2017年12月

2017年12月25日

都内の私立幼稚園、初年度納付金は平均48万4,499円…最高額は150万5千円


平成30年度初年度納付金の平均額

平成30年度初年度納付金額(費目別)の高い幼稚園・低い幼稚園 




 東京都は平成29年12月20日、都内私立幼稚園の平成30年度(2018年度)入園児(4歳児)納付金の状況を公表した。初年度納付金(合計額)の平均は、都内全体で48万4,499円。区部・市町部別では平均額に7万円近い差があった。もっとも高い園は150万5,000円となっている。

 同調査における初年度納付金」とは、4歳児を基準とする保育料、入園料、施設費およびその他毎年度納付する金額のこと。調査対象園は、都内所在の私立幼稚園647園。園児募集を停止する園や休園中の園、子ども・子育て支援新制度により平成30年度は施設型給付費を受給する予定の幼稚園などは含まれていない。

 平成30年度初年度納付金(合計額)の平均は48万4,499円で、前年度(平成29年度)より4,229円増加した。各費目の平均額は、「保育料」が前年度比3,025円増の32万9,528円(月額では平均2万7,461円)、「入園料」が前年度比682円増の10万7,578円、「施設費」が前年度比71円増の1万6,223円、「その他」が前年度比450円増の3万1,170円。なお、初年度納付金には含まれないが、検定料の平均は前年度比75円増の5,182円だった。

 全647園中、初年度納付金(合計額)を値上げした園は127園、値下げした園は13園。新設または募集を再開した園は2園、据え置いた園は505園であった。

 初年度納付金(合計額)の分布をみると、「40万1円~45万円」が33.4%ともっとも多く、ついで「45万円1円~50万円」が24.0%、「50万1円~55万円」が15.1%、「35万1円~40万円」が11.4%。また、区部と市町部の平均額を比較したところ、区部が50万7,566円だったのに対して、市町部は43万7,826円と、6万9,740円の差があった。

 初年度納付金(合計額)が高い幼稚園では、青山学院(渋谷区)150万5,000円がもっとも高く、ついで学習院(豊島区)134万5,000円、東洋英和(港区)128万円だった。なお、東洋英和は男女で納付金が異なるため、女児のみの納付金額となっている。

 一方、初年度納付金(合計額)が低い幼稚園は、福正寺松濤(瑞穂町)30万7,200円がもっとも低く、ついで羽村善隣(羽村市)32万3,000円、こざくら(豊島区)32万4,600円だった。


リセマム
2017.12.25 転載


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jyukennews02 at 12:11|Permalink 幼稚園 

なぜ「英会話スクール」に通わせても、ウチの子の成績は伸びないのか?


「子どもに英語をマスターしてほしい!」――そんな願いを持っている親御さんは少なくないだろう。しかし、そんな人でも「英語がペラペラになればそれでいい」などとは思っていないはず……。むしろ、本当にわが子に身につけてほしいのは、世界のどこでも生きていける頭のよさ、つまり「本物の知性」なのではないだろうか。


実際、応用言語学や脳科学、教育心理学などのアカデミックな研究では「外国語学習の機会が、子どもの知力やIQを高める」といった知見が蓄積されつつあるという。

いま、こうした科学的根拠(エビデンス)に基づいた指導によって、子どもたちの英語力を着実に伸ばし、人気を集めている英語塾があるのをご存知だろうか。元イェール大学助教授の斉藤淳氏が代表をつとめるJ PREPだ。

本連載では、同氏の最新刊『ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語――わが子の語学力のために親ができること全て!』から、一部抜粋して「ほんとうに頭がいい子」を育てるための英語学習メソッドを紹介する。



● 「学校英語」と「英会話」は別モノと言い切れるか

 僕の塾では、文科省の学習指導要領を踏まえた授業はやっていません。大部分の教材は自社で開発していますし、市販のものにしても、英語圏に留学する非ネイティブの学生たちがお世話になる参考書を使っています。

 子どもの成績アップや入試対策をJ PREPに期待しているお母さん・お父さんは、この点に不安を覚えるようで、こんなことを言われたりもします。

「先生、英会話も大事かもしれませんが、学校の成績は大丈夫でしょうか?」 こういう親御さんは、「学校での英語」と「実践的な英語力」をまったくの別物ととらえ、「英会話ができたところで、学校の成績には直結しない」と考えているようです。

たしかに以前は、英会話スクールに通っているおかげでそれなりに英語が話せるのに、なぜか学校の成績がよくないという子
をよく見かけました。 これは英会話スクール側の課題でもあります。つまり、表面的な会話力を鍛えるイマージョン教育ばかりを行い、英語で知的な作業を行う練習メニューをしっかりと提供してこなかったのです。

 一方で、学校側にも大きな問題がありました。分析的な知識を問う指導や試験対策に偏り、コミュニケーションの能力をしっかりと育ててこなかったからです。
このすれ違いが、両者のミスマッチを引き起こしていました。


● 小学生でも「英語」に成績がつくようになる

しかし、そうした状況も大きく変わりつつあります。「実用的な英語を身につけたところで、学校の英語の成績は伸びない」というねじれは、少しずつ解消されていくかもしれません。


その転換の中心にあるのが、小学校英語と大学入試改革
の2つです。小学校では、2020年度の新しい学習指導要領を契機に、小学校5・6年生で「英語」が正式な教科になります。2018年4月から先行実施する自治体もあるので、お住まいの地域によっては、2018年度の新5・6年生はもう対象になります。


現時点でも、全体の92.3%の学級は外国語活動という名称で英語学習を取り入れています。しかしこの授業はアクティビティが中心なうえ、週1コマ程度(年間35単位時間)です(文部科学省「平成28年度英語教育実施状況調査(小学校)」より)。教科化されれば、授業数も週2コマほど(年間70単位時間)になり、「算数」や「国語」などのように成績評価の対象になります

。また、これと同じタイミングで、小学校3・4年生では週1コマ程度の「外国語活動」がはじまります。中学受験などでも、「英語」を入試科目に課す学校が増えてくると考えたほうがいいでしょう。


● 「問題だらけの小学校英語」にもチャンスは眠っている

この変革をめぐっては、「そもそも小学校に『教えられる人材』がいるのか?」という批判があります。「英語」の教員免許を持った小学校教員は、全体の5%ほどだそうですから、まさに全国で「無免許運転」がはじまろうとしていると言えなくもありません。 こうした混乱を予期してか、全国からたくさんの教員の方が「話を聞きたい」と言って僕のところに訪ねてきます。彼らから現場の状況をお聞きする限り、かなりハードな未来が待ち受けているのはたしかです。しばらくはゴタゴタもあるでしょうし、子どもたちにとって本質的なメリットがあるのかについても甚だ疑問です。

 とはいえ、マイナス面ばかりを強調しても仕方ありません。保護者・教育者としてできるのは、この新しい仕組みをうまく生かすことです。ご自宅でできることは、無数にありますし、それがひとまずは成績アップという短期的な実利にもつながる以上、前向きに受けとめるべきでしょう。

また、小学校の先生にも工夫の余地はあります。いや、むしろ小学校のほうが中学・高校よりも環境的には恵まれている かもしれません。

すべての科目を一人で教える小学校の担任教師なら、ほかの科目の進捗状況を把握していますから、たとえば「算数」「理科」で学んだことを英語で復習してみたり、「国語」「社会」の内容を英語の視点でとらえ直したりする授業ができます。

すでに日本語で学んだ内容を英語で学び直せば、理解度が深まると同時に、知識に奥行きを持たせることができます。小学校「英語」の教室は、CLILのための環境としてはじつに理想的なのです。 一方で、従来型の学校英語の単なるミニチュア版が、小学生たちに押しつけられるような事態だけは絶対に避けるべきです。


中学受験の入試問題にペーパーテストだけの「英語」が導入されれば、「英語が嫌いな子」の割合は激増しかねません。これでは中学以降の学習にもマイナスです。子どもたちがモティベーションを持って学習に取り組めるよう、小学校の先生方にはぜひ工夫していただきたいと思います。


 (本原稿は斉藤淳・著『ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語』から抜粋して掲載しています)


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jyukennews02 at 02:40|Permalink 英語 

2017年12月20日

肥満と痩せ、2極化する日本の子供 母親の長時間労働と肥満の関係、対策は?


肥満の子供が世界で1億2400万人となり、過去40年間で10倍に増えたと世界保健機関(WHO)が10月に発表しました。日本はどうなっているのでしょうか。

 WHOの最新データによると、太りすぎの子供の割合は米国の42%、中国の29%などに対し、日本は14%と低水準です。11歳の肥満傾向児の割合は2006年の10.9%をピークに下がり、15年には8.9%となりました。平均体重も男女ともピーク時より1キログラムほど落ちています。これらのデータを見ると日本の子供は健康面で優等生のように見えますが、専門家の見方は違うようです。

 「肥満の子供はまだ多い」と話すのは、日本医科大学で公衆衛生学を研究する可知悠子助教です。今の50歳の大人たちが子供だった頃の肥満率は今の3分の2くらいでした。大人に肥満由来の生活習慣病がまん延していることを考えると、今の子たちが大人になれば生活習慣病がもっと広がる恐れがあります。

 一方、日本ではやせ形の子供が40年前のおよそ3倍に増えているという別の問題もあります。やせたいと願う女性の年齢はどんどん若くなり、いまや中学生女子の8割が痩身願望を持っているとの調査結果もあります。国立成育医療研究センターの堀川玲子医長は「親も子供はやせている方がいいと考え、栄養が必要な思春期に十分に食べさせないケースが増えている」と話しています。

 体重にとどまらず日本人の体格が全体的に貧弱になる可能性もありそうです。実は00年前後まで続いた子供の身長の伸びが止まり年代によっては縮んでいるのです。過度なやせは病気やけがにつながるほか、妊娠や出産に悪影響を及ぼすリスクも指摘されています。

 社会に広がった痩身願望を修正する必要がありそうですが、容易ではありません。堀川さんは「十分な栄養をとらないと身長も伸びないよ、とアドバイスするのが有効」といいます。子供たちは痩身願望とともに「背が高くなりたい」という願望もまだ持っているからです。やせているのに「ダイエット」と口にする親子に会ったら、そんな声をかけるのもいいかもしれません。


■可知悠子・日本医科大学助教「親の長時間労働が肥満を助長」


 日本の子供の肥満の現状をどう評価し、予防すればよいのでしょうか。経済や社会的な要因を研究している可知悠子・日本医科大学助教に聞きました。

 ――日本の子供の肥満の現状をどのように捉えていますか。

 「世界的にみれば日本の肥満の子供は少ないかもしれないが、40年前と比べると肥満は男子で約1.5倍、女子で1.3倍に増えた。40年前に肥満が少なかった時期でさえ、大人になった当時の子供たちの間で糖尿病などの生活習慣病がまん延している。今の子供たちが大人になれば生活習慣病は増えることが見込まれるので、決して楽観できる状況ではない」

 ――子供の肥満の社会的、経済的要因をどのように考えていますか。

 「世界では低所得世帯の子供が肥満になりやすいというのが常識となっているが、日本では研究は多くない。とはいえ私たちの研究では12~18歳の青年期では家計支出が低い世帯ほど肥満が多いという結果が出た。2008年以降の世界金融危機がもたらした不景気により、家庭内でのストレスが増して肥満の子供が増えたという研究もある」

 「加えて親の長時間労働が子供の肥満に影響していることも分かってきた。特に母親が夕ご飯を一緒に食べるはずの18~22時に働いていると、子供の肥満が増える」

 ――どのような対策が必要でしょうか。

 「母親が長時間労働を強いられる家庭はひとり親であったり、低所得であったりするケースが多い。一つにはこうした人々の賃金を上げることが重要で、もう一つは子育てなどを中心に生活できるように労働時間を見直すことだ。ただ賃上げや働き方改革が重要といっても、すぐには変わらない。夕方に子供の居場所をつくる『子ども食堂』などの取り組みは極めて重要だ」

(高橋元気)

NIKKEI STYLE
2017.12.20  から転載


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jyukennews02 at 11:26|Permalink 子育て 

2017年12月12日

保育園にも種類がある? 認可保育園・無認可保育園、公立・私立の違い


保育園にも、幼稚園や小学校のような公立・私立の違い以外に、行政の基準による分類があるのです。「そろそろ保育園に我が子を」と考えていらっしゃるかたは、最初「え、保育園にもいろいろあるの?」と少し驚かれるかもしれません。入園候補となる保育園を探す前に知っておきたい保育園の種類とは?

 

 

認可保育園と無認可保育園の違い

保育園の中でよく知られているのが、認可保育園と無認可保育園。
なにがどのように違うのでしょうか? 

【認可保育園/保育所】
「認可保育園」は、国が定めるさまざまな基準をクリアし、行政によって認可されて運営している保育園を指します。基準とは、保育を行う教室などの設備の広さ・数・充実度、教職員の人数などです。入園するためには、各保育園に申し込みをするのではなく、管轄である行政に対し、家庭の収入や両親の勤務状況などを含めて申請しなければなりません。

行政を通じて申し込みをする保育園であることから「公的なもの」であるイメージが強く、以前は保育園ごとの大きな特色の違いはそれほどないように考えられていましたが、最近はそれぞれの特色を生かした教育が目立っています。

なお、認可保育園は国の基準を満たしているものを指しますので、公立(区市町村が運営している)か、私立(民間が経営している)かを区別するものではありません。

【無認可保育園/認可外保育園】
「無認可保育園」は、認可保育園のように国の基準を前提としていない保育園のことをいいます。前提としていないだけであり、中には国の基準と比較してもまったく問題のない保育園もあります。なお、経営自体を許可されていない保育園のことではないので注意してください。

無認可保育園には大変特徴のある保育園が多く、たとえば、駅の中にある保育園や、24時間対応のベビーホテル、企業などの中に設置される従業員用の保育園など、認可保育園にはないニーズに対応でき、多様な働き方が増えた現在、実に多くの保護者たちが活用しています。

 

 

公立保育園・私立保育園にはどんな違いが?

認可保育園と無認可保育園は、公立・私立の違いが関係のない分類です。公立と私立ではまた少し違う内容があります。
公立の場合は、ある程度の特色はあると言えども、私立ほどの違いは出しにくいというのが実情でしょう。先生は公務員ですし、学校の先生と同じく「異動」があります。ずっと同じ先生が同じ園にいるわけではないので、園の雰囲気は年々変化があるかもしれません。ただし、基準によって教育方針が固められているので、安定感、信頼感が感じられるようです。

私立の場合は経営母体が民間の企業などであり、いくつかの保育園を経営しているといった事情がなければ、先生の異動はありません。特色を生かした教育方針となるため、他の保育園との違いをよく把握し、自分の子どもに合うものであるかどうかも吟味して入園を決める必要があります。
認可保育園であれば保育料は収入に応じて設定されるものになりますが、無認可の場合はサービス内容などにより高価になる傾向があります。

園ごとのさらに詳しい内容については、それぞれの園のホームページを確認する、直接園に問い合わせをする、見学を申し込むといった方法があります。
疑問をすっきり解消して、我が子とご家庭のライフスタイルにぴったりの保育園を見つけたいですね。

 

ベネッセ 教育情報サイト



jyukennews02 at 17:54|Permalink 保育園 

2017年12月08日

子どものお受験は誰の何のため?大人の本音と実情は?


本人の意思とは無関係に話が進む、小学校のお受験。「子どもに楽をさせてあげたいからエスカレーター式で」は建前で、「名門小学校に子どもを通わせているハイソな私」というステータス欲しさに受験させるのが、保護者の本音と実情なのかもしれません。        


小学校受験に合格できさえすれば、エスカレーター式ですんなり大学まで進学できたのは昔の話。

今では進学に内部受験制度を取り入れているところも多く、子ども本人の強い意志がなければ、落ちこぼれは避けられないのが「お受験社会」です。

とは言っても、小学生のお受験で、まだ幼稚園児である子ども本人に受験の意志を確認するのは難しい話。

私も長男に聞いたことがありますが、やっと「あいうえお」が書けるようになったくらいの年頃では、当たり前に「勉強とは何か?」ということ自体、分かっていない様子でした。

こうして、「やりたくもない(興味すらもてない)勉強をやらせるのはかわいそう」と、小学校受験を見送った我が家。

しかし、同じ幼稚園に通うママの中には、こうした我が家の選択を「ラッキー!」と思う人もいるんですよね。


入りたい人が誰でも入学できるわけではないお受験。

競争相手が一人でも少ないのに越したことはないのでしょう。

「それはそれは、子どもを思った賢い選択ですね~。」と言う彼女の顔がにやけていたのを覚えています。        

しばらくした後、彼女の子どもが合格したと言うのを他のママ友から聞いた私。

受験をしないと決めたので、羨ましいとも何とも思うことはありませんでした。

しかし、彼女本人と話したことで、私の気が変わりました。


「受験させないでよかった。」


お受験をさせるために、親子で専門の塾に通ったこと。

それに大金を支払ったこと。

彼女の口からでてくるのは、かかったお金と、それに投資するだけの時間と自由のあるハイソな自分の自慢話ばかり。

まるで、受験に合格していない(受けてもいない)私たちとは格差があるかのように振る舞い、子どもが頑張ったことや小学校でやりたいことなど、「子ども」が主語の話は一切でてきませんでした。


もちろん、小学校受験させた保護者が、全員彼女のような人だとは思いません。

しかし、学校は親のステータスのためにあるものではなく、あくまで勉強の場であり、学ぶための一つのツールだと思っている私。

合格自体に価値を見出すのが受験制度なのだとしたら、それは間違った在り方なのではないかと思うのです。


「これから先の世の中はこうなる!だから勉強が必要!」なんて賢いことは言えません。

だからこそ、勉強する意味を自ら見出せるような知恵を子どもにはつけてあげたいと思いました。


ファンファン福岡
2017.12.8 から転載


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jyukennews02 at 13:40|Permalink 小学校受験 

2017年12月05日

「○○の学び方」を変えれば、子どもの「IQ・論理力」は高まる


「子どもに英語をマスターしてほしい!」――そんな願いを持っている親御さんは少なくないだろう。しかし、そんな人でも「英語がペラペラになればそれでいい」などとは思っていないはず……。むしろ、本当にわが子に身につけてほしいのは、世界のどこでも生きていける頭のよさ、つまり「本物の知性」なのではないだろうか。

実際、応用言語学や脳科学、教育心理学などのアカデミックな研究では「外国語学習の機会が、子どもの知力やIQを高める」といった知見が蓄積されつつあるという。

いま、こうした科学的根拠(エビデンス)に基づいた指導によって、子どもたちの英語力を着実に伸ばし、人気を集めている英語塾があるのをご存知だろうか。元イェール大学助教授の斉藤淳氏が代表をつとめるJ PREPだ。

本連載では、同氏の最新刊『ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語――わが子の語学力のために親ができること全て!』から、一部抜粋して「ほんとうに頭がいい子」を育てるための英語学習メソッドを紹介する。



● なぜ英語が「本当に賢い子」を育てるのか?

「J PREPに通うようになったら、まず『国語』の成績が上がった!
」これは、生徒の保護者のみなさんからよくいただくご指摘です。
「(え、国語? 英語がテーマのはずなのに……いったい何を言い出すんだ?)」とお思いの方、どうかご安心ください。
今回僕が書いた『ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語』は間違いなく、お子さんの「英語力」を高めるための本ですし、僕が代表を務めるJPREP斉藤塾は、主に英語を教えている塾です。英語塾なのに、「国語」から先に結果が出る子たちがいる

――。

なぜだと思いますか?
(もちろん英語の成績も、あとからグッと伸びていきます……)予告的にお答えするとすれば、僕がこれからお伝えするメソッドが、「英語力」だけでなく、独力で何かを学んだり考えたりする総合的な能力 、いわば知力を高めるからなのです。 この記事をお読みの方の多くは、「うちの子どもも、英語ができるようになるといいな……」という漠然とした思いをお持ちなのだと思います。


しかし、子どもの英語力を正しく磨いていけば、「学校の成績がよくなる」とか「外国語がペラペラと流暢に話せる」といった表面的なメリット“以上のもの”が手に入ります
。もちろん、英語は単なるツールでしかありません。
ただ、「本当に頭のいい子」を育てたい人にとっては、英語こそが最も確実、かつ、最も頼りになる「最強のツール」である


――そんな思いでこの連載を書いていくつもりです。


● 科学的な知見に基づいた「英語の最短ルート」

かく言う僕自身、「子どもの英語教育」の世界に身を投じたのは、それほど昔のことではありません。日本に戻ってくる2012年まで、僕はアメリカ・コネティカット州にあるイェール大学
で研究者をしていました。 日頃はもちろん英語“で”講義をしていましたが、決して英語“を”教えていたわけではありません。僕の専門は比較政治経済学。自分で言うのもヘンですが、英語教育とはほとんど(というか、まったく)無縁の世界に生きていました。

しかしおかげさまで、日本でゼロから立ち上げた中高生向けの英語塾は、わずか4年で累計3000人以上の生徒が通うまでになっています。

いまでは、オールイングリッシュで教育を行う幼稚園、小学1~6年生が対象のキッズクラスのほか、「国語」「算数」「プログラミング」「留学指導」といったカリキュラムも充実させています。「そんな『素人』の塾がどうして人気に? 何か秘密があるの? 」よく聞かれるのですが、じつのところ、何も特別なことはしていません。

ただ、応用言語学や教育学、心理学、脳科学などの「科学的根拠」に沿った教授法、世界的に見れば・ごく当たり前のこと・を愚直に実践してきただけ なのです。 公教育にしろ学習塾にしろ、この「常識」をしっかりと踏まえて授業をしているところは、驚くほどわずかしかありません。先生方一人ひとりの努力では解決できず、入試の仕組みを含め、現状維持の圧力が強いのです。


 現に、この記事をお読みのお母さん・お父さん・教育関係者のうち、「私、英語を話せます!」と断言できる人は、ごくひと握りではないでしょうか?
外国語習得の王道から外れた指導を受けてきたわけですから、当然と言えば当然です。

一方、僕の塾に来た生徒たちは、たしかな英語力を身につけていきます。
この教え方は、少しの工夫さえあれば、ほぼどんな子にも(そして大人にも!)確実に効果が出ますし、特別なスキルや才能も必要ありません

だからこそ、僕のような素人であっても、子どもたちの英語力を飛躍的に高め、数十人からはじめた教室を数千人規模にまで広げられたのだと思います。

● イェール留学生ですら、日本人は英語が下手

 「それにしても、なぜイェール大のポストを捨て、わざわざ日本で英語塾を?」

 これは帰国して以来、何度も何度も受けてきた質問です。
10万部超のベストセラーになった拙著『世界の非ネイティブエリートがやっている英語勉強法』(KADOKAWA)にも事情は書いたのですが、同書を読んでいない方も多くいらっしゃると思いますので、もう一度説明させてください。

僕がいたイェール大学は、いわゆるアイヴィーリーグ校(Ivy League: アメリカ東部の名門私立8大学)の一つであり、世界トップクラスの高等教育機関として知られています。

イェールには世界中から、優秀な学生たちが次々と集まってきます。アジア圏で言えば、日本はもちろん、中国や韓国からの留学生もたくさんいました。そんな彼らと研究をしたり、講義を通じてディスカッションをしたりしていると、どうしても気になることがありました。

それは「日本人留学生だけが圧倒的に英語ができない!
」という事実です。 イェールの大学院に進学する学生のなかには、たとえば元・東大生だっています。しかし、そんな「エリート学生」ですら、いつまで経っても英語力が未熟なままなのです。

 いったい、なぜ日本人留学生だけが、英語を話せないのでしょうか?



● 従来の教育法で「英語が話せる子」が育たないワケ

その差は、教育に原因があると考えるのが自然です。
要は「教え方」が間違っている
のです。 英語だけならまだいいのですが、問題はそれだけではありませんでした。
日本出身の学生は、講義中の発言や論文などでも他国に引けをとっているように思えたからです(もちろん優秀な人もいました)。

世界のエリート学生と日本型の受験秀才とのギャップを目の当たりにした僕は、「このままでは日本は大変なことになる……」という危機感を日に日に募らせました。
イェールに留学するほどの日本人でも、この程度の英語力、いやそれ以前に、思考力や表現力が不足しているのだとすると、日本の教育は「欠陥だらけ」だと結論するしかなかった
からです。 いてもたってもいられなくなった僕は、日本の選挙に出て衆議院議員になりました。
当時はまだ30代で、イェールで博士論文を書いている最中でしたから、周りの人はずいぶんと驚いていました。
とはいえ、僕は大真面目に「大学で“政治学”を研究している場合じゃない! 自分で“現実の政治”を動かさなければ!!」という思いに突き動かされていたのです。当選し続けたら、文教族議員として日本の教育を変えていく希望を持っていました。

 2度目の選挙で落選を経験したのち、イェールで博士号を取得した僕は、いくつかの大学を経て、助教授(Assistant Professor)としてイェールに戻ることになります。
しかしこの間もずっと、前述の問題意識が消えることはありませんでした。

 そこでついに、研究者を辞めてアメリカから帰国することを決意し、東京と山形で小さな英語塾を起業しました。要は、国レベルで“上から”教育を変えるのではなく、起業家として"下から"変化を巻き起こすゲリラ戦術へとシフトしたわけです。

● 「英語力」は親から子への最良のプレゼント

このエピソードからもおわかりいただけるとおり、僕は「子どもの英語力」だけに問題意識を持っているわけではありません。
ましてや旧来型の受験エリートを養成することにも興味はありません

これから日本や世界がどのように変化しようとも、そのなかでたくましく思考し、しなやかに生きていける本物の知性を育てたいのです。ちょっときれいごとめいて聞こえるかもしれませんが、むしろこれこそが、いま現役で子育てをしている親たちのリアルな感覚ではないかと思います。

僕も15歳の娘と6歳の息子を持つ父親として、子どもたちに望むのはこれ以上でもこれ以下でもありません。もはや「いい大学に入れば安心」とか「英語さえできれば大丈夫」などという時代でないのは、親の世代である僕たち自身が痛いほど実感しています。

子どもに英語を学ばせたい親御さんも、「英語がペラペラになってくれさえすれば、それでいい」などとは思っていないはずです。ましてや、わが子の「学校成績のアップ」とか「難関校への合格」だけを願っている人もいないでしょう。そんな表面的な力よりも、今後、世界のどこでも幸せに生きられる本当の頭のよさを身につけてほしい――それが子を持つ親の本音ではないでしょうか。 そうした真っ当な願いを持つ人にとって、外国語学習の機会は、大人が子どもに授けられる最高のプレゼントだと僕は考えています。

「学校のお勉強ができる秀才」ではなく、「本当に賢い子」に育ってほしいのであれば、まずもって英語からはじめてみるべきです。

事実、アカデミックな研究分野でも、「外国語学習の機会が、子どもの知力やIQを高める
」ということが知見として蓄積されつつあります*。

* Bialystok, E. (2011). Reshaping the mind: The benefits of bilingualism. Canadian Journal of Experimental Psychology / Revue canadienne de psychologie expérimentale
, 65(4), 229; Costa, A., & Sebastián-Gallés, N. (2014). How does the bilingual experience sculpt the brain?. Nature Reviews Neuroscience
, 15(5), 336-345. 第二言語の習得が脳に与えるポジティブな影響については、神経科学や認知科学の分野でもエビデンスに基づいた研究が数多く提出されています。なかには、「バイリンガルは年齢を重ねても認知症を発症しにくい」という研究まであるくらいです*。

* Craik, F. I., Bialystok, E., & Freedman, M. (2010). Delaying the onset of Alzheimer disease Bilingualism as a form of cognitive reserve. Neurology
, 75(19), 1726-1729.「英語塾なのにまず『国語』の成績が上がる」という先ほどのエピソードからもわかるとおり、英語を“正しく”学べば、英語“以外”の力も同時に高まります
。これは単に僕個人の経験談などではなく、学術的な裏づけもあることなのです。


● 英語力と知性は「環境づくり」が9割

一方で、「親である私が英語を話せないんだから、うちの子はムリかな……」などとあきらめている親御さんはいらっしゃいませんか?
だとしたら、それは非常にもったいないことだと思います。
僕が語ろうとしているメソッドは、読者のみなさんの英語力を問いません。なぜそんなことが可能なのか?

第二言語習得(SLA: Second Language Acquisition)
という学術分野で最大公約数的にわかっている原則をベースにしているからです。SLAの研究者たちが目指しているのは、言語学だけでなく、認知心理学や社会科学など、さまざまなアプローチを通じて、「人間が外国語(=第二言語)を習得するときの一般的メカニズム
」を明らかにすることです*。* Saville-Troike, M., & Barto, K. (2016). Introducing second language acquisition
. Cambridge University Press.SLAの原理はいわば、人類に共通する外国語習得の普遍的なメカニズムですから、子どもはもちろん、みなさん自身の英語力を高めるのにも役立ち得ます

大人だってあきらめる必要はまったくないのです。さらに、英語塾をやっている僕が言うのもおかしいのですが、特別なスキルも不要です。

みなさんのご家庭でできることばかりですし、お子さんの英語力や知力を大きく左右するのは、むしろ環境づくり
であると思っていただいたほうがいいでしょう。 とはいっても、本当に「ちょっとした工夫・きっかけ」でいいのです。
それによって、お子さんの将来は間違いなく大きく変わります。

最後に……大学入試改革がはじまって、授業づくりのヒントを探している中学・高校の先生方はもちろん、小学校での「英語」必修化に戸惑っている教員のみなさんにも、この連載の内容はきっとお役立ていただけると思います。
ぜひ、現役の教育関係者の方々にも、お読みいただけるとうれしいです
。 (本原稿は斉藤淳・著『ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語』から抜粋して掲載しています)


斉藤 淳



jyukennews02 at 14:41|Permalink 幼児教育