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2022年11月21日

子どもの預け先がない、働きたいけど退職せざるを得ない…親たちを悩ませる「小1の壁」の苦しい現実


 学校が終わった後の小学生を預かる「放課後児童クラブ(公設学童保育所)」の登録児童数が、今年5月1日時点で134万8122人と過去最多の昨年を約4万人上回り、学童問題の関心も高まっている。

そのような中で、夫婦共働きの子育て家庭であれば「小1の壁」という言葉を一度は耳にしたことがあるのでは。一体、どんな壁が立ちはだかるの? と漠然とした不安を抱く人も多いこの言葉、実際には何が問題なのか。  最新事情を、民間学童「こどもクリエ塾」代表として、就学前後の放課後問題にも詳しい遠藤奈央子氏(一般社団法人学童ナビ研究所所長)に聞いた。  前編と後編の全2回、前編は「苦悩と実態」について。 「小1の壁」とは?
 小1の壁とは、共働きやひとり親世帯において、子どもの小学校入学を機に、仕事と育児の両立が難しくなることを意味しています。4人に1人が小1の壁が原因で退職や転職を選ぶほど、大きな問題となっています。  親の退社時間まで子どもを預けられる施設が見つからなかったり、就学前に比べると保護者の負担が増えたりすることにより、結果として仕事を辞めたり、働き方を変えざるをえない親(大多数は母親)が増えており、社会問題化しています。  子どもが小学校に入学すれば保育園時代よりも仕事に専念できるはずでは? と疑問を持たれる方もいらっしゃるでしょう。どうして仕事と育児の両立が難しくなるのか、具体的な要因を紹介します。
要因1 学童保育の預かり時間は保育園よりも短い  保育園在園中の子どもは、夜間の延長保育を利用すれば公立保育園などに朝の7時頃から夜の19時過ぎまで預けることができます。さらに、その間の食事や間食、仮眠なども含めて、一日の子どもの生活を全て保育園にお任せできます。  しかし、小学校に入学すると、放課後に預けられる公設の学童保育施設は、開所時間を18時までとしているところが多いです。最近都心部の一部では、19時までの延長保育も対応しているところもありますが、まだまだごく一部です。そのため、保護者は勤務形態を変えざるをえないのです。



要因2 学童施設が不足している
 そもそも、全国的に学童保育の利用希望者数に施設の数が追いついておらず、利用することさえできない家庭も数多く存在しています。  厚生労働省による2020年7月の調査発表によると、学童を利用したくてもできなかった学童待機児童は1万5995人です。都道府県別では、東京都(3262人)、埼玉県(1665人)、千葉県(1444人)が全体の4割弱を占めていますが、北は北海道から南は沖縄まで、全国的な問題となっています。
要因3 小学1年生の下校時間は早い  小学校1年生の下校時間は驚くほど早いです。公立小学校は入学式直後の1週間から2週間程度は給食なしの午前帰り、国立小や私立小学校では1カ月給食なしも珍しくはありません。給食が始まっても、1学期(前期)の間は、週に1日は13時過ぎに下校する日があります。  小学校1年生の標準的な授業数は、1日4時間の日があることや長期休暇を考えると、1週間あたり24コマ前後と言われています。2学期(後期)になっても、1年生は午後に1コマだけ授業を受けて下校する日があり、その場合は14時半くらいに下校します。
要因4 育児短時間勤務が適用されない
 育児短時間勤務とは、3歳までの子どもを養育する労働者が、1日の所定労働時間を原則6時間とすることができる制度です。2009年の育児・介護休業法の改正により、企業に導入が義務付けられました。  原則、子どもが3歳に達するまでが対象期間ですが、小学校就学の始期(6歳になった日以降の最初の3月31日)までを対象とすることが努力義務とされているため、保育園時代は時短勤務をされていた多くの方が、子どもの小学校入学のタイミングでフルタイム勤務に戻るのか、それとも退職か、という選択に悩みます。
要因5 公設学童で勉強のサポートは期待できない
 宿題や勉強等の子どもの自主学習の習慣は、子どもひとりで身につくものではありません。親、もしくは親に代わる大人が親と連携をしながらサポートをすることによって、ようやく身につくものです。  しかし、公設学童保育の現場では、指導員と呼ばれる大人は、「子ども40人に対して2人」という配置です。宿題やろうね! と声掛けすることこそできますが、本当にやっているのか? 理解しているのか? など、子どもを個別にフォローすることは期待できません。となると、各家庭で親がやるしかありません。  フルタイムで勤務し、18時までになんとか公設学童に子どもを迎えに行き、帰宅したら夕食を作り、食べさせ、お風呂に入れ、9時にベッドへ、朝6時には起床。この慌ただしい時間の中では、子どもの話をしっかりと聞く時間も確保できるかどうかわかりません。  宿題はやったのか? どこが分からないの? などと勉強をサポートしている時間は、ほとんどないのが現況です。


要因6 恐怖の夏休み





jyukennews at 11:44│
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