自閉症・ADHD
2021年05月14日
1クラスに2~3人「自閉スペクトラム症の子ども」4つのサイン
発達障がいの代表的な症例:ADHD
注意欠如多動症のことです。年齢や発達に不釣り合いな不注意優勢に存在する(predominanrtly inattentive presentation;以下 不注意型)や多動・衝動性優勢に存在する(predominanrtly hyperactivity/impulsive presentation;以下 多動・衝動型)を特徴とする発達障がいで、日常活動や学習に支障をきたす状態をいいます。
DSM-5で表記変更があり、「存在する」という表現になりました。不注意型は、集中力が続かない、気が散りやすい、忘れっぽい等、多動型は、じっとしていることが苦手で、落ち着きがない等、衝動型は、思いついた行動について、しても良いか考える前に実行してしまう等というのが主な症状です。
ADHDといっても、不注意型が目立つタイプ、多動・衝動型が目立つタイプ、どちらもが目立つ混合型タイプの3通りに分かれます。ちなみに、多動・衝動型と一つにまとめているのは、多動型と衝動型はほとんどの場合、同時に起こるからです。
ADHDのお子さんは普段の接し方で症状が軽くなったり、深刻になったりします。接し方を描いたテキストとしておすすめなのは、元奈良教育大学特別支援教育研究センター長の岩坂英巳氏が監修した『ほめかた絵本』です。NPO法人、自立支援センターいかるがの郷のホームページ(英文はダウンロード可)などから購入できますので、参考にしてみてください。
発達障がいの代表的な症例:自閉スペクトラム症
自閉スペクトラム症とは、以前の広汎性発達障がいのことです。
広汎性発達障がいは、自閉症(社会性を身につけることが困難である、言葉の発達の遅れや独り言が多いなどのコミュニケーション能力の障がい、興味の範囲が狭いなどの特徴がある)、アスペルガー症候群(自閉症と症状は似ているが言葉の発達の遅れといったコミュニケーション能力の障がいはない場合)を中心に、チック(ある一部の筋肉を、突発的に、目的なく無自覚に動かしたり、突発的な発声をしたりする)などを含むものの総称として使われていました。
自閉症はリンゴの芯にあたり、アスペルガー障がいは、いわばリンゴの実のあたりにあるものを、一つのリンゴとして一括して広汎性発達障がいと呼んでいたわけです。今回、DSM-5によってリンゴ全体の名称が、自閉スペクトラム症に変わったということです。
平成24年度の厚生労働省の障害者総合福祉推進事業として発表された「発達障害児者支援とアセスメントに関するガイドライン」によると、自閉スペクトラム症の有病率は、おおよそ1~2%、100人に1人か2人の割合で、また2008年に発表された「広汎性発達障害の疫学に関する文献的研究 自閉症を中心に」(加我牧子・藤田英樹・矢田部清美・稲垣真澄、精神保健研究)によると、男児に多い傾向にあるといいます。
一クラスに2~3人も…自閉スペクトラム症の特徴は?
最近では、学校の一クラスに2~3人はいると考えられています。特徴としては次の4つが挙げられます。
・対人関係が薄い、共感性が乏しい、視線が合いにくいなど、人との相互交渉が苦手である。
・話し言葉でのやり取りが特に苦手で会話が成立しない時がある。
・未来の見通しを立てて行動したり、応用が利かなかったりと想像して行動することが不得意。
・一つのことにこだわりを持ち、関心の幅が狭い(IQテストなどで、項目ごとに差が出やすい、いわゆる発達が凹凸のタイプ)。
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鈴木 直光
筑波こどものこころクリニック院長・小児科医
小児神経学会認定医博士(医学)






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2020年05月09日
もし「ADHD」を疑ったら…まずはセルフチェックを
自分の子どもが他の子どもと比べてじっとしていられなかったり、危険なことに対して注意できなかったりすると、「もしかしてうちの子、ADHDなのでは?」と心配になってしまう保護者もいるでしょう。
そのままでは、保護者もストレスがたまってしまいます。気になる場合は医療機関に相談するのが一番良いのですが、その前にセルフチェックをしてみてはいかがでしょうか。子どもの行動傾向について、あらためて発見することがあるかもしれません。ここでは、ADHDの特徴や原因、セルフチェックの方法などについて詳しくご紹介します。
ADHDは多動性と衝動性、不注意の3つの症状を特徴とする、発達障害の1つです。学齢期の子どもの3~7%が発症すると言われています。ADHDの子どもは家庭や学校生活でさまざまな困難が発生します。また見た目にはわかりにくいため、周囲の正しい理解が重要となります。それでは、ADHDの概要や原因、メカニズムなどについて詳しくみていきましょう。
ADHDが医学的に注目を集めるようになったのは、1902年に、ロンドン・キングスカレッジ病院のジョージ・スティル医師の症例報告からだと言われています。その時発表された症例は現在のADHDと大きく変わらないものですが、スティル病、MBD(微細脳機能障害、微細脳損傷)など使用する病名が時代によって変化し、1980年代以降に現在のADHDと呼ばれるようになりました。
ADHDの症状は、大きく分けて多動性と衝動性、不注意に分類されます。それぞれの傾向を紹介していきます。
(1)多動性
他の子どもが座ってじっとしているような場面で座っていられなかったり、手足をそわそわ動かしたりします。また、急になにかに駆り立てられるように活動し始めることも特徴です。
(2)衝動性
自分の欲求を抑えられず、順番が回ってくるまで待てなかったり、質問の内容を最後まで聞かずに答えてしまったりします。また、他の子どもの遊びや勉強などのじゃまをしたり、行動をさえぎったりすることも特徴です。
(3)不注意
活動中に注意を継続することが難しかったり、やるべきことを頻繁に忘れたりします。また、集中が必要な課題を避けたり、与えられた役割を最後までやり遂げなかったりすることも特徴です。
どんな子どもでも、多かれ少なかれ似たような行動をすることはあると思います。ただ、上記のような気になる傾向が6ヵ月以上続いた場合は医療機関などに相談してみましょう。次に、ADHDとよく一緒にテレビや雑誌に取りあげられる、発達障害やアスペルガー症候群(AS)を紹介します。これらの症状は混同されがちなため、違いを確認しておきましょう。
ADHDとアスペルガー症候群は、どちらも発達障害の1つです。発達障害は分類の名称ではなく、ADHDやアスペルガー症候群、自閉症、突発的な発声や運動をくり返すチック障害、吃音(きつおん)などをすべて含めて発達障害といいます。発達障害の共通点は、脳の一部の機能に障害があることです。アスペルガー症候群は、ASD(自閉スペクトラム症)の1つに分類されます。ASDには、「対人関係の障害」、「興味と活動のパターン化」、「コミュニケーションの問題」という3つの特徴があります。このなかでも、アスペルガー症候群では「対人関係の障害」と「興味と活動のパターン化」がみられます。また、自閉症とは違い、言語発達の遅れがなく、知的発達の遅れがみられる人もほぼいないとされています。ADHDとは違い、多動性や衝動性などはみられません。ただし、ADHDとアスペルガー症候群は併発することがあります。その場合、それぞれの障害の特徴が重なりあうこともあるようです。
ADHDの児童の数は、増加の一途をたどっています。厚生労働省発行の「社会的養育の推進に向けて」によると、児童養護施設におけるADHDの児童の数は平成20年には791人、平成25年には1,384人と発表されています。つまり1.7倍も増加していることがわかりました。このように、ADHDの子どもの存在は決して珍しくないことがわかります。
ADHDの発症する原因については、詳しくはわかっていません。遺伝説や脳の機能障害説、環境的要因説などありますが、どのようにしてADHDの発症に至るのかは不明です。いくつかの説のうち、保護者が気になるのは遺伝説ではないでしょうか。ADHDは研究段階なため、遺伝説が正しいかどうかもわかりません。そのため、仮に自分がADHDであり、子どももADHDであっても、自分を責める必要はないのです。
原因がハッキリしていないように、ADHDを完治させる方法も現時点では見つかっておりません。ただ、薬での治療、環境への介入、行動への介入という3つの方法を組み合わせることで、ADHDの症状を抑えることができます。適切に対応すれば、ADHDの傾向がある子どもでも自分らしく生きていける方法がきっと見つかることでしょう。
子どもの行動について長期間気になることがある場合、セルフチェックをしてみることをおすすめします。以下は、文部科学省が平成11年7月の「学習障害児に対する指導について(報告)」などで示した、ADHDの判断基準です。該当する項目が多ければ多いほど、ADHDの傾向があると言えそうです。
ADHD(注意欠陥/多動性障害)
以下の基準に該当する場合は,教育的,心理学的,医学的な観点からの詳細な調査が必要である。
A.以下の「不注意」「多動性」「衝動性」に関する設問に該当する項目が多く,少なくとも,その状態が 6 カ月以上続いている。
○ 不注意
・ 学校での勉強で,細かいところまで注意を払わなかったり,不注意な間違いをしたりする。
・ 課題や遊びの活動で注意を集中し続けることが難しい。
・ 面と向かって話しかけられているのに,聞いていないようにみえる。
・ 指示に従えず,また仕事を最後までやり遂げない。
・ 学習などの課題や活動を順序立てて行うことが難しい。
・ 気持ちを集中させて努力し続けなければならない課題を避ける。
・ 学習などの課題や活動に必要な物をなくしてしまう。
・ 気が散りやすい。
・ 日々の活動で忘れっぽい。
○ 多動性
・ 手足をそわそわ動かしたり,着席していてもじもじしたりする。
・ 授業中や座っているべき時に席を離れてしまう。
・ きちんとしていなければならない時に,過度に走り回ったりよじ登ったりする。
・ 遊びや余暇活動におとなしく参加することが難しい。
・ じっとしていない。または何かに駆り立てられるように活動する。
・ 過度にしゃべる。
○ 衝動性
・ 質問が終わらないうちに出し抜けに答えてしまう。
・ 順番を待つのが難しい。
・ 他の人がしていることをさえぎったり,じゃましたりする。
B.「不注意」「多動性」「衝動性」のうちのいくつかが 7 歳以前に存在し,社会生活や学校生活を営む上で支障がある。
C.著しい不適応が学校や家庭などの複数の場面で認められる。
D.知的障害(軽度を除く),自閉症などが認められない。
ADHDは診断が難しく、症状も個人によって様々です。よって、セルフチェックのみで自己判断することは禁物です。セルフチェックを確認し、ADHDの傾向があるのではないかと感じた場合は、専門家に相談することを考えてみましょう。
子どもがADHDだとわかった場合、自分の育て方やしつけが間違っていたのでは?と悩む保護者も多いと思われます。子どものADHDは、しつけや育て方が原因ではないので、自分を責めないようにしましょう。しかし、子どもの症状や学校でのトラブルなどにどうしても悩んでしまうという保護者もいます。ひとりで悩まずに、全国各地にある発達障害者支援センターや家族、友だちなど身近な人に早めに相談し、必要に応じて力を借りることが大切です。
また、ADHDは薬による治療を受けつつ、子どもと適切に向き合うことによって問題を解決に導ける可能性があります。その方法をご紹介します。
・薬での治療
ADHDの症状である多動性と衝動性、不注意を軽減できる可能性があるメチルフェニデートという薬を使います。また、新たにアトモキセチンという薬も処方可能になりました。いずれも、ADHDの治療を行う医療機関でしか処方できません。まずは、近くの小児科に相談して、ADHDの治療を行っている医療機関を紹介してもらいましょう。
・ADHDの子どもとの向き合い方
ADHDの多動性を無理に抑えることは、良い結果を生まないと考えられています。まずは、子どもが集中しやすい環境をつくりましょう。たとえば、教室での机の位置を変えたり、展示物を工夫したりします。また、授業時間が長いために子どもの集中力がもたないと考えられる場合には、集中力を維持できると考えられる短時間で細かく区切ることも有効とされています。また、子どもが好ましい行動をとった時にはごほうびを与え、好ましくない行動の時にはごほうびを与えないことで、好ましい行動が増える可能性があります。大切なことは、自分で多動性や衝動性などを抑えられた時に、しっかりとほめてあげることです。
またADHDの症状をうまくコントロールすることができるようになれば、思いもよらない才能が開花する場合があります。実際、世界中の芸能人や文化人の中にもADHDを公表している方々がたくさんいます。黒柳徹子さんはADHDに加え、読書障害や計算障害であることをカミングアウトしていますが、現在司会やエッセイスト、平和運動家など多方面で活躍されています。本人の努力、もしくは周囲の手助けがあれば、ADHDの多動性や衝動性も本人の強みとなってくれるのかもしれません。
ADHDは、年齢と共に起こり得る問題が変わっていくため、その時に合わせた対応が重要です。無理に衝動性や多動性を抑え込むのではなく、学校や家族と協力して、子どもが暮らしやすい環境を整えてあげてください。また、ひとりで悩むことは大きなストレスになります。早い段階で専門機関や身近な人の力を借りつつ対応していきましょう。
プロフィール
監修:岩波 明 (いわなみ あきら)
1959年神奈川県生まれ。1985年、東京大学医学部医学科卒。医学博士、精神保健指定医。都立松沢病院、東京大学附属病院精神科、埼玉医科大学精神科などを経て、2012年より昭和大学医学部精神医学講座主任教授に。2015年より昭和大学附属烏山病院院長を兼任し、ADHD専門外来を担当。精神疾患の認知機能、司法精神医療、発達障害の臨床研究などを主な研究分野としている。『心の病が職場を潰す』(新潮新書)、『大人のADHD もっとも身近な発達障害』(ちくま新書)、『発達障害』(文春新書)など、著書多数。
※この記事は「ベネッセ教育情報サイト」で過去に公開されたものです。
ベネッセ教育サイト 2020.5.9 転載
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2019年02月09日
物をなくす、努力が続かない…注意欠如・多動症(ADHD)か? 厳しく叱ると「無気力」「反抗」に
《小学2年生男子のBくんは、じっとしていることがとても苦手です。授業中も姿勢が定まらず、椅子を前後に揺らしたりキョロキョロと周りを見たりして落ち着きません。ときどき席から立ちあがり、教室の後ろに歩き出そうとして先生に注意されます。先生が説明しているときも、何かを思いつくとすぐに口を挟みます。工作の時間などに、説明を最後まで聞かずに作業を始めてしまうため、やり方を間違えてしまうことが頻繁にあります。》
《中学1年生女子のCさんは、性格は明るくて友だちも多いのですが,忘れ物が多いのが悩みの種です。宿題や提出物を忘れてしまうことがしばしばあります。小学生のときは担任の先生が保護者と連絡をとってくれたのですが、中学校に入ると教科ごとに担当の先生が違うため、自分で管理しなければならなくなりました。すると、忘れ物がとても多くなったのです。忘れないようにメモを書くようにと助言されたのですが、メモもなくしてしまいます。何かに集中して取り組むことも苦手で、勉強や作業をしていても数分で気が散ってしまい、最後までやりとげることがなかなかできません。》
BくんやCさんのような特徴を示す子どもは、けっして珍しくないと感じる読者もいるかもしれません。たしかに大人に比べて子どもは落ち着きがなく、気が散りやすいものです。でも、小学校に入学して間もない時期には落ち着きがなくても、2年生になると多くの子どもは、ある程度落ち着いて授業に集中できるようになります。中学生ともなると、忘れ物をせずにすむ方法を自分なりに身につけ、勉強や作業にもある程度は集中できるようになっています。
そのような中で、落ち着きのない状態や物事に集中できない状態が、他の子どもたちより長く続く子どもが一部に存在します。これらの状態は、「注意欠如・多動症(ADHD)」の可能性があります。
ADHDは神経発達症の一種で、「多動性・衝動性」と「不注意」のどちらか、あるいは両方の特徴が、遅くとも12歳までに気づかれるようになり、そのために家庭生活や学校生活の中で、さまざまな支障をきたすときに診断されます。
多動性とは、「手足をそわそわ、もじもじさせる」「着席すべき場面で離席しやすい」「不適切に走り回る」「静かに遊べない」「じっとしていない」「しゃべり過ぎる」などを指します。衝動性とは、「質問が終わる前に答える」「順番を待つのが困難」「よけいな口出しをして邪魔する」などを指します。不注意とは、「不注意な間違いが多い」「注意の持続が困難」「話を聞いていない」「完遂できない」「順序立てることが困難」「努力を続けられない」「物をよくなくす」「気が散りやすい」「約束などを忘れやすい」などを指します。
Bくんのように多動性・衝動性が目立つタイプと、Cさんのように不注意が目立つタイプ、そして多動性・衝動性,不注意のすべてが目立つタイプに大別されます。多動性・衝動性が目立つ場合、幼児期から集団生活の中で問題となることが多いため、遅くとも小学校中学年までには診断され、対応策がとられることが多くなります。一方、不注意の特徴が中心で多動性・衝動性が目立たない場合、ADHDの可能性に気づかれることが遅くなる傾向があります。
虐待など不適切な養育環境で育った子どもや、何か悩み事がある子どもの中にも、やるべきことが手につかず、集中できなくなるケースがあり、ADHDと区別が難しいことがあります。したがってADHDの診断では、養育環境の問題の有無や生活上の悩み事の有無についても十分に考慮した上で、慎重に行う必要があります。
《Bくんは、座席を最前列にしてもらい、授業中に気が散らないよう、黒板のまわりに余計な掲示物を貼らないなどの配慮をしてもらいました。また、多少落ち着きがなくても大目に見てもらい、質問に答えさせたり、何か作業をさせたりすることで自然に着席していられるよう工夫をしてもらいました。》
《Cさんの場合、担任と保護者が連絡ノートを作り、絶対に忘れては困る連絡事項や提出物についてはそこに確実に書き込み、カバンに入れるところまでしっかり確かめるようにしたところ、忘れ物をある程度減らすことができました。》
ADHDの多動性・衝動性、不注意は、成人期までにある程度は改善しますが、多くの場合、その後も多少は残ります。したがって、子どものうちにこれらの特徴を「完全になくそう」として厳しく注意や叱責を繰り返すと、反抗的な態度が強くなったり、自信をなくして無気力になったりと、二次的な問題が出やすくなります。
本人の努力を求める前に、生活環境の工夫によってトラブルを起きにくくすることが重要です。6歳以上で、生活環境の工夫だけでは改善しない場合は、薬物療法を行うこともあります。
学校教育では、通級指導教室など少人数でじっくり学習などに取り組める場が用意されています。大人数の授業ではどうしても集中できない場合は、そのような場を活用して、本人が自信をなくすのを防ぎ、得意なことを伸ばしていくのも大切です。
ヨミドクター から転載
2019.2.9
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2019年02月04日
10人に1人がADHD? 発達障害児が急増しているワケ
ADHDやASDなどの発達障害の子どもたちを持つ家庭は、子育てに苦労することが少なくありません。将来、彼らが社会に貢献できる人物となるには、幼少期から適切な教育をすることが重要になります。本記事では、ADHDの子どもの将来のために、家庭で実践できる教育法について見ていきます。

発達障害とされる子どもはどれくらいの割合で存在するのか見ていきましょう。ASDは1000人に5人程度で男子に多いとされますが、近年の研究では、出現頻度が全体の1%弱という報告もあります。
ADHDについては、児童期には全体の5~10%程度という見解が一般的です。男女比としては、2対1から9対1とするものまで、さまざまですが、総じて男子の割合が多いです。この男女比の偏りについて、女子は注意欠陥の優勢なタイプが多いので、顕在化しにくいために割合が少なくなっているのではないかともいわれています。小児のADHDのうち、60~80%程度が、成人期のADHDに移行するという報告がされています。
LDについては、2012年の文部科学省の調査によれば、学習面で著しい困難を抱える生徒は4.5%と報告されています。文部科学省が2012年に発表した調査結果によると、全国の公立小・中学校の通常学級に在籍する児童生徒のうち、発達障害の可能性があるとされた小中学生は6.5%にのぼるとされています。この数字は、医師による診断ではなく、小中学校の教師の判断によるものですが、この結果に基づいて試算すると、何らかの発達障害の可能性のある生徒は、30人学級に約2名いるという計算になります。
通級による指導を受けている児童生徒数の推移を見てみると、この十数年の間に発達障害の子どもの数が大幅に増加していることがわかります(図表1)。平成18年と平成25年の人数を比較してみると、自閉症は約3.1倍、注意欠陥多動性障害は約6.3倍、学習障害は約8倍に増えています。
[図表1]通級による指導を受けている児童生徒数の推移
発達障害とされる人が急増しているのは、日本に限ったことではありません。アメリカの疾病対策予防センター(Centers for Disease Control and Prevention)の調査によると、2000年から2010年までの10年間に、アメリカにおける広汎性発達障害の有病率は約2倍に増えたと報告されています。また、ADHDの有病率については、2003年から2011年の8年間で約1.5倍に増えています。
なぜこれほど、発達障害とされる子どもが増えているのでしょうか。
ひとつには、発達障害の診断基準が変更されたことで、該当する子どもの割合が増えたことが挙げられます。かつては、広汎性発達障害という上位概念のもとに、自閉症、アスペルガー症候群、特定不能の広汎性発達障害などの下位分類が存在していました。しかし、DSM‒5以降、症状の軽い状態から重度の状態までをスペクトラム(連続性)としてとらえる ASDという概念に統一されたために、該当する人の割合が増えたと考えられます。
しかし、それ以上に大きな要因としては、発達障害が多くの人に認識されるようになったことが挙げられます。
日本の場合は、2005年に発達障害者支援法が施行されたことにより、医療関係者のみならず、保健・福祉の関係者や教育関係者に発達障害が広く知られるようになりました。保育士や幼稚園教諭、小学校の教員などの間に発達障害の知識が広まると、かつては「わんぱくな子」「落ち着きのない子」などとされてきたような子どもたちが、発達障害なのではないかといわれるようになったのです。保護者に対して「発達障害の可能性があるので病院を受診してみてはどうか」と勧める先生も増えました。
また、発達障害に関する書籍も格段に増え、インターネット上にも情報が溢れているので、保護者が自分の子どもは周囲の子どもたちとどこか違うと感じたときに、情報にアクセスしやすくなったことも関係しているでしょう。
ためしに検索エンジンで「発達障害」と入力して検索してみると、発達障害のチェックテストや病院検索の機能を含む広告が、目に付くところに表示されます。自分の子どもに育てにくさを感じていて、チェックテストをしてみたら発達障害の可能性が高いとなれば、病院へ診察を受けに連れて行ってみようと考えるのが自然な流れではないでしょうか。
発達障害の疑いがある子どもの受診率が上がれば、今まで見落とされていた子どもが、発達障害の診断を受けることになります。したがって、発達障害とされる子どもの数が増えるというわけです。
これ以外に日本特有の要因として、社会の許容範囲が狭くなったということも挙げられます。以前の日本であれば、「活発でやんちゃな子」「突拍子もないことをするわんぱくな子」などと受け止められて、とくに問題にされなかったような子も、今の日本ではおとなしくお利口に振る舞うことを求められます。おとなしくできなければADHDなのではな
いか、などと疑いの目を向けられてしまうのです。
かつての日本には「童技(わらべわざ)」という知恵がありました。元服して大人になるまでの童の間は大人が思いもよらないようなことをするけれど、童でなくなる頃には落ち着くから放っておきなさい、というものです。このように、子どもに対して社会がおおらかだった時代に比べ、今の日本社会は発達障害の子どもにとって生きづらいのです。
発達障害の特性を備えていたとしても、社会で生きていくうえで困りごとがなければ、それは「個性」であって「障害」とはされません。発達障害とされる子どもが増えている背景には、子どもをとりまく環境の変化が深く関わっているのです。
大坪 信之
株式会社コペル 代表取締役
幻冬舎オンラインから転載
2019.2.4
から転載
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2017年01月20日
「うちの子ADHD?」親がとるべき6つの対応法
ADHDなど発達障害の子が増えていると聞いて、「うちの子も?」と気になっている方がいるのではないでしょうか?『AERA with Kids 冬号』(朝日新聞出版)で、子どもの発達障害に長く取り組んでいる東京家政大学の宮島祐先生に、具体的な親の接し方などについて聞きました。
* * *
昨今よく耳にするようになった「発達障害」。ADHD(注意欠如[欠陥]・多動症)もそのひとつです。そのほか、学習障害(LD)、自閉スペクトラム症(ASD)などがあります。ただし、これらの分類は医学界の診断名も、分類の仕方も、言葉の使い方も含めて混沌(こんとん)としていて、専門医でないとうまく整理できないのが現状です。
宮島先生も、「病名として分類はされていますが、ADHDの特性に、こだわりが強い、コミュニケーションが苦手といったASDの特性が併存しているなど、いろいろな症状が混在していて病名できれいに分けることはできないのが実際です。今はインターネットなどですぐに病名を調べることができますが、チェックした結果をうのみにするのはやめましょう」と注意を促します。
とくに就学前後の子どもたちは、幼児期特有の落ち着きのなさ、目の前のことに夢中になってやることを忘れてしまう、多少のかんしゃくといったことが多くの子に見られます。そのような診断がつきにくい子どもは、「グレーゾーン」ではなく、「パステルゾーン」の時期と考えるべきだ、と宮島先生。「『うちの子はきっとそう!』とネガティブに決めつけて、不安を募らせるのではなく、『いろいろな色が隠れている』とポジティブにとらえてみましょう」とアドバイスします。
とはいえ、集団に溶け込めていないのに「うちの子は勉強もできるし、頭もいいからADHDじゃない」と決めつけてしまうのもまた問題です。それを防ぐには、子どもの行動の問題に「あれ?」と気づく感覚が大切です。
もしも「指示に従うのが苦手」「忘れ物がやたらと多い」「気が散りやすい」など、「あれ?」と感じる行動や症状が見られたら、そう思ったところを一度整理して、書き出してみるのもいいでしょう。それは、専門医に相談するときの指標になります。
たとえ、子どもがADHDの特性を持つ子であっても、大きな心配や子育てへの不安を感じることはありません。「そのような個性を持った子」と考え、子どもが自分の特徴に自信をもてるよう、接し方や対応を変えていけば大丈夫です。
そのためにまず親が心しておきたいことは、ADHDの子どもたちによく見られる行動は、生まれもった性質によるものだということです。本人は決して意図的にやっているわけではなく、親御さんのしつけの問題でもありません。それを知らないと「困った行動を直さなければ」となり、「何度言ったらわかるの!」と厳しい注意を繰り返したり、ときに叩いてわからせようとしたりしてしまいがちです。
「いちばんの問題は、自分の特徴を否定され続けることで子ども自身が傷つき、自分への自尊心を失ってしまうことです。それを避けるためにも、やはり早期発見が大事。低学年までの間にADHDの可能性に気づいて早期に対応することで、子どもも明るく成長していきますし、親も楽しく子育てできるようになります」(宮島先生)
では日々の生活では、親は子どもにどう対応していけばよいのでしょうか?
宮島先生がアドバイスするのは、以下の6つの対応法です。
「わが子の行動特性に合わせて前もって約束を決め、守れたらほめるを積み重ねていけば、子どもの側もどう行動すればよいのかがわかります。発達障害をなおすという視点ではなく、社会の中で生きやすくしてやることをいちばんに考えていくことが最大のポイントです」(宮島先生)
(1)「こだわり」をよい方向に活用してパターン化させる
「一度覚えたら忘れない」という“こだわり特性”を生かし、やるべきことをパターン化
(2)前もって約束を決める、変更点を予告しておく
新しい場所、変化や突然の変更が苦手な子には前もって予告し、とる行動を約束しておく
(3)否定や命令の言葉でなく、肯定的な言葉で伝える
「走るな」ではなく「歩こうね」のように、指示や注意をする際は肯定的な言葉で伝える
(4)指をさす、手本やメモを見せるなど視覚化して伝える
してほしいこと、やらせたいことは、文字や絵、写真を使って「見えるかたち」で伝える
(5)行動・場所・時間など、手順はひとつずつ、わかりやすく伝える
複数の指示を一度に出されるのは苦手。指示は手順に沿ってひとつずつ区切って伝える
(6)叱るときは個別に、ほめるときはみんなの前で
友だちと一緒なら、叱るときは別の場所に連れ出して叱り、ほめるときはみんなの前で!
※『AERA with Kids 冬号』より抜粋
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2016年05月17日
理解が追いつかない「発達障害」と生きる 医師も親も迷っている
2005年に「発達障害者支援法」が施行され、丸11年が経過した。今年は法改正の動きもある。だが、「発達障害」という言葉だけが先行し、困難さを伴う日常への理解と支援の手が追いついていない。(ライター・古川雅子)
「うちの子、なんかおかしい?」
小学5年生の長女がいる母親は、長女が幼児の頃にそう気づいてから診断がつくまで、気が遠くなるような時間を過ごした。
ベビー講座でよその子が母親のひざの上で手遊びしていても、長女はハイハイで脱走。歩き始めてからは、店で商品を取ろうと一瞬手を放すと、あっという間に消えていなくなった。自宅ではカーテンをレールごと引きちぎり、ふすまに穴を開け……。歯みがきをさせるだけで、この世の終わりのように泣き叫んだ。
「いつも、ご近所から虐待を疑われ通報されるんじゃないかとびくびく生活していました」
3歳半健診の時に相談した保健師は、「聞かれたことには答えられるし、子どもはこんなもの」と取り合わなかった。
たまたま別の地区に引っ越して、巡回の保健師に状況を話すと、すぐに病院につなげてくれた。長女は「自閉症スペクトラム」と診断された。
「ショックはあったけれど、診断がついてほっとした部分もありました。私の育て方の問題じゃなかったんだと」
自閉症は知的に遅れのない場合、より発見されにくい。
「最初の保健師さんは、スパンッと切るのじゃなく、いつでも連絡できる窓口などの情報を教えてほしかったと思います」
●広範な診断名一括りに
自閉症はいま「発達障害」の一つに括られている。発達障害と総称される診断名や症状の範囲は、ことのほか広い。2005年に施行された「発達障害者支援法」では、「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害、その他これに類する脳機能の障害であって、その症状が通常低年齢において発現するもの」と定義された。最近は言葉を円滑に話せないチック障害の一部や吃音(きつおん)なども、発達障害に括られている。
だが、発達障害という言葉の「共通の理解」は無きに等しい。自閉症やアスペルガー症候群など「自閉症スペクトラム障害」は、円滑なコミュニケーションが難しいことなどが特徴だが、おしゃべりな子がいたり、知的レベルが人並み、あるいはそれ以上の場合もあることは知らない人もいる。聞きかじりで「学習障害」のみを思い浮かべたり、「注意欠陥・多動性障害」(ADHD)に見られる片付けの苦手さ、立ち歩きなどの特徴を連想したりする人も少なくない。
これほど違うのに、なぜ新たに「発達障害」という名称でこれらをひと括りにするのか? ひと括りにすることで個々の障害の境界がぼやけ、誤解や混乱も生んだという指摘もある。日詰正文・厚生労働省発達障害対策専門官は、こう解説した。
「普通の育児ではうまくいかず親が困っていたり、本人がみんなと同じようにやっているのにうまくいかず困っていたり。そんな当事者たちの困り事に対する適切な対応の『コツ』が、世界中の学者や支援者が開発したノウハウから日々わかってきています。さまざまなコツが発達障害というキーワードで見つかりますよ、コツを知れば今よりも楽になるかもしれないですよ。そんなメッセージを発信するために発達障害というゆるやかなゾーンが設けられたのです」
日詰さんは、「メタボリックシンドローム(メタボ)」同様、意識喚起の用語なのだと付け加えた。もっとも、メタボと発達障害とでは大きな違いがある。メタボは内臓脂肪を減らすことにより解消できる。それに対し、発達障害は、脳機能の発達が関係する生まれつきの障害であり、根本的に治るものではない。
●話しかけに一切無視
発達の過程で明らかになるため、生まれてすぐに診断できるわけではない。問診や行動観察などから診断するが、判定が難しい。グレーゾーンが多く、専門家であっても判断がつきにくいのが発達障害の難しいところだ。
乳幼児健診などで発達障害の可能性がある子を拾い上げるスクリーニングも全国の自治体で実施されているが、発見できる割合は自治体ごとにバラツキがある。保健師らの勘や経験のみに頼っている現場もある。
都内在住の母親は、話しかけても、何を働きかけても一切無視する長男にどう接していいのか、悶々と悩む日々が続いていた。心配して長男が3歳の頃に受診した最初の病院では、診断がつかず様子見となった。
「お母さん、子どもにちゃんと関わってあげている?」
という医師の言葉に、「私のせい?」と自分を責めた。
次に訪れた総合病院では、児童精神科医から前置きもなく「自閉症」と診断名だけ告げられた。先の見通しを聞いても、
「ここでお話しできることは何もありません。あとはソーシャルワーカーのところで」
と突き放されるだけだった。
●視線で自閉症見分ける
先端の研究では、科学的に9割程度の精度で見分けられる健診法も開発されている。浜松医科大学子どものこころの発達研究センターなどを中心とする研究チームが赤ちゃんの「視線」探索で自閉症児を見分ける装置を開発。自閉症児に見られる視線を合わせない症状や社会性の障害に着目した。乳幼児健診などでの活用を目指している。
早期発見・早期診断は、世界の潮流になりつつある。根本的な治療はないものの、「適切な対応」で、社会生活上の困難は軽減できると考えられている。
埼玉県戸田市にあるなかじまクリニックを訪ねると、5歳10カ月のケンタくん(仮名)は、会話のトレーニングを受けていた。母親と月に1度通う。発達障害の療育経験が豊富な小児科医の平岩幹男さん(65)が新幹線のおもちゃを差し出すと、ケンタくんは、「ありがと」と受け取った。平岩さんの「できたね! タッチ!」の掛け声で、ケンタくんはすかさずパチンッとハイタッチをかわした。
「じゃあ、こんどは新幹線を二つください」
「どうじょ」
「やった! できたね!」
ここで再びハイタッチ。
ケンタくんは1歳半健診で発達の心配があると指摘され、2歳で自閉症スペクトラムと診断された。病院の言語療法や地域のクリニックでの運動・生活指導、自治体主催の親子教室などを渡り歩いてきたが、5歳になるまで一切言葉を発しなかった。母親は当時を振り返る。
「この子とは一生コミュニケーションはできないのかなと、諦めていた時期もありました」
ケンタくんと平岩さんとのやり取りにも、「適切な対応」のノウハウがいくつも詰め込まれている。他にも例えば、「スモールステップ」という考え方を取り入れた対応の仕方がある。少し頑張ればできそうな目標を手前におき、それがクリアできたらまずほめて、また小さな目標を与える。子どもが「できる」経験を積み重ねることで目標を達成しやすくするやり方だ。
●診断直後が危うい時期
日本で自治体が行う発達支援の通所サービスは、小集団での療育が中心。半年待ち、1年待ちはざらだ。児童デイサービスなど民間の療育施設は「発達支援サービスの規制緩和もあり増えたが、その内容も質も玉石混交」(平岩さん)という。
せっかく適切な対応の「コツ」が存在しても、そのノウハウを伝達する適切な機関や専門家につながれなければ、「早期発見、早期絶望」になりかねない。発達障害の診断が早期化しても、レッテルだけ貼られて行き先のない漂流者を増やすだけだ。
東京都自閉症協会役員の小川高根さんは、こう指摘する。
「子どもの障害を受容するまでの過程は人によって様々で、時間もかかります。診断されて間もない未就学の頃が、親たちが一番つらく危うい時期。その時こそ周囲の支えが必要です」
小川さんは息子が3歳の時に自閉症と診断され、1年近く子どもの寝顔を見ては毎晩のように涙を流した。今はアロマテラピーの教室を開き、自閉症の子を持つ母親にもアロマの効用を伝える。
「息子の将来を思うと、一緒に死んだほうがいいのではと思いつめた時期もあった。悩みつつ、障害を受け入れつつ、前を向いて歩けるようになりました」
●「普通」より笑顔が大切
厚労省では、子どもの育ちが心配と感じた早期からの親子支援を急ぐ。専門家による「ペアレント・トレーニング」に加え、保育士ら地域にすでにある人材を活用する「ペアレント・プログラム」も支援策の一つと位置づけた。だが「ペアトレ」「ペアプロ」を合わせても、全国での実施は231市町村だけだ。
支援の仕組みがうまく機能していない現状もある。16年度予算で464億円投じる地域拠点の「発達障害者支援センター」の約6割は民間の法人に委託されているが、一部は丸投げ状態だとも聞く。本来は、都道府県や政令市がセンターの活動をバックアップすることが重要だが、そのための中核となるべき「発達障害者支援体制整備検討委員会」がうまく機能していない。そもそも委員会さえ設置していない自治体が6カ所ある。
「支援制度の普及はこれから。今年度からは国として各地に出向き、支援強化の普及活動を展開していきます」(日詰さん)
家庭で「早期療育」に取り組む親も多い。子のために「いまやれること」があるのは、親として希望でもある。だが、自宅で療育を頑張る最中、母親がうつになり、父親が仕事を休んで手伝ったというケースもある。
中学生になった息子がいる自閉症療育アドバイザーのshizuさんは、こう助言する。
「私自身、療育に集中しすぎて息子が『普通』になることを目指していた時期もありました。でも、そこを目指すとキツキツになる。大切なのは子どもが笑顔で生活できること、幸せになれること。そして少しずつ取り組むこと。プログラムが全部できなくても、お母さんがゆるんでいるほうが、長い目で子どもにとっていいと思うんです」
※AERA 2016年5月23日号
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2016年02月01日
発達障がいの可能性があると指摘されたらどんな支援を受ける?
今回は、お子さんの育ちが心配で相談をした後、継続的に支援を受けた方が良いと勧められた場合、どうしたらよいのか?また、発達障がいの可能性があると指摘された後や発達障がいの診断を受けた後にはどのような支援があるのか大まかにご紹介したいと思います。
相談・療育関係
自治体で行っている発達相談
最初に子育て相談のように育児全般を対象とした相談の場を利用した場合、そこで続けて経過を見ていく場合があるでしょう。また、専門家による発達相談に移行することもあります。何度か相談を行い、関わり方を変えることで変化があれば相談終了となることもありますし、療育機関を紹介されることもあり、支援の方向性を示してもらうことになります。
療育機関
子どもに必要な指導を行う所です。自治体で運営している場合、社会福祉法人やNPO法人、株式会社が運営している所もあります。通園形態(親子通園/子どものみ通園)、頻度、指導形態(個別/小集団)、支援スタッフの職種や人数、対象となる年齢(就学前まで/18歳まで)等、様々です。
発達障害者支援センター
全ての都道府県にあり、相談支援、発達支援、就労支援、普及啓発・研修を行っています。都道府県。政令指定都市が直轄している場合と、指定された法人が運営している場合があり、事業の内容には地域性があります。
専門医のいる病院
小児神経科・児童青年精神科等、子どもの発達に詳しい医師のいる病院・クリニックで診断、治療(投薬)、指導を受けることができます。
保育・教育関係
保育園、幼稚園
支援が必要なお子さんを受け入れられる状況にあるかどうかは園によって異なります。担任の先生だけでなく、補助の先生が配置される場合もあります。
小学校、中学校
学校では通常学級に在籍して教育を受ける場合、特別支援学級に在籍する場合、通常学級に在籍しながら通級指導教室で支援を受ける場合があります。特別支援学級や通級指導教室は全ての学校にあるわけではありません。法律や教育施策が変わってきており、通常学級にいながら必要な支援を受けられる方向に動いています。
特別支援学校
障がいのある児童生徒を対象とした学校で、小学部、中学部、高等部があります。知的障害特別支援学校の高等部の中には職業科・コースを持つ学校もあり、軽度の知的障がいを併せ持つ発達障がいの生徒さんが通うことが増えています。
その他
親の会
発達障がいのある子を持つ親御さんが集まる会があります。日本自閉症協会及び各都道府県支部やADHD親の会、LD親の会等です。団体によって活動内容は異なりますが、年齢ごとに部会があったり、学習会があったりします。同じような悩みを持った方と出会うチャンスになります。
塾、家庭教師、習い事
発達障がいのあるお子さんの個々に応じたサービスを行っているものが増えてきました。療育的なプログラムが用意されているものや、得意な分野を伸ばすための習い事的なものもあります。個人で療育サービスを行っている方もいます。学校や療育機関と併用して、お子さんのニーズや親御さんの希望に合ったサービスを受けることも一つの方法です。
このように受けられる支援が様々であることがおわかりいただけたかと思います。以前に比べ、受ける支援の選択肢が少しずつ広がってきていますが、地域によって差があるのが現状ではあります。ご自身の地域でどのような支援やサービスがあるか、調べてみてください。
ここでお伝えしたいことは、お子さんにとって、そして保護者の方にとっても、早めに、必要な支援を受けましょう!ということです。” 早めに” とは” 年齢的に小さいうちから” 、ということだけではなく、” 気付いたら早めに” ということも含んでいます。年齢が上がって困り感が出てきた場合であっても、” 相談を受けよう” 、” 支援を受けよう” と行動を起こせば、そこがスタートです。勇気を持って一歩を踏み出していただきたいと思います。

2015年10月28日
子どもの“うつ病”、見逃しがちな理由とは?
「気分がひどく落ち込む、憂うつ」「やる気が出ない」、このような状態が続く気分障害のひとつとされている“うつ病”。現代社会では、心の風邪と言われるほど多く見られ、大人に限らず子どものうつ病患者も珍しくないといいます。
では、子どものうつ病にはどのような特長があるのでしょうか? 児童の精神問題に詳しい、めぐみクリニック院長の皆川恵子さんに話を聞きました。
●子どものうつ病は10歳前後から増える
うつ病は、脳内にある心のバランスを保つ“セロトニン”という物質の分泌が不安定になることで生じると言われています。実際に年齢は関係なく、うつ病になるものなのでしょうか?
「幼少期の頃にはあまり見られず、最近では10歳前後から見られるようになりました。大人は“憂うつ”とか“意欲がわかない”という表現などで症状を説明するのですが、子どもの場合そのように説明できないことがほとんど。ただ、漠然とイライラしていたり怒りっぽくなる、なんとなく不安がってお母さんの後を追いかけたりするといった行動が目立つようになると要注意です」(皆川先生、以下同)
それだけだと、子どものちょっとした感情の変化かと思い見逃してしまいそう。そんなときに、見極めるべきは感情が移り変わる変化の速度だとか。
「数か月とか半年とかで変わるのではなく、これらの行動は2週間くらいで急激に変化するのが特長です。普段は活発に遊びに行っていた子が外に出たがらず、家にいてもぼんやりしている、好きなゲームもしないとか、食事の量が減ったり、眠れなくなるなど、特別な原因があるわけではないのに、短期間でこのようなことがどんどん増えてきます。進行すると笑うこともなく、表情に変化もなくなるため親であれば何かおかしいなと気がつくと思います」
●うつ病の治療は投薬が基本
もし、うつ病を疑った場合、どのように対処すればいいのでしょうか?
「まずは児童精神科に連れて行って、速やかに治療を受けさせることをおすすめします。以前、身内が亡くなったショックから、うつ病になってしまったお子さんがいました。そのようなショックな出来事を受けると、普通はしばらく落ち込むものの、時間とともに活力を取り戻します。ですが、そのお子さんの場合は、しばらくうつ状態に気付かれず、数か月して症状に気付かれました。症状は重くなっていたものの、抗うつ剤等を処方して治療を行った結果、半年ほどで元気になりました」
ちなみに、子どもだからといって治りが早いということはないそう。セロトニンの分泌が不安定になるのは体質的な影響もあるので、適切な治療で早めの回復をうながすことが肝要のようです。
(構成・文:末吉陽子/やじろべえ)
mamatenna から転載 2015.10.28
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2015年10月27日
期待のしすぎは悪影響!「発達障害児」を苦しめない接し方って?
世間一般でも広く認知されてきた発達障害。知的に大きな遅れはないけれども人とは違う脳の仕組みを持つ子ども達は、限りなく“普通”に近いからこそ、親の期待値が高くなってしまうことがあり、子どもたちが苦悩することがあります。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が“発達障害の子を持つママ”にお伝えしたい、発達障害の子どもとの接し方についてお話したいと思います。
■限りなく「普通に近い」子ども達4つのタイプ
大きく分けて以下の4種類あります。
(1)学習障害児(LD児)
(2)注意欠如/多動性障害(AD/HD児)
(3)アスペルガー症候群
(4)高機能自閉症
よくお喋りはするけれど文字が読めないLD児、コミニュケーションがうまく取れず友達関係がうまく作れないアスペルガー症候群や高機能自閉症などの広汎性発達障害の子ども達は、見た目には分かりづらく、理解されにくいのです。
■困っているのは子どもではなく“親”
「お友達と一緒に遊ばないと楽しくないだろう」「他の子どもたちと同様に何でもバランスよく出来るようにならないと可哀想だ」
実はそう思っているのは“親だけ”ということもあります。
当人にとって、子ども達が大勢いる空間は“苦痛な騒音の場”以外の何物でもなかったりします。「地面の石ころなんて見ていないで皆と遊びなさい!」と無理やり背中を押されても苦痛です。何でもそつなくこなすよりも自分が得意な分野に没頭していることが、この上なく楽しかったりするのです。
こうやって我が子の幸せを一番に願っていたはずなのに、いつしか子どもを追い詰め辛い目にあわせていることがあります。
■療育も子どもベースに進めて
“療育”とは“障害を持つ子どもが社会的に自立することを目的として行われる医療と保育”です。そこに通わせる親も数多くいます。
しかし、この時、親が願ってはいけないことは「健常児と同じことが出来るようになる」「出来るだけ健常児に近づける」ことです。
突発性、衝動性が高い注意欠如/多動性障害(AD/HD)の子が、もし欲しいものがあったとき、いきなり奪ったり相手を突き飛ばすのではなく“貸してほしい意志を言葉で示すこと”が出来るようする。このような訓練はたとえ障害を持った子であっても社会生活を送っていく上で必要です。
そこを練習するための訓練が、“療育訓練”です。
ですが、それを忘れて必要のないことまでやってしまう親や訓練のスタッフがいます。
例えば、モーター音に聴覚過敏のある自閉症児が、公衆トイレに設置されているハンドドライヤーの音に恐怖心を持っている子だとします。その音に慣れさせようと訓練した結果、外出先でトイレに行くことが出来なくなり、外出そのものを嫌がるようになってしまうこともあります。
こんな時はハンドドライヤーがないトイレに連れて行くか、多目的トイレに入り絶対に他人が急に使うことのない環境で用を足させるなど工夫して回避させてあげればすみます。ハンドドライヤーを使えないと生きていけないわけではないですよね。
親が普通の生活を出来るように頑張れば頑張るほど、子どもは辛い思いをしていくことを忘れないでください。
■親の気持ちは伝わる
子どもを不憫に思い、親が眉間に皺を寄せながら頑張っている姿を見ている子どもは、次第に“自分のせいで親が苦しんでいること”を察知します。そうすると、やたら子どもの口から「ごめんなさい」と謝る回数が増えます。
更に「ママを困らせる自分は悪い子、存在価値のない迷惑な子」と考え、自分自身を否定するようになります。これが思春期以降、鬱、引き籠り、リストカット、他害など様々な心の問題を発症させることになり、親子とも更に苦しむことへと繋がってしまうかもしれません。
いかがでしたか?
「子どものために、子どものために」と思っていたことが、いつの間にか“ママ自身のために”となっていませんか?
みんなと同じことが出来るようになってほしいと思うことは、親心ですから仕方がないことでしょう。しかし、そこで無理して子どもを変えようとしてはなりません。変わるべきは“親自身”なのです。
「この子の障害が治りますように」と神棚に祈る行為は止めましょう。「この子の障害を私自身が受け入れ子どもも私も幸せになれますように」と願いましょうね。
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2015年10月26日
逃げたい!幼稚園イベント…発達障害のママたちが抱える恐怖
発達障害と子どもが診断されママたちにとって、幼稚園のイベントは怖いものではないでしょうか? 例えば運動会やお遊戯会、自分の子どもが他の子どもたちと全く違う行動をしてしまうのでは…という恐怖で、眠れないというママもいるかもしれません。なぜ子どもたちは不思議な行動をしてしまうのでしょうか?
■いつもと違う雰囲気に飲まれてしまう
発達障害の子どもたちは雰囲気の変化にとても敏感です。よく「相手の気持ちや空気が読めない」などと言われる場合もありますよね。しかし場の空気の変化を感じることは、異常なほどに敏感な場合があるのです。その場合、緊張で固まってしまうならばいいのですが、脱走をしたりパニックを起こしたりしてしまうことがあります。「どうしてうちの子どもはみんなと一緒の行動ができないのだろう…」と悩んでしまうママもいるかもしれません。ただ他の子どもたちですら、緊張で何かしらの失敗をしてしまいます。幼稚園のうちは、広い心で見てあげましょう!
■配役は先生たちと相談を
例えば、お遊戯会などは、長時間出ずっぱりの場合もあるかもしれません。でも、長時間じっとしている事は発達障害の子どもには苦手なことも。その時は先生たちと配役などを相談することをお勧めします。その子に合った出方や配役を設定してもらう事も必要です。もしかしたら「特別扱いでは?」という周囲の声もあるかもしれません。でも、無理強いすることは発達障害の子どもたちにとっては大変な苦痛になってしまいます。子どもに合ったものや無理をさせないことが必要です。
■「何事も経験」とわりきる
「もう休んでしまいたい!」と、思うママもいるかもしれません。目立つ行動を他のママたちに見られる事が怖くて仕方ないと思うでしょう。でも、発達障害の子どもたちは実際に経験していく事で成長していきます。色んな事を体で感情で経験していく事で成長していくのです。その大きな経験のチャンスを逃してしまうのは勿体ないかもしれません。
■他のママは自分の子どもで精一杯!
ただ、そんな悩みも実は他のママたちは全く気にしていない場合があります。実際お遊戯会や運動会は、わが子の姿をビデオや写真に収めることに親御さんたちは精一杯で、他の子のことは全く目に入っていない事が殆どなのです。もしかしたら自分自身が必要以上に敏感になってしまっているかもしれませんね。
今感じている不安もいつかきっと笑い話になる日が来る!そう信じて子どもの晴れ舞台をしっかり見届けたいですね!
2015.10.25 ママスタセレクトから転載
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2015年06月18日
100人に1人はいる!? 見逃したくない「子どもの自閉症」サイン4つ
生まれながら脳の発達に障害がある発達障害。その中の1つに分類されるのが自閉症で、症状が軽い人たちまで含めると約100人に1人いると言われています。よその子と何か違う……そんなわが子に「うちの子、もしかして自閉症かも……」と心配になったことのあるママもいることでしょう。
そこで今回は、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所や厚生労働省の情報を参考に、自閉症(自閉症スペクトラム障害も含める)の子どもが見せるサインをまとめました。当てはまる項目が多い場合は、念のため専門家に相談しましょう。
■1:ある特定の物に異常な関心を見せる
周囲の子どもと違って、あなたのお子さんは何か特別な物に異常な関心を見せませんか?
例えば道路標識や窓の外の木など、普通の子どもが興味を示さないような物に異常な関心や執着心を見せ、1人で没頭している場合、自閉症のサインかもしれません。
物だけでなく何かの臭いなど、何か感覚に関することに1人で没頭している場合も要観察です。
■2:自分の決めたルールを乱されるとかんしゃくを起こす
あなたのお子さんは、保育園までのルートやおもちゃの並べ方などに強いこだわりがありませんか? 毎回同じ順番やルールをきっちり守り、他人がそれを乱すと、たちまちかんしゃくを起こすような場合は自閉症の可能性が。
もちろん単なる好みだという場合もあるでしょう。しかし、取り乱し方が激しい場合は要観察かもしれません。
■3:同じ行動をひたすら繰り返している
つま先で歩いたり、その場でくるくる回ったり、顔の前で手のひらをヒラヒラさせたり……何か目的があるわけではない動きをひたすら繰り返している。または逆に、何もない空間や天井をじっと眺めている……。こういった動作も自閉症のサインの可能性があります。
■4:音や光、接触を極端に嫌がる
音や光など、我が子の感覚が過敏だと思ったことはありませんか? 例えば掃除機の音をひどく嫌がって耳をふさいだり、抱っこされるのを嫌がったり、にぎやかな場所を嫌ったりする場合も要注意です。
以上、自閉症の子どもが見せるサインをまとめました。ほとんどの場合、生後18カ月から24カ月でこのサインが出てくるそうです。自閉症は、早期発見をすることで改善できることも。気になるところがあればかかりつけの小児科医に相談し、早期発見を心掛けましょう。
(2015.6.18 ヤフービューティーから転載)
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