2014年度に全国の小学校で起きた児童の暴力行為の発生数は前年度比572件増の1万1468件で、過去最多を更新したことが16日、文部科学省の「問題行動調査」で分かった。中学生の暴力行為は同4563件減の3万5683件で、「学校の荒れ」の低年齢化が浮かんだ。
人を殴ったり、物を壊したりした暴力行為の発生数は、小学校では1~5年で各100件以上増加。内訳は児童同士が7113件、対教師が2151件、器物損壊1997件などだった。
小学校の暴力行為は、1997~05年度は年2000件前後だったが、その後増加が続き、13年度に初めて1万件を突破。学年別では、06年度比で1.9~5.0倍となった。同じ児童が問題を繰り返す傾向が強まっているといい、同省は「情報共有が進み、認知件数が増えた面もあるが、貧困などが原因で家庭のしつけが不十分な子どもも増えている」と分析している。
一方、不登校の小学生は2万5866人、中学生は9万7036人。小中とも増加し、小学校は1000人当たり3.9人と、割合が過去最多になった。いじめの件数は、岩手県矢巾町の男子生徒が自殺した問題などを踏まえ、同省が再調査しており、10月下旬にも改めて公表する。
(2015.9.16 時事ドットコム から転載)
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