前稿で、12月15日に八木会長が出した「声明」について述べました。

 これに対して当時つくる会副会長だった藤岡信勝先生から「当事者としてはっきりさせておいたほうがよい点がありますので、一言します」としてつくる会MLでメールをいただきました。(従ってどなたも読むことができます)
 
 これによると八木会長の「私の意志とは別に」を、講演録は「西尾名誉会長が八木会長の同意を得ないままに事務局長候補に声をかけてしまった事実を指すと読める」としています。

 これに対して私は「宮崎事務局長への懲罰的人事について言っていると読める」と書きました。
 
 藤岡先生は、「宮崎事務局長への懲罰人事」ととることは不可能です。なぜなら、その懲罰的人事を先頭を切って進めたのは、八木会長その人だからです。と述べておられます。
 
 ……10月28日、執行部会が開かれ、八木会長の提案に基づき執行部内に事務局再建委員会を置き……八木会長の提案で、事務局の執行部管理を決定した。このとき八木会長は「コーンパイプ」(日本の占領統治のため厚木飛行場に降りたマッカーサーがくわえていた)という言葉を使い、「執行部による事務局直轄統治だ」と、意気込みを示した。……
……会長のリーダーシップが発揮されていた。……
 
 「コーンパイプ」云々は、八木氏の高揚した気分と共に軽薄さも見られる発言ですが、藤岡先生言われるように「懲罰的人事を先頭を切って進めたのは、八木会長その人だからです」はその通りでした。

 従って私の読み取りは誤りであったことになります。

 藤岡先生のご指摘に感謝致します。

  私のメールを応援して下さって、議論を起こすことを勧めておられますが、拙稿に対して反論、賛成論、訂正論など歓迎いたします。