2012年07月12日

主婦が児童の英語教師になるには? 小学校の必修化でチャンスも

子供向けの英語の先生になりたい-。そんな夢を抱いている専業主婦は多いだろう。母国語を話すネーティブ教師に押されがちな市場に思えるが、実際は多くの日本人女性が子育てと両立しながら夢を実現させている。平成23年度から始まった小学校の英語必修化でチャンスも広がっている。




広がる世界観


 「Good try(よく挑戦したね)」。午前11時。東京都練馬区立光が丘第八小学校の視聴覚室。5年生を前に、大きな声でテンポ良く授業を進めていたのは、同区在住の仲田恵理子さん(42)だ。

 同区教育委員会の「外国語活動指導員」になって約1年3カ月。「次回は知人の米国人らを招いて国際交流授業をする予定です」と目を輝かせる仲田さん。主婦の頃より世界が広がったことがうれしいという。

 もともと英語が好きで短大英語科を卒業後、商社に就職した。しかし、25歳で同僚男性と結婚し退職した後は、2人の男の子の子育てに邁進(まいしん)。英語のことは「すっかり忘れていた」という。

 そんな頃、夫が米国シカゴ駐在になり、家族で渡米。滞在中の6年間で英語力をブラッシュアップさせた。

21年3月に帰国後、以前住んでいた埼玉県和光市の外部英語教師の採用試験を受け、合格。1年後には自宅から近い練馬区で職を見つけた。

 「いかに子供を楽しませることができるか。英検やTOEICなどの英語力よりも必要とされるのは明るさです」と仲田さん。

 文部科学省によると、小学校の英語は基本的に担任が教えるが、各教育委員会が教員免許を持たない外部英語教師を設置してもいい。外部英語教師は小学校の英語必修化が始まった23年度から全国で導入が進み、採用基準は各教育委員会の考えによるという。

 小学校の英語教育指導者の資格認定を行うNPO法人「小学校英語指導者認定協議会(J-SHINE)」(東京都中央区)は「ネーティブを採用したいという教育委員会もあるが、近隣に住む英語が得意で指導力にも優れた日本人女性にお願いしたいというケースもある。在住の教育委員会に直接聞いてみてほしい」とアドバイスする。


笑顔も大事


 子育て中でも無理なく自己実現ができると注目を集めているのが、自宅で英会話教室を開く方法だ。

 22年10月から自宅でフランチャイズ英語教室「東進こども英語塾」を始めた、さいたま市の元銀行員、佐々木洋子さん(41)は家事の合間の平日夕方、就学前の子供から小学5年生まで14人に教える。


「東進こども英語塾」を展開する「ナガセ」(東京都武蔵野市)の市村秀二・広報部長(50)によると、自宅開業には、国語と算数、英語の簡単な筆記試験のほか、人物的なバランスの良さを見る適性検査などを受ける。しかし、一番重要なのは「情熱とコミュニケーション力、そして笑顔」(市村部長)。

 応募者のうち開業まで至るのは「10人のうち1人程度」という。




時給は1000~2000円


 小学校の外部英語教師の収入はどの程度なのだろうか-。

 J-SHINEによると、時給はおよそ1000~2000円。英語を母国語とする外国人の外国語指導助手(ALT)と比べると、雇用形態は1年契約など短期と不安定で、無償のボランティアの場合もある。

 ナガセの市村部長によると、オーナー教師の月収は「人それぞれ」。生徒1人の月謝は8400円だが、このうちロイヤルティーを差し引いた分が教師の手取り。

 生徒数によっては月収20万~30万円も可能という。


(2012.7.12 産経ニュースより転載)


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jyukennews02 at 16:55│ 学校教育