2013年07月12日

海水浴シーズン到来も子供が「海離れ」 「ベタベタするから」苦手

日本の代表的レジャーだった海水浴。しかし、平成に入ってからは「海水浴離れ」が進み、子供の「海嫌い」も増えているとみられる。臨海学校を実施する小中学校も少なく、「近くの海」を知らずに育つ子供が増えそうだ。(村島有紀)



安全が確認されても


 東京都新宿区の会社員、吉池裕美子さん=仮名=は小学5年生の次男(9)を海水浴に連れて行ったことがない。「『車がないから特別』と思っていたが、次男の学習塾でも『半数が海で泳いだことがない』と聞いて、驚いた」

 江東区立小学校の校長は「最近の子供は『ベタベタするから』と海が苦手。ハワイや沖縄には行くが、近くの神奈川・三浦半島には行ったことがないという家庭も多いかもしれない」と話す。

 日本生産性本部(東京都渋谷区)の「レジャー白書」によると、昭和62、63年の海水浴参加人口は年平均約3200万人を超えていたが、平成22年は1480万人と半減。23年は東京電力福島第1原発事故の影響などもあり、激減。千葉県の海水浴場などは「水質検査で安全が確認され、客足は東日本大震災前に戻りつつある」とするが、減少傾向には変化がない。


公教育も敬遠


 公教育でも臨海学校を実施する小中学校は少数だ。宿泊体験は林間でのハイキングや田植え、スキー研修などと多様化。近海での海水浴を未経験のまま、大人になるケースが増えているとみられる。

 小学校関係者に臨海をしない理由を尋ねてみると、肌が弱い子がいる▽7、8人に1人の職員配置が必要で費用負担が大▽臨海の経験がない教員が増え、指導が難しい-など。遠泳を実施するには専門の水難救助員を雇うなど、手厚い態勢ができる私立や公立でも伝統校などに限られるのが実情だ。


 「海=楽しい」という経験が減ったためか、「海嫌い」も増えている。日本海事センター(千代田区)が5年前から実施する「海に関する国民意識調査」(昨年6月)では、10代の「海は嫌い」は全体(7・7%)の2・5倍の19・1%に上る。

 『海水浴と日本人』(中央公論新社)などの著者、日本大の畔柳(くろやなぎ)昭雄教授(海洋建築工学)は「室内など手近な娯楽が多く、海水浴に連れて行かない親が増えた。海は快適だが、クラゲやナマコがいたり、肌がチクチクしたりと不快な面もある。それらも含めて自然を体験してほしい」と危機感を募らせる。



 ■親の影響?自然に違和感を持ちやすい

 ベネッセ教育情報サイトが6月、小学生を持つ保護者約1400人に「子供は海と山、どちらが好きか?」と聞いたところ、約6割が「海」または「どちらかといえば海」と回答した。

 海が好きでない理由は、「砂がサンダルに入って気持ちが悪い。潮のにおいも嫌い」「しょっぱいから」など。海好きの中でも「山は虫が多いので苦手」と、子供の自然離れがうかがえる。

 調査担当者は「子供の意思は親から反映されることが多い。都会育ちの親が増え、普通に暮らしていると『リアルな自然』に違和感を持ちやすい。海には海の、山には山の良さがある。意図的に自然の良い面を知る機会をつくったほうがいい」と話している。

(2013.7.10 産経ニュースから転載)



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jyukennews02 at 09:29│ 育児ニュース