県は大変広い中で、一番人口の比重が高い湾岸地域で広域公園を整備するという意味は大変高いと思うのですが、ほかの公園と比べてそれぞれ意味というか違いというものが明確でなければいけませんので、この広域公園の持っている特色をもう一回教えていただけますでしょうか。

●事業担当:配置の観点から言いますと、湾岸地域は7地域の中で一人当たりの公園面積が一番低い数字になっております。千葉県自体が、全国的にも一人当たりの公園面積は47 都道府県のうち44 位になっておりまして、その中でもさらに湾岸地域が最も低いエリアになっているということがまず第1点です。
それから、最後の対応案のところで申しましたとおり、ここの位置は、先ほど新川沿いとお話しさせていただいたとおり、まず湾岸地域自体が、東京湾の水際域から花見川、江戸川などの水系と、斜面緑地がそれぞれのところにございまして、そういう緑の骨格ということをあわせて「水と緑の軸」というふうに私ども県の広域緑地計画では申しておりまして、そういう意味で水と緑の一体的な保全・活用を目指している公園ということでは、他の広域公園の中でも特徴的なものかというふうに理解しております。

○委員:水と緑が一体的ということで、私もそこにこの公園の特色があるということに関しては同じ意見なのですが、費用の面、意義、すべて私はよろしいと思うのですが、一番疑問なのが、まさに「水と緑の軸」というそこなのです。
事業評価なのであまり内容に突っ込んだことは本筋ではないのですが、この委員会の特徴は、内容にまである程度コメントして、それに基づいて次の回までに改良していただいてきているということで、事業評価の委員会としては一歩進んでやっていると思うので、その点から少し内容に関してコメントさせていただきたいと思います。
確かに図書館がなくなって、テラス等もなくなったのですが、見直し案が、ほとんど更地で、芝生の広場がほとんどを占めているとお見受けするわけです。見直し前の村上側の今スポーツ広場になっているところは、むしろ昔の案のほうが、いろいろ水を取り込んだりしているように見えます。
何が言いたいかと言いますと、「水と緑」と言っている割には、広場だけで、この案は全く新川とか斜面緑地の特徴を生かしていないのですね。大変申しわけないですが、私は公園の専門委員ですので、言いにくいことをはっきり申し上げます。
更地にして施設がなくなっているだけで、今、生物多様性国家戦略等では水辺の自然をどんなふうに取り込んでビオトープ等を過密都市に実現していくというのは本当に進んでいるので、大変恐縮なのですが、これでは、千葉県の公園のお仕事がほかに先んじているというふうには、お世辞でも言うことができません。せっかく施設を350 億円縮減して「水と緑」ということでおやりになるのでしたら、もう少しちゃんとやっていただきたいということなのです。
こちらに豊かな斜面緑地がございますが、これでは全然生かされてないですね。どしてこういう計画になってしまったのか。基本計画がこれでは、あまりにも前向きでない。
これは今日初めて申し上げますが、この前ご説明に来ていただいてから、この絵を見ながら、これは一体どうしてこういう絵になってしまったのかと。河川に関しても、芝生は張ってあるわけですが、生物多様性あるいは水辺の自然を生かした計画にはなっていないと思います。そのあたりについて見解をちょうだいできれば大変ありがたいと思います。

○榛澤委員長:委員がおっしゃったのは、事業評価監視委員会は、事業の中止、継続の云々ばかりでなく、助言ですか、意見を具申してということでございますので、それに従って先生はよりよいものにしようということでおっしゃったわけです。

●事業担当:確かに水辺の利用という点では、見直し前の計画に比べると今回は非常に単調になっているのは私どもも感じています。ただ、水辺を利用する中で、先ほど広い空間ということを申しましたが、水辺の景観と、触れ合いをどういう形でというのがいろいろあるかもしれませんが、水と緑をつなぐような形で遊歩道を工夫できないかと、水面的なところでは考えております。
斜面林については、ある意味で歴史的な周辺のものを含めていますので、単に保全するだけではなく、どうやってその辺のものと結びつけて、緑と親しむ場としても活用できないか、ただ斜面という地形的な制約はどうしてもありますが、どの程度工夫できるか、実際面では考えていきたいと考えております。

○委員:私としては、デザインはもうちょっと頑張らないと駄目です。もう少し千葉県の広域公園として胸が張れるように、ご検討いただきたいということでございます。
継続の意義、コスト縮減の努力、広域公園の理念としての位置づけ、すべて私はこのとおりでよろしいと思いますので、内容に関してもっといろいろな意見を取り入れて、それから世界の事例とか先進事例をちゃんと勉強して、もうちょっといいものをつくっていただきたいということでございます。

○委員:確認をしたいのですが、この公園をつくることによって水田がつぶれるような感じがするのですが、それは仕方がないかもしれない。そこで使っていた水の循環がどのようになっていくのか。
なぜそういう心配をするかというと、新川は非常に水質が悪いと言われておりまして、それが県水道の取水口のほうまで流れてくる場合があるわけで、そのあたりを検討されているのかどうか。
これは蛇足ですが、これだけ広い公園の中、最近バリアフリーということがあって、もう一つ高齢者社会というのがありますので、そういうことも配慮されているのかどうか。多分、平面的なことですからよろしいかと思いますが、検討されているのかどうか。
3番目に、パワーポイントの3ページの見直し前と見直し後の図がありますが、見直し後は見直し前に比べて、村上側のほうが緑が増えている感じがします。これは土地が増えるのですか。どこまでが境界なのか、そのあたりがよくわからない。

●事業担当:まず1点目の、水田がつぶれるときに、そこで使われていた、あるいは役目を果たしていた水循環の話については、申しわけございませんが、特に今のところは検討していません。実際上は、施設整備するときには、雨水排水あるいは使った汚水をどうするのか、当然ながら検討した上で実施設計を組みますので、汚れたものが新川のほうに流れていくことはないとは考えております。
2つ目にバリアフリー云々の高齢者対応ですが、今私どもが管理している他の公園でもむしろそれを進めている状態ですので、これから新設する公園については、当然ながらそれらに配慮した施設設計をしていきたいと思っております。
3つ目の絵の感じですが、わかりにくい図面で、特に村上側で緑の部分が右側に出っ張っているところ、それは境界の外でございます。上の見直し前の緑の部分が境界です。わかりにくい絵で申しわけございませんでした。

○委員:16 年度の再々評価時点で、県立中央図書館をこの委員会で一回見直したということですか。

●事業担当:前回の16 年の評価をいただいたときには、実は県立中央図書館が見直しをされて、建設がされないことがわかっていたのですが、お諮りしたB/C等の資料については、県立中央図書館がまだあるという形で作成したものでご審議いただいたということで、いろいろそのときにご議論いただいたとは聞いております。
その後に正式に県立中央図書館建設を見直して、公園計画を改めて地元八千代市とも協議しながら、あるいは県民の方の意見等を踏まえて見直した結果が今回の絵で、前回のときには県立中央図書館の建設はなくなったという方針は出ていたのですが、お諮りしたものはあくまで「ありき」でなったもので、今回初めて県立中央図書館がなくて新たに検討してつくった公園計画でお諮りしているということです。

○委員:県立中央図書館は、公園サイドが作るわけじゃないから、たまたま県立中央図書館をそこに設置しようとしていたということですか。

●事業担当:前回お諮りしたものの資料で、今回にもちょっと書いてありますが、総事業費の中に210 億円が県立中央図書館の費用として入っておりました。今回350 何億円かの縮減を図ったうちの210 億円は、県立中央図書館の建設を見直したということです。

○委員:県立中央図書館というのは、県民が使う大事なものですよね。ですから、こういう図書館がこの公園の中にあってもおかしくはなかったと、そういうふうに思っている
だけでございます。

○委員:旅行費用法の圏域の設定はどんな感じなのですか。どのエリアの方が入ってくるのですか。

●事業担当:今回、誘致圏を15 ㎞と考えまして、16 市町村、千葉市には区がありますので、ゾーン的には20 ゾーンの人口を対象に公園需要量等を算定しております。

○委員:そうすると、最初の県立都市公園の配置図のところで、遠いところでもこちらの八千代広域公園へ来るという、そういう設定ですか。

●事業担当:誘致圏の中には他の広域公園ももちろん入っておりまして、その中で、近いところに別なのがあれば行く比率が高まりますし、こちらに来る比率は少なくなると考えております。

○委員:そういうふうに計算されたということですね。はい、わかりました。結構です。

○榛澤委員長:では、都市公園事業の八千代広域公園につきまして、「継続」でよろしいですか。

(「異議なし」の声あり)

○榛澤委員長:本委員会の意見はそのように決定いたします。

以上の会議が行われたのが11月4日。八千代市ではその翌月の12月1日から31日にかけて「新川周辺地区都市再生整備計画」に関するアンケートを実施しています。これはどういうことでしょうか?

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