幼児教育

2018年08月21日

子どものやる気や自制心、社会性…幼児期から遊びを通じて身につける


 子どものやる気や自制心、社会性などの「非認知能力」を育む取り組みが広がっている。文部科学省が6月に公表した昨年の全国学力テストの分析結果では、こうした能力が高い子は、学力が高い傾向がみられた。特に幼児期の教育が重要だとされ、大学では保育者の養成も進んでいる。(岡村吉和)


子どものやる気や自制心、社会性…幼児期から遊びを通じて身につける

読売新聞社


「人生の土台」

 東京都世田谷区の私立保育園「世田谷仁慈保幼園」では、「やってみたい」「知りたい」という子供の興味を出発点に、納得するまで遊ぶ体験を重ねる。その過程で頑張る力や他者と関わる力、感情をコントロールする力などが育つと考えるからだ。

 7月31日には鳥に興味を持った男児(4)が空き箱で鳥の家を作って発表した。すると年長の園児から「本当の巣箱は作らないの」と質問が出た。話し合いの結果、今後みんなで協力して本物の巣箱を作ることになった。

 子どもは自分で調べたことなどを発表し、友達からアドバイスをもらう中で、自分と他人の違いを知り、力を合わせる楽しさも知る。園を運営する法人の妹尾正教理事長は「非認知能力は社会でも求められる力で、人生を生き抜く土台になる。遊びを通じて幼児期に養うことが大切


スポーツでも

 知能指数(IQ)などで測れない内面の力を指す「非認知能力」は2000年にノーベル経済学賞を受賞した米国のジェームズ・ヘックマン教授の研究で注目された。米国の貧困層を調べたところ、幼児教育で非認知能力が培われた子のグループはそうでない子のグループより持ち家率や収入が高く、犯罪率や生活保護受給率が低かった。

 文科省によると、「良いところをほめて自信を持たせる」「努力の大切さを伝える」など、保護者から子どもへの働きかけでも向上するという。

 スポーツを通じた活動も進む。全国で約30教室を運営する総合キッズスクール「ビーマスポーツ」(東京都世田谷区)は3~10歳児を対象にサッカーや野球、体操などを通じて、コミュニケーション能力や課題解決能力の育成を目指す。運動では走るタイムなどを定め、さらに上達するにはどうすべきか常にコーチが問いかけて「もっと腕を振る」など自分で気付いたことに挑戦させる。グループワークでは仲間とコミュニケーションを図り、協力して課題解決する。

 田村恵彦代表取締役CEOは「21世紀に活躍するのは、与えられた仕事をこなすのではなく、答えのない中で主体的に考え、行動、判断して答えを見つけ出せる人材だ」と力説する。



学生も体験

 保育者の育成は課題の一つだ。玉川大教育学部(東京都町田市)の大豆生田啓友(おおまめうだ ひろとも)教授のゼミや授業では、学生が泥団子作りや劇づくりを行う。子どもと同じ体験をすることで、非認知能力の理解を目指す。大豆生田教授は「コミュニケーションや粘り強さは、今の学生は苦手。自分で非認知能力とは何かを理解しないと、目指す教育も絵に描いた餅になってしまう」と語る。

 慶応大の中室牧子准教授(教育経済学)は「非認知能力を幼少期に身につけることは重要だ。ただ、日本では蓄積がないので、例えば自制心の強い人は本当に幸福感や収入が高いのかなど、長期的に調べる必要がある」と指摘している。


ヨミドクター から転載


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2018年06月28日

お化け屋敷作りが幼児教育に効果絶大なワケ


子どもが小学校に入る前は、英語やプログラミングを勉強するより遊んだほうがいいという。その理由と背景について、新しい時代の教育に詳しい奈須正裕上智大学教授が2回にわたって解説する。後編のテーマは「遊びの大切さ」。

保育園や幼稚園の教育現場では従来、自制心や忍耐力などを示す「非認知能力」の育成に重点を置いてきた。

また、質の高い幼児教育の提供は、非認知能力を介して子どもたちの将来を大きく左右し、さらにそれが社会全体の治安や経済状況にも影響を及ぼすとの報告もある。

教育経済学では、すべての学校段階の中で幼児教育への社会的投資が最も効果的であるといわれている。近年、先進国はもとより開発途上国においても、幼児教育の拡充に注力する事例が増えている。

こうした背景には、前編でも紹介した「マシュマロ・テスト」の研究成果などがある。




戦略で感情や衝動を制御する

マシュマロ・テストでは、子どもがマシュマロを一時的に我慢できるかどうかを観察して、自制心の高さを測っている。ただし、ここで大切なのは、マシュマロを我慢するという特定の行為ではない。

子どもが先々自分の身に起こることを鮮明にイマジネーションし、そこから逆算して今なすべきことを考え、さらに自らの意志に合致する方向で衝動的欲求や感情を制御できるようになることが重要なのである。

実際、マシュマロを我慢できた子どもは、さまざまな戦略を用いていた。

手で顔を覆ってマシュマロを見ないようにする、歌を口ずさんで気を紛らわせる、自分の部屋にあるおもちゃのことを思い浮かべる、といった行動を取っていた。「待っていればマシュマロが2個」とつぶやいては、何のために我慢しているのかを再確認する子もいた。

また、「このマシュマロが本物じゃなくて、写真だって考えてもいいですよ。額縁に入れるんです」といったヒントを与えると、我慢できる時間が格段に長くなるとの報告もある。


つまり、自制心や忍耐力とは、根性や気合だけではなく、そのかなりの部分はスキルや戦略なのである。したがって、言葉を用いて論理的に、あるいは実際の行動や経験を通して実感的に、その考え方や具体的な手続きを教えることは十分に可能であり、効果的である。

意志を固めてもすぐに挫折するのは、意志が薄弱だからではない。意志を実際の行為に結びつけるスキルなり戦略が身に付いていない、あるいは適切に発動できていないことが主な原因なのである。

とことん遊んで非認知能力を伸ばす

具体的にどのような幼児教育が非認知能力の育成、ひいては長期に渡るトータルで盤石な学力の育成に有利なのだろうか。

一言でいうなら、子どもが集中して存分に「遊び込む」環境の提供ということに尽きるだろう。

子どもにとって魅力的で挑戦的な、プロジェクトと呼ぶのがふさわしいくらいに創造的で工夫の余地のある活動が望まれる。一人ひとりがこだわりを持って個性や創意を発揮しつつも、仲間との協働で進める必要があるということも重要な条件になる。

お化け屋敷作りはその典型である。広い遊戯室の一角を使って、数週間にわたって仲間と一緒にあれこれ話し合ったり試したりしながらお化け屋敷を作るのである。

子どもたちは喜々として取り組むが、活動は楽しいだけではない。思い描いていたような造作にならない、怖がってくれない、すぐに壊れてしまうなど、さまざまな困難に直面する。

めいめいに自分のイメージでどんどん作業を進めるから、仲間とぶつかり、けんかになることもあるだろう。

そんな経験の中で、次第に子どもたちは、はやる気を少しだけ抑え、何をどうすればうまくいくか、冷静に状況を見てから行動することの大切さに気づいていく。

仲間の意見も聞かず我を通そうとすることが、結果的に相手にも自分にも何ら生産的な結果をもたらさないことを理解し、どうすれば考えやイメージをうまく伝え合えるかを学ぶ。

さらに、双方の願いを実現するウィン・ウィンな解決策を探ることが可能であり得策であること、具体的にどんな風に考えを巡らしたり話し合ったりすれば妙案が浮かび、合意に達することができるかを何度も繰り返し模索し続けるのである。

非認知能力の育成が学力の基礎をつくる

もちろん、教育する側の役割も重要になる。

うまくいかずくじけそうになっている子に寄り添い、何をどうしたかったのか、どのようにうまくいかないのか、なぜそうなったと考えているのかを丁寧に対話する必要がある。

その中で、子どもが自身の置かれている状況や今後どうしたいのかを深く内省し、自らの力で立ち直っていけるよう支援することが望まれる。

けんかやトラブルに対しても、事実関係とともにそれぞれの気持ちや考えをしっかりと話させ、自分の取った行動が今どんな結果をもたらしているのか、どうしたいのか、どうすべきだと思うのか、丁寧に聞き取る中で、自らの力で問題を解決していけるよう導くことが肝要である。

グローバル化の進展やAIの進歩に伴い、子どもたちにはこれまで以上に高度な学力が求められることになる。だからこそ、幼児教育段階ではその確かな礎としての非認知能力の育成が重要になる。その能力は、英語やプログラミングを勉強するより、子どもたちが意欲的に遊ぶほうが着実に培われていくのである。


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2018年05月31日

幼保無償化 来年10月 全面実施 消費増税と同時


 政府は、幼児教育・保育の無償化を二〇一九年十月から全面実施する方向で調整に入った。これまでは一九年四月から五歳児の幼稚園や認可保育所などの利用料を先行して無償化し、二〇年四月からゼロ~四歳児に広げる方針だったが、一九年十月に予定されている消費税率の10%への引き上げに時期をそろえる。

 経済財政運営の指針として六月に決定する「骨太方針」に盛り込む。無償化には消費税増税に伴う増収分の一部を活用。一四年四月の8%への引き上げ時には、駆け込み需要の反動で消費が落ち込んだ経緯があり、増税と全面無償化の実施時期を合わせることで、子育て世帯の負担感を和らげる効果を狙う。

 また、五歳児の先行実施を半年延期することで、実務を担う自治体の準備期間を確保し、混乱が生じないようにできるとの判断もある。

 今回の無償化は、安倍晋三首相が昨年の衆院選で公約に掲げていた。対象は、三~五歳は全ての子どもの幼稚園や保育施設の利用料で、ゼロ~二歳は住民税非課税世帯の子どもの保育施設利用料。


2018.5.31
東京新聞 から転載


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2018年05月11日

イード・アワード2018「子ども英語教材」保護者満足度No.1が決定


イード・アワード2018「子ども英語教材」

 教育情報サイト「リセマム」は、子ども向け英語教材(通信教材・市販教材)の顧客満足度調査を実施し、イード・アワード2018「子ども英語教材」を発表した。

 調査は、3か月以上継続して英語教材で学習している未就学児(0~6歳)および小学生のお子さまをもつ保護者を対象にインターネットで実施。「子どもの気に入り度合い」「継続のしやすさ」「効果」「コストパフォーマンス」および「総合満足度」を5段階で評価いただいた。

 その結果から、未就学児、小学生の各最優秀賞・優秀賞、また評価項目から部門賞として「子どもが好きな英語教材」「継続しやすい英語教材」「効果がある英語教材」「コスパのよい英語教材」を発表した。

 結果は以下のとおり。

■未就学児(0~6歳)
・最優秀賞
 こどもちゃれんじEnglish

・優秀賞
 ディズニーの英語システム(DWE)
 えいごであそぼプラネット

・部門賞
 子どもが好きな英語教材:こどもちゃれんじEnglish
 継続しやすい英語教材:こどもちゃれんじEnglish
 効果がある英語教材:こどもちゃれんじEnglish
 コスパのよい英語教材:こどもちゃれんじEnglish



■小学生
・最優秀賞
 スマイルゼミ

・優秀賞
 ディズニーの英語システム(DWE)
 Z会 小学生コース(英語)

・部門賞
 子どもが好きな英語教材:スマイルゼミ
 継続しやすい英語教材:Z会 小学生コース(英語)
 効果がある英語教材:ディズニーの英語システム(DWE)
 コスパのよい英語教材:Challenge English


 調査期間:2018年3月7日(水)~2018年3月22日(木)
 調査対象:3か月以上継続して英語教材で学習している未就学児(0~6歳)および小学生の保護者
 有効回答数(評価に使用した回答者数):612


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2018年01月19日

林修先生「幼児に英語教育は不要」 幼児期からの早期英語教育に賛否の声

出典:https://www.lettuceclub.net


グローバル化が進む昨今、子どもへの英語教育に関心を持つ親御さんも多いですよね。将来のことを考えるとまったく話せないよりも話せた方がよいでしょうが、問題は“いつ”英語教育を始めるかという点のようです。

 

「英語力」より「論理的思考力」が必要?

1月7日放送の「林先生が驚く初耳学!」(TBS系)では、幼児からの英語教育を取り上げました。番組では昨年9月にも早期英語教育を特集したのですが、その際に林修先生は「幼児に英語教育は不要」と断言。「英語ができない親ほど早期教育を支持する」「幼児期は英語よりも思考力を伸ばすべき」と持論を展開していました。

そこに反論したのが、とある大学の准教授。日本人全体から無作為に抽出した社会調査データを使って分析した結果、英語ができる親の中にも早期英語教育に賛成している人も多いと噛みつきます。さらに、英語よりも先に思考力を身につけさせるという考えに対しては「日本での教育を前提にしており、かなりズレている」とバッサリ。

真っ向勝負をしかけられた林先生は、“英語ができる親”ではなく“東大出身の親”と条件をつけたはずだと反対意見を述べました。自らの考えとデータに差異が生じたのは、英語ができる親の中に英語“しか”できない人がいるためだと発言。数学や理科など論理的思考を必要とする教科もきちんと学んだ東大出身の親に限っては、早期英語教育の優先順位が低いと解説しています。

また「日本での教育を前提にしており、かなりズレている」ことに関しては、「母語でしっかり学び、深く核心を突く考えを身につけることが重要」「日本語で論理的思考ができない人間がどうして英語で論理的思考ができるんだ」というノーベル化学賞受賞者の白川英樹先生の意見を引用して反発。

ただし、将来的に海外で暮らすことを前提とした場合は例外なんだそう。早期英語教育を施せば英語が思考の言語になるため、まったく問題ないとしています。

 


SNSでも意見は真っ二つ

出典:https://www.lettuceclub.net




林先生の考えに対しては、「高等な教育にはまず思考力が必要」「文法や単語を系統づけて覚えるにも論理的思考はあった方がいい」といった賛成意見が続出。中には「幼稚園から英語を学んだけど身についていません。不要です」という実体験に基づく声も上がっています。

ところが、番組内でもタレントのハライチ・澤部佑や俳優の玉木宏が「反論されている方の意見ももっとも」「今の状況を考えると英語を学ばせたくなる」と異を唱えたように、早期英語教育は大切だとする声も。

SNSには、「耳が柔軟なうちに聞いた方が発音が良くなる」「変に苦手意識を持つ前にやらせたい」などの意見もちらほら。また、今後小学校高学年で英語が教科化されるという予定を念頭に置き、「小さいうちに勉強させておかないとついていけなくなりそう…」と不安を吐露する人もいます。

子どもの将来を明るくするために、親としてはできるだけよい選択肢を選びたいもの。あなたは早期英語教育が必要だと思いますか?



(レタスクラブニュース)
2018.1.19 転載


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2018年01月18日

子どもの英語脳が目覚める!超オススメの「英語絵本」7選


「子どもに英語をマスターしてほしい!」――そんな願いを持っている親御さんは少なくないだろう。しかし、そんな人でも「英語がペラペラになればそれでいい」などとは思っていないはず……。むしろ、本当にわが子に身につけてほしいのは、世界のどこでも生きていける頭のよさ、つまり「本物の知性」なのではないだろうか。

実際、応用言語学や脳科学、教育心理学などのアカデミックな研究では「外国語学習の機会が、子どもの知力やIQを高める」といった知見が蓄積されつつあるという。
いま、こうした科学的根拠(エビデンス)に基づいた指導によって、子どもたちの英語力を着実に伸ばし、人気を集めている英語塾があるのをご存知だろうか。元イェール大学助教授の斉藤淳氏が代表をつとめるJ PREPだ。

本連載では、同氏の最新刊『ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語――わが子の語学力のために親ができること全て!』から、一部抜粋して「ほんとうに頭がいい子」を育てるための英語学習メソッドを紹介する。




● 「親の声」で読み聞かせしよう

3歳くらいを過ぎると、子どもは本の読み聞かせ を喜ぶようになります。この時期だと、ストーリーの面白さよりは、絵の親しみやすさや色彩の豊かさ、面白い音やフレーズの繰り返しなどが、子どもの心には響くようです。幼少期の読み聞かせ経験が、子どもの将来的なリテラシーを左右することは、長年の専門研究でもかなりはっきりわかっています。とはいえ、焦りは禁物。日本語の絵本も英語の絵本も、とにかくたくさん読み聞かせして、子どもの「これが好き」「あれが楽しい」という感覚を徹底的に育ててください。むしろ、親も楽しみながら英語を復習するぐらいのつもりでいいと思います。洋書絵本はオンライン書店であれば品揃えに困ることはありませんが、大きな書店の洋書絵本コーナーに一緒に出かけて、子どもと一緒に選ぶとなおよいでしょう。

あるいは、公共図書館に「子ども向け洋書コーナー」が設置してあることもあります。
本を選ぶときは、親の意見を押しつけず、なるべく子どもの「好き」を優先します。最初はあまり英語にこだわらず、ビジュアル情報だけで楽しめるものにしたほうが、子どももスムーズに本の世界に入っていけます。
ただ、どうしてもキャラクターものなどに偏ってしまいそうなときは、一冊はとにかく子どもが気に入ったもの、もう一冊は親子の意見があったもの というように、うまくバランスを取るといいと思います。 絵本の読み聞かせは、親にとっても人生を振り返ったり、明日への勇気をもらったりするいい機会になります。僕が長女に絵本の読み聞かせをしていたのは、ちょうど衆議院選挙で落選を経験し、アメリカに戻ったころのことでした。当時は絵本を買い与えるお金もなかったので、地元の書店の児童書コーナーに親子で行き、サンプルとして並んでいた本を毎回2冊ずつ読むようにしていたこともあります。

いまとなっては、僕の拙い発音は長女に笑われることも多いのですが、高校生になった彼女は、英語が得意なのはもちろん、読書も大好きです。

ですから、みなさんも「私の下手な発音を子どもに聞かせても大丈夫かな……」という心配はいりません。大切なのは、子どもは両親の声がいちばん安心するということ。決して上手な英語でなくてもいいので、親御さんご自身で読んでみてください。どうしても自信がないという人は、読み聞かせ音声CDがついた絵本を購入する手もあります。



● 読み聞かせ用おすすめ絵本

 僕の個人的体験も踏まえつつ、この時期の子どもが喜ぶベーシックな絵本をいくつかご紹介しましょう。

▼Chica Chica Boom Boom(Bill Martin Jr. & John Archambault / Beach Lane Books)

リズムに乗って読めて、アルファベットも覚えられる絵本です。作者であるビル・マーティン・ジュニアの出世作。「26種類あるアルファベット文字がヤシの木を登る」という面白いストーリーになっています。▼Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?(Bill Martin Jr. & Eric Carle / Henry Holt Books)

本書を含め、エリック・カールの絵本はどれもおすすめです。じつは彼の絵本には一冊ごとに文法学習のテーマが隠されています(本書はSVOC)。こちらはビル・マーティン・ジュニアとのコラボ作品で、音の響きや音韻を味わいながら、リズムに乗って読めるテキストが魅力です。「きらきら星」のメロディに合わせて「♪Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?」と歌うのもおすすめです。「シロクマ」、「パンダ」、「子グマ」などの続編もあわせてお楽しみください。▼The Very Hungry Caterpillar(Eric Carle / Philomel Books)

エリック・カールの代表作。隠された文法テーマは「過去形」です。日曜日の朝に生まれた「はらぺこあおむし」が、やがてサナギになり、最後には美しいチョウへと変身するお話です。あおむしが食べた箇所には穴が開いている楽しい仕掛け絵本です。▼Go Away, Big Green Monster!(Ed Emberley / LB Kids)

緑色をした怪物の顔のパーツが、「Go away!(消えちゃえ)」というかけ声とともに一つずつ消えていきます。お子さんと一緒に「Go away!」と言いながら絵本を楽しみましょう。▼Green Eggs and Ham Book & CD(Dr. Seuss / Random House)

「緑の卵」なんてあるのだろうか、とタイトルを見ただけでワクワクしてくる作品です。CD付きのものはフォニックスの定着のために使ってもよいでしょう。登場する語彙が50種類に抑えてあり、英語の否定文・疑問文のパターンを自然に身につけるうえでも有益です。▼The Cat in the Hat Book & CD(Dr. Seuss / Random House)

アメリカで「The Cat(あのネコ)」と言えば、誰もがピンとくるほど有名な「帽子をかぶったネコ」の絵本です。CD付きのバージョンがおすすめです。僕も娘が小さいころには、この本の読み聞かせを何度もせがまれた記憶があります。使用語彙が225語に制限されており、子どもがリズムに乗って読めるように文章が工夫されています。▼Frog and Toad Are Friends Book & CD(Arnold Lobel / HarperCollins)

おなじみの「がまくんとかえるくん」の物語シリーズ。日本では『ふたりはともだち』というタイトルで刊行されています。フォニックス中級程度の表現でストーリーが書かれていますので、読み聞かせる側の発音練習にも最適です。 (本原稿は斉藤淳・著『ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語』から抜粋して掲載しています)

 ※注
記事中の参照文献・おすすめ教材などは、こちらのサポートページでご確認いただけます。
「世界最高の子ども英語」専用サポートページ
https://booksdiamond.wixsite.com/childenglish



ダイヤモンドオンライン
2018.1.18 転載


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2017年12月05日

「○○の学び方」を変えれば、子どもの「IQ・論理力」は高まる


「子どもに英語をマスターしてほしい!」――そんな願いを持っている親御さんは少なくないだろう。しかし、そんな人でも「英語がペラペラになればそれでいい」などとは思っていないはず……。むしろ、本当にわが子に身につけてほしいのは、世界のどこでも生きていける頭のよさ、つまり「本物の知性」なのではないだろうか。

実際、応用言語学や脳科学、教育心理学などのアカデミックな研究では「外国語学習の機会が、子どもの知力やIQを高める」といった知見が蓄積されつつあるという。

いま、こうした科学的根拠(エビデンス)に基づいた指導によって、子どもたちの英語力を着実に伸ばし、人気を集めている英語塾があるのをご存知だろうか。元イェール大学助教授の斉藤淳氏が代表をつとめるJ PREPだ。

本連載では、同氏の最新刊『ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語――わが子の語学力のために親ができること全て!』から、一部抜粋して「ほんとうに頭がいい子」を育てるための英語学習メソッドを紹介する。



● なぜ英語が「本当に賢い子」を育てるのか?

「J PREPに通うようになったら、まず『国語』の成績が上がった!
」これは、生徒の保護者のみなさんからよくいただくご指摘です。
「(え、国語? 英語がテーマのはずなのに……いったい何を言い出すんだ?)」とお思いの方、どうかご安心ください。
今回僕が書いた『ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語』は間違いなく、お子さんの「英語力」を高めるための本ですし、僕が代表を務めるJPREP斉藤塾は、主に英語を教えている塾です。英語塾なのに、「国語」から先に結果が出る子たちがいる

――。

なぜだと思いますか?
(もちろん英語の成績も、あとからグッと伸びていきます……)予告的にお答えするとすれば、僕がこれからお伝えするメソッドが、「英語力」だけでなく、独力で何かを学んだり考えたりする総合的な能力 、いわば知力を高めるからなのです。 この記事をお読みの方の多くは、「うちの子どもも、英語ができるようになるといいな……」という漠然とした思いをお持ちなのだと思います。


しかし、子どもの英語力を正しく磨いていけば、「学校の成績がよくなる」とか「外国語がペラペラと流暢に話せる」といった表面的なメリット“以上のもの”が手に入ります
。もちろん、英語は単なるツールでしかありません。
ただ、「本当に頭のいい子」を育てたい人にとっては、英語こそが最も確実、かつ、最も頼りになる「最強のツール」である


――そんな思いでこの連載を書いていくつもりです。


● 科学的な知見に基づいた「英語の最短ルート」

かく言う僕自身、「子どもの英語教育」の世界に身を投じたのは、それほど昔のことではありません。日本に戻ってくる2012年まで、僕はアメリカ・コネティカット州にあるイェール大学
で研究者をしていました。 日頃はもちろん英語“で”講義をしていましたが、決して英語“を”教えていたわけではありません。僕の専門は比較政治経済学。自分で言うのもヘンですが、英語教育とはほとんど(というか、まったく)無縁の世界に生きていました。

しかしおかげさまで、日本でゼロから立ち上げた中高生向けの英語塾は、わずか4年で累計3000人以上の生徒が通うまでになっています。

いまでは、オールイングリッシュで教育を行う幼稚園、小学1~6年生が対象のキッズクラスのほか、「国語」「算数」「プログラミング」「留学指導」といったカリキュラムも充実させています。「そんな『素人』の塾がどうして人気に? 何か秘密があるの? 」よく聞かれるのですが、じつのところ、何も特別なことはしていません。

ただ、応用言語学や教育学、心理学、脳科学などの「科学的根拠」に沿った教授法、世界的に見れば・ごく当たり前のこと・を愚直に実践してきただけ なのです。 公教育にしろ学習塾にしろ、この「常識」をしっかりと踏まえて授業をしているところは、驚くほどわずかしかありません。先生方一人ひとりの努力では解決できず、入試の仕組みを含め、現状維持の圧力が強いのです。


 現に、この記事をお読みのお母さん・お父さん・教育関係者のうち、「私、英語を話せます!」と断言できる人は、ごくひと握りではないでしょうか?
外国語習得の王道から外れた指導を受けてきたわけですから、当然と言えば当然です。

一方、僕の塾に来た生徒たちは、たしかな英語力を身につけていきます。
この教え方は、少しの工夫さえあれば、ほぼどんな子にも(そして大人にも!)確実に効果が出ますし、特別なスキルや才能も必要ありません

だからこそ、僕のような素人であっても、子どもたちの英語力を飛躍的に高め、数十人からはじめた教室を数千人規模にまで広げられたのだと思います。

● イェール留学生ですら、日本人は英語が下手

 「それにしても、なぜイェール大のポストを捨て、わざわざ日本で英語塾を?」

 これは帰国して以来、何度も何度も受けてきた質問です。
10万部超のベストセラーになった拙著『世界の非ネイティブエリートがやっている英語勉強法』(KADOKAWA)にも事情は書いたのですが、同書を読んでいない方も多くいらっしゃると思いますので、もう一度説明させてください。

僕がいたイェール大学は、いわゆるアイヴィーリーグ校(Ivy League: アメリカ東部の名門私立8大学)の一つであり、世界トップクラスの高等教育機関として知られています。

イェールには世界中から、優秀な学生たちが次々と集まってきます。アジア圏で言えば、日本はもちろん、中国や韓国からの留学生もたくさんいました。そんな彼らと研究をしたり、講義を通じてディスカッションをしたりしていると、どうしても気になることがありました。

それは「日本人留学生だけが圧倒的に英語ができない!
」という事実です。 イェールの大学院に進学する学生のなかには、たとえば元・東大生だっています。しかし、そんな「エリート学生」ですら、いつまで経っても英語力が未熟なままなのです。

 いったい、なぜ日本人留学生だけが、英語を話せないのでしょうか?



● 従来の教育法で「英語が話せる子」が育たないワケ

その差は、教育に原因があると考えるのが自然です。
要は「教え方」が間違っている
のです。 英語だけならまだいいのですが、問題はそれだけではありませんでした。
日本出身の学生は、講義中の発言や論文などでも他国に引けをとっているように思えたからです(もちろん優秀な人もいました)。

世界のエリート学生と日本型の受験秀才とのギャップを目の当たりにした僕は、「このままでは日本は大変なことになる……」という危機感を日に日に募らせました。
イェールに留学するほどの日本人でも、この程度の英語力、いやそれ以前に、思考力や表現力が不足しているのだとすると、日本の教育は「欠陥だらけ」だと結論するしかなかった
からです。 いてもたってもいられなくなった僕は、日本の選挙に出て衆議院議員になりました。
当時はまだ30代で、イェールで博士論文を書いている最中でしたから、周りの人はずいぶんと驚いていました。
とはいえ、僕は大真面目に「大学で“政治学”を研究している場合じゃない! 自分で“現実の政治”を動かさなければ!!」という思いに突き動かされていたのです。当選し続けたら、文教族議員として日本の教育を変えていく希望を持っていました。

 2度目の選挙で落選を経験したのち、イェールで博士号を取得した僕は、いくつかの大学を経て、助教授(Assistant Professor)としてイェールに戻ることになります。
しかしこの間もずっと、前述の問題意識が消えることはありませんでした。

 そこでついに、研究者を辞めてアメリカから帰国することを決意し、東京と山形で小さな英語塾を起業しました。要は、国レベルで“上から”教育を変えるのではなく、起業家として"下から"変化を巻き起こすゲリラ戦術へとシフトしたわけです。

● 「英語力」は親から子への最良のプレゼント

このエピソードからもおわかりいただけるとおり、僕は「子どもの英語力」だけに問題意識を持っているわけではありません。
ましてや旧来型の受験エリートを養成することにも興味はありません

これから日本や世界がどのように変化しようとも、そのなかでたくましく思考し、しなやかに生きていける本物の知性を育てたいのです。ちょっときれいごとめいて聞こえるかもしれませんが、むしろこれこそが、いま現役で子育てをしている親たちのリアルな感覚ではないかと思います。

僕も15歳の娘と6歳の息子を持つ父親として、子どもたちに望むのはこれ以上でもこれ以下でもありません。もはや「いい大学に入れば安心」とか「英語さえできれば大丈夫」などという時代でないのは、親の世代である僕たち自身が痛いほど実感しています。

子どもに英語を学ばせたい親御さんも、「英語がペラペラになってくれさえすれば、それでいい」などとは思っていないはずです。ましてや、わが子の「学校成績のアップ」とか「難関校への合格」だけを願っている人もいないでしょう。そんな表面的な力よりも、今後、世界のどこでも幸せに生きられる本当の頭のよさを身につけてほしい――それが子を持つ親の本音ではないでしょうか。 そうした真っ当な願いを持つ人にとって、外国語学習の機会は、大人が子どもに授けられる最高のプレゼントだと僕は考えています。

「学校のお勉強ができる秀才」ではなく、「本当に賢い子」に育ってほしいのであれば、まずもって英語からはじめてみるべきです。

事実、アカデミックな研究分野でも、「外国語学習の機会が、子どもの知力やIQを高める
」ということが知見として蓄積されつつあります*。

* Bialystok, E. (2011). Reshaping the mind: The benefits of bilingualism. Canadian Journal of Experimental Psychology / Revue canadienne de psychologie expérimentale
, 65(4), 229; Costa, A., & Sebastián-Gallés, N. (2014). How does the bilingual experience sculpt the brain?. Nature Reviews Neuroscience
, 15(5), 336-345. 第二言語の習得が脳に与えるポジティブな影響については、神経科学や認知科学の分野でもエビデンスに基づいた研究が数多く提出されています。なかには、「バイリンガルは年齢を重ねても認知症を発症しにくい」という研究まであるくらいです*。

* Craik, F. I., Bialystok, E., & Freedman, M. (2010). Delaying the onset of Alzheimer disease Bilingualism as a form of cognitive reserve. Neurology
, 75(19), 1726-1729.「英語塾なのにまず『国語』の成績が上がる」という先ほどのエピソードからもわかるとおり、英語を“正しく”学べば、英語“以外”の力も同時に高まります
。これは単に僕個人の経験談などではなく、学術的な裏づけもあることなのです。


● 英語力と知性は「環境づくり」が9割

一方で、「親である私が英語を話せないんだから、うちの子はムリかな……」などとあきらめている親御さんはいらっしゃいませんか?
だとしたら、それは非常にもったいないことだと思います。
僕が語ろうとしているメソッドは、読者のみなさんの英語力を問いません。なぜそんなことが可能なのか?

第二言語習得(SLA: Second Language Acquisition)
という学術分野で最大公約数的にわかっている原則をベースにしているからです。SLAの研究者たちが目指しているのは、言語学だけでなく、認知心理学や社会科学など、さまざまなアプローチを通じて、「人間が外国語(=第二言語)を習得するときの一般的メカニズム
」を明らかにすることです*。* Saville-Troike, M., & Barto, K. (2016). Introducing second language acquisition
. Cambridge University Press.SLAの原理はいわば、人類に共通する外国語習得の普遍的なメカニズムですから、子どもはもちろん、みなさん自身の英語力を高めるのにも役立ち得ます

大人だってあきらめる必要はまったくないのです。さらに、英語塾をやっている僕が言うのもおかしいのですが、特別なスキルも不要です。

みなさんのご家庭でできることばかりですし、お子さんの英語力や知力を大きく左右するのは、むしろ環境づくり
であると思っていただいたほうがいいでしょう。 とはいっても、本当に「ちょっとした工夫・きっかけ」でいいのです。
それによって、お子さんの将来は間違いなく大きく変わります。

最後に……大学入試改革がはじまって、授業づくりのヒントを探している中学・高校の先生方はもちろん、小学校での「英語」必修化に戸惑っている教員のみなさんにも、この連載の内容はきっとお役立ていただけると思います。
ぜひ、現役の教育関係者の方々にも、お読みいただけるとうれしいです
。 (本原稿は斉藤淳・著『ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語』から抜粋して掲載しています)


斉藤 淳



jyukennews02 at 14:41|Permalink

2017年09月20日

0歳~6歳の幼児教育は「投資対効果」が1番良いって本当?その理由を徹底解説!


「限られた家計の中で、1番効果的に教育費を使うにはどうしたらいいのだろう…?」そんな疑問を解消するべく、教育経済学の専門家・中室牧子先生にお話を聞きました。


ママ・パパの疑問【1】 子どもの教育方針って、何を基準に決めるといい?


――教育方針を考えるにあたって、「指針」になるような考え方はありますか?

子どもは一人ひとり違っていますので、ご自身のお子さんに適した答えは異なっています。

しかし重要なことは、ある人が行った「教育や子育て」でうまくいった方法が、他の人にもうまくいくとは限らない、ということです。

個人の経験は決して一般化できるようなものではなく、個人の経験以上のものではありません。

そう考えた時、多くの個人の経験を集めて、その中から見出される「規則性」を大切にしている「経済学」の観点から考えてみるのはいかがでしょう?

――経済学の観点ってどういうものでしょうか?

はい。「教育経済学」と言って、教育の効果を経済理論やデータを用いて分析する経済学の一分野があります。

――でも、教育を投資のような「経済学」の分野だとは思っていないのですが…。

はい。初めて聞く方からはそう言われます(笑)。

もちろん金銭的な見返りを求めて子どもに教育を受けさせているわけではないでしょうから、教育を「投資」と考えることに抵抗を感じるのは自然なことだと思います。



しかし「教育がもたらしてくれるものは、子どもの就職が有利になるとか、将来の収入が高くなるということだけだ」と経済学が考えているわけではありません。

もちろん、子どもが経済的に自立した生活を送ってくれることは多くの親にとって重要でしょうが、それだけでなく「子どもに幸福で健康に過ごしてほしい」という願いもあるでしょう。

経済学の研究には、教育が幸福感や寿命、健康感に影響を与えることを示した研究もあり、私たちは教育がもたらしてくれる全てのものを金銭的な価値に引き直すのです。

――確かに、「子どもに幸福で健康に過ごしてほしい」と思った時に、何を「幸福で健康」と考えるかという基準は大切かもしれませんね…。

子どもに幸福で健康に過ごしてほしいと願わない親はいないのではないでしょうか。

この意味で、教育にいつ、どのように「投資」を行えばもっとも将来の収益率が高くなるのかという経済学の考え方を学ぶことは、決して損にならないはずだと、私は考えています。


ママ・パパの疑問【2】 高校と大学にお金をかけられるようにしておいた方がいい?

――単刀直入な質問なのですが、幼児期から小・中・高・大学に至るまで、どの時期の投資が、一番収益率が高いのでしょうか?

確かに気になるポイントですよね。

教育経済学においては、「幼児期」の投資収益率が高い、という研究が多く発表されています。

0歳~6歳の幼児教育は「投資対効果」が1番良いって本当?その理由を徹底解説!



――幼児期!その時期にお金をたくさんかけた方が良いということでしょうか?

必ずしもそうではありません。

「投資」というと教育費をかけることと思ってしまいがちですが、ここでいう「投資」はお金をかけることだけではありません。
しつけなどの人格形成や体力、健康などへの働きかけも含みます。

――「投資」はお金をかけることだけではないのですね!

右のイラストはノーベル経済学賞受賞者であるシカゴ大学のジェームズ・ヘックマン教授らの研究をもとに、子どもの年齢別に「教育」にお金をかけた時の収益率をグラフにしたものです。

これを見ると、収益率は子どもの年齢が小さいうちほど高く、その後は低下の一途であることがわかります。

もっとも収益率が高いのは、子どもが小学校に入学する前の就学前教育(幼児教育)です。

――こんなに下がっていくものなんですね…。

そうなんです。

文部科学省の調査を見てみても、一般的にご家庭では、子どもの年齢が上がるほど教育にお金をかけていることがわかっています。

私立などの選択肢も増えますし、学習塾や習い事など学校外教育にもお金がかかります。

しかし高校や大学の時点では、教育から得られる便益は、その費用を下回るという見方もあるほどです。

なぜ幼児教育の収益率が高いのかについて、ヘックマン教授は次のように2つ説明しています。

1つ目は幼少期の方が技術や知識の獲得を柔軟に行えるからです。

子どもの方が「頭が柔らかい」などと言ったりしますが、まさにそういうことだと思います。

2つ目は「シナジー効果」です。

九九ができないと因数分解ができないように、ある技能を獲得すると、それが次のレベルの技能を得るための「種」になり、倍々ゲームのように技能を得ることができます。

このため、なるべく小さい時に、この「種」をたくさん与えてあげるのが良いということです。

――「小さい頃の教育が大切」とはよく言われますが、データでも証明されているのですね!


ママ・パパの疑問【3】 幼児期にやっておきたい教育ってどんな教育?


――先ほど先生は、教育上の投資は、必ずしも学力に関することだけではないとおっしゃったのですが、ちょっとイメージが湧きにくくて…。

確かに、一般的に教育というと学力を上げることをイメージしやすいですよね。

ではここで、具体的な2つの研究結果をご紹介したいと思います。

まずは、神戸大学の西村教授らが行った「しつけ」に関する研究です。

この研究では4つの基本的なモラル(=ウソをついてはいけない、他人に親切にする、ルールを守る、勉強をする)をしつけの一環として親から教わった人は、それら全てを教わらなかった人と比較すると、平均年収が86万円高い、という結果が出ています。


――幼児期のしつけの有無で年収にそんなに差が出たんですね!

他の研究も合わせて考えてみると、幼少期のしつけが、物事に取り組む「勤勉性」を育み、それが将来の仕事の中でも力を発揮するということではないかと思います。

この勤勉性というのは、IQで測れるような「認知能力」ではなく「非認知能力」のひとつと言われています。

――「非認知能力」って、初めて聞きました。

あまり聞きなれない言葉ですよね。

でも、子どもにどのような教育をしていくかを考えるにあたって、とても重要なキーワードですので、もう一つの実験を踏まえて少しだけ解説しますね。

先ほども出てきたヘックマン教授がアメリカで行った「ペリー就学前プログラム」は、ミシガン州のペリー幼稚園で3~4歳の子どもに質の高い幼児教育を受けさせることを目的に行われました。

受けた子どもたちと、受けなかった子どもたちのその後を数十年に渡って追跡調査をしました。

――数十年ですか…。すごい調査ですね。

そうですね(笑)。

「教育の効果はすぐ出ない」と言われます。
このため海外の研究では、同じ個人を長期にわたって追跡する調査がよく行われます。

これによって、幼児期に行われた教育投資が、のちにどのような効果があったのかということがわかります。

「ペリー就学前プログラム」の話に戻りましょう。

結果として、8歳くらいの時点では学力やIQなどテストで測ることのできる「認知能力」は、受けた子と受けなかった子で、どちらもだいたい同じくらいでした。

――数年の経過では、あまり差は出なかったのですね。

ところが、40歳の時点で比較してみると、質の高い幼児教育を受けたグループのほうが定職に就いている率や持ち家率、自家用車保有率などが高く、経済的に安定、社会的にも成功していたのです。

――その差はどこから生まれたのでしょうか。

ヘックマン教授や他の経済学者の分析によると、この2つのグループで獲得量が圧倒的に違っていたのは認知能力ではなく、先ほど出てきた勤勉性に代表されるような「非認知能力」だとわかっています。

非認知能力はIQテストや学力テストで測れない能力です。

国際団体ATC21sによって定められた「21世紀型スキル」や、文部科学省学習指導要領の「生きる力」とも一部重なり合っています。

「人間力」という言葉にも通じるところがあるかもしれません。

――なるほど、幼児期の教育においては「非認知能力」が重要というわけですね。

「ペリー就学前プログラム」は非常に費用対効果のよい、すなわちコスパのよい教育であったことが知られており、その理由については様々な研究が行われています。

現在の1つの有力な説は、このペリー幼稚園プログラムに毎週90分の家庭訪問が組み込まれていたことが挙げられています。

2014年に日本に来日されたヘックマン教授が慶應義塾大学で講演された時に、盛んに用いられた言葉に「Scaffold」(=橋渡しをすること)という言葉があります。

つまり、子どもたちの成長のためには、親や教師が「次のステップに進めるように橋渡しをすること」が求められているというわけです。

おそらく、ペリー幼稚園プログラムにおける家庭訪問は、保護者がこの「橋渡し」の具体的な方法を幼稚園の先生方から学ぶ機会となり、多くの保護者の子どもへの関わり方や考え方が変化したことが複数の研究で示されています。

――幼稚園の先生が知っている子どもとの関わり方のノウハウを親が知ることで、実践することができたということでしょうか。

そのように考えられます。

私も調査の時に、保護者の方にお話をお伺いすることがよくあるのですが、保護者の方の中には、保護者の役割と学校や教師の役割を明確に分けて考えられる方もいらっしゃいます。

親としてすべきことと、学校や教師がすべきことは違うというわけです。

しかし親は、教師と同様、子どもに対して様々な新しい経験や出来事、次のステップへの「橋渡し」役です。

ヘックマン教授の研究や、それ以外の多くの経済学の研究が示すところでは、家庭で親がどのように「橋渡し」役を果たすかは極めて重要で、どれほど強調しても強調しすぎることはないと私には思えるほどです。

――親の関わり方が非常に重要なんですね。
それでは気になる具体的な子どもへの接し方や、「非認知能力」のさらに詳しいお話については、次回以降の記事で伺いたいと思います!


2017.9.20 ベネッセ教育情報サイト から転載






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2017年09月11日

子どもの習い事で親がギブアップ!? ママ友、体験…習い事選び失敗エピソード


子どもの才能を伸ばすべく、小さいうちから習い事を…と考えるママは多いでしょう。そこで悩むのが、「数ある習い事の中から何を選ぶべきか?」という点。

すべて体験させてみて子どもに合う習い事を選びたいところですが、それでは子どもに負担がかかりますし、経済的にも大変です。ママたちの失敗エピソードから、習い事選びの注意点を考えてみましょう。


■習い事、「お友だちと一緒」は危険?

●お友だちの習い事に「私も行きたい!」と言われたら
「娘が幼稚園のお友だちから習い事の話を聞いて、『私も習いたい』と言い出しました。そこで、お友だちと同じピアノ教室と体操教室へ通いはじめたのですが、数ヶ月後にお友だちが遠方へ引っ越してしまって…。

一緒だったお友だちがいなくなった途端、娘は教室に通うのを嫌がるようになり、結局どちらも辞めてしまいました。『お友だちが習うから』という理由だけで安易に習い事をはじめさせたのは、失敗だったと少し後悔しています」(Mさん/34歳/小売店)
お友だちきっかけではじめた習い事が、だんだん本当に好きになっていくパターンもあるでしょう。ただ、はじめる理由が「友だちがやっているから」だけでは、続かない可能性が高いかもしれません。

子どもが「習い事そのもの」に興味を持っているか、ただお友だちと一緒にいたいだけなのか。できるだけ見極めておいた方が良さそうです。



■ママ友と一緒に体験レッスンに参加するときの注意点

●体験レッスンにママ友と一緒に参加したら…
「友だち親子4組でバレエの体験レッスンに行きました。レッスン後、私以外の3組は習わせることを即決。どうやら、体験レッスンに参加した時点で、ほかのママさんは、ほとんど答えは出ていたようです。

しかし、私は正直なところ迷っていて。体験レッスンも『とりあえず、見てみよう』程度で参加しちゃってんです。本当は娘とじっくり話をしてから決めたかったのですが…。ほかの3組の前向きな様子に流されて、つい申し込みをしてしまいました。

さいわい、娘は楽しそうにバレエを続けているので結果的には良かったと思っています。ただ、別の教室も見ておきたかったな…という気持ちは、いまも少し残っています」(Hさん/32歳/建築)
ママ友と一緒に見学・体験レッスンへ行ってしまうと、「ウチはやめておきます」となかなか言い出しづらくなってしまうケースもあるようです。子どものために本気で習い事を選びたい、自分の意見をきっぱり伝えることが苦手という場合には、ママ友と一緒に参加するのは避けた方が良いかもしれません。



■習い事の場所確認は不可欠! 「毎回」の負担を考える


●友人紹介の習い事を決めたら、移動時間でギブアップ
「息子が空手をやりたいと言ったので、友人に紹介してもらった道場に見学。結果、その道場で空手を習うことにしましたが、じつは道場までは家から車で40分。移動時間がかなりの負担でした。

しばらくはなんとか送り迎えしていましたが、結局は親がギブアップ。もっと近い道場を探して、そこに移ることにしました。最初の道場でお友だちもできていたのに…。息子に申し訳ないことをしたと後悔しています」(Eさん/35歳/医療関連)
送り迎えが必要な場合は、移動にかかる時間もしっかり検討しておきましょう。見学のときは「この程度なら…」と思っても、毎回のこととなると負担が大きいかもしれません。



■習い事の続け方。親は厳しい態度を取るべき?

●親のきびしい態度で習い事を継続
「習い事をはじめるときは、『一度でも行くのを嫌がったら、すぐにやめさせる』と、言い聞かせ、子どもにも約束させています。実際に、習い事へ行きたくないと泣いて嫌がったことがあり、その習い事は『約束だからね』と本当にやめさせました。

それ以降、この約束が本物だとわかったのか、自分がやりたいとはじめた習い事に『行きたくない』と言ったことは一度もありません」(Sさん/32歳/自営業)

習い事は選ぶのも難しいですが、続けさせるのはもっと難しい問題です。本人がやりたいと言って始めた習い事でも、子どもですから、気分によっては行きたくない日が出てしまうこともあるでしょう。かといって毎回習い事のたびに、親がなだめすかして連れて行くのも親にとっても苦痛です。

習い事をどうやって続けさせるか、親がどこかで突き放すか…。難しいところです。

習い事選びの大切なポイントは「子どもに合っているどうか」、「子どもが楽しく、好きで通えているかどうか」。それが大前提となるでしょう。ただ、費用や移動時間など、パパ・ママにかかる負担も無視できません。子どももママもできるだけ楽しく続けられる習い事を見つけられるといいですね。

ウーマンエキサイト
2017.9.11 転載






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2017年08月29日

集中力を育む「モンテッソーリ教育」の本質

 藤井聡太四段の活躍によって、脚光を浴びるようになったモンテッソーリ教育。実は数年前からビジネスパーソンの間では話題となっていました。それは有名起業家を含めた著名人に、モンテッソーリ教育を受けた人が多いからです。


 Googleの共同創立者セルゲイ・ブリンとラリー・ペイジ。Amazon.comの創立者ジェフ・ベゾス。Wikipedia創設者ジミー・ウェールズ。学者では経営学者のピーター・ドラッカー。そして政治の分野ではビル&ヒラリー・クリントン夫妻、バラク・オバマ大統領も。実際、アメリカには3000を超えるモンテッソーリ教育施設があるといわれています。

 ヨーロッパでもモンテッソーリ教育は盛んです。イギリス王室ウィリアム王子はご自身がモンテッソーリ教育を受けましたが、自分の子どもにもモンテッソーリ教育を受けさせています。

 私は1998年にモンテッソーリ教育に出合い、東京・吉祥寺に就学前児童を対象としたモンテッソーリ教育施設「吉祥寺こどもの家」を開園しました。現在では教員の養成も行っています。またモンテッソーリ教育を皆に理解し、実践してもらうために、保育・育児に関する研修や講演会に日本全国を飛び回る日々を過ごしています。

 モンテッソーリ教育がどのようなものであるか、簡単に紹介しましょう。



■子どもは自分の「伸ばしたい能力」を知っている

 モンテッソーリ教育は、マリア・モンテッソーリ(1870~1952)という、女性医学者・科学者によって、イタリアで始められた教育法です。今日では、欧米で3割の子どもが何らかの形でこの教育を受けているといわれています。

 マリア・モンテッソーリは、すべての子どもは、「自らを伸ばす力(自己教育力)」を持っていると考えました。そのため、大人が子どもに「教える」のではなく、大人はあくまでも「サポート役」に徹することを求めます。私たちはともすると、子どもを教え導きたくなるものですが、そこをぐっと踏みとどまり、子どもの自分で伸びる力を信じ、そのための環境を整える役割に徹する。それがこの教育法の根底に流れる精神です。



小さくても、子どもは自分の伸ばしたい能力に気づいています。

 そしてその能力を伸ばすために、大人から見ると「なんで?」と思うような行動をとったり、同じことを何度も繰り返したりします。

 たとえば「急いで!」といくら言っても急がない。いつもと違う道で帰るとかんしゃくを起こす。毎日同じ服を着ようとする、お友達におもちゃを譲ることができない……。これら日常の「事件」は、1歳半から3歳の間に多く現れ、大人はこれを「イヤイヤ期」と呼んでいます。しかし、これら大人にとっては「困った行動」の裏には、子どもが大きく成長するためのヒントが隠されているのです。

 私たちはこの時期をイヤイヤ期ではなく「敏感期」と呼んでいます。「敏感期」自体は、子どもの成長を通じて長い間続きますが、その特徴がいちばん表に現れるのは、人生最初の6年間です。そして言葉を話し始める頃のイヤイヤ期と重なる時期が、敏感期の中でも親子の衝突がいちばん生じやすい時期となります。



■敏感期に「同じことを繰り返す」ことで、集中力が育つ

 自分を伸ばす活動に、一生のうちでいちばん「敏感」になるこの時期、子どもはその能力をどんどん形にしていきます。しかし一方で、親がそれと気づかずさまざまなことを「ダメ!」と禁止するのもこの頃です。それは、子どものためによかれと思って、反対に子どもの大切な才能の芽をせっせと摘んでいるようなもの。まずは親が子どもをよく観察し、子どもが何に敏感になっているかを知ることが必要です。

 ちょうど2歳になるコウタ君。保育園に入るときに、ママに抱っこをしてもらい「ピンポン」をするのが日課です。ある日、会社に遅刻しそうになった母親がインターホンを押したところ、突然かんしゃくを起こし、地面に転がり泣き叫びだしました。母親も真っ赤な顔をして「もう遅刻だわ!」と怒っています。いったいコウタ君に何が起こったのでしょう。

 この時期のコウタ君は「秩序の敏感期」にあって、毎日の「習慣にこだわる」ことを通して、秩序を身に付けようとしていました。この敏感期にあたる子どもは、いつもと違うことが許せません。ですから突然の予定変更、この場合「今日だけはピンポンできない」というのは、無理なのです。


 この時期に「同じことを同じように繰り返す」ことで、子どもは「集中して同じことを行う力」を身に付けていきます。これは将来、物事を集中して行う力、すなわち集中力につながっていきます。

 モンテッソーリ園の特徴の一つに、「お仕事」と呼ばれる活動があります。ここでは、工作、手作業、家事など、その子の好きなことを好きなだけしていいのです。

 藤井四段は「ハートバッグ」と呼ばれる工作をし続けたといわれますが、工作だけでなく、木の玉にひもを通したり、縫い物をしたり、トングをつかって銀杏を移動させたりと、自分で選んだ好きな「お仕事」ができます。

 3歳のハルト君のお気に入りの「お仕事」は、腕輪作り。2センチほどに細かくカットされたストローを、ビーズのように、ひもに一つひとつ通して作ります。

 5月の初めには、なかなかうまくストローに通せなかったのですが、8月になる頃にはストローとストローの間に、小さな紙の飾りを入れられるようにまでなりました。この間、ハルト君が作ったストローの腕輪は100を軽く超えています。

 普通、工作の時間というのは、今週は折り紙、次の週は粘土、その翌週はお絵かきなど、どんどんテーマが変わります。しかし、モンテッソーリ園の「お仕事」に関していえば、「その子が好きなことを、好きなだけ」することができるのです。これは大きな違いだと私は考えています。

 同じものを集中して作り続けることで、ちょっとした違いに気がついたり、自ら違いを考え出したりすることができるようになります。同じように見えるハルト君のストローの腕輪ひとつをとっても、昨日は「寒色ベース」の色の組み合わせ、今日は「グラデーション」など、本人なりに非常に細かい工夫をしています。これは自分の好きなものを、延々と作り続けているからこそ生まれる工夫です。このように徹底的に好きなことをすることを通じて、子どもは集中すること、好きなことにのめり込むことを、「体験として」学んでいくのです。



■敏感期に、生きるための「型」を身に付ける

 敏感期とは、武道でいえば「型」を身に付ける時期です。

 「集中しなさい!」と親がいくら言っても、集中した経験を持たない子は、何においても集中することができません。つまり「集中するという型」を、この時期に体を使って身に付けた子は、集中するということがどんなことかが、教えられなくてもわかるのです。それが将棋に向かうこともあれば、運動に向かうことも、勉強に向かうこともあります。

 敏感期がとりわけ大切なのは、大人がただ教えるだけでは身に付けることができない、さまざまな生き方の「型」を、身に付けることができる時期だからです。しかし、親がそのことを知らなければ、「ピンポン」ができず泣き叫ぶわが子に向かって、「ワガママ」「言うことを聞かない」などといって、しかってしまうことでしょう。

 「習慣にこだわる」敏感期にある子どもには、「同じことを、同じように」させてあげることが大切。冒頭のコウタ君であれば、いつもどおりに「ピンポン」をさせてあげることが親の役割です。なぜなら、それが親が「習慣の敏感期」の子どもにできる、唯一のサポートだからです。

 (構成:黒坂真由子)

百枝 義雄 :吉祥寺こどもの家園長、モンテッソーリ・ラ・パーチェ トレーニングコース代表


東洋経済オンライン  から転載






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2017年08月03日

0歳からの英語教育「いい?悪い?」論争 最新調査で決着!?


0歳からの英語教育「いい?悪い?」論争 最新調査で決着!?〈dot.〉

英語の発音のレベル(「英語に強くなる小学校選び2018」から)


 英語の勉強は何歳から始めるのが正解なのか――? この問題は、専門家の間でも議論が分かれます。0歳から英語を学び始めた子どもの英語力、日本語力は、その後どうなったのか? 3年間を追った最新の調査結果を、AERA English特別号「英語に強くなる小学校選び2018」(朝日新聞出版刊)より、抜粋してお届けします。



*  *  *
「まだ母語を話せない時期から英語を始めることで、母語の獲得に影響はないのか。そしてノンネイティブの保護者が英語で語りかけても、子が発する英語の音に問題が生じないか。この2点を主な目的として、ベネッセコーポレーションと共同で調査を続けてきました」

 乳幼児の言語獲得・発達を研究する、玉川大学の佐藤久美子教授は説明する。調査の対象は、生後5~6カ月からある英語教材を使い始めた20人と、同い年でまったくその教材をやっていない20人の子どもたちだ。満1歳、2歳、3歳時点で、英語能力や母語の獲得状況などを比較した。

 満1歳時、日本語の聞き取りは、教材をやっているかいないかによる差はなかった。一方、英語のLとRを聞き分ける力は、教材をやっている子のほうが明らかに高かった。

 なお英語教材は、読み聞かせなどで母親がかかわる機会が多い。そこで母親の英語力や教材をどう活用しているかなど、背景も解析に加えた。

「興味深いことに、母親の発音がそれほどよくない子どもでもLとRを聞き分けられていて、発音のよい母親を持つ子と変わりませんでした」(佐藤教授)

 一方で、母親が教材の絵本を読み聞かせながら出てくる単語を示したり、単語を子に繰り返させたりして工夫をしている場合では、子の聞き取り能力の高さが際立っていた。

「母親と対話しながら教材を活用したほうが効果的だということが示唆されました」(同)

 3歳時点の英語能力の調査では、0歳から教材を始めた子のほうが明らかに発音はよく、語彙力(単語数)や単語を反復する力も優れていた。教材に出てきた単語だけでなく、未知の単語もスラスラと繰り返すことができていたという。

 また、日本語の語彙力には差がなく、0歳から教材を始めたことによる悪影響は見られなかった。佐藤教授は言う。

「むしろ英語教材をやってきた子は、聞いた日本語を繰り返す力も伸びていることがわかりました。教材をやることで、音を聞き分けたり反復したりする作業記憶力が伸びて、日本語の反復力も向上した可能性があります」


2017.8.3  アエラから転載






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2017年05月18日

田園調布「お受験の名門塾」が大事にすること

田園調布「お受験の名門塾」が大事にすること

知る人ぞ知る田園調布の「名門塾」。その個性的な指導方針とは?

 世の中には、特に大人が教えなくても熱心に勉強に取り組み、運動ができる子どもがいます。一方で、大人がどんなにしかっても宿題をしないし、鉄棒や跳び箱をなかなかできるようにならない子どももいます。


 さらに、大人でもなかなか仕事を覚えられない新入社員もいれば、自分で仕事を見つけてどんどん成長していく新入社員もいる。これらの違いは、どこから来るのでしょう。



■目標に向かって伸びていく卒業生たち

 筆者は田園調布で、「つくし会」という幼児教室を25年間運営してきました。つくし会は、受験のためのお勉強ばかりをしている塾ではありません。3歳から6歳まで1クラス6人という少人数制で、勉強だけでなく、運動や生活習慣までを広く教える教室です。毎回のように近くの公園に行ってランニングをしたり、時にはみんなで夕飯を食べたりして過ごします。

 このように勉強一辺倒ではないのですが、最難関といわれる慶應義塾幼稚舎、早稲田、学習院、聖心、青山学院など毎年合格者を出してきました。その志望校合格率は98%です。筆者としてうれしいのは、そのことだけではありません。その後成長して、社会人になった卒業生たちが、医師、アナウンサー、銀行員などそれぞれ望んだ仕事に就き、目標に向かって懸命に働いています。

 今でも多くの卒業生から連絡があり、ありがたいことに、つくし会での経験が現在に役立っていると言っていただくことがよくあります。

 つくし会で筆者が大事にしてきたことは、一言で言うなら、「すてきな大人になるための下地づくり」。はたからは少し厳しく見えるかもしれませんが、子どもをのびのびと過ごさせるだけでなく、ある程度、大人からの働きかけが必要ではないかと考えています。

 どうすれば子どもたちが、自分の力で道を切り開いていけるようになるか。今回の記事では、筆者がこれまでにやってきた取り組みの一部についてご紹介させていただければと思います。


教室にはいすがない

 つくし会の教室に入ると、そこには小学生が使う机が6脚並んでいます。いすはなく、机だけです。そして、黒板やホワイトボードもない。一目見ただけでは、ここが塾だとはわからないかもしれません。

 子どもたちは通常、週に2日ここに通い、5時間勉強します。5時間の内訳は、外に出て走ったり体操をして体を動かすのが2時間半、食事の時間が30分、机に向かっての勉強が2時間。まず普通の塾と違うのは、ほとんど休憩がないこと。そして子どもたちは立ったまま机に向かっているところでしょうか。

 入ったばかりの頃はしゃがみ込んだり、泣きわめいたり、つらくてじっとしていられない子どももいます。それでも、慣れてきたらどの子も2時間でも3時間でも立ちっぱなしで机に向かいます。子どもの集中力は、大人が思っている以上にすごいのですね。

 最近は筋力の低下により、まっすぐ立てない子どもが急増しているともいわれています。小学校の朝礼などでフラフラして真っすぐ立っていられないそうです。

 そして、しっかり立てない子はしっかり座れません。座っているときも猫背になり、足をブラブラさせたりして、姿勢が悪いのです。

 私自身、つくし会を始めた頃より、年々子どもたちの立つ力は衰えてきていると感じています。それでも、つくし会で週に4時間立ったまま勉強していると、しっかり足を踏みしめられるようになります。座って机に向かっていると筆圧が弱いのですが、立っているとしっかり床を踏みしめているからか、筆圧も強くなるのです。私は、自分の息子たちが家で勉強するときも、いすには座らせませんでした。

 つくし会を卒業するころには、長時間立ってもフラフラしている子はいません。体を動かしていることもあるでしょうが、年少でも3キロメートルぐらい平気で歩けるようになります。

 小学生になったらいすに座れるので、うれしくて授業中もじーっと座っているという話を聞きます。それは思わぬ副産物ですね。



■子どもはしかっていい

 つくし会のモットーは、「健全な競争」です。

 最近の幼稚園では、運動会で競走させないところもあるようですが、つくし会では、外で走っているときは競走させますし、図工でもきれいに塗れた子の絵を教室に飾っています。そして、「あの子の絵ははみ出さずにきれいに塗れているよね。あなたはどう塗りたいの?」と聞いたりします。そうすると、「僕もきれいに塗りたい」と子どもは思うのです。

 ただ、人に負けたくない気持ちより、自分なりの目標を持って頑張る気持ちを大事にしてほしいと考えています。負けたら負けたで、「今度頑張ろう」でいいのです。自分なりの目標を持てれば、どんどん上達していきます。


目上の人を敬うのは、子どもであっても当たり前のこと

 1回やってできなければ100回、100回やってできなければ100万回やればいいだけです。そうすれば、誰でもなんでもできます。

 そしてできたときは、「よく頑張ったね」と褒めれば、子どもにとって成功体験になります。むやみやたらに子どもを褒めても成長しませんし、怒ってばかりでも成長しません。

 つくし会を始めたとき、コンセプトは「自分の子に通わせたいと思う塾にしよう」でした。それは今でも変わりません。だから、塾に通ってくる子どもたちは、私の子どものように接しています。怒るときはすごく怒るし、喜ぶときは一緒に喜びます。

 たとえば、大人に「何歳?」と聞かれたら、「5歳」ではなく、「5歳です」と敬語で答えるべきでしょう。私はその場で「その答え方じゃダメでしょ」としかって、言い直してもらいます。

 ペーパーの問題を私が添削して、子どもに返すとき、黙って受け取ろうとする子どもには、「先生に直してもらったんだから、言わなきゃいけないことがあるんじゃないの?」と促します。「ありがとうございます」と言いながら、自分の足を見るぐらいに深くお辞儀をする。それができないと、ペーパーを渡しません。

 目上の人を敬うのは、子どもであっても当たり前のことです。普段は冗談を言って一緒に笑ったりしますが、上下関係はハッキリさせています。

 本当は、これは親が教えることだと思います。自分の子どもが、外で大人に向かって「5歳」と答えていたら、「大人には5歳ですと言わなきゃいけないの」と教えてあげる。それを繰り返していたら、子どもは自然と大人に対して敬語を使うようになります。

■「すてきな大人」に育てるために何十回でも繰り返す

 基本的なマナーを重視するつくし会では、「おはしの持ち方」もしっかりと指導するようにしています。

 正式な場でのはしの上げ下ろしは、意外にきちんとできる人は多くありません。「たかがおはしの持ち方で何が変わるんだ」と思うかもしれませんが、一流の世界の人たちは、会食の場でのマナーをきちんとチェックしているものです。小さなことかもしれませんが、おはしをきちんと使える子どもに育てるということは、恥をかかない大人にするということ。それも「すてきな大人」の条件です。

 つくし会では、合宿のときにみんなでお風呂に入り、食事もみんなで一緒に食べています。そのときの服の畳み方やおはしの使い方から、「いただきます」というあいさつまで指導しています。

 「もっと大きくなってから教えよう」「小さい子にそこまでしなくても」と否定的な親御さんもいらっしゃるかもしれません。しかし、私の感覚では、5歳でも遅いぐらいです。3歳からおはしをきちんと持てないと、年齢が上になるほど、矯正に時間がかかります。「三つ子の魂百まで」ということわざは正しいのだと思います。


マナーは生きていくうえでとても重要なものだ

 はしの持ち方に限らず、マナーというのは生きていくうえでとても重要なものだと思います。単純に、外でご近所の方に会ったときに、「おはようございます」とハキハキあいさつできる子になったら、うれしくありませんか?  そういうことができている子どもは、公共の場で騒いだりしませんし、わがままも言いません。小さい頃からそうした基本を身に付けてもらうためのものが、幼児教育なのです。3歳から英会話教室に通わせている親御さんもいますが、私はそれよりももっと大事なことがあると思います。

 つくし会は受験対策用の塾と明確に打ち出しているわけではありませんが、小学校受験をするお子さんも多いです。学校側が見極めているのは生活習慣やマナーといった、基本的な部分です。ペーパーテストがいいかどうかよりも、テストで使った道具をきちんと片付けられるのか、面接の先生にきちんとごあいさつできるのかを見ています。そうした部分が生きていくうえで重要になることを、学校側も経験則からわかっているのです。

 それは3歳など小さい頃から繰り返し教えておかないと、急にその場でできるようにはなりません。だから私は、できるようになるまで何十回でも何百回でも教え続けます。

 子どもですから、3歩歩いたら忘れてしまう、それが普通です。だから、大人も子どもも大変かもしれないけれど、何回も言うしかないのです。

■小学校入学前までは貴重な時間

 最近は、子どもをきちんとしかれる親が少なくなったと聞きます。しかりすぎると自己肯定感を傷つけるということもよく言われます。けれども、親は親であり、友達ではないのです。自分のことは妥協してもいいけれども、子どもはこれから成長して世の中に出ていくのです。子どもがのちのち大変な思いをしないように、親がしっかり教えていったほうが、いずれは本人のためになると思うのです。

 家庭教育を十分にしないで、学校のせいにしていても仕方がないと思います。学校は勉強を学ぶための場であり、日常的なしつけは、本当は家庭でしっかりとするべきではないでしょうか。

 子どもはいつか親の手を離れますし、小学校に入ったら一緒に過ごす時間はだんだん減っていきます。幼稚園、保育園までがいちばん一緒にいられる時間なのです。

 小学校受験はつらいと思われがちですし、実際大変な面もあると思いますが、親子が一緒にいられる大切な時間に共通の目標に向かって取り組むという醍醐味もあるはずです。

 ですから、たとえ志望校に受からなくても、それは本当に大きな問題ではないのかもしれないとも思います。すてきな小中学生、すてきな高校生、すてきな大学生、そしてすてきな大人になっていく、その下地を作ることができれば、目先の合否がすべてではないと感じるのです。



東洋経済オンラインから転載 2017.5.18

jyukennews02 at 10:55|Permalink

2017年02月17日

スポーツの習い事の選び方3つのポイントとは?



子どものころからスポーツを始めておくと、丈夫な体になり体力がつく、心肺機能が向上して風邪をひきにくくなるといった身体的効果があります。さらに、新しいことにチャレンジする行動力が身についたり、協調性が養われるといった精神的効果も期待できます。
とはいっても、スポーツにもいろいろな種類があり、どれを選べばいいのか迷うこともあるかと思います。今回は、スポーツの習い事の選び方や、人気のあるスポーツについてご紹介します。


スポーツの習い事の選び方3つのポイント

スポーツの習い事の選び方には3つのポイントがあります。

【1】子ども主体でやらせること
ひとつ目に、子ども主体で行うことが大切です。保護者の都合で無理やり習い事に通わせていると、子どもが習い事に関して保護者の顔色をうかがうようになったり、楽しめないためになかなか上達しなかったりします。習うスポーツの種目も、できるだけ子どもがやりたいと思えるものを選びましょう。


【2】さまざまなスポーツに挑戦する
ふたつ目に、さまざまなスポーツに挑戦させてあげることです。特に4~8歳のころはさまざまな運動をすることで神経が急速に発達する時期であるため、子どもが興味をもったスポーツはできるだけたくさんやらせてあげるとよいでしょう。
幼児期からひとつのスポーツだけを専門的にやった場合、その分上達は早まることが期待されますが、成長した際に伸びしろを見つけにくくなる可能性があります。専門的に行っていたひとつのスポーツで行き詰ったときに、他のスポーツの経験はきっと役に立ちますので、ぜひいろいろなスポーツに挑戦させてあげてください。


【3】信頼できるコーチにつく
3つ目に、信頼できるコーチにつくことです。子どもとの相性はもちろん、子どもたち一人ひとりの性格、モチベーション、技術レベルに合わせて適切なアプローチをしてもらえるか、子どもの可能性を伸ばしてもらえそうかを見極めましょう。


習わせてよかった!人気のスポーツ3選はコレ!

では、続いて実際に人気のあるスポーツをみてみましょう。

◆水泳
水泳のメリットは、全身運動によって体力がついたり、心肺機能が強化されて風邪を引きにくくなったりぜんそくの改善が期待されたり、ストレスの解消になったりするなどが挙げられます。また、万が一の際に水難から身を守れることも、水泳を習う利点でしょう。
必要となる費用の目安は、月謝が週1回コースで6,000円~9,000円程度、入会金が2,000円~8,000円が一般的なようです。これに加えて、水着や帽子を買う費用もかかります。

◆サッカー
サッカーの魅力は、チームプレイを通じて協調性を養ったり、コミュニケーション能力を身につけられたりする点にあります。また、ボールや相手の動きを観察して自分がどう動くべきかを瞬時に判断する力が要求されるため、判断力を鍛えられることが期待されます。
月謝の相場は1,000円~6,000円と幅広い傾向にあります。また、ユニフォームが5,000円~2万円程度かかること、場合によっては合宿費用などが別にかかる場合があることも覚えておきましょう。

◆体操教室(体操、新体操、体育教室)
体操や新体操、体育教室の習い事のメリットは、課題の演目の達成に向けて反復練習を行う中で根気強さが身につく点です。また、体の柔軟性が身につくのでケガをしにくい体づくりもできるでしょう。
そのほか、跳び箱や鉄棒、マット運動などを練習するので、学校の体育の授業で役立つことも利点として挙げられます。新体操は音楽に合わせて演技を行うため、リズム感が養われるのも期待できます。かわいらしい衣装と道具を使っての演技で、子ども自身も楽しめるでしょう。
費用の目安は、月謝が週1回、1~2時間のレッスンで5,000円~8,000円程度が一般的な相場のようです。そのほか、ユニフォーム購入費用や発表会の費用がかかることもあります。新体操の場合は道具の購入が必要な場合もあるため、それも念頭に置いておきましょう。


子どもに合ったスポーツで心身を育てよう!

スポーツは「好きこそものの上手なれ」の習い事だと言えます。子どもが楽しんで続けられることが、上達と心身の成長の秘訣です。
親子で一緒に体験教室や見学などに参加してさまざまなスポーツにふれ、お子さまに合ったスポーツの習い事を見つけてみてください。

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2017年02月13日

医学部は3人に2人 東大脳育てる公文式の“小さな成功体験”


受験シーズン真っ盛りで、2週間後には国公立大学の2次試験が迫る。トップに君臨する東大生の3人に1人が通っていたという学習塾が、計算練習や漢字の書き取りでおなじみの「KUMON」だ。全国に1万6300教室を持ち、子供に通わせている人も少なくないだろう。

「なぜ、東大生の3人に1人が公文式なのか?」(祥伝社新書)の著者、おおたとしまさ氏の調査では、東大生100人のうち34人がKUMONを経験。さらに、東大受験指導専門塾「鉄緑会」出身の東大医学部生に限ると、3人に2人! 受験の最難関を突破したエリートは、公文式で学力を磨いていたらしい。


■自力で考えてミスを修正

 公文式は、“東大脳”を養うのに効果的のようだが、その秘密は何なのか。おおた氏が言う。

「公文式は、子供のやる気をそがず、勉強に集中して取り組む姿勢を身に付けさせるシステムなのです」

 そのための仕組みのひとつがレベル設定だ。

「公文式には、どんな学年のどんな学力の子にも『ちょうどいい』レベルの教材が用意されています。少しの努力でクリアできるくらいの教材が常にあり、その繰り返しで『先に進んだ』という達成感が得られます。ひとつのプリントの中で間違えがあると、自力でやり直し、100点を取るまで次に進めないのも大きな特徴です」

 できるまで自力で考えてミスを修正し、「できた」という成功体験を積み重ねる。繰り返し学習で忍耐力を養うことが、東大合格を勝ち取る力につながるという。

「先に進める子は、どんどん上の学年のカリキュラムを先取りして進めていくことができます。東大生だと、小学生のうちに中学の範囲を終わらせる生徒がほとんどです」

 無理のない先取り学習で低年齢のうちに大学入試に向けた素地をつくっておくことができるのだ。

「プリントには、問題を解くのにかかった時間を書く欄があります。それで、子供は時間を意識するため、より速く正確に問題を解く力が身に付いていくのです」

 結果、たとえば数学のテストなら、計算問題などをスピーディーに終わらせ、残りの時間でじっくりと応用問題に取り組むことができる。

 家庭でも、子供にちょうどいいレベルの教材を選び、小さな成功体験を積み重ねるように学習させればいい。ポイントは問題を解く時間を意識させて、どこまで進んだかを分かりやすく示すことだ。そうすれば、子供はやる気をキープして自ら勉強するという。ノウハウは応用できそうだ。



日刊ゲンダイDIGITAL 2/12(日)

jyukennews02 at 02:38|Permalink

2017年02月10日

習い事が人生に影響 「音楽教室で頭が良くなる」本当か?


日本音楽著作権協会(JASRAC)が、子供の情操教育にもいいピアノ教室などから著作権料を徴収する方針を固めた。最初は料金を徴収しやすいヤマハや河合楽器の音楽教室が標的となり、受講料収入の2.5%とされる著作権料は回り回って親の負担になる。

 そんな折、慶応大学とヤマハ音楽振興会が興味深い調査結果を公表している。幼児期や児童期に音楽系の“習い事”を経験した者は、大人になってからの幸福度や生活満足度が未経験者より高いというのだ。その因果関係に関してはまだハッキリしたことは分かっていないが、音楽経験者は「信頼関係構築力」「コミュニケーション力」が他よりも勝るという傾向があった。

 さらに注目は、音楽経験者の中学3年生時の学業成績だ。アンケート対象者の自己申告ではあるが、音楽経験者の26.5%が「上のほう」だったと回答したのに対し、未経験者のそれは18.2%にとどまっている。実際、自分たちの学生の頃を思い出しても、ピアノが出来る同級生は秀才が多かったような気もする。

「この結果は“音楽演奏経験者は学業成績がいい”という可能性を示唆するものということができます」(慶応大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科・前野隆司教授)

 確かに、アインシュタインは6歳からバイオリンの習い事をしていた。ちなみに、同調査では音楽教室で習い事をする以上に学業成績がいい傾向があった習い事があり、それが「テニス・ゴルフなどの球技」(サッカー・野球は含まず)と「英語教室」「バレエ・ダンス」だった。

 どれも“お坊ちゃん・お嬢ちゃん”のイメージが強いが、ヤマハ音楽教室などの月謝が高くなると、ますます庶民の子弟の学業苦手が増えていきそうだ。


2017.2.10
日刊ゲンダイ  から転載






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