チック症

2016年08月28日

小学校の行事がストレスのチック症、対応策は?


チックの症状は、ストレスを上手に訴えることのできない子どもの年代に出やすいと言われます。我が子のチック症状への対応に悩むママに対し、看護師さんたちはどのようなアドバイスをしているでしょうか。


ママからの相談:「チック症の対応策は?」

小学2年生の息子は、入学前からチックが始まりました。小児科で相談し、その時は数週間で治まりましたが、しばらくするとまたまばたきが始まり、2年生になってからは首を傾げたり肩を上げたりするようになりました。特に学校行事前がひどく、終わると一度は治まります。チックの出方は明らかに悪化してきており心配ですし、最近は登校も嫌がります。チックが減るようにストレスを取り除くには、どう対応したらよいでしょうか。(40代・女性)



チック症は心因性のものだけでなく年齢的な影響も

チック症の原因は、ストレスによる心因性のもの以外に、発育・発達が盛んな学童期の特異的なものもあると言われます。また、一過性のものと慢性のものがありますが、このケースは発育・発達に伴う一過性のようです。

『チック症は、心が不安定だったりストレスがあると発症します。症状は一過性の場合と、慢性的に起こる場合があります。(一般内科看護師)』

『症状が数週間から数カ月程度で治まるのであれば、あまり心配のいらない一過性チック・発達性チックと言われるようです。チックは心因性のもの以外にも、身体の成長や発達の中の特異的なものもあると言われているので、学校でのいじめや、家庭環境の影響などではない可能性があります。特に7~8歳頃の学童期は最も症状が頻発しやすいと言われています。治まる時期がくるので、重症な精神疾患ではないはずです。(看護師)』


叱ったり干渉したりせず、寄り添ってあげて

チック症を叱ったり責めたりすると逆効果です。子どもに寄り添って話を聞き、ストレスの原因を取り除いたり、発散させてあげることが大切です。症状がひどいときは薬で抑えることも可能です。

『チック症を指摘したり叱ったりすると逆効果です。チック症の動作を気にしたり、干渉するのも良い対応とは言えません。学校での出来事で心配や不安なことはないか話を聞いたり、ストレスがあればその要因を取り除くようにアドバイスをしましょう。また、集中できる趣味や身体を動かすことで、発散させてあげることが重要です。症状がひどい時は小児科や心療内科を受診し、薬で症状を抑えることも可能です。あまり神経質にならず付き合うことが大切です。(一般内科看護師)』

『子どもも好きでチック症状になったわけではないので、責めないでください。止めたくても止まらない症状なので、止めさせるような声かけはせず、寄り添う対応をしてあげましょう。(看護師)』


チック症は心因性のもの以外に年齢的な影響もありますが、一過性のものであれば心配はないようです。症状を叱ったりせず、子どもに寄り添い話を聞き、ストレスの原因を取り除いてあげることが大切です。症状がひどいときは受診することも検討してはいかがでしょうか。


2016.8.28  イクシルから転載

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2015年06月26日

チック、にらみ、かんしゃく 幼児期の問題行動

こんにちは。チャイルド・ファミリーコンサルタントの山本直美です。

 入園・入学など環境が変わって、子どもの様子に変化が現れることがあります。4~5月は環境の変化に慣れず、知恵熱を出して保育園や学校を休んだ、というお子さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
 パパ、ママの心に余裕がないと、子どもの「心の状態」に気づくのに遅れてしまうことがあります。子どものちょっとしたサインに気づいてあげられるかどうか。子育てに、仕事に、奮闘しているDUAL世代のパパ、ママ達にとっても気になる点ではないでしょうか。


■幼児期によくある「にらむ」「チック」「かんしゃく」

 幼児期によくある子ども達の問題行動に、にらむ、チック、かんしゃくの3つがあります。
 
 ここで深くまでお話しすることはできませんが、いくつかの問題行動はそのままにしないほうがいい場合があります。一過性の場合もありますし、親の対応が変わればすぐに変わるということもあります。実際に今、悩んでいるパパ、ママもいらっしゃると思いますので、あらかじめ知っておいていただくことで慌てずに、お子さんに向き合ってあげられるといいな、という思いを込めてお伝えします。




■にらまれたら、じっくり話を聞く姿勢を見せる

にらむ


 「にらめっこしましょ。あっぷっぷ」というお歌があるぐらい、「にらむ」というのは、本来は特別な顔なんですね。自分の感情をぶつけられる環境であれば、子どもはそうそう、にらむことはありません。成長とともに、パパやママの表情も読めるようになっていきますから、「泣いたって仕方ない」「でも、ぼく(私)のエネルギーだって収まらない!」と思っている場合に、にらむことがあります。

 たまたま覚えて、時にそういう顔をしてしまうことがある分には問題ありませんが、ふてくされるのが常になっていると、しつけも少し厄介になっていきます。にらむことですべてを解決しようとしている姿が見えたら、少し丁寧に関わってみてください。

 親に気持ちが分かってもらえていると、にらむほど嫌なことがあっても気持ちを抑えることができるようになります。聞いてあげることもないし、想像してあげることもない、ということが繰り返されると、子どもも嫌になってしまいますね。これは、大人どうしの関わりでも同じではないでしょうか。


【OKワード/NGワード】

○「そんな顔しないで言ってごらん?」

×「そんな顔しないの!」

 にらんでいる顔を見たときに即座に否定せず、根気よく、「どうしたの?」「言ってごらん?」と気持ちを聞いてあげてください。



【なぜ起こっているのか?】

やりたいことがあっても認めてもらえない。矛盾があっても反論させないように、大人が抑圧している可能性があります。

【青年期の問題につながることは?】

言葉にできない感情を「にらむ」ことで表現している可能性があります。「どうせ聞いてくれない」と心を閉じてしまったり、弱い者にエネルギーをぶつけたりするステップを踏まないように、眠る前の短い時間でもよいので、子どもの気持ちを聞いてあげる時間をつくりましょう。



■一過性の場合も多い「チック」  そっと見守って

チック


 目をパチパチさせたり、細かく肩を上げたりして表していることがあります。一過性の場合もよくありますから、まずは大げさに反応をしないでほしいです。思い通りにいかないときにどういう行動をするのか、気になる場合にはよく見てあげてください。長く続く場合には、お医者様に相談しましょう。

 私の元へ相談に来てくださったママの不安が取り除かれたとき、翌日からお子さんのチックがなくなったということもありました。パパやママの気持ちともつながっている場合があるかもしれませんね。


【OKワード/NGワード】

○何も言わずにそっと見守る

×「目をパチパチしないの!」

 チックの場合、本人は無意識にやっていますので、「しないの!」などと言葉にすることでその動作を“強化”することがあります。「あ、やっているな」と思っても、何も言わずに見守り、「公園へ行こうか!」などと、他のことへ意識をそらしましょう。頻度を下げることで少なくなっていく場合があります。


【なぜ起こっているのか?】

一過性の場合もありますが長期にわたる場合には、子どもよりも親の心が不安定で感情のコントロールができていない可能性があります。また、愛情不足や、無意識に無理をさせている場合も。

【青年期の問題につながることは?】

友達にまねをされることで、「外に出たくない」と言うようになる場合もあります。将来的に対人関係に支障が出る可能性も(脳の障害のケースもあります)。


■叫んだり、騒いだりする時間を短くする工夫を

かんしゃく


 かんしゃくにはいろんな種類がありますが、かんしゃくで発散するという方法しか知らないと孤立化してしまったり、本人もしんどいものです。まずは、大きな声を出したり、騒いだりしている時間をできる限り短くできるよう、場所を変えるなどあの手この手で気分を変えてみましょう。少し長い目で見守ってあげてください。あまり長く続く場合には、お医者様に相談してみてください。

 かんしゃくといえば、思い出すことがあります。私が幼稚園教諭になった出勤初日のこと。入園式に来る子ども達を門で出迎え、緊張しながらも笑顔で一人ひとりに声をかけていました。すると、戸惑うお友達がいたので「こっちに来る?」と聞いて手を出すと、「ガブッ!」と噛まれてしまいました(笑)。「この人はママと僕を引き離すのかもしれない!」と、きっと、そのお子さんは思ったのでしょうね。かんしゃくを起こしやすいお子さんの場合、突発的な出来事に弱い一面もあります。



【OKワード/NGワード】

○「ちゃんと言葉で言ってごらん?」

×「ギャーギャー言わない!」


【なぜ起こっているのか?】

子どもが感情的になった際に、親が向き合っていない可能性があります。また、パパやママがヒステリックに怒りがちで、子どもがその感情のコントロールを覚えてしている場合もあります。


【青年期の問題につながることは?】

コミュニケーション不全による孤立化、キレる、弱い者にエネルギーをぶつけるなどのステップを踏む可能性があります。にらむ、かんしゃくを起こしやすい子どもは、周りのお友達が避けやすくなる場合も。


 青年期の問題行動につながる…というのは、あくまで放置した場合を指します。また、必ずしもそうなるわけではありません。何度もお伝えしていますが、一過性の場合もよくあります。

 少しでも、あらかじめ知っておくことで予防することができ、パパやママがスムーズに対応できる手助けができればと思い、前回に引き続き、発達予防学をお伝えしました。

 子どもは、子育てを通して成長しようとする親の姿をくみ取ったかのように成長します。大人も、子どもについて学びながら考えること、改めて知ることが大切なんですね。



山本 直美:
チャイルド・ファミリーコンサルタント。アイ・エス・シー代表。NPO法人子育て学協会会長。1967年生まれ。日本女子大学大学院家政学研究科修士課程修了。幼稚園教諭を経て、大手託児施設の立ち上げに参画。95年にアイ・エス・シーを設立、自らの教育理念実践の場として保護者と子どものための教室『リトルパルズ』を開設。08年にはこれまで研究・実践してきた理論・プログラム普及のため、NPO法人子育て学協会を設立、キッザニアのプログラム監修やリクルート社事業所内保育施設運営の受託、子育て支援のプログラム提供などの実績がある。同協会では、子育て中のパパ・ママ向けに「子育てを通じて大人も育つ」、“育ち合う家族”をつくっていくための「子育て学講座」(キッズデザイン賞受賞)を開催中。子育てを一生懸命頑張っておられるパパママへ山本からのメッセージ
「山本直美のかぞく応援メルマガ」を配信中。著書に『できるパパは子どもを伸ばす』(東京書籍)、『子どものココロとアタマをを育む 毎日7分、絵本レッスン』(日東書院)など。子育て学協会Facebook


2015.6.26  日経DUAL から転載

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