2011年03月22日

「子どもなりに地震にショック」よく観察し心のケアを、洗足こども短大教授らが呼び掛け/神奈川

東日本大震災は子どもの心にも「大きな揺れ」を引き起こしている。洗足こども短大(川崎市高津区)の清水敬子客員教授(乳児保育)と坪井葉子教授(保育学)は「子どもなりに地震にショックを受けている。その子なりの心のケアを」と呼び掛ける。余震や計画停電が続き、子どもと家の中で長時間過ごすことに不安や戸惑いを感じている保護者へ向けてのアドバイスを聞いた。

 保育士としての経験豊富な清水客員教授は、大震災の際も子どもたちと保育園にいた。そして大震災後、熱を出す、吐き気を催す、食欲がない、夜泣きをする、といった子どもが身の回りに出てきていることに気付いた。「何も言わないかもしれないが、子どもなりに地震にショックを受けている」と清水客員教授。地震の揺れだけでなく、その後のテレビの被災報道を見ての影響もあると考えている。

 身体症状だけでなく、乱暴になったり、保護者が台所やトイレに立つだけでも不安がるといったケースもあるという。「まず、子どもをしっかり抱っこしてあげて。『大丈夫だよ』と話し掛けてください」。大人がテレビでニュースを見る際は、子どもを抱っこし、子どもが直接画面を見ることがないような工夫も有効という。

 計画停電で、大人は家事や買い物を停電時間外に済ませるのを優先しがち。しかし清水客員教授は「まだ風邪をひくのが心配な時期でもあるし、子どもの様子をいつもよりよく観察して。何かあれば、早め早めにホームドクターで受診することが肝心」と呼び掛ける。

 夜間に計画停電となれば、暗くて子どもが不安がったり、いつものテレビ番組が見られなくてぐずったり、ということもあるだろう。坪井教授は「停電時は子どもと一緒に楽しく過ごす時間と割り切る。とことん一緒に遊ぶ時間としては」と話す。夜空の月や星の観察、ろうそくを囲んでのお話会のほか、子どもがやりたい遊びにとことん付き合ってもいい。「いつものように家事を済ませようと思わない。今日は洗い物ができなかった、お風呂に入れなかった、でもいいじゃないですか」と、気持ちを切り替えることを提案している。また昼間に少しの時間でも親子で外出し、外の空気を吸って気分転換することも大切という。

 清水客員教授と坪井教授は「ショックから立ち直るのに1週間かかる子もいれば、2週間必要な子もいる。子どもの様子をよく観察してあげて」と呼び掛けている。

(2011年3月21日 カナコロから転載)


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