英語

2018年05月11日

イード・アワード2018「子ども英語教材」保護者満足度No.1が決定


イード・アワード2018「子ども英語教材」

 教育情報サイト「リセマム」は、子ども向け英語教材(通信教材・市販教材)の顧客満足度調査を実施し、イード・アワード2018「子ども英語教材」を発表した。

 調査は、3か月以上継続して英語教材で学習している未就学児(0~6歳)および小学生のお子さまをもつ保護者を対象にインターネットで実施。「子どもの気に入り度合い」「継続のしやすさ」「効果」「コストパフォーマンス」および「総合満足度」を5段階で評価いただいた。

 その結果から、未就学児、小学生の各最優秀賞・優秀賞、また評価項目から部門賞として「子どもが好きな英語教材」「継続しやすい英語教材」「効果がある英語教材」「コスパのよい英語教材」を発表した。

 結果は以下のとおり。

■未就学児(0~6歳)
・最優秀賞
 こどもちゃれんじEnglish

・優秀賞
 ディズニーの英語システム(DWE)
 えいごであそぼプラネット

・部門賞
 子どもが好きな英語教材:こどもちゃれんじEnglish
 継続しやすい英語教材:こどもちゃれんじEnglish
 効果がある英語教材:こどもちゃれんじEnglish
 コスパのよい英語教材:こどもちゃれんじEnglish



■小学生
・最優秀賞
 スマイルゼミ

・優秀賞
 ディズニーの英語システム(DWE)
 Z会 小学生コース(英語)

・部門賞
 子どもが好きな英語教材:スマイルゼミ
 継続しやすい英語教材:Z会 小学生コース(英語)
 効果がある英語教材:ディズニーの英語システム(DWE)
 コスパのよい英語教材:Challenge English


 調査期間:2018年3月7日(水)~2018年3月22日(木)
 調査対象:3か月以上継続して英語教材で学習している未就学児(0~6歳)および小学生の保護者
 有効回答数(評価に使用した回答者数):612


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2018年04月11日

イード・アワード2018「子ども英語教室」保護者満足度No.1が決定

イード・アワード2018「子ども英語教室」保護者満足度No.1が決定




教育情報サイト「リセマム」は、子ども英語教室の顧客満足度調査を実施し、イード・アワード2018「子ども英語教室」を発表した。


 調査は、3か月以上継続して英会話教室に通っている未就学児(0~6歳)および小学生の保護者を対象に、2018年3月7日~3月22日の期間、インターネットで実施。お子さまの英語教室について「子どもの気に入り度合い」「講師」「教材」「効果」「コストパフォーマンス」「ブランド信頼度」および「総合満足度」を5段階で評価いただき、1,108の有効回答を得た。


 その結果から、未就学児(0~6歳)、小学生の各最優秀賞・優秀賞、また評価項目から部門賞として「子どもが好きな英語教室」「先生がよい英語教室」「教材がよい英語教室」「効果がある英語教室」「コスパのよい英語教室」「ブランド信頼度の高い英語教室」を発表した。


 結果は以下のとおり。


■未就学児(0~6歳)

・最優秀賞
 セイハ英語学院/ラビスクール

・優秀賞:
 AEON KIDS (イーオン こども英会話)
 Benesseこども英語教室

・部門賞
 子どもが好きな英語教室:セイハ英語学院/ラビスクール
 先生がよい英語教室:AEON KIDS (イーオン こども英会話)
 教材がよい英語教室:Benesseこども英語教室
 効果がある英語教室:AEON KIDS (イーオン こども英会話)
 コスパのよい英語教室:Benesseこども英語教室
 ブランド信頼度の高い英語教室:Benesseこども英語教室


■小学生

・最優秀賞
 COCO塾ジュニア

・優秀賞
 学研教室の英語
 KUMONの英語

・部門賞
 子どもが好きな英語教室:COCO塾ジュニア
 先生がよい英語教室:COCO塾ジュニア
 教材がよい英語教室:KUMONの英語
 効果がある英語教室:COCO塾ジュニア
 コスパのよい英語教室:学研教室の英語
 ブランド信頼度の高い英語教室:COCO塾ジュニア


2018.4.11 リセマムから転載



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2018年01月19日

林修先生「幼児に英語教育は不要」 幼児期からの早期英語教育に賛否の声

出典:https://www.lettuceclub.net


グローバル化が進む昨今、子どもへの英語教育に関心を持つ親御さんも多いですよね。将来のことを考えるとまったく話せないよりも話せた方がよいでしょうが、問題は“いつ”英語教育を始めるかという点のようです。

 

「英語力」より「論理的思考力」が必要?

1月7日放送の「林先生が驚く初耳学!」(TBS系)では、幼児からの英語教育を取り上げました。番組では昨年9月にも早期英語教育を特集したのですが、その際に林修先生は「幼児に英語教育は不要」と断言。「英語ができない親ほど早期教育を支持する」「幼児期は英語よりも思考力を伸ばすべき」と持論を展開していました。

そこに反論したのが、とある大学の准教授。日本人全体から無作為に抽出した社会調査データを使って分析した結果、英語ができる親の中にも早期英語教育に賛成している人も多いと噛みつきます。さらに、英語よりも先に思考力を身につけさせるという考えに対しては「日本での教育を前提にしており、かなりズレている」とバッサリ。

真っ向勝負をしかけられた林先生は、“英語ができる親”ではなく“東大出身の親”と条件をつけたはずだと反対意見を述べました。自らの考えとデータに差異が生じたのは、英語ができる親の中に英語“しか”できない人がいるためだと発言。数学や理科など論理的思考を必要とする教科もきちんと学んだ東大出身の親に限っては、早期英語教育の優先順位が低いと解説しています。

また「日本での教育を前提にしており、かなりズレている」ことに関しては、「母語でしっかり学び、深く核心を突く考えを身につけることが重要」「日本語で論理的思考ができない人間がどうして英語で論理的思考ができるんだ」というノーベル化学賞受賞者の白川英樹先生の意見を引用して反発。

ただし、将来的に海外で暮らすことを前提とした場合は例外なんだそう。早期英語教育を施せば英語が思考の言語になるため、まったく問題ないとしています。

 


SNSでも意見は真っ二つ

出典:https://www.lettuceclub.net




林先生の考えに対しては、「高等な教育にはまず思考力が必要」「文法や単語を系統づけて覚えるにも論理的思考はあった方がいい」といった賛成意見が続出。中には「幼稚園から英語を学んだけど身についていません。不要です」という実体験に基づく声も上がっています。

ところが、番組内でもタレントのハライチ・澤部佑や俳優の玉木宏が「反論されている方の意見ももっとも」「今の状況を考えると英語を学ばせたくなる」と異を唱えたように、早期英語教育は大切だとする声も。

SNSには、「耳が柔軟なうちに聞いた方が発音が良くなる」「変に苦手意識を持つ前にやらせたい」などの意見もちらほら。また、今後小学校高学年で英語が教科化されるという予定を念頭に置き、「小さいうちに勉強させておかないとついていけなくなりそう…」と不安を吐露する人もいます。

子どもの将来を明るくするために、親としてはできるだけよい選択肢を選びたいもの。あなたは早期英語教育が必要だと思いますか?



(レタスクラブニュース)
2018.1.19 転載


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2018年01月18日

子どもの英語脳が目覚める!超オススメの「英語絵本」7選


「子どもに英語をマスターしてほしい!」――そんな願いを持っている親御さんは少なくないだろう。しかし、そんな人でも「英語がペラペラになればそれでいい」などとは思っていないはず……。むしろ、本当にわが子に身につけてほしいのは、世界のどこでも生きていける頭のよさ、つまり「本物の知性」なのではないだろうか。

実際、応用言語学や脳科学、教育心理学などのアカデミックな研究では「外国語学習の機会が、子どもの知力やIQを高める」といった知見が蓄積されつつあるという。
いま、こうした科学的根拠(エビデンス)に基づいた指導によって、子どもたちの英語力を着実に伸ばし、人気を集めている英語塾があるのをご存知だろうか。元イェール大学助教授の斉藤淳氏が代表をつとめるJ PREPだ。

本連載では、同氏の最新刊『ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語――わが子の語学力のために親ができること全て!』から、一部抜粋して「ほんとうに頭がいい子」を育てるための英語学習メソッドを紹介する。




● 「親の声」で読み聞かせしよう

3歳くらいを過ぎると、子どもは本の読み聞かせ を喜ぶようになります。この時期だと、ストーリーの面白さよりは、絵の親しみやすさや色彩の豊かさ、面白い音やフレーズの繰り返しなどが、子どもの心には響くようです。幼少期の読み聞かせ経験が、子どもの将来的なリテラシーを左右することは、長年の専門研究でもかなりはっきりわかっています。とはいえ、焦りは禁物。日本語の絵本も英語の絵本も、とにかくたくさん読み聞かせして、子どもの「これが好き」「あれが楽しい」という感覚を徹底的に育ててください。むしろ、親も楽しみながら英語を復習するぐらいのつもりでいいと思います。洋書絵本はオンライン書店であれば品揃えに困ることはありませんが、大きな書店の洋書絵本コーナーに一緒に出かけて、子どもと一緒に選ぶとなおよいでしょう。

あるいは、公共図書館に「子ども向け洋書コーナー」が設置してあることもあります。
本を選ぶときは、親の意見を押しつけず、なるべく子どもの「好き」を優先します。最初はあまり英語にこだわらず、ビジュアル情報だけで楽しめるものにしたほうが、子どももスムーズに本の世界に入っていけます。
ただ、どうしてもキャラクターものなどに偏ってしまいそうなときは、一冊はとにかく子どもが気に入ったもの、もう一冊は親子の意見があったもの というように、うまくバランスを取るといいと思います。 絵本の読み聞かせは、親にとっても人生を振り返ったり、明日への勇気をもらったりするいい機会になります。僕が長女に絵本の読み聞かせをしていたのは、ちょうど衆議院選挙で落選を経験し、アメリカに戻ったころのことでした。当時は絵本を買い与えるお金もなかったので、地元の書店の児童書コーナーに親子で行き、サンプルとして並んでいた本を毎回2冊ずつ読むようにしていたこともあります。

いまとなっては、僕の拙い発音は長女に笑われることも多いのですが、高校生になった彼女は、英語が得意なのはもちろん、読書も大好きです。

ですから、みなさんも「私の下手な発音を子どもに聞かせても大丈夫かな……」という心配はいりません。大切なのは、子どもは両親の声がいちばん安心するということ。決して上手な英語でなくてもいいので、親御さんご自身で読んでみてください。どうしても自信がないという人は、読み聞かせ音声CDがついた絵本を購入する手もあります。



● 読み聞かせ用おすすめ絵本

 僕の個人的体験も踏まえつつ、この時期の子どもが喜ぶベーシックな絵本をいくつかご紹介しましょう。

▼Chica Chica Boom Boom(Bill Martin Jr. & John Archambault / Beach Lane Books)

リズムに乗って読めて、アルファベットも覚えられる絵本です。作者であるビル・マーティン・ジュニアの出世作。「26種類あるアルファベット文字がヤシの木を登る」という面白いストーリーになっています。▼Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?(Bill Martin Jr. & Eric Carle / Henry Holt Books)

本書を含め、エリック・カールの絵本はどれもおすすめです。じつは彼の絵本には一冊ごとに文法学習のテーマが隠されています(本書はSVOC)。こちらはビル・マーティン・ジュニアとのコラボ作品で、音の響きや音韻を味わいながら、リズムに乗って読めるテキストが魅力です。「きらきら星」のメロディに合わせて「♪Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?」と歌うのもおすすめです。「シロクマ」、「パンダ」、「子グマ」などの続編もあわせてお楽しみください。▼The Very Hungry Caterpillar(Eric Carle / Philomel Books)

エリック・カールの代表作。隠された文法テーマは「過去形」です。日曜日の朝に生まれた「はらぺこあおむし」が、やがてサナギになり、最後には美しいチョウへと変身するお話です。あおむしが食べた箇所には穴が開いている楽しい仕掛け絵本です。▼Go Away, Big Green Monster!(Ed Emberley / LB Kids)

緑色をした怪物の顔のパーツが、「Go away!(消えちゃえ)」というかけ声とともに一つずつ消えていきます。お子さんと一緒に「Go away!」と言いながら絵本を楽しみましょう。▼Green Eggs and Ham Book & CD(Dr. Seuss / Random House)

「緑の卵」なんてあるのだろうか、とタイトルを見ただけでワクワクしてくる作品です。CD付きのものはフォニックスの定着のために使ってもよいでしょう。登場する語彙が50種類に抑えてあり、英語の否定文・疑問文のパターンを自然に身につけるうえでも有益です。▼The Cat in the Hat Book & CD(Dr. Seuss / Random House)

アメリカで「The Cat(あのネコ)」と言えば、誰もがピンとくるほど有名な「帽子をかぶったネコ」の絵本です。CD付きのバージョンがおすすめです。僕も娘が小さいころには、この本の読み聞かせを何度もせがまれた記憶があります。使用語彙が225語に制限されており、子どもがリズムに乗って読めるように文章が工夫されています。▼Frog and Toad Are Friends Book & CD(Arnold Lobel / HarperCollins)

おなじみの「がまくんとかえるくん」の物語シリーズ。日本では『ふたりはともだち』というタイトルで刊行されています。フォニックス中級程度の表現でストーリーが書かれていますので、読み聞かせる側の発音練習にも最適です。 (本原稿は斉藤淳・著『ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語』から抜粋して掲載しています)

 ※注
記事中の参照文献・おすすめ教材などは、こちらのサポートページでご確認いただけます。
「世界最高の子ども英語」専用サポートページ
https://booksdiamond.wixsite.com/childenglish



ダイヤモンドオンライン
2018.1.18 転載


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2017年12月25日

なぜ「英会話スクール」に通わせても、ウチの子の成績は伸びないのか?


「子どもに英語をマスターしてほしい!」――そんな願いを持っている親御さんは少なくないだろう。しかし、そんな人でも「英語がペラペラになればそれでいい」などとは思っていないはず……。むしろ、本当にわが子に身につけてほしいのは、世界のどこでも生きていける頭のよさ、つまり「本物の知性」なのではないだろうか。


実際、応用言語学や脳科学、教育心理学などのアカデミックな研究では「外国語学習の機会が、子どもの知力やIQを高める」といった知見が蓄積されつつあるという。

いま、こうした科学的根拠(エビデンス)に基づいた指導によって、子どもたちの英語力を着実に伸ばし、人気を集めている英語塾があるのをご存知だろうか。元イェール大学助教授の斉藤淳氏が代表をつとめるJ PREPだ。

本連載では、同氏の最新刊『ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語――わが子の語学力のために親ができること全て!』から、一部抜粋して「ほんとうに頭がいい子」を育てるための英語学習メソッドを紹介する。



● 「学校英語」と「英会話」は別モノと言い切れるか

 僕の塾では、文科省の学習指導要領を踏まえた授業はやっていません。大部分の教材は自社で開発していますし、市販のものにしても、英語圏に留学する非ネイティブの学生たちがお世話になる参考書を使っています。

 子どもの成績アップや入試対策をJ PREPに期待しているお母さん・お父さんは、この点に不安を覚えるようで、こんなことを言われたりもします。

「先生、英会話も大事かもしれませんが、学校の成績は大丈夫でしょうか?」 こういう親御さんは、「学校での英語」と「実践的な英語力」をまったくの別物ととらえ、「英会話ができたところで、学校の成績には直結しない」と考えているようです。

たしかに以前は、英会話スクールに通っているおかげでそれなりに英語が話せるのに、なぜか学校の成績がよくないという子
をよく見かけました。 これは英会話スクール側の課題でもあります。つまり、表面的な会話力を鍛えるイマージョン教育ばかりを行い、英語で知的な作業を行う練習メニューをしっかりと提供してこなかったのです。

 一方で、学校側にも大きな問題がありました。分析的な知識を問う指導や試験対策に偏り、コミュニケーションの能力をしっかりと育ててこなかったからです。
このすれ違いが、両者のミスマッチを引き起こしていました。


● 小学生でも「英語」に成績がつくようになる

しかし、そうした状況も大きく変わりつつあります。「実用的な英語を身につけたところで、学校の英語の成績は伸びない」というねじれは、少しずつ解消されていくかもしれません。


その転換の中心にあるのが、小学校英語と大学入試改革
の2つです。小学校では、2020年度の新しい学習指導要領を契機に、小学校5・6年生で「英語」が正式な教科になります。2018年4月から先行実施する自治体もあるので、お住まいの地域によっては、2018年度の新5・6年生はもう対象になります。


現時点でも、全体の92.3%の学級は外国語活動という名称で英語学習を取り入れています。しかしこの授業はアクティビティが中心なうえ、週1コマ程度(年間35単位時間)です(文部科学省「平成28年度英語教育実施状況調査(小学校)」より)。教科化されれば、授業数も週2コマほど(年間70単位時間)になり、「算数」や「国語」などのように成績評価の対象になります

。また、これと同じタイミングで、小学校3・4年生では週1コマ程度の「外国語活動」がはじまります。中学受験などでも、「英語」を入試科目に課す学校が増えてくると考えたほうがいいでしょう。


● 「問題だらけの小学校英語」にもチャンスは眠っている

この変革をめぐっては、「そもそも小学校に『教えられる人材』がいるのか?」という批判があります。「英語」の教員免許を持った小学校教員は、全体の5%ほどだそうですから、まさに全国で「無免許運転」がはじまろうとしていると言えなくもありません。 こうした混乱を予期してか、全国からたくさんの教員の方が「話を聞きたい」と言って僕のところに訪ねてきます。彼らから現場の状況をお聞きする限り、かなりハードな未来が待ち受けているのはたしかです。しばらくはゴタゴタもあるでしょうし、子どもたちにとって本質的なメリットがあるのかについても甚だ疑問です。

 とはいえ、マイナス面ばかりを強調しても仕方ありません。保護者・教育者としてできるのは、この新しい仕組みをうまく生かすことです。ご自宅でできることは、無数にありますし、それがひとまずは成績アップという短期的な実利にもつながる以上、前向きに受けとめるべきでしょう。

また、小学校の先生にも工夫の余地はあります。いや、むしろ小学校のほうが中学・高校よりも環境的には恵まれている かもしれません。

すべての科目を一人で教える小学校の担任教師なら、ほかの科目の進捗状況を把握していますから、たとえば「算数」「理科」で学んだことを英語で復習してみたり、「国語」「社会」の内容を英語の視点でとらえ直したりする授業ができます。

すでに日本語で学んだ内容を英語で学び直せば、理解度が深まると同時に、知識に奥行きを持たせることができます。小学校「英語」の教室は、CLILのための環境としてはじつに理想的なのです。 一方で、従来型の学校英語の単なるミニチュア版が、小学生たちに押しつけられるような事態だけは絶対に避けるべきです。


中学受験の入試問題にペーパーテストだけの「英語」が導入されれば、「英語が嫌いな子」の割合は激増しかねません。これでは中学以降の学習にもマイナスです。子どもたちがモティベーションを持って学習に取り組めるよう、小学校の先生方にはぜひ工夫していただきたいと思います。


 (本原稿は斉藤淳・著『ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語』から抜粋して掲載しています)


ダイヤモンド オンライン


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2017年08月23日

梨花 涙のハワイお受験で得た変化「名門入れたいは親のエゴ」


8月15日、梨花(44)がインスタグラムで長男(5)のお受験に奮闘していたことを明かした。あまり知られていないが、ハワイでのお受験戦争は日本に負けず劣らずの熾烈さだという。ハワイでイベントやブランドをプロデュースする20年来の親友Aさんはこう語る。

「仕事で妥協を許さない彼女だから、受験校選びも真剣。私も一緒に20校以上見学しましたが、彼女は校内を隅から隅まで見て歩くんです。第一志望として考えたのは、オバマ前大統領も通った超名門校。ハワイでいちばん難しい学校ですが、彼女は必死に長男をサポートしていました。結果、塾でも『100%受かる』とまで言われるようになっていました」

当時の梨花はすべてにおいて“完璧なママ”を目指していたという。あまりにパーフェクトなママでいるため、Aさんが「疲れないのかな?」と心配するほど。実際、当時の梨花は「うまくいかない」と泣くこともよくあったという。そんな彼女にある日、転機が訪れた。

「彼女がふいに『名門校に入れたいというのは親のエゴなのかもしれない。私が“理想のママ”を演じるために、子どもを付き合わせていたのかも。それよりも、子どもがのびのびできるような学校を選びたい』と言ったんです。そして彼女は“完璧なママ”を演じることをやめました。そうして本来の梨花らしい、ちょっとゆるいママになっていきました」

梨花が選んだ新たな志望先は“子供第一”をモットーに掲げる私立校。「滑り止めなんていらない。受からなかったら、日本に帰る!」とまで宣言し、背水の陣で臨んだという。そしてお受験サポートだけに集中するため、梨花はモデルとは思えない意外な行動に出た。

「彼女は『今は受験のことだけ考えたい』と言って、自分の英語の勉強を一時中断。さらにはモデルなのに、ネイルやエステのお店にも行かないようになりました。髪もいつもボサボサなままで、見かねた私がヘアサロンの予約を入れてあげたくらいです」

そんな梨花の獅子奮迅の後押しもあって、長男はついに志望校へ合格したのだ。

「合格したときは2人で『頑張ったね~!』と号泣しました。“入学式”でも彼女は息子を見て泣いていました。最近の彼女は、口癖のように『お受験を通していろんなことを学んだ』と言っています。『子育てには定義も理想もない。自分流でいいということに気づけてよかった』とも。そんな言葉を聞いていると、本当に愛しているんだなと感じますね」

ハワイでの熾烈な“お受験戦争”は、子どもだけでなく梨花をも成長させてくれたようだ。


2017.8.23  女性自身から転載






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2017年08月03日

0歳からの英語教育「いい?悪い?」論争 最新調査で決着!?


0歳からの英語教育「いい?悪い?」論争 最新調査で決着!?〈dot.〉

英語の発音のレベル(「英語に強くなる小学校選び2018」から)


 英語の勉強は何歳から始めるのが正解なのか――? この問題は、専門家の間でも議論が分かれます。0歳から英語を学び始めた子どもの英語力、日本語力は、その後どうなったのか? 3年間を追った最新の調査結果を、AERA English特別号「英語に強くなる小学校選び2018」(朝日新聞出版刊)より、抜粋してお届けします。



*  *  *
「まだ母語を話せない時期から英語を始めることで、母語の獲得に影響はないのか。そしてノンネイティブの保護者が英語で語りかけても、子が発する英語の音に問題が生じないか。この2点を主な目的として、ベネッセコーポレーションと共同で調査を続けてきました」

 乳幼児の言語獲得・発達を研究する、玉川大学の佐藤久美子教授は説明する。調査の対象は、生後5~6カ月からある英語教材を使い始めた20人と、同い年でまったくその教材をやっていない20人の子どもたちだ。満1歳、2歳、3歳時点で、英語能力や母語の獲得状況などを比較した。

 満1歳時、日本語の聞き取りは、教材をやっているかいないかによる差はなかった。一方、英語のLとRを聞き分ける力は、教材をやっている子のほうが明らかに高かった。

 なお英語教材は、読み聞かせなどで母親がかかわる機会が多い。そこで母親の英語力や教材をどう活用しているかなど、背景も解析に加えた。

「興味深いことに、母親の発音がそれほどよくない子どもでもLとRを聞き分けられていて、発音のよい母親を持つ子と変わりませんでした」(佐藤教授)

 一方で、母親が教材の絵本を読み聞かせながら出てくる単語を示したり、単語を子に繰り返させたりして工夫をしている場合では、子の聞き取り能力の高さが際立っていた。

「母親と対話しながら教材を活用したほうが効果的だということが示唆されました」(同)

 3歳時点の英語能力の調査では、0歳から教材を始めた子のほうが明らかに発音はよく、語彙力(単語数)や単語を反復する力も優れていた。教材に出てきた単語だけでなく、未知の単語もスラスラと繰り返すことができていたという。

 また、日本語の語彙力には差がなく、0歳から教材を始めたことによる悪影響は見られなかった。佐藤教授は言う。

「むしろ英語教材をやってきた子は、聞いた日本語を繰り返す力も伸びていることがわかりました。教材をやることで、音を聞き分けたり反復したりする作業記憶力が伸びて、日本語の反復力も向上した可能性があります」


2017.8.3  アエラから転載






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2017年02月13日

幼児期の英語教育にかかるお金


◆幼児期の英語教育にはいくらかかる?
グローバル化が進んだことで、「公用語が英語」という企業も珍しくなくなりました。幼児期の英語教育にはどのようなものがあって、費用はどれくらいかかるのでしょうか。高いところからリーズナブルなものまで、見てみましょう!

英語教育は環境作りと継続が大事! 英語教育は環境作りと継続が大事!


◆インターナショナルスクールやプリスクール
語学は習慣。幼いうちから触れる機会が多ければ、日本語を覚えるように自然と覚えていってくれるもの……という期待もあって、早くから始めようとするママ・パパも多いようです。

幼児期から英語漬けの生活をさせたいと、インターナショナルスクールやプリスクールを考える方もいらっしゃると思いますが、費用を見ると一般的な家庭の子どもが通うことはそう簡単ではなさそうです。

親にもネイティブ並みの語学力が求められたり、インターナショナルスクールの中には学費などの費用で年間200万円以上かかる学校もあり、それなりの覚悟が必要です。

<インターナショナルスクール・プリスクールの例>
※金額は掲載日時点のものです。詳細は各スクールへ問い合わせください。

■アメリカンスクールインジャパン(調布)
授業料 : 240万3000円
入学金 : 30万円
設備費 : 70万円
スクールバス : 34万円
その他 : 2万円

■Pal International Preschool(東京都港区)
年間授業料(週1~5日) : 66万円~195万円
入会金 : 20万円
管理費 : 1.5万円
保険料 : 1万円 など


◆手軽な英会話教室
もっと手軽に英語に触れさせたいのであれば、英語教室に通わせる方法があります。こちらは週1回1時間弱で月謝5000円~1万2000円位。その他教材費、入会金、年会費などもかかる場合が多いようです。

月謝の差は、講師が日本人かネイティブかなどによって異なります。「本物の発音を身に着けさせたい」というならネイティブ講師、「英語に慣らしておきたい」という程度ならば日本人講師など、目的をよく考えてから始めることも大事です。

ただし、週1回程度の教室に行くだけでペラペラになれるわけはありません。自宅でも英語に触れる機会を作った方が上達するのが早いのは言うまでもありません。

<英会話教室の例>
※金額は掲載日時点のものです。詳細は各スクールへ問い合わせください。

■ヤマハ英語教室(小学1~3年生の場合)
レッスン料(50分×年間42回) : 月額7000円(税別)
教材費 : 1万6300円(税別)
*別途、入会金・施設費(月額)が別途かかる(金額は施設により異なる)
※講師は日本人

■イーオンこども英会話(小学生低学年クラスの場合)
入会金 : 1万800円
月謝 : 1万368円(週1回、50分)
教材費 : 2万3544円(1年分)
システム管理費:月864円
クラブチャット:月300円
※外国人講師のコースの場合


◆テレビの英語番組
NHKの「えいごであそぼ」や「リトルチャロ」など、テレビでも幼児向け英語番組はいくつかあります。テキストまで買わずに録画して見るだけならほぼ無料! しかもよくできていて楽しめる構成になっています。小学生なら、「プレキソ英語」がおすすめです。楽しめる工夫があって、子どもたちもまずは「英語って楽しい」と思ってもらえるのではないかと思います。


◆子ども向け映画を英語で流す!? 
ディズニー映画などのDVDを、英語で繰り返し見せるのもおすすめです。意味はわからなくても、耳の良い子であれば、ちょっとした表現などはそのまま覚えられます。こんな意味だよとえてあげれば、子どもも喜んでその表現を使ってくれるかもしれません。


◆環境作りと「長く続けること」が大事
幼少期に英語をペラペラ話していたような帰国子女でも、言葉は使わなければどんどん忘れてしまうといいます。語学はやはり継続が大事。語学教育を始める際は、長く続けられるように、金銭的負担や通学時間などの負担も考え、また、お子さんにあった選択をすることが何よりも大事ですね。



あるじゃん(All About マネー) 2017.2.13





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jyukennews02 at 00:31|Permalink

2016年12月06日

今問う「英語教育」の在り方、なぜ・何に必要か…日本学術会議が提言


日本学術会議は、初等中等教育における英語教育の必要性を問う提言をまとめ、公表した。実用重視に転換された現在の英語教育に疑問を投げかけ、英語が非母語である事実を踏まえた教育方針、日本語による授業との適正なバランスなどを提言している。


 公表されたのは、「ことばに対する能動的態度を育てる取り組み―初等中等教育における英語教育の発展のために―」と題した提言。日本学術会議「言語・文学委員会」の作業部会「文化の邂逅と言語分科会」が審議結果を取りまとめた。

◆なぜ英語が必要か? 日常的な利用は1%

 提言では、初等中等教育における英語教育が、読解重視から実用重視へ転換が図られ、コミュニケーションの道具として英語を教えることが中心となってきている現状を示したうえで、「『なぜ英語が必要か』についてさえ、確実な根拠が社会で広く共有されているとは言えない」と明記。「一貫した展望を持つ余裕のないまま、やや性急に変更されようとしているのではないか」と、疑問を呈している。

 世界における英語の使用者は、母語話者よりも非母語話者の方が多く、幅広い多様性があることから、その多様性を英語教育に反映させる取組みの重要性も指摘。日本国内での英語の需要は限られており、日本人で日常的に英語を使っている人は1%ほどとの調査結果も紹介し、「児童・生徒が英語の実用性を実感できないのは自然であり、実用性は英語学習の動機とはなり難い」と述べている。

◆保護者の要望のみで進めるのは「危険」 これからの英語教育へ提言

 高校の外国語科(英語)の基本方針として導入された「英語による授業」についても、「目標言語である英語のインプットが日常の言語生活の中で非常に限られている」ことを理由としてあげ、「単に教室での英語使用の割合を増やすだけでは、実用的な英語能力の習得には至ることができない」と明言している。

 具体的には、「非母語としての英語という視点の共有」「英語で行うことを基本としない英語教育への変更」「文字の活用、書きことばの活用」という3点を提言。英語が非母語である事実を踏まえて現実的な教育方針を設定すること、日本語による授業との適正なバランス、言語教育に読み書きと会話をバランスよく位置づけることなどを求めている。

 このほか、ベネッセ教育総合研究所による調査結果をもとに英語教育に対する小学生保護者のニーズの高さも示しつつ、「保護者の要望があるからといって、すぐに実用志向の英語教育の割合を増やすことは危険である。教育方針の大きな転換は、公教育の中での英語教育の位置づけを十分検討したうえで、慎重に評価する必要がある」と述べている。

 リセマム から転載






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jyukennews02 at 23:26|Permalink

2016年11月25日

どこが分かれ道? 英語好きになるか、英語嫌いになるか


グローバル化に対応するため、文部科学省は英語教育の充実を進めており、現行学習指導要領では小学校高学年に週1時間の「外国語活動」を実施しています。ところが、小学校でせっかく英語を学んでも、中学生になると英語嫌いが増えるという新たな問題が生じていることが、同省の「小学校外国語活動実施状況調査」で明らかになりました。

調査は、小学5・6年生と中学校1・2年生の児童生徒、外国語活動と英語を担当している教員を対象に実施しました。それによると、「英語が好き」(「好き」と「どちらかといえば好き」の合計)と回答した子どもの割合は、小5・6が70.9%、中1が61.6%、中2が50.3%でした。逆に「英語が嫌い」(「きらい」と「どちらかといえばきらい」の合計)は、小5・6が10.9%、中1が18.4%、中2が27.0%で、残りは「どちらともいえない」などでした。小5・6は7割以上が英語を好きなのに対して、小5から4年間英語を学習してきた中2になると約5割にまで減少し、しかも約3割が英語嫌いになっているということになります。
実際、英語の授業を理解しているかどうかを子どもにたずねたところ、小5・小6では65.2%、中1は57.0%、中2は48.9%と、学年を追うごとに授業を理解している子どもの割合が減っています。中学校で英語嫌いが増えるということは「第1回 中学校英語に関する基本調査報告書【教員調査・生徒調査】」(ベネッセ教育総合研究所)などで指摘されてきましたが、小学校で外国語活動が実施されても、その傾向は改善されていないようです。

小学校の外国語活動でもっと学習しておきたかったこととして、中1の約8割が英単語や英語の文章を書くこと、読むことを挙げています。「読む・書く・話す・聞く」の4技能のうち、小学校の外国語活動では英語に慣れることに重点を置き、「話す・聞く」を中心にしています。これに対して中学校では、4技能をバランスよく教えることになっています。どうやら、英語の「読む・書く」という学習が、小学校から中学校の間でうまくつながっていないことが、中学校での英語嫌いを増やしている大きな原因のようです。
2020(平成32)年度から小学校で実施予定の次期学習指導要領では、外国語活動を小3・4に前倒しして、小5・6では英語を教科とすることが予定されています。英語の「読む・書く・話す・聞く」の4技能をいかにバランスよく指導し、それを中学校でどう伸ばしていくのかが、今後の英語教育の大きな課題といえるでしょう。
ただし、小学校教員の英語の指導力がそれに追いつくかどうかを懸念する向きもあります。調査結果を見ても、小学校教員の67.3%が「英語が苦手」と回答しているほか、半数以上が課題として「教員の指導力」を挙げています。一方で、小学校教員の63.5%が外国語活動のための校外研修に「今年度は参加していない」というのが実情です。

文科省は2015(平成27)年度から小学校を含めた英語教員の指導力強化事業を開始していますが、次期学習指導要領の実施までに小学校教員などの英語の指導力をどれだけ向上させられるかが、これからの英語教育の成果を左右することになるかもしれません。

ベネッセ 教育情報サイト






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jyukennews02 at 02:41|Permalink

2016年11月11日

英検熱、小学生に広がる 英語必修化が背景、申込者10年で1.6倍

 実用英語技能検定(英検)=キーワード=を受ける小学生が増えている。昨年度の申込者数は約24万人で10年前の1・6倍以上。小学校高学年で外国語活動が必修となり、中学入試への英語導入も広がるなか、教育業界や自治体が英語教育を拡充する動きも活発になっている。 

■塾、対策コース次々 

英検を実施する日本英語検定協会(東京都)によると、昨年度の小学生の申込者数(約24万1千人)は、2005年度の約14万6千人と比べ、約65%増えていた。小学5、6年で外国語活動が必修化された11年度と比べても約24%増えた。 

難易度の高い級を受ける小学生も増加傾向だ。6月にあった英検で、大学レベルとされる準1級を受けた小学生は昨年同期比で約32%増。準2級も約18%増、3級も約17%増だった。同協会は「低学年や就学前からの英語学習が定着し、英検を活用する人が増えているのでは」とみる。 

千葉県柏市の小4、山岡秀蘭(すらん)さん(10)も、7年前から塾などで英語を学ぶ。今年初めて英検を受け、5級に合格した。小学校卒業までに3級に合格するのが目標だ。母、要子さん(40)は「英語ができると人生の選択肢も増えると思う」。 
20年度には外国語活動の開始が小3からになり、小5、小6では英語が正式な教科になる。これらを控え、英検を意識した塾のコースも人気を集めている。 

東京都江東区の英語塾「まなびば」は9月、「英検対策クラス」を新設した。英会話レッスンに力を入れてきたが、英検を意識する生徒が増えたことを受け、「語彙(ごい)力の向上や英文法対策が必須と考えた」と江藤友光子(ゆみこ)・スクールマネージャーは話す。受講する小6の井石良平君(11)は「文法がよく分かるようになった」と話す。 

全国で英会話教室を運営するイーオン(本社・東京都)は13年度から、小3~小6向けに英文法コースを開講。小3~小4で英検4、5級レベル、小5~小6で英検3、4級レベルの文法を学ぶ。受講者は毎年、2割程度増え続けているという。同社広報部は「将来を見据えた会話力や文法力を身につけさせたいという保護者が多く、結果として英検合格者も増えている」とみる。 

今年6月にはイーオンに通う小学生約千人が英検を受け、4分の1程度が3級以上に挑戦。このうち6割近くが合格した。 

学習塾「栄光ゼミナール」などを手がけるZEホールディングス(本社・静岡県)の英会話教室「シェーン英会話」も、5年ほど前に英検対策コースを設けた。英会話の授業に加えて受講する小学生は約950人で、増加傾向にあるという。 

■合格者、入試で優遇も 

日本英語検定協会の調査によると、15年度の中学入試で英検合格者を優遇する制度を持つ「英検優遇校」は、私立中を中心に全国で60校あった。 

400点満点の試験で英検5級なら15点、4級以上なら20点を加点(広島県福山市の盈進〈えいしん〉中)▽「卓越した能力」を評価する特別枠入試の出願資格の一つが英検2級以上(東京都台東区の都立白鴎高校付属中)▽英検5級などの特技がある受験生の得点が合否のボーダー付近だった場合、合格とする例がある(名古屋市の愛知中)――などだ。 

来年の入試から英語を選択できるようにする西武学園文理中(埼玉県狭山市)も、英検3級で5点、準2級で10点、2級以上で20点加点する。入試担当者は「グローバル教育に力を入れているので、小学生の時から英語を頑張っている子にもぜひ入学してもらいたい」と目的を説明する。 

英検の検定料を補助する自治体もある。東京都品川区は昨年度、小5~中3を対象に検定料の全額補助を始めた。1年度に1回利用できる。小学生は昨年度、約420人が利用した。 

茨城県稲敷市も昨年度、市内在住・在学の小中学生を対象に、1年度に2回まで検定料を全額補助する制度を導入した。(前田育穂、杉山麻里子) 

◆キーワード 
<実用英語技能検定(英検)> 年間約230万人が受ける国内最大級の英語検定試験。聞く、話す、読む、書くの4技能を筆記やリスニング、スピーキングのテストで測定する。5~3級が中学生、準2級と2級が高校、準1級と1級が大学レベルとされる。



2016.11.11 朝日新聞から転載





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