2025年05月10日
名門・筑波大付属小で「いじめ重大事態」 児童が不登校の末…転校や退学を余儀なくされるケース相次ぐ
名門として知られる国立の筑波大学付属小学校で、児童がいじめを受け不登校になった末に転校や退学を余儀なくされるケースが相次いで発生していることが関係者への取材で分かりました。
筑波大学付属小学校では、2023年度にいじめをめぐって適切な対応がなされず、当時6年生の男の子が不登校になり、付属中学への進学を断念。
去年2月、小学校は、文部科学省にいじめによる長期欠席が疑われる「いじめ重大事態」として報告しました。
それに続いて、今年3月にも文科省に「いじめ重大事態」の発生を報告していたことが関係者への取材で分かりました。
新たに分かったのは今年6年生になる女の子のケースです。女の子の保護者によりますと、担任による不適切な指導をきっかけに5年生のときから複数の児童に暴力を受けるなどのいじめに遭って不登校になり、退学を余儀なくされたということです。
相次ぐ「いじめ重大事態」の発生について、佐々木昭弘校長は取材に対し、「学校による適切な対応がなされず、申し訳ない。女の子のケースでは教員による不適切な指導があったことも確かで、既に保護者に謝罪した」と答えています。
文部科学省の担当者は「適切な組織的対応がなぜできなかったのか。風通しの悪さなども調査して見直していくべきだ」としています。
2025.5.9 TBSテレビから転載
小学校受験情報満載 『小学校受験新聞』
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子育て・育児情報サイト 『キッズライフなび』

2025.5.9 TBSテレビから転載
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2025年05月01日
昭和学院が幕張新都心に幼稚園・小学校新設 2028年度開校目指す
千葉市美浜区の幕張新都心で昭和学院秀英中学校・高校を運営している学校法人昭和学院(市川市)が、新たに幼稚園と小学校を近くに設置する準備を進めている。2028年4月の開園、開校を目指し、近く設置計画を県に提出する予定という。
建設予定地は同区若葉3丁目の文教地区にある約1万2400平方メートル。タワーマンションの建設が進む幕張ベイパークに隣接し、JR海浜幕張駅から徒歩約10分の場所になる。昨年2月にあった県企業局の一般競争入札で同学院が約20億円で落札し、県有地を取得した。
同学院によると、校名は「昭和学院秀英幼稚園・小学校」(仮称)。小学校は35人学級で2学級を予定している。
幼稚園と小学校を同じ敷地内に整備することで、幼小連携に取り組み、「STEAM教育(科学、技術、工学、芸術、数学)やインターナショナル教育など先進的な学びを採り入れていきたい」(担当者)としている。また、中学校、高校との連携も推進する方針だ。
県教委によると、県内に私立小学校は現在10校ある。同校が開校すれば、千葉市内では幕張インターナショナルスクール小に次いで2校目となる。
2025.5.1 朝日新聞から転載
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2025年04月26日
LCAきたかる森のインター初等部、2026年開校
LCA国際小学校とLCA国際プリスクールを運営するエデューレエルシーエーは、2026年4月に群馬県長野原町で「LCAきたかる森のインター初等部・プリスクール」を開校する。新校は、極少人数教育を特徴とし、英語力の向上と個性を伸ばす教育方針を掲げている。
同校の設立は、2024年8月に長野原町の旧軽井沢小学校の利活用業者として選定されたことに始まる。さらに、長野原町が国に構造改革特別区域計画を申請し、「長野原町グローバル教育特区」として認定されたことで、旧北軽井沢小学校の校舎を利用して開校する運びとなった。
LCAきたかる森のインター初等部・プリスクールは、「よく学び、よく遊び、よく休む」を教育方針に掲げ、子供たちの現在と未来の幸福を保障することを目指している。教育活動の中心にはWell-beingがあり、英語を中心にした教科学習や探究活動、体験活動を通じて、子供たちの個性や願いを大切にする。
学校生活の大半を英語で過ごす、独自の「アクティブイマージョン教育」を取り入れている。外国人教師がクラス担任を務め、授業の多くを英語で行うことで、卒業時にはCEFR B1(英検2級程度)以上の英語力を習得することを目標としている。
また、1クラスを15人程度の極少人数にとどめ、ひとりひとりのレベルに合わせたきめ細かい指導を行う。少人数であることが、指導や安全管理において大きな力を発揮し、子供たちの個性や願いに合わせた活動を可能にする。
カリキュラム面では、「生き方科」や「ふるさと科」を設置し、子供たちの興味関心を発見し、探究するためのスケールの大きな科目を提供する。これにより、子供たちが自分の「生き方」を考えられる力を育むことを目指している。
2026年度の募集要項によれば、新1年生と新2年生を対象に約15名の募集を予定している。受験資格は2018年4月2日から2020年4月1日までに生まれた者で、受験料は3万円、入学金は60万円、授業料は月額24万円(諸経費、施設協力費、ICT教育費等を含む)、給食費が月額1万円、個人用教材費などは、都度徴収。
LCAきたかる森のインター初等部は、子供たちのゆとりを大切にするため、通常の小学校よりも短い40分授業を実施し、長野原町の公立小学校と同じ給食を提供する。公立の給食であるため、栄養面などの質がしっかりと保障されているという。

22025.4.25 リセマムから転載
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2025年04月23日
早実初等部はルール違反の高額寄付金要請で創設直後に大コケ【お受験のリアル】
【お受験のリアル】#2
早実初等部vs慶応幼稚舎(2)
「早稲田実業初等部は最初から大きな失敗をしているんです」と話すのは早稲田大の元教授。早実初等部の創設にかかわった一人だ。「慶応幼稚舎に匹敵する小学校を早稲田にも」と多くの関係者が意気込んだが、早々につまずいたという。
2004年1月、早実初等部が前年11月の入試の面接で保護者全員に350万円の寄付を求めていたことが発覚。開校した02年度と翌03年度も300万円を要求していた。募集要項には1口10万円で5口以上と記されていたが、それをはるかに上回る高額寄付を要請していた事実が明るみに出た。
「合否が決まる前に寄付を依頼するのは文部科学省が定めたルールに違反すると誰もがわかっていたが、背に腹は代えられない事情があった」と元教授。早実は初等部開設に合わせ、男子校だった中・高等部を共学化し、新宿区から国分寺市に移転。だが、誤算があった。
「初等部の開校時には1年生だけでなく、6年生まで全生徒を一括して募集するつもりだった。ところが、生徒を引き抜かれると心配した周辺の私立校が猛反発し断念。常識的な額の寄付金と授業料、助成金などで移転費を賄う予定だったが、当てが外れた」(元教授)
莫大な借入金の穴埋めをしようと違反覚悟の寄付要請に及んだわけだが、その手順は褒められるものではなかった。350万円を求める面接の場には保護者だけでなく、幼い受験者も。面接官として登場したのは94〜02年に早稲田大総長を務めた奥島孝康氏だった。
「早実の移転も初等部新設もすべて奥島先生が主導してきた。自分が何とかしなければという思いがあったのだろうが、子どもの前でカネの話をしたのは教育者としてあるまじき行為との批判も多かった。しかし、超ワンマンの奥島先生に面と向かって物を言える人間は学内にいなかった」
元教授はこう振り返るが、その一方で人気も高かった。「“打倒慶応”が口癖。恥ずかしげもなく、そうした言葉を口にできる奥島先生を頼もしいと思うOB・OGも少なくなかった」という。
■超ワンマンの奥島体制が招いた弊害
無邪気すぎる態度はしばしば波紋を呼んだ。12年8月、高野連会長として夏の甲子園の閉会式に立った時だった。「残念なのは花巻東の大谷(翔平)投手を見られなかったこと」と挨拶。その年の岩手県代表の盛岡大付属高校に失礼ではないかと非難する声が相次いだ。
「ある意味、正直なのだろう」と評するのは奥島氏を知る文科省関係者。とはいえ、思うがままの言動や行動は早実初等部にとって大きなマイナスだった。東京都からは助成金の返還を求められ、文科省からは当分の間、にらまれることになった。
「行政の処分より、ブランドイメージが失墜したのが痛かった。幼稚舎に追いつくなど、夢の夢になってしまった。大きく開いた差を現在まで少しも埋められていない」と元教授は残念がる。
早実初等部が開校して24年目。出身者も続々と社会に羽ばたいている。06年に入学した日本ハムの清宮幸太郎選手は今年、自身初の開幕戦ホームランを放った。幼稚舎を追いかける弾みになることを期待したい。
(田中幾太郎/ジャーナリスト)
2025.4.6
日刊ゲンダイデジタル から転載
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2025.4.6
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早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差
早実初等部vs慶応幼稚舎(1)
「数年前まで“慶高早低”が続いていたが、ここにきて早稲田の人気が慶応を上回る逆転現象が起きている」と話すのは大手学習塾幹部。特に中学受験でその傾向が顕著になっているという。
「今年、男子校の慶応普通部の受験者数は急増したものの、2年連続で減少した反動が来ただけともいえる。慶応中等部は50人も減り、昨今のトレンドである共学人気と逆行した動きを見せている」
一方、早稲田の系属・付属校は好調そのもの。早稲田実業中等部の男子の実質倍率は去年の3.8倍から4.3倍、女子も3.9倍から4.4倍と難化した。「早稲田大高等学院中学部はやや下降気味だが、早稲田中学は近年にない人気ぶり」(同)だという。
中学受験では“早高慶低”でも、「小学校受験では相変わらず慶応が上回る状況が続いている」と話すのは幼児教室の経営者だ。「慶応幼稚舎がお受験の雄であるのは変わらない。よほどの不祥事が明るみに出ない限り早稲田実業初等部が逆転する日は来ない」というのだ。コネ疑惑や裏口騒動がたびたび報じられてきたが、慶応側は無視の姿勢を貫いた。“人の噂も七十五日”とばかり、いつのまにか醜聞は立ち消え、絶対王者の座は少しも揺らぐことはなかった。
中学受験では“早高慶低”でも、「小学校受験では相変わらず慶応が上回る状況が続いている」と話すのは幼児教室の経営者だ。「慶応幼稚舎がお受験の雄であるのは変わらない。よほどの不祥事が明るみに出ない限り早稲田実業初等部が逆転する日は来ない」というのだ。コネ疑惑や裏口騒動がたびたび報じられてきたが、慶応側は無視の姿勢を貫いた。“人の噂も七十五日”とばかり、いつのまにか醜聞は立ち消え、絶対王者の座は少しも揺らぐことはなかった。
■早大OB・OGの悲願とは…
多少のスキャンダルなど、ものともしない幼稚舎に早実初等部が追いつくのは難しいというのが前出の幼児教室経営者をはじめとする受験業界の一致した見解。「歴史の差はいかんともしがたい」という。幼稚舎がスタートしたのは大学より古い1874年。対する早実初等部が開設されたのは2002年だ。「伝統では太刀打ちできないのは明らかだが、差が埋められないのはそれだけが理由ではない」と話すのは早稲田大の理系教授。「幼稚舎と早実初等部のゴールは慶応大、早稲田大ということになるわけですが、そこで大きな違いが出てくる。医学部の有無です」
ゴールに医学部がないため、早実初等部に優秀な人材が集まりにくいと同教授は分析する。幼稚舎の先には私大系で最難関の慶応大医学部がある。もちろん、幼稚舎に入学できたからといって、その道が約束されるわけではないが、可能性が広がるのは大きなアドバンテージになる。
「小学校受験をする層は、具体的か漠然かは別にして医学部を視野に入れている家庭が多い」と幼児教室経営者は話す。早実から早稲田大への内部進学率は約97%と高い。逆にいえば、医学部への可能性を残しておきたい層にとって早実初等部はリストアップしにくいということになってしまう。
「慶応に勝つには医学部は必須。OB・OGの悲願でもある」と早稲田大教授。18年11月、同大の総長に就任した田中愛治氏は医学部新設構想をぶち上げ、総長選に勝利した。「構想は進展を見せていないが今年こそチャンス。不祥事続きで自力での再建が危ぶまれている東京女子医科大と合併する目も出てきた」と同教授は期待を膨らませる。
早実初等部が幼稚舎に追いつく日はそう遠くないかもしれない。
2025.3.29
日刊ゲンダイデジタル から転載
小学校受験情報満載 『小学校受験新聞』
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2025.3.29
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2025年04月10日
福島大の付属小・中を統合、27年春に義務教育学校設置 少人数学級へ
福島大は2027年春、福島市にある同大付属小、中学校を統合し、「福島大教育学部付属義務教育学校」を設置する。少子化を見据え、現在の小学校に当たる前期課程の定員は1学年64人(現定員から41人減)、現在の中学校に相当する後期課程は1学年84人(同56人減)とともに4割程度減らし、少人数学級での教育を実践する。
定員の減少は27年春の入学生から毎年段階的に行い、9年間をかけて移行する。1〜6年を前期課程、7〜9年を後期課程とし、後期課程の入学者選抜は継続する。1〜4年を学級担任制、5〜9年を教科担任制とし、「探究」を柱にしたカリキュラムを導入する。
市内の別々の場所にある付属小、中学校の校舎をそのまま活用するか、新たに校舎を設けるなどして1〜9年生が同じ校舎で学ぶ環境にするかどうかは検討中だが、27年春の開校時は現在の校舎を使い分離型でスタートする見通し。付属幼稚園の改革についても検討している。
在校生と来年度の入学生については、卒業まで現行の教育課程を適用する。
2025.4.10 ヤフーニュースから転載
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2025.4.10 ヤフーニュースから転載
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2025年04月09日
千葉大付属小教諭、採点済みテストを長期間返却せず 未実施で廃棄も
千葉大学教育学部付属小学校(千葉市稲毛区)の40代の女性教諭が、保護者から集めた学級費で購入したテストを実施後、長期間にわたり児童に返却しなかったり、未実施のまま廃棄したりしていたことが、教育学部への取材でわかった。
同学部によると、教諭は2021年度、4年生の2クラス(1クラス35人)で社会科を担当。22年度に校内で指摘があり、23年度に調べたところ、採点済みのテストが校内で見つかった。当時の小学校長が教諭を厳重注意した。
■「どうしようかと考えているうちに…」
小学校を監督する立場の同学部の聞き取りに対し、教諭は、未返却は「2回分のテスト」と回答。2クラスの2回分は約140枚に上るとみられる。このテストは当時の4年生が6年生に進級した後に返却したと説明しているという。
さらにこの学年の児童の卒業後、購入したまま未実施だったテストが校内で見つかり、当時の校長らの判断で廃棄したという。ほかの学年の分と合わせて「3回分のテスト」といい、200枚程度とみられる。
テストは学級費(当時は月700円)で購入したもので、教諭が自ら発注していた。費用は合計で数万円程度で、未返却になったり廃棄されたりしたのは、購入分の4割程度とみられる。
教諭は「一部独自の教材で授業をしたため、テストとうまく合わず、どうしようかと考えているうちに時間がたってしまった」「(未実施だったのは)選択単元で、授業でその内容を扱わなかったため」などと話したという。
藤川大祐・教育学部長は「あまりにずさんな取り扱いで、おわび申し上げる。テストや教材の適切な管理を徹底させ、再発防止に努めたい」と話している。(前田基行)
2025.4.9 朝日新聞から転載
小学校受験情報満載 『小学校受験新聞』
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2025年04月01日
学芸大大泉小いじめ 男子3分の1、女子半数が関与 調査委が報告書
東京学芸大付属大泉小学校(東京都練馬区)で2023年に当時小学6年の男子児童がいじめを理由に不登校と転校を余儀なくされた問題で、学芸大は31日、第三者委員会の調査報告書を公表した。
委員会は「クラスの男子の3分の1以上、女子の半数以上がいじめに関与した」と推認。付属小がいじめへの組織的な対応を怠ったことにより「学級内で多重ないじめの状況が拡大・維持されたことでいじめの容認や継続に結びつく構造が強固に構築された」と指摘した。
報告書によると、男児は22年4月、小学5年で都外の学校から転校。5、6月ごろ以降、特定の男子児童から避けられるなどのいじめが始まった。7月には被害児童が座ろうとする椅子が引かれて転倒させられた。 その後、いじめはクラスの女子にも広がった。10人前後の児童が男児の丁寧な言葉遣いをからかって遊びの対象にする「敬語ゲーム」も行われ、遅くとも2学期以降、SNS(交流サイト)上での陰口や悪口も続いた。最終的に男子の3分の1以上、女子の半数以上が何らかの形でいじめに関与したという。 男児は22年7月以降、計4回のアンケートで「まだ暴言を言われる」などといじめを訴え続けたが、担任から管理職への情報共有が遅れ、組織的な対応が取られなかった。 報告書は、22年12月に管理職がいじめを認知した後も担任任せにしていたと認定。付属小が定める「いじめ防止基本方針」が頻繁に更新されているにもかかわらず、管理職も方針に沿った対応をせず「空文化し事実上無視されていた」と指摘した。 さらに、いじめが始まった当初、一部の児童は学級内でいじめをやめるように言うなど容認しない態度を取ったという。しかし、担任が対応してもいじめが改善されないため、「傍観者的な態度に変化したと推認される」と指摘。「いじめの構造が次第に形成され、長期間継続したことによって被害児童の心身への重篤な被害が生じ、いじめを原因として転校するという重大事態に至った」と認めた。 男児の父親は「事後対応にも不手際があり、不信感を拭えない。報告書を学校には重く受け止めてもらい、小手先だけではない真に効力のある再発防止策をとっていただくことを望む」とコメントした。 男児は23年4月に不登校となり、転校。転校後には専門医から心的外傷後ストレス障害と診断された。学芸大は5月にいじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」と認定し、第三者委(委員長・岩崎政孝弁護士)を設けて調査していた。【深津誠】
2025.3.31
毎日新聞から転載
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委員会は「クラスの男子の3分の1以上、女子の半数以上がいじめに関与した」と推認。付属小がいじめへの組織的な対応を怠ったことにより「学級内で多重ないじめの状況が拡大・維持されたことでいじめの容認や継続に結びつく構造が強固に構築された」と指摘した。
報告書によると、男児は22年4月、小学5年で都外の学校から転校。5、6月ごろ以降、特定の男子児童から避けられるなどのいじめが始まった。7月には被害児童が座ろうとする椅子が引かれて転倒させられた。 その後、いじめはクラスの女子にも広がった。10人前後の児童が男児の丁寧な言葉遣いをからかって遊びの対象にする「敬語ゲーム」も行われ、遅くとも2学期以降、SNS(交流サイト)上での陰口や悪口も続いた。最終的に男子の3分の1以上、女子の半数以上が何らかの形でいじめに関与したという。 男児は22年7月以降、計4回のアンケートで「まだ暴言を言われる」などといじめを訴え続けたが、担任から管理職への情報共有が遅れ、組織的な対応が取られなかった。 報告書は、22年12月に管理職がいじめを認知した後も担任任せにしていたと認定。付属小が定める「いじめ防止基本方針」が頻繁に更新されているにもかかわらず、管理職も方針に沿った対応をせず「空文化し事実上無視されていた」と指摘した。 さらに、いじめが始まった当初、一部の児童は学級内でいじめをやめるように言うなど容認しない態度を取ったという。しかし、担任が対応してもいじめが改善されないため、「傍観者的な態度に変化したと推認される」と指摘。「いじめの構造が次第に形成され、長期間継続したことによって被害児童の心身への重篤な被害が生じ、いじめを原因として転校するという重大事態に至った」と認めた。 男児の父親は「事後対応にも不手際があり、不信感を拭えない。報告書を学校には重く受け止めてもらい、小手先だけではない真に効力のある再発防止策をとっていただくことを望む」とコメントした。 男児は23年4月に不登校となり、転校。転校後には専門医から心的外傷後ストレス障害と診断された。学芸大は5月にいじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」と認定し、第三者委(委員長・岩崎政孝弁護士)を設けて調査していた。【深津誠】
2025.3.31
毎日新聞から転載
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2025年03月30日
早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差【お受験のリアル】
【お受験のリアル】#1
「数年前まで“慶高早低”が続いていたが、ここにきて早稲田の人気が慶応を上回る逆転現象が起きている」と話すのは大手学習塾幹部。特に中学受験でその傾向が顕著になっているという。
「今年、男子校の慶応普通部の受験者数は急増したものの、2年連続で減少した反動が来ただけともいえる。慶応中等部は50人も減り、昨今のトレンドである共学人気と逆行した動きを見せている」
一方、早稲田の系属・付属校は好調そのもの。早稲田実業中等部の男子の実質倍率は去年の3.8倍から4.3倍、女子も3.9倍から4.4倍と難化した。「早稲田大高等学院中学部はやや下降気味だが、早稲田中学は近年にない人気ぶり」(同)だという。
中学受験では“早高慶低”でも、「小学校受験では相変わらず慶応が上回る状況が続いている」と話すのは幼児教室の経営者だ。「慶応幼稚舎がお受験の雄であるのは変わらない。よほどの不祥事が明るみに出ない限り早稲田実業初等部が逆転する日は来ない」というのだ。コネ疑惑や裏口騒動がたびたび報じられてきたが、慶応側は無視の姿勢を貫いた。“人の噂も七十五日”とばかり、いつのまにか醜聞は立ち消え、絶対王者の座は少しも揺らぐことはなかった。
■早大OB・OGの悲願とは…
多少のスキャンダルなど、ものともしない幼稚舎に早実初等部が追いつくのは難しいというのが前出の幼児教室経営者をはじめとする受験業界の一致した見解。「歴史の差はいかんともしがたい」という。幼稚舎がスタートしたのは大学より古い1874年。対する早実初等部が開設されたのは2002年だ。「伝統では太刀打ちできないのは明らかだが、差が埋められないのはそれだけが理由ではない」と話すのは早稲田大の理系教授。「幼稚舎と早実初等部のゴールは慶応大、早稲田大ということになるわけですが、そこで大きな違いが出てくる。医学部の有無です」
ゴールに医学部がないため、早実初等部に優秀な人材が集まりにくいと同教授は分析する。幼稚舎の先には私大系で最難関の慶応大医学部がある。もちろん、幼稚舎に入学できたからといって、その道が約束されるわけではないが、可能性が広がるのは大きなアドバンテージになる。
「小学校受験をする層は、具体的か漠然かは別にして医学部を視野に入れている家庭が多い」と幼児教室経営者は話す。早実から早稲田大への内部進学率は約97%と高い。逆にいえば、医学部への可能性を残しておきたい層にとって早実初等部はリストアップしにくいということになってしまう。
「慶応に勝つには医学部は必須。OB・OGの悲願でもある」と早稲田大教授。18年11月、同大の総長に就任した田中愛治氏は医学部新設構想をぶち上げ、総長選に勝利した。「構想は進展を見せていないが今年こそチャンス。不祥事続きで自力での再建が危ぶまれている東京女子医科大と合併する目も出てきた」と同教授は期待を膨らませる。
早実初等部が幼稚舎に追いつく日はそう遠くないかもしれない。
(田中幾太郎/ジャーナリスト)
2025.3.30
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2025.3.30
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2025年03月18日
横須賀で国際人材育成へ、幼稚園から中学校までの一貫校27年8月開校…将来は高校併設計画
幼稚園から中学校までの一貫教育でグローバル人材を育成するインターナショナルスクールが2027年8月、神奈川県横須賀市湘南国際村の県有地に開校する。将来は高校も併設する計画で、世界の大学入試資格が得られる教育プログラム「国際バカロレア(IB)」をベースとしたカリキュラムの導入を目指す。
jyukennews at 17:06|Permalink│
│インターナショナルスクール