中学生の国語の時間にテキストを読ませるとパニックになることが間々ある。一語一語字を追って読む子がいるからである。たとえば、「こまやかな」「あいらしい」「振る舞いに」などとあると、おかしなところできってしまうので文章が成り立たなくなってしまう。例えば最後の「振る舞いに」などは、まずふるで区切り、舞いで区切って読むのである。ふるまいという言葉を知らないのか、たどたどしく読むからわからないのか、こちらも理解できない。携帯電話を語らせるとどこまでも話すことが出来る子が、文章を読ませると読めないというのは、摩訶不思議なことに私には思える。全部が全部そうではないかもしれないがせめて中3になったら新聞の一つも読んでほしいものである。
英語なら たどたどしくても 読めるけど 国語のことば 読むのは無理
英語なら たどたどしくても 読めるけど 国語のことば 読むのは無理