揖斐川の上流にある谷汲に西国三十三観音霊場結願・満願のお寺があります。江戸時代はこの霊場を終えて中山道を歩き江戸に帰ったのです。巡礼は家に帰るまでが旅、ここは最終場所ではなく多くの峠を越える中山道、まだまだ旅の中間場所だったのでしょう。

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 明日は令和が始まる日です。当然に今日は平成の終わる日で此の日に合わせて「ノンビリ歩く巡礼の路」も最終日にしようと思いました。近鉄鵜方駅をAM545に出て名古屋駅に向かいます。JR名古屋駅から大垣駅に、更に樽見鉄道の乗り換え谷汲口駅で下車、名阪近鉄バスで谷汲山に着いたのは、AM1010過ぎでした。

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平成最後の日に結願・満願で参拝する方も多いと思ったのですが、バスで下車したのは3名のみです。雨男を自負する私にピッタリの雨の参拝になりました。立派な参道の両横には土産物と食事処の店が並んでいますが活気は全く感じられません。

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広々とした石段を登ると真正面に本堂があります。ご詠歌は現在・過去・未来とあり本堂・満願堂・おりずる堂の三カ所をお参りすることになります。

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御朱印も3つ頂きましたが、四国遍路から使った白衣を納めるため持参してきました。サンチャゴ巡礼は大聖堂から更に80kmを歩き大西洋の波打つヒィステーラの地で巡礼者が自らの手で衣服を燃やし(現在は火災の恐れがあり燃やことが禁止されているのでは)、未来に向け歩みだす巡礼者が多くいます。四国遍路の霊山寺で買って常に使用した白衣です。しかし、西国巡礼では着ることは皆無でした。

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サンチャゴ巡礼と四国遍路や西国巡礼との違いは、何かにつけてお寺でお金が必要なことです。入山料、拝観料、朱印・祈祷料など納めることになります。華厳寺は入山料が必要ではありませんが、白衣を納める際に祈祷料が予想外の高額で不覚にも「たか!」と声に出してしまいました。僧侶は「祈祷して納めさせていただきます」と言われましたが納得できた訳ではありません。今更持ち帰れないし「しかたないか!」此れが西国巡礼の結願・満願寺の最後の遣り取りです。

 

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昔の西国巡礼では参拝を済ますと精進料理から解放され食事に鯉を食べたと言われますが、海辺に住む私は川魚が苦手で、若い女性の「つきたての草餅ですよ」に誘われ草餅3個がバス停での昼ご飯になりました。帰りのバスに乗るのを待つたのも3名だけです。3名以外に誰もいない無人駅に着いて暫く列車を待ちました。結願した感動も達成感も沸いては来ませんが、無事に巡礼が終わった安堵感は確かに感じました。

 

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【思ったより早く名古屋駅に戻り書店に、これで西国巡礼も終わりました】