2014年05月
2014年05月19日
小学生低学年の1割が便秘 学校の和式トイレも影響?
トイレの大切さを学ぶ出前授業「うんち教室」に参加した首都圏の小学校1~3年生599人に聞いた。
「3日以上うんちが出ない日が続く」と答えたのは、70人(11・7%)。内訳は「3日」が45人、「4日」が20人、「5日」が5人だった。「毎日出る」は215人(35・9%)だった。
便秘傾向の背景には、学校のトイレに行きたがらないということがあるようだ。都内の小学生97人に「学校のトイレでうんちをするか」と聞いたところ、22人が「しない」と回答。しない理由は、「和式だから」「落ち着かないから」「休み時間が短いから」などだった。
同研究所代表理事の加藤篤さんは「学校のトイレは古かったり、多くが和式だったり、家庭とのギャップがある。安心してトイレに行ける空気づくりが大事」と話している。(伊藤綾)
(2014.5.17 朝日オンラインから転載)
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2014年05月16日
脱「6・3制」 (2) 教育ルネサンス
京都市東山区にある小中一貫校・市立東山泉小中学校。開校間もない4月上旬、6年の学年主任、柿谷隆子教諭(38)が廊下で呼び止められた。
「派手な色のヘアピン、どう注意したらいいでしょうか」。6年の担任教諭からの問いかけだった。
「5・4制」に対応し、中学生と一緒の校舎で学ぶことになった6年生。3月までの小学校では服装指導はなかったが、中学生との生活で守らなければならない校則が記された「児童・生徒手帳」を渡された。
ヘアピンなどは黒や紺が原則と指導されているが、担任教諭は生活指導の経験が少なく、戸惑っていた。統合前は中学校教員だった柿谷教諭が「頭ごなしに言わずに、なぜルールがあり、守る必要があるかを理解させて」と話すと、うなずいた。
同校に統合した4小中の教員らは2年前から、授業内容などを打ち合わせてきた。
お互いの授業を見学し、学習指導要領や教科書の内容も確認。小中の教員が教科ごとに議論を重ね、9年分の学習内容を整理した教育計画も作った。校則も、児童生徒が自分たちで考えて判断できる表現を考えた。
「中学校の先生は小学校のことを意外に知らないんだな」。3~5年のブロック主任を務める高橋明希教諭(43)は開校前の話し合いを通じ、そんな印象を持った。実際、中学校教諭の一人は「小学校の教科書を読み込んだ経験がなかった。小学校の学習内容を、また教えていたことも多い」と驚く。
高橋教諭も中学校での教え方に学んだ。「小学校では授業が次の時間にずれ込んでも気にしなかった。教科ごとにバトンタッチする場合、時間内の勝負。授業に工夫がある」と語る。
文化の異なる小中学校で橋渡し役になったのが柿谷教諭だった。中学校の音楽教諭だったが、実技教科は中学の教員免許で小学生を教えられるため、開校前の2年間、統合する3小学校でも6年の音楽を受け持った。
すぐ、小6が話し合いをうまく進めるのに驚いた。社会の時間でも「国語で習ったよね」と別教科を関連づけて引きつける小学校教員に感心した。一方で、「担任だけでなく複数の目で見守る中学校の良さも生かしたい」とも語る。休み時間の廊下や早朝の職員室など時間を見つけては、教員たちはより良い学校を目指して議論を重ねている。
小中の免許取得奨励も
小学校教員と中学校教員では、別の教員免許が必要だ。文部科学省によると、一般的には小中の間での教員の異動はないという。
ただ、指導力向上に役立つとして、両方の免許取得を奨励する教委もある。岐阜、愛知両県教委は、小中の免許を取得した教員が両方に勤務できるよう異動を工夫している。小中の教員の約7割が両方の免許を持つ愛知県教委は「小中の9年間全体を分かっていた方が、連続性のある教育ができる」と効果を話す。
(2014.5.16 読売オンラインから転載)
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脱「6・3制」 (1) 教育ルネサンス
戦後長く続く小中高校の学制が、今の子どもたちにふさわしいのか。
政府の教育再生実行会議が見直しの議論を始めるなど、学制改革が注目されている。小学校6年、中学校3年の「6・3制」を打ち破る小中一貫校も各地に現れている。今春、京都市に開校した「5・4制」の小中一貫校を舞台に、制度変更の影響を考える。
準備に5年
「似合ってる」「かっこいいよ」……。4月1日、京都市東山区。真新しい、ぶかぶかの制服に身を包んだ6年生に、教員や地域の人たちが温かな声をかけた。この日開校した市立東山泉小中学校に初登校する子どもたちを、見守っていた。
「緊張するなぁ」「小学生なのに、そうじゃないみたい」。満開の桜の下で、照れくさそうに笑う子どもたち。同校は全国でも珍しい「5・4制」の小中一貫校。6年生は少し背伸びをして中学生の仲間入りをする。中学生と一緒の制服は、その表れの一つだ。
JR京都駅の南東約1・5キロにある同校。周辺には、三十三間堂や東福寺などの寺社が集まり、観光客も多いが、空き家も目立ち、子どもは年々減少。2006年、学区内の3小学校に統合話が持ち上がった。
「統合するなら、他の地域に誇れるような学校に」。そんな保護者や地域の要望の中から、5・4制が浮上した。中学校で環境の変化に戸惑い、勉強についていけなくなるといった「中1ギャップ」を防ぐ一方、小学校のうちからより専門的な授業ができると考えた。
教育内容や学校行事はどうするのか、部活動は、給食は――。新しい制度だけに、保護者や地域の人々から疑問が寄せられた。教育委員会や地域を巻き込んで100回以上の協議を重ね、開校準備に5年をかけた。
「いいとこどり」を
「上の学年の人と仲良くできたらいいな。サッカー部に入って頑張りたい」
中学生と一緒に進級式に参加した6年の松森
同校に二つある校舎のうち、6年生は小学生用に新築した「西学舎」ではなく、中学校を増改築した「東学舎」で中学生と一緒に過ごす。普段東学舎にいる英語や家庭科の教科担当の中学校教諭は、小学生の授業も持ち、西学舎でも教える。教員も両学舎を頻繁に行き来する。
「先生たちも初めてのことばかりです。でも、みんなと一緒に素晴らしい学校を作りたい」
入学前の1年生を除いた2~9年生計600人と、教職員65人が4月に初めて学校に集まった時、村岡徹校長(57)はそんなことを話した。
同小中学校の校歌にはこんな一節がある。♪新しい道を いま歩き出す――。子どもたちはもちろん、教職員にとっても、挑戦の日々が始まった。
「小中一貫」広がる
小中一貫教育は、中高一貫の「中等教育学校」のように制度化されておらず、区市町村が独自に進めている。〈1〉小中で一つの校舎を使い、組織・運営も一体の「施設一体型」〈2〉近隣の小中が教育カリキュラムなどで連携する「施設分離型」――などがある。
「小中一貫教育全国連絡協議会」が2010年度に実施した調査では、小中一貫教育を「実施」は106自治体、「検討」が72自治体。同協議会は「全国で増加傾向にある」とみる。
中学校になじめず、いじめや不登校などの問題を起こす「中1ギャップ」の深刻化が背景にある。小中一貫では、中学校の教員が小学校で指導する「乗り入れ指導」などで、小中の段差解消を進める。また、子どもの発達の早期化に合わせ、本来「6・3」の小中の9年間を、「4・3・2」「5・4」などに区切り、段階に応じた教育を行うケースも多い。
文部科学省が10年に行った調査では、小中連携を進める区市町村が1050あり、その96%が中学進学への不安軽減や不登校減少などの「成果がある」と答えた。政府の教育再生実行会議は、小中一貫の「義務教育学校」制度の創設などを検討している。
京都市立東山泉小中学校
同市東山区にあった一橋、月輪、今熊野3小学校と月輪中学校の計4校を統合して開校した小中一貫校。小1~小5の5年間は一橋小跡地に新築した西学舎で学び、小6~中3の4年間は月輪中学校を増改築した東学舎で学ぶ。両学舎は東西に約750メートル離れている。
(2014.5.15 読売オンラインから転載)
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2014年05月12日
「学力」より「優しさ」が大事…保護者意識調査
学力より、人間力?
小中学生と保護者を対象に香川大教育学部の加野芳正教授が行った意識調査で、親は子どもの将来像について「勉強ができる」ことより、心の優しさや規範意識を重視していることがわかった。子ども自身が抱く理想像とは異なり、加野教授は「親は人生経験から、思いやりやコミュニケーション能力が十分にないと社会でうまくやっていけない、と感じているのでは」としている。
調査は、マナーに関する意識を調べる目的で2012年6~7月に、香川と東京、長野、兵庫、鹿児島の5都県の小5~中3生と、その保護者を対象に実施。今回は中学生1726人と、小中学生の保護者2293人の回答を分析した。
保護者に「育てたい子ども像」について九つの類型を示して尋ねたところ、「とてもあてはまる」とした回答の割合が最も高かったのは、
「心が優しい」で83%
「社会のルールを守る」が82・4%で続き、
「勉強ができる」は22・4%に過ぎなかった。
ところが、中学生に「なりたい人物像」を同じ類型で尋ねると、
「勉強ができる」を「とてもあてはまる」とした割合が最も高く、68・8%。
次が「社会のルールを守る」で63・4%だった。
加野教授は「子どもは目先の目標として、成績を意識しがちな現状がうかがえる」としている。
「マナーを学ぶべき場」を尋ねた設問では、保護者の9割が「家庭」を選んだ。一方、中学生に「マナーをよく教わる場」を聞くと、「家庭」(44・6%)と「学校」(42・9%)が
文部科学省は、大津市で起きた中学生のいじめ自殺をきっかけに、現在は正式教科ではない「道徳」を、数値による評価を伴わない「特別の教科」として充実させる方針だ。他者と共に生きることを考え、行動に移せる子どもの育成が目標という。
加野教授は「子どもにとって学校は、家庭で学んだマナーの実践の場と言え、親が思う以上に部活などを通じて多くを学んでいるようだ。親も家庭の役割の重要性を自覚しており、今後の道徳教育では家庭との連携が大切になる」と話している。
(2014.5.9 読売ニュースから転載)
英検幼児のお受験過熱 10年で5倍の2500人
■試験中、立ち歩きや泣く子…協会困惑も
試験中は立ち歩かないで-。
英語のレベルを測る実用英語技能検定(英検)で、バイリンガル教育を受けたとみられる幼児の受験が盛んになっている。実施主体の公益財団法人「日本英語検定協会」によると、昨年度の5歳以下(未就学児)の受験申込(志願)者は10年前の5倍に当たる約2500人。しかし一部には試験中に立ち歩く幼児もおり、試験の妨げにもなっている。同協会は、年少者受験の注意点を受験申込書やホームページに掲載するなど対応に苦慮している。
「今や試験会場に保護者の控室は必須。当然、小さい子も1人で試験を受けるのですが、時間の長い試験なので途中で飽きてしまって立ち歩いたり、騒ぎ出したり…。問題ができなくて泣き出す子もいます。ここ数年、中高生や大学生に交じって小さい子の受験が増えている印象」と話すのは、同協会広報調査課長の皆川英明さん。
英検の年間受験者は約236万人。少子化や他の検定試験などの影響で減少傾向にある。しかし小学生の志願者は平成15年度の12万5000人から昨年度は22万人で1.8倍、未就学にあたる5歳以下は477人から5.2倍の2505人に増加した。英検は公教育で英語の読み書き文法を学ぶ中学生からの受験を想定し、5~3級が中学、準2級と2級が高校、準1級と1級が大学レベル相当とされる。準2級以上は日本語の問題文の漢字にふりがななどは書かれていないが、昨年度は361人の未就学児が志願し10年前(32人)の11倍に増えた。グローバル人材の育成のため、一部の家庭での幼児期からの英語と日本語のバイリンガル教育が過熱しているためとみられる。
試験の結果、「5歳で2級合格」など最年少合格者も更新しているとみられる。しかし同協会は最年少合格者を公表しない。理由について「年齢や生年月日を正しく記入せず、0歳と書く子供もいる。健康保険証などで年齢を確認しているわけではないため、本当のところ、何歳の子が合格しているのか分からない」と皆川さんは明かす。
未就学児の受験について、同協会は「試験中に騒いだりすると他の受験者の迷惑になる。年齢や住所などの記入方法はもちろん、事前に解答用紙の見本を使って十分練習し、実際に受験できるかを見極めたうえで受けてほしい」と呼び掛けている。
(2014.5.11 産経新聞から転載)
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2014年05月09日
「夜尿症」は病気 適切な治療と正しい生活リズムを
◆3つのタイプ
東京都内に住む小学3年生の女児(8)はほぼ毎晩、おしっこを漏らすという。昼間は普通にトイレに行くが、就寝中は眠ったままおしっこをしてしまうため、紙おむつが欠かせない。母親は「本人はあまり気にしていないようだが、学校で泊まりがけの行事がある高学年になるまでには何とかしたい」と話す。
「おねしょは5歳未満の子供に見られる生理現象。5歳を過ぎても週に2、3日以上、夜中におしっこを漏らす場合、夜尿症の可能性が高い。慢性の病気なので放置しないでほしい」。兵庫医科大(兵庫県西宮市)小児科学教授の服部益治さんはこう説明する。
服部さんによると、小学校入学時点で10~15%、中学校入学時点で5%程度、高校入学時点でも3%程度の子供が夜尿症に悩んでいるという。「恥ずかしさもあり、周囲に相談しにくい病気。子供のプライドは傷つき、後片付けなどにストレスを感じる母親も多い」
夜尿症は、夜間の尿量が多い「多尿型」▽尿量は少ないが膀胱(ぼうこう)が小さい「膀胱型」▽これらが合わさった「混合型」-の3タイプに分けられる。多尿型は夜間、抗利尿ホルモン(尿を濃くして尿量を少なくするホルモン)の分泌が不足することなどが、膀胱型は膀胱が小さく尿をためる力が弱いことなどがそれぞれ要因。夜遅い時間に飲食するなどの生活の乱れやストレスなども原因となる。
◆怒らないで
夜尿症は成長とともに治るケースもあるが、小学校入学後も頻繁に漏らすようなら早めに小児科や泌尿器科で受診する。「治療には専門知識を要するため、事前に診療の可否を確認した方がいい」(服部さん)。夜尿症に関する情報をまとめたウェブサイト「夜尿症(おねしょ)ナビ」(http://www.kyowa-kirin.co.jp/onesho/)にも専門医が掲載されている。
治療の際は夜間尿量を測定して夜尿症のタイプを見分けるほか、尿検査で尿の濃さや基礎的な疾患の有無なども調べる。必要に応じて残尿や腎臓、膀胱の奇形の有無を調べる腹部超音波検査なども行う。
そのうえで、まず行われるのは生活指導(家庭での対策)だ。夜更かしや不規則な生活は症状を悪化させるため、「早寝・早起き・朝ご飯」という規則正しい生活が不可欠。水分の取り方にも注意が必要で、朝食・昼食時はしっかり取り、夕方以降は減らす。夕食は就寝の2、3時間前までに済ませ、その後は水分摂取は控える。「喉が渇いたら氷を2、3個なめる」(服部さん)。入浴などで体を温めることも有効だ。
生活スタイルを見直すだけで約2割が改善する。改善しない場合は生活指導に加え、抗利尿ホルモン薬などによる薬物療法や、パンツに水分を感知するセンサーを取り付けるアラーム療法が行われる。服部さんは「漏らしても怒らないでほしい。焦らず治療を続け、漏らさなかった朝はしっかり褒めてあげて」とアドバイスしている。
■夜尿症 家庭での対策(服部さんの話を基に作成)
・規則正しい生活をする
・水分の取り方に気をつける
・食事の塩分を控えめにする
・就寝前にトイレに行く
・夜中、無理にトイレに起こさない
・体や布団を温める
・褒める、怒らない、他の子供と比べない、焦らない
ランキングに参加しています。
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