2015年04月17日
入園式・入学式で活躍 ママ友で流行する「ママ名刺」とは?
4月と言えば、入園式・入学式。子どもたちはもちろん、ママたちにとっても新しい出会いの季節です。そんな初めて会うママ同士のコミュニケーションに新しい形が登場してきていると言います。それは「ママ名刺」の交換です。
「ママ名刺」とは、子どもと自分の氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどが記載された名刺のこと。中には子どもの写真やパパの職業といった個人情報を書き入れることもあるそうです。その起源は女性誌「VERY」とされています。

本記事では、「ママ名刺」が普及した理由、つくり方、ママ名刺が浮き彫りにする「ママのマウンティング」について、調べました。
連絡先交換の時短化に一役
子どもを送迎する時のママたちは、バタバタです。立ち話もほどほどに、出勤したり、家に戻って家事をしなくてはいけません。そんな時に「ママ名刺」は短時間で連絡先を交換できるため、重宝します。数秒で名刺を交換すれば、何か子どものイベントの時に連絡をとったり、年賀状・贈り物を送ったりするも簡単というわけです。
LINEやFacebookのIDを書き入れた名刺も多く、交換した名刺を元にLINEグループを作ったり、お互いの近況にコメントをするといったインターネットを介したやりとりも、今どきのママは盛んなようです。
簡単に作成できるサービスも登場
「ママ名刺」の普及に伴って、簡単に作成できるサービスも増えてきています。考案元の女性誌「VERY」も公式ママ名刺作成サービスをやっており、お花柄の名刺から大人シックなデザインまで、多種多様なテンプレートを用意しています。そのテンプレートに自分個人の情報を流し込めば、簡単に「オリジナルママ名刺」が作れるというわけです。
VERYママ名刺の作成価格は、30枚で1810円からと、一般の業務用名刺に比べて割高ではありますが、小口の発注ができる点、豊富なデザインパターンから選べる点、子どもの写真が入れられるといったママ名刺ならではのニーズを汲み取っている点がウケて、好評のようです。
住所、夫の職業、紙質で…格付けしあうママたち
連絡先交換を時短化してくれる便利な「ママ名刺」ですが、ママ間の格差を助長するきっかけとなるケースもあるようです。
どういうことかと言うと、ママ名刺に書いてある住所、お父さんの職業、さらには名刺の紙質などをチェック、あるママが他のママの格付けをするといったケースがあるようなのです。
4月から始まったドラマ「マザーゲーム」では、セレブ幼稚園を巡るママ同士の格付け競争(マウティング)が話題ですが、これが実話として存在すると思うと、背筋が凍る思いですよね。
太古から存在する女性のマウンティング
しかし、このような女性同士の格付け行為というのは、決してママに限った話ではなく、実は昔からあることだったりします。
かの名作「源氏物語」の作者・紫式部は、清少納言のことを「紫式部日記」に以下のように書き殴り、ディスっています。
(以下、意訳)
「清少納言ほどムカつく女はいない。彼女は知識や、漢字を書けることをひけらかし、いい気になってるイヤな女は。しかも!それが間違っているときている。さらに!知名度も私の方が上。もう私の完全勝利よ。ホホホホホ」
ママ名刺のように、コミュニケーションの形は変われど、いつの時代もデキる女性というのは、自分の優秀さを確認すべく、周りの女性をマウンティングし続ける生き物なのかもしれません。
(2015.4.17 ヤフーニュースから転載)
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