2008年03月

春期講習の学年は?

春期講習が始まっています。生徒たちは今学校では中ぶらりんな学年ですが、塾ではれっきとした新学年が始まっています。でも中1も中2も、自分たちが中2、中3と呼ばれていることがわからず、きょとんとした顔をしています。塾の学年は、3月で始まり2月に終わります。学校と一ヶ月ずれているのです。そうすることで、この時期に前の学年の復習を終え、新たな単元に入ることができるからです。そうです。新中3と新高3はもう受験の準備が始まるのです。と騒ぐのは私たちだけで生徒にはあまり実感はないのかもしれません。すっかり満開の桜に門出を祝ってもらいながら、新しい学年の始まりを楽しんでください。

少しだけ 大人に近づく 時が来た しっかり前を 見つめてください

子供たちの居場所

小学生の男子が卒業式で学校大嫌いといい自殺、高校卒業した子が刑務所に入りたいため無差別殺人。いやな報道が新聞、テレビをにぎわしています。今の子供たちは、何を考えているのかとも思いますが、結局は孤独なのではないでしょうか。テレビ、ゲーム、携帯電話、彼らが楽しんでいるものはすべて生きて生活している人間ではないようです。私の娘や息子が子供のころは、我が家は鍵をかけたこともなく、娘や息子の友達は私の子供がいなくても勝手に私の家で遊んでいました。もちろん、自分の家に誰もいなかったのでしょう。私の子供の頃も、家に誰もいないときは近所の家でおやつをもらって遊んでいました。親ではないけれど、気にかけてくれる人がたくさんいたのです。塾では生徒たちは授業が終わってもなんだかんだといって居残り、誰かと話をしまくっています。そんな生徒たちは、ある意味では居場所を確保しているといえるのかもしれません。塾が勉強だけではなく、心を癒すところとなっているともいえそうです。そんな子供たちを見ていると、この子たちにはあのようなことはおきないだろうと思うのは、私のおごりでしょうか。そうであってもかまいませんが、彼らが心を空にすることなく、居場所を見つけて、豊かな人生を歩んでくれることを切実に願っている今日この頃です。

話してよ 困ったことも 何もかも 心がすっきり 元気になるよ

私立の方が熱心なのかな

新高3が戻ってきつつあります。私は英語を教えるので英語1の簡単なまとめテストをして、高3のテキストを決めることにしています。100点満点のテストですが、都立組(自高作成問題のある高校ではない)は10点以下、私立組は半分以上とかなりの差が出ています。つまり、英語の基礎ができているかいないかなのですが、文法的なものがきちんと確認できている確率は私立のほうが高いようです。それぞれ違うテキストを使いながらも、せめて最低限の文法をやっていてもらえればどんなにいいことかと思ってしまいました。これからの一年間、努力次第では変わってくるはずですが、またまた白髪が増えそうな一年になりそうだと少しぼやき気味の私です。

これからだ どこかで聞いた 言葉だが 頭の中で くるくる回る

宮崎だけじゃない!

昨日、夕食をとりながら主人が、「宮崎県の場所を知らない子がたくさんいるんだってね」と話しかけてきた。「普通じゃない」と何気なく答えると、「はあ〜」とあきれていました。「そんなこと今さらいうまでもないことよ。栃木県だって、山梨県だって、下手したら神奈川県だって場所わからないわよ。」私のなんと言うこともない答えに、一言もない主人でした。そう、今時の子供は、日本地図で県名はいえない子が多いのです。もちろん小学生だけではなく、中学生も、高校生だって。一部自分の地域の勉強はするけれど、ほかのところの事は適当。これが日本の小学校の教育なのです。なんて言い切るとまた誰かに怒られますよね。確かに先生によって結果は違っているでしょう。でも子供たちのほとんどがそうだと思います。海外に出てみると、日本人であることに誇りを持ち、日本のことを知る若い人が少ないことを痛感します。パソコンや携帯電話の知識は私などが追いつかないほど持っているのに・・・悲しいことかもしれませんが、そんなことにめげずにせめてわが生徒だけにはきちんとした知識を持ってもらいましょう。

日本地図 頭に入れて 探検だ 日本のことを 好きになるため

ピークのもって生き方

新高校3年生が英・国受験するから見てよといってきた。なぜかこの3年生は団体で行動する習性を持っている。塾の高校生クラスは4名制なので、誰かほかの先生になるか、予備校に行きなさいといつも通りに言ってみた。すると彼ら曰く、「ここの塾小さいのにみんな志望校に入っているよね。予備校だとどうなるかわからないから先生がいいや」とのこと。そう不思議なことに、例年高3生も中3生も第一希望に合格している。でも不思議でも何でもない話なのです。小さな塾だからこそ、希望校の出題傾向を分析して対策が打てる。先日上村愛子が5連勝したときに、ピーキングを持ってこれたからといっていた。確かにその日にピークを持ってくるのはとても難しい。ともすると、早くなってしまったり、あるいは間に合わなかったりと、これはなかなか難しいところがあるのです。多分、そのせいで受かっているのかもしれません。何しろ、偏差値と合格学校があまりにもかけ離れているので有名なくらいですから。どうしたらそうできるのか、これは長年かかって得た秘密です。

合格も 努力のほかに 秘密あり 受かればすべて みんなの笑顔

卒業式に帰りました

今日は区立中学校の卒業式でした。30年近くこの仕事をやっていると、3月の別れの時が淋しくもあり、うれしくもあります。長年付き合ってきた生徒たちが、それぞれの道に旅立っていくのは喜ばなくてはいけないと思いながらも、一抹の寂しさは避けられません。中3はまた戻ってくるかもしれませんが、高3はついにお別れです。とはいえ、また新しい学年を向かえ、気持ちを新たに出発です。私事で3週間ほど留守をしました。そして外国で新しい命と向き合ってくることができました。去年、母をなくした私にとって、新たな命が芽生えたことはうれしいことです。それと共に今年も新しい生徒とめぐり合う機会もたくさんあるでしょう。今日から新たな一歩、また今年も全員第一志望目指して頑張りましょう。

新学期 心も新たに 出発だ 今年もゲット 第一志望
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