2013年1月10日、俳優の松山ケンイチさんと女優の小雪さん夫妻に第2子となる女児が誕生した。今回、特別に注目を集めているのは、小雪さんが韓国で出産したということだ。なんでも、韓国には「産後調理院(サヌチョリウォン)」という施設があり、ここでじっくり産褥(さんじょく)ケアを受けることができるのが理由とのこと。

日本ではあまり耳慣れぬ概念だが、東アジアの一部では産褥期の女性の回復を重視して、特別な食餌や休養を積極的に行うのが慣習となっている。本来は母親や姑世代が産褥婦の世話をするものだったが、核家族化が進んだ現代では、こうしたサービスを提供する民間施設も多くできている。

韓国の「産後調理院」では産後2週間~1カ月ほどこうした施設に滞在し、24時間体制で新生児のケアを任せながら、産後の肥立ちや母乳の出を考慮した食事のサービスを受けたり、じっくり体を休めたりするようになっているようだ。子宮の回復によいと言われるわかめスープを毎食食べることになるのはわりと有名な話。

同じく中国でも、産後1カ月ほどの期間に産婦が養生することを「坐月子(ズオユエズ)」と呼んでいる。この時期にはとにかく休養を優先し、授乳をすることが彼女たちの唯一の仕事となる。ここで休養を重視しないと、あとになって女性の健康に障ると考えられているからだ。この「坐月子」、一般的にどのようなことがなされ、また禁忌とされるのかなど、以下簡単にご紹介する。

1.とにかくゴロゴロと横になり、休養する
産婦の最大のお務めは、横になって休息をとることである。授乳以外の家事はすべてお任せとする。身体を冷やすのがよくないとされるため、水仕事はとくにご法度だ。

2.漢方医学にのっとった薬膳料理を食べる
食を通じて母体の回復を目指し、母乳の出をよくする。漢方医学の概念に基づき、滋養に富んだものを1日5~6回に分けて少しずつ食べることになる。辛いものや刺激物を避け、身体を冷やすような生ものや冷たい飲食物は避ける。加工食品や塩分の高い食品も遠ざけられる。
一方、進んで食べるのは、さまざまな漢方薬材を調合した薬膳スープ。産後15日くらいから坐月子の終了までよく食べられるのは、ゴマ油・生姜・酒で煮込んだチキンスープや、生姜と黒酢で煮込んだ豚足スープ。その他、ゴマやピーナッツ、レバーやマメなどの臓物類、レンコン、にんじん、もち米、ナマコ…と推奨されるものはたくさんある。

3.理解に苦しむ(?)禁忌
以前は、産後1カ月は入浴や洗髪が禁止という時代があった。しかし、清潔な水道水、空調設備やドライヤーなどが普及した現在は、感染症や体を冷やす心配がないということで、これらは解禁されている。
そのほか、泣く、長時間本を読む、階段を上る、針仕事をする、風に当たる、外出するなどが禁じられてきたという。

なお、西洋医学の見地からは、こうした考えは必ずしも根拠のあるものとはみなされない。しかし、出産直後の女性を周囲が手厚くサポートし労わるこのシステムは、参考にすべき点もあるのではないだろうか?



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