2018年10月11日

幼児の脳の発達、親の応援が重要…東大・中部大研究グループ



 東京大学大学院総合文化研究科の開一夫教授と中部大学人文学部心理学科の川本大史講師の研究グループは、親の応援が幼児の成功・失敗に対する認知処理を変えるという研究結果を発表した。良し悪しの判断や学習と関わる脳発達の理解促進に貢献することが期待される。

 今回の研究結果は、2018年10月9日に「Social Neuroscience電子版」に掲載された。

 外部からの成功・失敗などのフィードバックは、行動や学習に重要な役割を果たすことが知られている。これまでの研究から、大人は成功・失敗のフィードバックに対して区別した認知処理を行うことが明らかにされているが、幼児が成功・失敗を脳内で区別して認知処理できているかは明らかではなかった。

 同研究グループは、幼児に2つの状況で認知課題を行わせ、成功(○)・失敗(×)の対する脳活動を、脳波の一種である事象関連電位を用いて測定。1つは幼児が1人で課題を行い、もう1つは親が隣で応援しながら幼児が課題を行う2つの状況を設定した。


 認知課題には5歳児21名が参加。実験の結果、親が隣で応援しながら課題を行った場合は成功・失敗を区別して認知処理できたのに対して、幼児が1人で課題を行った場合は成功・失敗を区別して処理できないことが明らかになった。


 また、親の応援がある場合は成功に対する報酬陽性電位(報酬やポジティブなフィードバックに対して惹起される事象関連電位の成分)の振幅が1人で課題を行う時よりも大きく、同じ課題においても、1人で行う場合と親が応援してくれる場合では、子どもの成功・失敗の認知処理には違いがみられた。


 このことは幼児の脳の発達には親の応援が重要な影響を及ぼすことを示唆しており、親の応援は成功に対する報酬価値を高める役割を持つ可能性が示された。成功に対する認知処理は抑うつと関連することも知られているため、子どもの抑うつに対しても同研究成果は重要な意味を持つという。


 研究成果は、幼児の認知機能・脳発達の理解や、子どもの認知発達により良い環境を構築することに対して貢献することが期待される。今後は、親ではない大人が幼児を応援した場合や幼児の友達から応援されている場合でも同様の結果が得られるか、といった応援する対象に着目した検討や、ゲームが始まる前後どちらのタイミングで応援するのが効果的かなどを検討する予定だという。


リセマム 2018.10.11 から転載


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2018年10月03日

なぜお受験では「紺のスーツ一色」になるのか


新聞記者を辞めた後、会社員と女性活躍に関する発信活動とバリバリ働いてきた中野円佳さん。ところが2017年、夫の海外転勤により、思いがけず縁遠かった専業主婦生活にどっぷり浸かることに。教育社会学の大学院に所属し子育て意識の調査も手掛ける一方、自身が当事者になることから見えてきた「専業主婦」という存在、そして「専業主婦前提社会」の実態とそれへの疑問を問い掛けます。

共働き家庭にとっての「3歳の壁」について前回(予想外の「3歳の壁」に母たちが動揺するワケ)扱ったが、子どもが成長していった先には、「小1の壁」、学童がなくなる「小4の壁」、その後には中学受験が控えている。共働きゆえに早めに安心できる内部進学式の学校に入れてしまいたいという親もいる。

 しかし、お受験の世界は甘くない。政府が女性活躍を打ち出し、企業はダイバーシティ&インクルージョン(多様性と個の尊重・包摂)をうたう中、ここはさながらパラレルワールド。そんな動きはどこ吹く風で、まるで反対の価値観が根強く残っている。


■全身「紺」づくめ

 私の息子は、2歳で都内にある保育園を卒園した。その園は2歳児までしか預からない小規模保育園だったからだ。3歳から通える保育園を探したが、待機児童が多い地域であり、定員に空きがあるとは限らない。公立幼稚園は抽選で落ちたので、転園できる保育園が見つからない場合に備え、念のため、私立の幼稚園を受験しに行った。

 受験の日、試験会場の入口に足を踏み入れて、思わず、たじろいだ。受験しに来ていた母親たちが全員、紺色の服を着ていたのだ。父親も多数来ていて、全員黒っぽいスーツなのだが、母親は本当にびっくりするくらい、例外なく紺。黒やグレーもいない。慌ててどこかに服装の規定があったかと見直したが、特にない。子どもたちも紺色のお洋服に、白い靴下、黒い靴。わが家だけが私がグレーだったり子どもがトレーナーだったりと、浮いた格好で乗り込んでしまった。




 無事、その園からは合格の通知をもらったが、そのときのヒヤッとした気持ちは忘れられない。その幼稚園は子どもたちが泥んこになって遊ぶようなところで、普段の保護者の服装もかなりラフだったので、そこまでかしこまらなくてもいいと思った。実は私自身が国立附属の幼稚園出身で、私の母は大して対策もせずに行き、私自身は面接でずっと泣いていてそれでも受かったという話を聞いていたから大丈夫だろうという気持ちもあった。

 でも、実際に紺一色の景色を目の当たりにしてからは、「服装くらいで落とされる幼稚園なら行かなくていい」と強気でいたものの、内心落ちたらどうしようと合格発表が出るまでハラハラした。



 ある私立幼稚園園長先生がこう言っていたことが印象的だった。

 「この年齢の子なんて、どの子もすばらしくて、落とす理由がある子なんていないんです。でも定員はあるから、どうしても落とさないといけないときは、家がとても遠いお子さんはお断りするとか、そういう基準を作らないといけない」

 ましてや、定員に対して応募が3倍とか、学費が安い国立で倍率が7倍くらいある名門校の受験では、選抜はさらに熾烈だ。「落とす理由はたいしてない」のに、何か落とす理由を作らないといけないのかもしれない。

 こういう状態であれば、確かに園によっては、1組だけ紺のスーツを着ていない親子を落とすかもしれない。普段着を着てくる人はTPOをわきまえないタイプか、情報収集能力に欠けているように見えるかもしれない。そう考えると親としてはほかと違うことをするのが怖くなってしまって、無難な「紺」に合わせる。こうしてお受験界の「常識」が作られていくのだろう。実際には幼稚園側がそれを求めていないとしても。


■粒ぞろいを目指す名門親

 こうした熾烈な受験をくぐり抜けてでも名門幼稚園に行かせたいと考えるのはどのような親なのか。昨今の幼稚園お受験事情をのぞいてみよう。

 都内私立女子大の幼稚園に娘2人を通わせる専業主婦の女性は、娘を幼稚園受験させた理由について「粒がそろう、じゃないけど……」と語る。自身も国立附属の幼稚園出身だ。

 「善しあしだとは思うんですけど、幼稚園くらいの子どもって自分が見えた環境がすべてになっちゃうから、影響されやすいじゃないですか。そのときに(いろいろな環境を)端から端を見せる必要はなく、親の描くこの辺り(の環境で育ってほしい)っていうのがあるとすれば、その中で育ったほうが、親も子も安心していられるのかなって」



 私個人は、子どもの環境はできるだけ多様性があるほうがいいと思うタイプなので、「粒がそろう」という表現には若干ぎょっとした。彼女の話を聞いていると、“乱暴な子や下品な言動をする子がいると影響を受けるので、ある程度幼稚園側がスクリーニングをしてくれて、親も子もきちんとした家庭の子が来ている園がいい”ということのようだった。

 もちろん私立の学校なので、その園の方針が気に入る家庭が子息を入れればいいのであって、ある種の価値観が共有されたコミュニティができていくことは当然ではある。こうした均質性を好む家庭向けであり、選抜もそれに沿ったものになっているのだろう。

 もう1つの名門(附属系)幼稚園の魅力は、幼稚園にさえ入れてしまえば、高校や大学まで内部進学ができることだ。そこに魅力を感じる親も多い。

 「幼稚園受験だから子どもがここの園が好きとか、多少の主観はあるものの、結局、(その環境がいいかどうか)判断をするのは親じゃないですか。附属の学校に入れることで一定の環境は与えてあげて、子どもが(このレールから)出たいとかそういう意思を持つ年齢になったときは、子どもの責任で判断させてあげられればいいかなと。子どもの可能性を潰さないのが親の責任ではないかと夫婦で話して、幼稚園受験をさせようという話になったんです」

 ある程度の教育が受けられる環境を大学まで確保できる。それを魅力的に感じる親は少なくないだろう。加えて、「夫は子どもには何でもいいけどスポーツをやってほしいと思っていて、そのときに3年ごとに受験にとらわれると、中途半端になってしまうと言います」。つまり、スポーツなど別のことを優先させるために、中学受験、高校受験、大学受験を経験させたくないという理由もある。



■幼児教室でそろう足並み

 こうした名門校に入れるためには、受験のための幼児教室に通わせる親も多い。前述の2児の母親の場合は、長女は3カ月、次女は半年、幼児教室に通ったという。


「娘の通っている園の倍率は3倍くらいでした。幼稚園受験は親の受験とも言われて、教育方針とか、自分たちの子育ての考え方を面接で聞かれるので対策します。子どもが見られるのはしつけとか人とのかかわりとか常識的な範囲なので、対策しても(今後生きていくうえで)何も無駄はないんです」

 2歳児が通う幼児教室も取材をしたことがある。一見、子どもたちは楽しそうに遊んでいるだけで、保育園の風景とそう差は感じない。ただ、“どこの幼稚園も考査で子どもを親から離して自由遊びをさせてみて、きちんとほかの子と遊べるかどうかを見ている”とのことで、特に自宅で母親といる時間が長い子どもが、親から離れて遊ぶのに慣れる場所として利用している側面もあるのかもしれない。

 集団でやる体操などの時間もあり、前述の母親が言ったように低月齢の子は少し出遅れているように見えたが、先生たちが誉めたり手をつないで一緒に寄り添うことで、遊びや体操などといった基本的な動作に慣れていく。保育園と違うところがあるとすれば、先生たちが「できているかどうか」を逐一確認しているようにみえたこと。こうして、子どもの「できること」の足並みが揃っていくように思えた。

 この様相は、小学校受験では、はたからみるとさらに特殊な状態になっている。私の知り合いは娘が不合格になったのは「くまさん歩き」ができなかったからに違いない……と嘆いていた。実際にそれが不合格の要因だったのかはわからないのだが、筆者はそもそも「くまさん歩き」がなんであるか自体が怪しい。

 本来、幼稚園年長の子どもたちが全員「くまさん歩き」がなんであるかがわかって、それが指示どおりできないといけない、そんなことがあるはずがない。でもほかの子が全員できていたら?  典型的な出題に対して応じられるように皆が対策を始める。そしてそれがさらに、自己産出的に「できないといけない」ことになっていく可能性はある。

 幼稚園や小学校の受験では、多くが幼児教室などで「対策」をして挑む。選抜基準が不明確な中で、ここでの「言説」は親の一挙一動に影響する。ある国立大学附属の小学校受験を「ダメ元」で対策ゼロで受けに行った母親の話。


 「待合室に入ったら、何人かの親は太宰治の『人間失格』とか文学作品を開いているし、子どもたちは大抵あやとりしてるんですよ。塾で待合室での様子が評価されるから、文学作品を持っていくようにと言われたんですかね……」

 たまたま暇つぶしの本が太宰治だったのかもしれない。それでも、皆がしているから。「そんなこと」だからこそ、「そんなこと」で落とされたらいやだから。こうして、実際にそれが合格判定に使われているかどうかはさておいて、あるべき姿、規範となり、「全員が紺」「待合室では文学作品」の風景につながるのだろう。


■エスカレーター式は共働き家庭にも魅力

 こうした幼稚園受験組はほんの一部の層の話であり、さらに親の関与が大きいこともあり共働き家庭ではまず選択肢に上がらないのではと思っていた。しかし、取材していくと、共働きだと中学受験を親子で乗り越えるのが厳しいと考えるからこそ、エスカレーター式に内部進学できる名門幼稚園に行かせたいと考える親も確実にいる。

 ある女性は、自身が附属幼稚園からの女子校出身者。共働きの会社員だが、実家のサポートもあり、娘を受験させることにした。

 「母校に入れたかったのは、エスカレーターで上(高校や大学)まで行けるし、これからも共働きの生活が続くなか、中学受験のサポートができるか不安もあったから。私の母とも相談して、共働きだからこそ附属にいれるほうが、ある程度学校に(教育を)任せられると思ったんですよね。母校だったら勝手も知ってるから、母親の私もラクなんじゃないかと」

 ちなみに、こうしたケースを何人か取材したが、親のどちらかが名門幼稚園や小学校からエスカレーター式の学校に進んで、そのルートを本人の実家が誇りに思っている場合、実家が「自分の子どもの母校に孫が行くのであれば、全面的にサポートする」と言い出したという場合が多かった。

 そもそも、幼稚園受験は、このオンライン時代に願書受け取りも受験も平日昼間の決められた時間に現地に何回も出向かないといけない仕組みだったり、入園後も親の関与が多く、決して共働き向けではない。祖父母のサポートがないと共働き夫婦には立ち向かいにくい。

 しかし、その女性にとって、娘の母校受験は、共働きの慌ただしい日々の中で大きな負担となった。たとえば、娘が面接で聞かれる内容は「お母様のお料理で何が好きですか?」といった内容。当初娘は「鮭」と言っていたが、それはお受験でいえば「料理」ではないという。


 「ママは鮭そのままでは出さないで、お料理してるよね? 〇〇ちゃんが食べているのは、鮭の照り焼きだよ」と言語化する。

 とはいえ3歳前後の子どもはすぐ忘れてしまうので、毎週手料理を作るプロセスまで見せるなど、“対策”は日常に浸食する。

 第二子を妊娠し、育休中に長子の受験に備えようとする母親もいる。料理だけではなく、「お母様と何をして遊ぶのが好きですか?」も、パズルや積み木など関わり合いが求められる遊びを答えるのが「鉄板」だと言い、テレビやスマホで動画を見るなどもってのほか。もちろんお受験のためだけではなく、子どもにとって理想的なスケジュールに修正されるメリットもあるだろうが、普段寝る時間なども聞かれるため、生活全般をあたかも共働きでないようにさせて、立ち向かう必要があるのだという。

 加えて、この女性は幼児教室で「お母さんが働いていることは書かないほうがいいのではないでしょうか」と言われた。

 「どうして? ここ私の母校なんですよ、女性の経済的自立って言って育てられて、どうしてそれを書いちゃいけないの」と反発し、堂々と書いた。しかし、結局結果は不合格。「やっぱり共働きには厳しかった」と肩を落とす。



■「お母さんが働いているのはNG」の言説

 別のマスコミ勤務の女性も、自分の母親の母校である私立女子大附属幼稚園を母親の勧めとサポートで受けたが不合格。結局小学校受験もして「働いているお母さんもどうぞ」という方針の別の女子大附属小学校に行かせることにしたが、母親の母校については次のように憤る。

 「小学校でも幼稚園の面接でも、仕事しているママはだめなんですよね。仕事の話しか聞かれなくて子どもの話はいっさい聞かれなかったんです。悲しくなるくらい面接での門前払い感。お受験対策の幼児教室で、働いていることおっしゃらなくていいんじゃないですかって言われたんですけど、仮に入れたとしていずれ(働いてることは)ばれるし、願書とかにも書いちゃって。そしたら案の定……。うちの母も仕事していたし、母校も社会で活躍できる女性を育てるという名目のはずなのに、専業主婦をよしとする空気を感じる」



 医師や弁護士の母親は多くても、会社員の母親の子どもは採ってもらえないのではないかという疑心暗鬼もあったという。

 実際には、母親の仕事のせいで不合格になったのかどうかはわからない。共働き親が多く通う名門幼稚園もある。また、祖父母のサポートまでついている名門出身者の子どもばかりが簡単に名門に入れる=階層の再生産を、学校側が望んでいるとしたら、それが阻まれていることに何の問題もないのかもしれない。

 しかし、幼児教室には「働く母親であることは隠しなさい」と言われ、面接対策では家庭に時間を割く「理想のお母さん像」が浮き彫りになる。「女性の自立」と言われながら育った私立の女子校出身者にとっては、習ったとおりに生きてきた自分のあり方が歓迎されていないと感じる。「女性の自立」は実は建前であり、本音は“働くママはダメ”なの? ――と。

 共働き家庭は、保育園に行かせておけばいい。私立幼稚園が、特定の層の子どもを好むとして、それが気に食わないなら行かせなければいい。もちろん、基本的にはそうだろう。そもそも不合格になったところで、何かが劣っているということではなく、園の方針と合わなかったのだと思えば落ち込む必要もない。考え方が合わない園は保護者側も避けたほうがその後のためにもいいかもしれない。

 ただ、実際の幼稚園や小学校の選抜基準がどうであれ、うわさや憶測、幼児教室のアドバイスによる「無難に」を突き詰めていくと、母は働いていない(ことにした)ほうがよくなってしまうという世界は、まだまだある。女性活躍、個性伸張、ダイバーシティの時代……といいながら、日本社会のさまざまなところに真逆の方向に向かせる論理が埋め込まれている。

中野 円佳 :ジャーナリスト


東洋経済 2018.10.3 から転載


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2018年09月19日

子供の学力、父親の学歴よりも母親の学歴が影響大


 7月末に「全国学力・学習状況調査」(通称・全国学力テスト、2017年度)の結果が公表された。教育現場では、結果を巡って一喜一憂する一方で、テストに付随して行われた「保護者アンケート」というものがある。

 これまで、2013年度と2017年度の2度のみ、実施されたものだ。アンケートの対象は、テストを受けた小6と中3の保護者から無作為に抽出された12万人。

「両親の学歴」「所得」「就業時間」といった家庭環境や経済状況を尋ね、子供のテスト正答率との相関関係を調べたものだ。


 この調査から、両親の学歴は子供の学力に影響を与えるものなのかどうかも見えてきた。 結果的には、保護者の学歴も子供の学力と比例する。特に注目すべきは父親よりも母親の学歴だ。 

 たとえば中3の数学Bでは、父親の最終学歴が「高等学校・高等専修学校」の子供の平均正答率は44.1%で、「大学」になると56.5%。その差は12.4ポイントだ。

 しかし母親が「高等学校・高等専修学校」卒だと正答率は43.3%、「大学」卒になると60.0%で、その差は16.7ポイントまで拡大する。精神科医の香山リカさんがその理由を分析する。

「『女に学問はいらない』と言われていた時代は終わり、現代は女性も大学まで進学することが珍しくなくなり、高学歴の母親が増えました。努力して最高学府までたどりついた母親たちはそのことを“成功体験”として誇りに思い、若いうちに勉強に励むことに価値を見出す傾向があります。

 そのため、子供に対しても自然と、また心から『勉強は大切だ』『大学で学ぶために努力することはいいことだ』と伝えることができる。結果として子供の学力が向上するのではないでしょうか」

 そもそも、伝統的に日本の家庭の子育てでは、母親の影響力が強い。

「“イクメン”も一般的になってきたものの、日本では依然として“夫が外で働き、妻は家を守る”という家庭が多い。必然的に家の中は母親が中心に回るため、子供にとって母親に評価されることは大きな意味を持ちます。そんなバックグラウンドにおいて高学歴で意識の高い母親が登場したことにより、子供への影響力がさらに増したのではないでしょうか」(香山さん)


※女性セブン2018年9月27日号



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2018年08月29日

子どもの学力は「母親の学歴」で決まる…? 文科省の衝撃レポート


文科省がとりまとめた分厚い調査報告書を読み解く

 小学6年と中学3年の全員を対象に、毎年4月に実施されている文部科学省の「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)。それぞれの対象学年100万人以上が一斉に受ける国内最大の調査では、都道府県別の平均正答率が公表されるため、「今年は秋田県が1位」などの報道を見たことをある人は多いだろう。

 しかし、テストに付随して行われる保護者対象の「アンケート調査」はあまり知られていない。じつはこちらの調査こそ、日本の「教育格差の真実」が凝縮して示されているとして、教育専門家の間ではむしろ注目されている。

 その調査はお茶の水女子大らの研究者が文科省から委託され、小6と中3の児童生徒の保護者から、無作為に10万人規模を抽出。保護者の年収や学歴といった家庭の社会・経済的背景を指標化して4階層に分け、テストの平均正答率との相関関係を分析している。

 これまで13年度と17年度に実施され、その調査結果からは「親の収入や学歴が高いほど児童生徒の学力が高い」といった傾向が浮かび上がっている。今年6月に公表された17年度の調査結果でも、学歴や収入が最も高い世帯は、最も低いそれらの世帯と比べ、たとえば基礎的な数学A問題では24・2ポイントもの差が付いており、エビデンスで裏付けられた。

 その一方で、学歴や年収が高くない世帯でも「日常生活で本や新聞に親しむことや、規則正しい生活を促している家庭では好成績の傾向がある」といったことが明らかになっている。規律正しい生活と好奇心、勉強への一定の意欲があれば、学習で工夫を加えれば、家庭環境を克服できる可能性が示された。

 こうした調査報告書の概要は報道済みで、保護者の感覚でもそれほど違和感のない内容だろう。

 しかし、文科省がとりまとめた分厚い調査報告書を読み解くと、新聞では報じられていない内容がふんだんに記載されている。そこからは、児童生徒の学力と家庭環境との「知られざる関係」がより明確に浮かび上がってくるのである。


父親の学歴より、母親の学歴との関係性が強く出る


 さっそく見ていこう。

 たとえば「家庭環境と子供の学力」の章は、「200万円未満」から「1500万円以上」まで100万円刻みで世帯年収と学力の関係を分析している。年収の高さに比例して正答率の高さも増しているが、注目されるのは、ある程度の高さの年収世帯になると「年収と学力」が直線的な関係を示さなくなることだ。

 たとえば、「年収1200~1500万円」世帯の生徒の平均正答率は、「年収1500万円以上」世帯に比べて、国語A・B、数学A・Bのすべてで上回っている。必ずしも世帯年収が高いほど正答率が高くなるとは限らない一例といえよう。

 さらに興味深いのは、保護者の学歴と児童生徒の学力との関係だ。保護者の学歴が高いほど児童生徒の学力が高い傾向がみられるが、より詳しく見ると、児童生徒の学力は父親の学歴より母親の学歴との関係性がより強く出ていることだ。

 中3の数学Bでは、父親の最終学歴が「高等学校・高等専修学校」のケースだと正答率は44・1%、「大学」になると56・55%に上り、その差は12・4ポイント。一方、母親の最終学歴が「高等学校・高等専修学校」だと43・4%、「大学」になると60・0%になり、差は16・6ポイントに広がり、父親の学歴にともなう差より拡大していることがわかるのだ。



親の単身赴任と子の学力との興味深い関係性

 17年度調査では新たに保護者の単身赴任と児童生徒の学力との関係も対象となった。単身赴任世帯は各学校で一定割合含まれることから新項目になったとされるが、結果は「父親が単身赴任している子供の学力は、そうでない子供より高い」という分析が導き出された。

 データでみると、小6と中3の全科目で、「父親単身赴任」の児童生徒の正答率がそうではないケースを上回り、特に、中3の数学Aでは3・9ポイントの差がついた。

 一方、母親が単身赴任しているケースでは、逆の結果がでた。母親と同居しているケースに比べて児童生徒の正答率は10ポイント程度低くなり、とりわけ中3の国語Bでは52・1%にとどまり、72・5%の同居ケースに比べ20・4ポイントも差が付く結果となった。

 詳細な分析説明がないためデータの意味づけは不明だが、さきほどの母親の最終学歴と学力との関係と合わせて考えれば、子供の学力に対する母親の存在の影響力をうかがわせて興味深い。


父親は遅く帰ってきたほうが、子どもは伸びる!?


 「保護者の帰宅時間と学力」という調査も親にとっては気がかりなところだろう。結論から言うと、父親については22時以降の帰宅(早朝帰宅を含む)という家庭の子供の学力が最も高いことが明らかになった。

 たとえば、小6の国語Aでみると、父親の帰宅時間帯別の正答率は「就業していない」(68・9%)、「16時より前」(72・0%)、「16~18時」(72・4%)、「18~20時」(74・6%)、「20~22時」(77・0%)、「22時以降」(77・9%)、「交替制勤務などで帰宅時間が決まっていない」(72・8%)。

帰宅時間と正答率の相関関係を示しただけで、踏み込んだ分析は示されていないが、こうしたデータだけみれば、「父親の不在により、子供が自宅で勉強に集中できる環境がある」とも読めるが、いかがだろうか。

 ただし、こうしたデータを単純に鵜呑みにすることはできない。たとえば、国語Aの正答率について、年収や最終学歴など家庭の社会・経済的背景を指標化して4階層(Lowest、Lower middle、Upper middle、Highest)別にみると、遅い帰宅時間のほうが若干高いが、父親の帰宅時間と学力との間に明確な関係はみられなくなる。社会・経済的背景がよく似た世帯の子供には、それほど学力に違いがないことが浮かぶ。


 家庭の蔵書数と学力との関係もおもしろい。漫画や雑誌、子供向けの本を除いた蔵書が多いほど、子供の学力が高い傾向が示された。特に、国語より算数・数学の正答率で差が開く傾向が伺える。中3の国語Aでは「0~10冊」世帯の生徒の正答率は70・4%だったのに対し、「501冊以上」は85・4%で15ポイントの開きがあった。


 一方、数学Aでは「0~10冊」が55・0%、「501冊以上」は75・7%となり、20・7ポイントもの差がついた。家庭にある子供向けの本と学力の関係でも、冊数が多いほど学力が高くなる関係がうかがえた。


 全国学力テストに付随する保護者対象のアンケート調査結果は、巷間言われる「金持ちの子供は学力が高い」という言説をデータである程度裏付けるものであり、高収入と高学歴の親の子供が同じように高収入と高学歴という同じコースをたどり、教育格差が経済格差を固定化させ再生産するという見方につながることはある程度説得力があるのかもしれない。


 しかし、ここで示されるのは家庭環境と学力の相関関係であり、必ずしも因果関係ではない。公教育の役割は、経済格差の拡大を招きかねない教育格差の是正・平準化にあるはずだ。全国の学校現場で奮闘する先生たちには、ぜひこの報告書を読み込んでほしい。



2018.8.29

マネー現代編集部


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2018年08月28日

東京23区別"平均年収"が一番高い小学校


世帯平均
年収が高いブランド学区の公立小ってどんな雰囲気? どんな教育環境? 現役保護者に聞いた。

■千代田区立番町小学校と大田区立田園調布小学校の保護者を取材


世帯平均年収が高いほど教育水準が高くなるということだが、実際にそうなのか。世帯平均年収が高い“ブランド学区”を取材。今回は、東京各区トップ小のうち、千代田区立番町(ばんちょう)小学校と大田区立田園調布小学校の保護者に、ブランド学区のメリットを聞いた。


「千代田区の教育事情を知らずに住み始めて7年になりますが、今の子育てライフに満足しています。桜がきれいな千鳥ヶ淵や、皇居、国会議事堂、国立劇場など観光名所も多いですし、番町文人通りをお散歩しながら子どもに文学の話をするなど、身近な場所でさまざまな知識を身に付けられます」と話すのは、番町小に子どもを通わせる桃井宏美さん。


番町小周辺では、送り迎えできないワーママを意識してか、塾や習い事教室などのサポート面が手厚く、マイクロバスが学校周辺まで迎えにくるサービスもあるそう。

「中学受験をするご家庭が多いようで、学校側も習い事関連も、サポート体制は万全。学校では、熱心な先生方が教育法を研究していますし、学芸会も運動会も、各学年に適した“感情や情緒”を育むような工夫がされています」

学校からオフィスまで、アクセスがいいのも最大のメリットだ。

「半休や離席扱いで学校の行事に参加できるので、仕事と子育ての両立はしやすいと思いますよ」

一方、田園調布小の千葉三紀子さんは、「土地柄、保護者の中には聞くと驚くような方もいらっしゃいますが、私立ではないのでお母さま方もカジュアル。ワーママも多く、付き合いやすいです」と公立小ならではの特色を語る。

「田園調布小の保護者は代々地元の人もいて、子どもたちを地域全体で育てる取り組みもなされていますし、最近は父親の参加も盛んです。また、熱心な先生方が多く、指導も手厚いです。普通の公立小なので、元気な子どもが多いのも特徴かもしれません」

番町小同様、中学受験させる家庭へのサポート体制は万全だ。

「大半の子が受験するので抵抗なく勉強する姿勢が育まれますが、カリカリするイメージはなく、子どもたちはいい意味でのんきで気楽な様子に映ります。習い事と両立する文武両道なお子さんも多いですね。先生方の声かけもプロフェッショナルで温かいです」

中学受験を考える家庭にとって、ブランド学区の公立小は、やはり狙い目なのかもしれない。


プレジデントオンライン
2018.8.28 



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2018年08月24日

小倉優子、石田純一らが「お受験」 子供のためにキャラ変も


 史上最強の猛暑もなんのその、太陽が照りつけるアスファルトをヒールで闊歩していたのは、タレントの小倉優子(34才)。テレビで見せるほんわかした表情と違い、ロングスカートをなびかせながら長男(6才)と次男(1才)を連れて歩くまなざしは真剣そのものだ。

 その日、彼女は都内の名門幼稚園に子供を送り届けた後、バッチリメイクで仕事場のスタジオに向かった。

「第2子を妊娠中に夫の不倫が報じられた小倉さんは昨年離婚。その後、長男を小学校受験に強いことで有名な名門幼稚園に入れました。子供たちの将来を考えて、仕事と“教育ママ”を両立させているんです」(小倉の知人)

 小学校受験、いわゆる「お受験」が過熱の一途をたどっている。

「2020年に大学入試制度が変わります。センター試験に代わって『入学共通テスト』が導入され、従来の知識偏重ではなく、思考力や表現力が問われるようになります。それに影響され、高校・中学受験も、ドラスティックに変わることが予想されますが、実際にどう変わるのかは手探り状態。つまり、今まで通りの勉強では通用しなくなる。

 困惑しているのは、教育熱心な親たち。今後の見通しがつかない以上、“2020年になる前に、小中高一貫校や、大学までエスカレーター式に上がれる私立小学校に入れたい”という親が急増しています」(お受験業界関係者)

 中でも、大学まで進学できる一部の私立小学校の人気が一気に過熱している。中学や高校、大学受験時の塾代も節約できるという考え方だ。

 芸能人の子息ならば「入試に“特別枠”がある」という話もよく聞く。しかしこの点も今年はちょっと事情が違う。

「今年は東京医科大の裏口入学が話題になりました。コンプライアンスが厳しい時代なので、私立小学校でも以前は公然の秘密だった“コネ入学”がやりにくくなっている。芸能人や資産家の子供でも、競争を勝ち抜かなければなりません」(お受験業界関係者)



「お受験をするのは子供ではなく親」とよくいわれる。幼稚園児に“受験勉強”をさせるのは並大抵のことではない。

「みなさん、3才ぐらいから名門の『お受験塾』に通わせます。都内だと、各小学校に独自のルートを持つとされる『J』や『S』などの大手塾にこぞって通わせ、志望校別に座学や体操などを習わせます。通わせるといっても、幼稚園児は送り迎えだけでなく、親も教室の後ろに座って授業を見守る。家に帰れば、授業内容を復習して、体操して、日記を書かせる。親の負担はハンパじゃありません」(前出・関係者)


 特に「夏休み」が正念場だ。お受験事情に詳しい教育研究家の神山眞さんが言う。

「試験は10月中旬から始まって、11月上旬から中旬がピーク。夏休みは、塾の夏期講習を受けつつ、家では弱点対策を行うなど、やるべきことは山積みです」

 前出の小倉も、子供を名門お受験塾に通わせ、週に数度、教室の後ろに座っているという。そんな小倉と教室でたまに顔を合わせるのが、石田純一(64才)だ。


◆お受験のために“大食いキャラ”封印


「奥さんの理子さん(42才)が熱心で、純一さんはお尻を叩かれています(笑い)。理子さんは長男の理汰郎くん(5才)が1才の頃から幼稚園の説明会やオープンスクールに参加していました。純一さんが大学中退なので、彼女は『理汰郎には絶対に名門大学を卒業させたい』との思いが強いそうです。面接で『どうやって学校に来ましたか?』と聞かれた時に理汰郎くんが『車です』と答えないように、塾の夏期講習にも、わざわざ電車で通っているそうです」(芸能関係者)

 妻にお尻を叩かれて夫がお受験デビューした結果、図らずも異色の“共演”が実現してしまう場合もある。

「都内の有名お嬢様小学校の説明会で、プロ野球の読売ジャイアンツの高橋由伸監督(43才)と芸人の板尾創路(55才)も見かけました。バラエティー特番でもありえないような組み合わせに、出席者たちもどよめいていましたよ」(出席者の1人)


教育ママより“大食いママ”が板につくギャル曽根(32才)は“ママ友”がきっかけでお受験に目覚めたという。

「もともと受験させるつもりはなかったけれど、同い年の子供を持つママ友の小倉優子さんや昨年お受験を終えた藤本美貴さん(33才)の影響で意識するようになったそうです。彼女はかねてから『将来の選択肢が広がるから、子供にはどうしても大学を出てほしい』と思っていたそうで、それなら今から始めてみようと考えたそうです。試験問題を母子で一緒に考えながら解き、一生懸命に勉強の楽しさを伝えています。志望校は、藤本さんのお子さんが通っている名門校だそうです」(テレビ局関係者)

 長男の勸玄くん(5才)が小学校受験を控える市川海老蔵(40才)は、忙しい稽古の合間を縫って歌舞伎役者からお受験パパに早変わり。

「勸玄くんを“お受験御用達”幼稚園に預けたうえで、海老蔵さんも自ら勉強を見ています。一足先にお受験を終えた姉の麗禾ちゃん(7才)が勸玄くんに『ここはこうやるんだよ』と教えてあげることもあるようです」(歌舞伎関係者)

 お受験対策で必要なのは机の上の勉強だけではない。

「面接試験における定番の質問は、『夏休みでいちばん楽しかった思い出は何ですか?』というもの。子供が正直に『テレビゲームをクリアしたこと』『家で見たアニメ映画が面白かった』などと答えないよう、親は“夏休みの家族の思い出作り”に励みます。『海水浴に行って砂浜ですいか割りをした』『キャンプ場で家族みんなで力を合わせてテントを立てた』などと子供に言わせることで、健全で仲よしという模範的な家族像をアピールしたいんです」(進学塾関係者)

 お受験芸能人たちの公式ブログをのぞけば、「パパと野球」「家族で山登り」「初めてのキャンプ」などのアウトドア・アピールが花盛りだ。

 小倉も“思い出作り”に絶賛奮闘中。

「この夏は友達家族と連れ立って子供たちと一緒にキャンプに行ったそうです。芸能活動をしながらお受験御用達の幼稚園や塾に子供たちを送り迎えする生活はハードですが、彼女は“父親がいないことをハンディに感じさせたくない”と健気に頑張っています」(前出・小倉の知人)

 そんな小倉に触発されて参戦したギャル曽根も、“対策”に余念がない。

「受験を決めてからは、子供のために“大食い女イメージ”を払拭する必要を痛感し、テレビではなるべく下品な言葉を使わず、大食いだけを求められるバラエティーには出演しなくなりました。さらに子供の感性を磨くため、休日は一緒に『劇団四季』の舞台を見に行っているそうです」(前出・テレビ局関係者)


※女性セブン2018年9月6日号



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2018年08月21日

子どものやる気や自制心、社会性…幼児期から遊びを通じて身につける


 子どものやる気や自制心、社会性などの「非認知能力」を育む取り組みが広がっている。文部科学省が6月に公表した昨年の全国学力テストの分析結果では、こうした能力が高い子は、学力が高い傾向がみられた。特に幼児期の教育が重要だとされ、大学では保育者の養成も進んでいる。(岡村吉和)


子どものやる気や自制心、社会性…幼児期から遊びを通じて身につける

読売新聞社


「人生の土台」

 東京都世田谷区の私立保育園「世田谷仁慈保幼園」では、「やってみたい」「知りたい」という子供の興味を出発点に、納得するまで遊ぶ体験を重ねる。その過程で頑張る力や他者と関わる力、感情をコントロールする力などが育つと考えるからだ。

 7月31日には鳥に興味を持った男児(4)が空き箱で鳥の家を作って発表した。すると年長の園児から「本当の巣箱は作らないの」と質問が出た。話し合いの結果、今後みんなで協力して本物の巣箱を作ることになった。

 子どもは自分で調べたことなどを発表し、友達からアドバイスをもらう中で、自分と他人の違いを知り、力を合わせる楽しさも知る。園を運営する法人の妹尾正教理事長は「非認知能力は社会でも求められる力で、人生を生き抜く土台になる。遊びを通じて幼児期に養うことが大切


スポーツでも

 知能指数(IQ)などで測れない内面の力を指す「非認知能力」は2000年にノーベル経済学賞を受賞した米国のジェームズ・ヘックマン教授の研究で注目された。米国の貧困層を調べたところ、幼児教育で非認知能力が培われた子のグループはそうでない子のグループより持ち家率や収入が高く、犯罪率や生活保護受給率が低かった。

 文科省によると、「良いところをほめて自信を持たせる」「努力の大切さを伝える」など、保護者から子どもへの働きかけでも向上するという。

 スポーツを通じた活動も進む。全国で約30教室を運営する総合キッズスクール「ビーマスポーツ」(東京都世田谷区)は3~10歳児を対象にサッカーや野球、体操などを通じて、コミュニケーション能力や課題解決能力の育成を目指す。運動では走るタイムなどを定め、さらに上達するにはどうすべきか常にコーチが問いかけて「もっと腕を振る」など自分で気付いたことに挑戦させる。グループワークでは仲間とコミュニケーションを図り、協力して課題解決する。

 田村恵彦代表取締役CEOは「21世紀に活躍するのは、与えられた仕事をこなすのではなく、答えのない中で主体的に考え、行動、判断して答えを見つけ出せる人材だ」と力説する。



学生も体験

 保育者の育成は課題の一つだ。玉川大教育学部(東京都町田市)の大豆生田啓友(おおまめうだ ひろとも)教授のゼミや授業では、学生が泥団子作りや劇づくりを行う。子どもと同じ体験をすることで、非認知能力の理解を目指す。大豆生田教授は「コミュニケーションや粘り強さは、今の学生は苦手。自分で非認知能力とは何かを理解しないと、目指す教育も絵に描いた餅になってしまう」と語る。

 慶応大の中室牧子准教授(教育経済学)は「非認知能力を幼少期に身につけることは重要だ。ただ、日本では蓄積がないので、例えば自制心の強い人は本当に幸福感や収入が高いのかなど、長期的に調べる必要がある」と指摘している。


ヨミドクター から転載


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2018年08月16日

「インターナショナルスクール」理事長が“義務教育期間中は通わせるべきでない”と説く2つのワケ

 

デイリー新潮


「インターナショナルスクール」という秘境―    ―おおたとしまさ


 育児・教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏が、インターナショナルスクールという“秘境”を徹底解剖する。

 話を伺ったのは、東京都港区にある「東京インターナショナルスクール」の創立者で理事長の坪谷ニュウエル郁子氏。理想の教育を実現するために前身となる私塾を開き、国際バカロレア機構日本大使、内閣官房教育再生実行アドバイザーなどの肩書を併せ持つ教育者だ。


 算数や理科といった教科の概念がなく、授業ではひとつのタームについて多角的にアプローチ。それも教室のラグの上でのディスカッションから始まるという。「グローバル熱」が高まる近年、授業が英語で行われるインターナショナルスクールに通わせたいと思う親御さんもいるようだが、意外にも坪谷氏は、

「日本に軸足を置いて生きていくことを前提にするのなら、少なくとも義務教育期間中は、インターナショナルスクールに通わせるべきではありません」

 と述べる。



 ***

 理由は2つ。


「1つは日本語を深く学ぶ機会を失ってしまうから。日常会話には困らないという意味でバイリンガルにはなれますが、学校での知的刺激がすべて英語になってしまうと、日本語で考える脳が育ちません」

 日本での生活を前提にするのなら、あくまでも思考のベースは日本語であるべきだというのだ。

 実際、インターナショナルスクールの子供たちは中学校相当レベルを卒業すると、海外の高校に進学するか、高校相当のクラスをもつ別のインターナショナルスクールに転入することが多い。高校相当レベル卒業時には、海外の大学に進むケースがほとんどだ。日本の学校に戻るケースは稀である。

「2つめは、日本の学校教育が素晴らしいから。日本の教育はダメだとよくいわれますが、PISA(OECDによる学習到達度調査)の成績を見る限り、人口1億人以上の大国で、これだけの教育水準を保てているのは日本くらいです。世界から羨望の眼差しで見られることも多い日本人の共生の精神も、日本の学校文化の中で育まれている部分が大きい。むしろ日本の教育の良い点をもっと世界に広めていかなければいけません」

 日本人は自国の教育を卑下しすぎだというのだ。

「『お客様』として海外の教育を受けたひとたちが、『アメリカでは……』などと誇張しすぎです。私はアメリカの教育のひどさもよく知っています。あれをまねしようだなんて、無責任な意見です」




英語取得を目的にするのは「ナンセンス」


 東京インターナショナルスクールの生徒たちは、親の都合でやむなく東京で教育を受けることになった子供たちであって、いわゆる普通の日本人が通うことを想定はしていない。

「日本の教育の唯一の問題点は、自己肯定感を下げてしまうことで、減点主義が原因の一つだと思います。そこさえ補えればいい」

 それで、日本の学校に通いながらプラスαで英語での探究型学習を経験し、自己肯定感を高められるようにと、日本人向けのアフタースクール事業も立ち上げた。日本人の子供には、放課後にアフタースクールに来ることをすすめている。

「私は国際会議に出ても遠慮せず自分の意見を言うことができます。でもそれは、場数とテクニックの問題で、大人になってから身に付けられます。子供のころはそのような表面的なスキルを身に付けるよりも、時代にも場所にも限定されない普遍の真理を追究することのほうが大切です。それが本当の意味でのグローバル教育ではないでしょうか」

 無理なく英語を習得させる目的でインターナショナルスクールに通わせる保護者もいるが、

「それこそナンセンス」


まずは日本の教育の再認識を


 坪谷さんに限らず、きちんとした理念をもって運営している経営者は、「インターナショナルスクール=バイリンガル教育」とみられる昨今の傾向を不満に思うところがあるようだ。

「興味深いデータをアメリカ国務省が公表しています。世界各国に駐在員を派遣するために、事前にその国の言語を日常会話レベルまで習得させる速習プログラムがありますが、英語に近い構造でアメリカ人が習得しやすい言語で、約480時間が必要だそうです。最も難しい言語に日本語も含まれ、最大で約2760時間必要です。ということは日本人が英語を学ぶのにも同じだけの時間が必要でしょう。私の経験則では、日本人がネイティブレベルの英語を身に付けるには、さらにその倍の時間が必要だと思います。そこまでして『グローバル人材』を育てるのは投資効果が悪すぎます。今後は自動翻訳機があれば、コミュニケーションツールとしての外国語は不要になります。もっとほかの学びに時間を割くべきです」

 国際的な教育団体からもお墨付きをもらっているグローバル教育の実践者・先駆者にこれを言われては、ぐうの音も出ない。

 坪谷さんは両手で大小の輪をつくりながら言う。

「日本人はこれくらいのことを、これくらいに小さく言う癖があります。謙虚とも言えますが、自己評価が低いとも言えます。アメリカはその逆。この程度のことを、こんなに大きく誇張する癖があります。どちらもダメです。私が育てたいのは、これくらいのことを、そのままこれくらいと言える子供たちです」

 日本の教育を卑下する前に、私たちはその優れた点を再認識する必要がありそうだ。そのうえで、「あれもやろう。これもやろう」ではなく、「これはやらない」と決めることも必要なのかもしれない。インターナショナルスクールを訪れて感じたことは、意外にもそういうことだったのである。



おおたとしまさ
育児・教育ジャーナリスト。1973年東京生まれ。麻布中高卒、東京外国語大中退、上智大卒。リクルートから独立後、教育誌等のデスクや監修を歴任。中高教員免許を持ち、私立小での教員経験もある。『ルポ塾歴社会』など著書多数。



週刊新潮」2018年7月19日号 掲載



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jyukennews02 at 11:34|Permalink インターナショナルスクール 

2018年08月11日

天才とアホの両極端"慶應幼稚舎"の卒業生


卒業すれば全員が慶應義塾大学に進学できる小学校「慶應幼稚舎」。著名人がわが子を通わせる「セレブ小学校」としても知られているが、その実態はどんなものなのか。「親の職業によってKEIOの4クラスに振り分けられる」「4割が中学か高校、大学で留年してしまう」といったうわさの真偽を、ライターのオバタカズユキ氏が卒業生たちに聞いた――。

※本稿は、オバタカズユキ『早稲田と慶應の研究』(小学館新書)の第2章「受験戦線異状アリ」を再編集したものです。


■日本で最も古い私立小学校のひとつ

小学校お受験の世界には、慶應幼稚舎という抜群のブランドがある。

東京メトロ日比谷線広尾駅下車、徒歩7~8分の超一等地で緑に囲まれている校舎。敷地は向かいの都立広尾病院よりも広そうだ。かつて福沢諭吉の別邸があった地とのこと。

創立は1874(明治7)年、実は日本で最も古い私立小学校のひとつでもある。古くは何人もの侯爵、伯爵、子爵、男爵から、銀行の頭取や百貨店の社長など、戦後はたくさんの芸術家や芸能人も輩出している。最近、一番有名な出身者はアイドルグループ嵐の櫻井翔か。著名人が我が子を通わせる学校としてもよく話題になる。

慶應の幼稚舎は、1クラス36名(男子24名・女子12名)、各学年4クラスの少人数体制だ。6年間クラス替えがなく、担任も基本的に6年間担任持ち上がり制。私立ならではのかなりユニークな教育を行っている。けれども、そんな話より、やっぱりセレブ小学校のイメージが先行する。



■慶大生が語る幼稚舎出身者のセレブネタ

各キャンパスでの取材中も、現役慶大生からよく幼稚舎出身者のセレブネタを聞いた。詳しく話を聞いてみると、こんな内容になる。

「幼稚舎生は格が違う。教科書に載っている人の子孫がいる。ワックステカテカの髪型で、服装もぜんぜん違う。白金、六本木と、いいとこに住んでいるのは当然。車を何台も持ってる。パーティーとかして遊んでる」(商学部1年男子)

「自分は中等部から慶應に入ったのだが、中等部・普通部を幼稚舎生が仕切り、その後も、塾高を仕切り、大学を仕切るという流れがある」(経済学部2年男子)

「慶應のヒエラルキーは学部で決まらない。幼稚舎から入った人→中高で入った人+体育会系+大学から入った逸材(≒イケてる人)→大学から入った普通の人の順番でエライ。六本木のクラブで日常的に遊んでいるようなのは、ガッツリ幼稚舎か、大学から入ってきた逸材たち。テニスサークルなんかは普通にチャラいだけで、本当に遊んでいる人はサークルに入らず、幼稚舎出身みたいに内輪のグループを作ってる」(理工学部4年男子)

とにかく幼稚舎出身者は別格だし、慶應を仕切っているし、エライとのことだ。いわゆる「慶應ボーイ」のイメージに近い人物像が浮かぶ。

その一方でこんな評価もある。

「幼稚舎出身には、学部在学中に司法試験や国家総合職試験にひょいと受かるやつがいる。逆に、よく大学までたどり着けたなと思うくらいトロいやつもいる。天才とアホの両極端が多い。とっつきづらくて、個人的にあまりいい印象がない」(法学部3年男子)

「幼稚舎生は素直で何かに打ち込んでいる。世間ずれしていない。メンタルが強くて、人と関わるのがうまい。女子で団結していじめに立ち向かったという話を聞きました。女子の場合は、さすが幼稚舎と思うことがよくある」(文学部女子2年)

「僕のような地方出身者からすると、幼稚舎や慶應ニューヨーク校の人に触れるのは良い経験。小学校から十何年間の慶應経験で培った魅力がある。同じクラスタ(属性)の人で固まりがちだと言うけど、あの人たちが別クラスタの人の中で仕事をすることはないだろうから、必ずしも多様性を身につけなくていいと思う」(理工学部出身大学院生男子)

慶應の中でも特別な存在であるらしいことは伝わるのだが、人によって見え方がけっこう違う。実際はどうなのか。この目と耳で確かめてみたい。

でも、幼稚舎出身者は、1学年で100人ちょっとしかいない希少な存在だ。キャンパスで声をかけ続けても、当事者に出会うことはできなかった。


■母子で幼稚舎出身のケース

そこで伝手をたどり、ちゃんとアポをとって幼稚舎出身者から話を聞くことにした。

まず、1980年代後半に慶應大学を卒業したアラフィフ女性。彼女は父親と夫も慶應卒。そして、息子さんも幼稚舎出身だ。昔だけでなく、今の幼稚舎事情にも通じている。

「学生さんからいじめの話が出ましたか。6年間クラス替えがなくて、確かに私の頃もいじめはありました。でも、ずっと続くことはないんですよね。女子なら全員一度はいじめられた経験があると思いますが、最終的に『いじめる人って、かわいそうな人』と許せるようになります。ただ、6年間一緒は良し悪しですよね。合わなかったら悲惨だとも思う」

良し悪しか。では、どうして我が子を幼稚舎に入れたのだろう。

「自分が幼稚舎からずっと慶應で、大学受験のシステムも理解しておらず、わからないことをさせるのが不安だったからです。大学から慶應に入った主人は、『下から持ち上がりの男の子は純粋だが、優しすぎて、男らしさに欠ける。戦闘的ではない』と言っていましたけどね。確かに優しすぎる人が多いかもしれない。戦ってきていませんから」

「戦ってきていない」のは、ほかの大学付属小学校上がりも同じ。幼稚舎ならではの特徴は?

「昔も今も、先生たちは『習い事をしないでほしい』と口を揃えて言います。遊びや日常の経験の中で、自分の芽を発見するチャンスを作ってほしいからだと思います。幼稚舎では1000メートルの遠泳があります。息子のとき、私も練習につきあいましたが、一緒にキャッキャ言いながら泳いで、少しでもできるようになると、自然と『スバラシイ!』って言葉が口から出た。学校は『そういうことを親子で一緒にやれ』と言いたいんだと気づきました。実際は遠泳に備えて、みんなスイミングスクールにも通わせますけどね」

昔と最近とで、幼稚舎の変化を感じるところはあるだろうか。

「かつては『質素であれ』と教えられました。授業参観でも、親は紺のスーツに装飾品なしが当然。コサージュを付けただけでも、『何あれ?』となる。それが変わりましたね。最近の親御さんの多くは、『子供が幼稚舎に入ったから、自分もエライ!』と思っている。その考え方が子供にも影響するんです」

ほんわかした雰囲気の彼女なのだが、最後にピシャリとそう言い切った。

■「学歴コンプを持たずに済んだ」

次にご紹介するのは、アラサ―の幼稚舎出身男性だ。

母親も幼稚舎から慶應、父親は中等部から慶應、弟は塾高から慶應。ほかにも親戚に複数の慶應卒がいる、慶應一族の一人として育った。父親は公的な仕事に就いており、母親は補習塾を開いている。ご自身は起業経験者である。

「幼稚舎出身者は、今もみんな割と変なことやっている。画家になった人、結局大学には行かずに仕事を始めた人もいました。同級生で親が有名人っていう子はけっこういました。森進一さんの息子とは同じクラスだった。森内、今は立派ですよね(ロックバンド『ONE OK ROCK』のボーカルTaka。森内は森の本名)。英語の発音もカッコイイ。あいつとは中高もSFCで一緒でしたが、英語が3クラスある中で彼はベーシッククラスだった。幼稚舎生の『かわいそうなパターン』として、偉大なオヤジのプレッシャーに潰され、道を踏み外すパターンがあるんです。でも、森内はしっかりしていて、ちゃんと巣立っていてすごい」

ほかにも有名な固有名詞が何人分も飛び出して、ちょっと戸惑ったが、彼は幼稚舎時代、とても楽しかったそうだ。

「幼稚舎のいいところは、クラス替えがないこともあり、友だちと深く仲良くなれるところ。あとは、無駄な“学歴コンプ(コンプレックス)”を持たないで済むところ。大学から入ってきた友だちには東大志望だったけどダメで、自分の学歴に対する強いコンプを持っている子もいました。その点、幼稚舎生は肩の力が抜けています」

マイナス面は何かあったか。

「交友関係に多様性がなくなるところです。友人も恵まれた環境の人ばかりですから。私は前職で、地方の受験生向けのスマホを使った家庭教師サービスの運営に取り組んでいたんですけど、地方の人のことや、受験生のことがわからなかったんですよ。今も、NPOで経済的に困難な子の支援をしていますが、自分が公立の学校に通っていればいろいろなプロフィールの人と知り合えて、もっと広い視点が持てたんじゃないかとも思います」


■「自分の子供は幼稚舎に入れたくない」

そんなことをいつ頃から感じるようになったのか。

「大学に入ってから、内部生、幼稚舎出身であることを強く意識するようになりました。それも“学歴コンプ”の強い外部生を見たからですね。コンプを持っていない自分は幸せだけど、挫折経験がなく、どうなっちゃうんだろうと考えるようになった」

トータル、自身の過去をどう見ているのか。

「そうですね。自分の子供は幼稚舎に入れたくないです。根性がつかないから。今度、新しい事業を起ち上げる予定ですが、ひと山当てたら、子供はスイスやシンガポールのインターナショナルスクールに入れるかもしれません。僕は自分が甘やかされたことにコンプレックスがあるんです」

受け取り方によっては重い話なのだが、彼はサクサクとそう語った。じめっとならないのは、育ちの良さなんだろうなあと思った。

■留年は「よくあること」に過ぎない

最後に謎を解いておきたい。というのも、慶應の幼稚舎に関して、2つの都市伝説のようなものがあるからだ。

1つ目は、幼稚舎出身者で大学卒業までストレートに進むのは6割しかいない、というウワサ。これは本当か? これについては、息子さんも幼稚舎出身のアラフィフ女性が自信を持って答えてくれた。

「それは、本当です。私は留年しなかったけど、親しい友だちはどこかしらで落第してたな。息子も、高校と大学両方で留年を経験しています。息子が塾高に入るとき、説明会で『各学年、1クラス分落第します』と発表があって、体育館がザワつきました。でも、実際、本当によくあることだから、当人のショックは少ないんですよ」

アラサ―男性もこう言った。

「高校留年はわりといますね。特に塾高。私はSFC高校でしたけど、2年に上がれなくなって、学校を辞めてアメリカへ渡った先輩がいました。本人たちは『あ、留年しちゃったんだ』ぐらいの感じですよ。高校では10段階の成績で6.5を切ると進級が危ういんですが、『5.8だった。やべー、そろそろかな』と言ってる運動部の人たちは普通にいた」

高校留年という一大事でもそんな感じとは、別世界である。自己肯定感を醸成する独特の文化が形成されている。

■「親の職業別にクラス分け」は本当か

もうひとつのウワサ。幼稚舎のクラスは親の職業別で、〈K組は親も慶應出身者、EとI組はその他一般、O組は開業医〉と囁かれている。ネット上だけでなく、そう明記している書籍まである。現役慶大生や慶應OBで「そうです」という人もいる。本当か? まず、アラフィフ女性の返答。

「私のときは、K、E、O組の3クラスで、自分はO組でした。息子もO組。私の父も主人も医師ではありません。ママ友にも『あなたのお子さんは慶應にコネがあるのに、どうしてO組なの?』と聞かれた経験がある。そんな仕組みはありません」

父親が公的な仕事に就いているアラサ―男性も否定。

「幼稚舎ではO組でした。親の経歴でクラス分けされていることはないはずです。開業医の子はどのクラスにもいた覚えがあります」

全員たまたまO組だったが、どの親も職業は医師以外である。「O組の例外」だとしても、例外がこんなに重なることもないはずだ。クラス分けのウワサはデマである。


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オバタカズユキ
ライター・編集者
1964年、東京都生まれ。大学卒業後、一瞬の出版社勤務を経て、フリーライターになる。社会時評、取材レポート、聞き書きなど幅広く活躍。『大学図鑑!』(ダイヤモンド)監修者。

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(コラムニスト オバタ カズユキ 写真=iStock.com)





jyukennews02 at 23:10|Permalink 小学校受験 

2018年07月13日

我が子の受験への不安、費用を抑えた1位は?

受験を決めた理由


子どもの受験予定 


受験する対象先



受験で気をつけていること
画像出典:らくらく連絡網「受験に関するアンケート調査」



 小学生以下の子どもの保護者が、子どもの受験を決めた理由は「教育カリキュラムの充実」がもっとも多いことが、らくらく連絡網が2018年7月12日に発表した調査結果より明らかになった。


 受験に関するアンケート調査は、0歳から小学6年生までの子どもを持つらくらく連絡網会員1,041人(男性288人、女性753人)を対象に実施した。調査対象が持つ子どもの総人数は1,913人。調査時期は2018年4月23日~5月7日。らくらく連絡網は、イオレが運営するグループコミュニケーション支援サービス。


 子どもの受験予定について、80.9%が「受験しない」、19.1%が「受験する」と回答した。受験する子どもの対象先は、「中学校受験」が88.2%ともっとも多く、「小学校受験」10.7%、「幼稚園受験」1.1%だった。


 子どもの受験を決めた理由は、「教育カリキュラムが充実している」が41.9%ともっとも多く、「子どもの個性を伸ばせる」36.7%、「内部進学ができる」29.6%、「子どもが『受験したい』と希望した」23.3%などが続いた。


 受験で気をつけていることは、「子ども本人の意思の尊重」が56.7%ともっとも多く、「食生活や睡眠などの健康管理」42.2%、「勉強に集中できる体制や環境作り」38.1%、「志望校の学校説明会など行事への参加」32.9%などが続いた。


 受験に対する不安や悩みは、「受験が自分の子どもにあっているのか不安」が59.5%ともっとも多く、「塾などの勉強に費用がかかる」52.4%、「受験の費用がかかる」36.5%など、家計面での不安や悩みが続いた。



2018.7.12
リセマム から転載


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