巡礼:ノンビリ歩く巡礼の路

巡礼は旅のルートは既に定まっている遊行ですが、巡礼をするスタイルは人により様々ですが、私の巡礼はノンビリ歩き続けることです。誰もが巡礼に行こうと思った時点から、巡礼路は私達を迎え入れます。

タグ:巡礼サポートセンター

03NO0(パリの巡礼サポートセンターで)
フランスのサンティアゴ・コンポステーラの巡礼路(ル・ピュイの道)が浮上しています。

前回のブログで、フランスからのサンチャゴ巡礼路は複数あるそうですと紹介しました。その後、パリの巡礼サポートセンターでの詳しい話が聞けました。

フランスからのサンチャゴ巡礼路は4コースあります。①トウール道②リモージュ道③ル・ピュイ道④トウールーズ道です。

フランス人のサンチャゴ巡礼と言えば、この4ルートから出発する事で、スペインの道だけ歩くのは勿体ないとの意見です。

 

03NO1(探して頂いた巡礼ルート地図:フランスで発行)
フランスの方々から巡礼路として勧められたのは、古い町や教会があり、中央山塊と呼ばれる標高の高い道ですが、最も美しい道として③のル・ピュイ道です。

(フランスの友人達もル・ピュイに行かれた時の写真[掲載している写真]で、このルートを勧めます)

 

ル・ピュイ道は、ル・ピュイ⇒コンク⇒モワサック⇒サン・ジャン・ピェ・ド・ポー⇒パンプローナ⇒ブルゴス⇒レオン⇒サンチャゴで全行程1350Kmにもなります。私達夫婦が予定している巡礼よりも、550Kmも増える事になります。

 no3
(ル・ピュイ:82mの溶岩峰の頂上に建つサン・ミシェル・デギュイュ礼拝堂)
フランス道はスペイン道より圧倒的に巡礼者は少なく相当ハード、スペインに比較し宿泊費は高いようです。色んな心配を話すと、「たかだか30日増えるだけで、2回に分けたら問題ないだろう。兎に角、パリに来て巡礼サポートセンターで説明を聞きル・ピュイに行って歩いてみて考えては」と言います。


さすが、フランスは長期バカンスを取る国であり、リタイヤして時間的な悠々がある者が30日間の旅することに驚くに当たらないのでしょう。


03No5(18mのマリヤ像とノートルダム大聖堂)
不思議なもので、フランス道を歩くのは当然と勧められると、余にも長い距離での不安が大きすぎて考えられないのか、其れもありかと思ってきます。

 

しかし冷静になり選択する条件を整理すると2点になります。

  一歳でも若い時に難所のピレネー越えを完了する。

  フランス側からのピレネー越えは外せない。
(サンチャゴ巡礼は困難な道とされるピレネーを越えること)


この結果、巡礼するルート案は3つになります

①案:   一度にフランス道からサンチャゴを目指す。70日コース

 案:  ル・ピュイからピレネーを越えスペインのパンプローナまでを歩き、帰国し再度サンチャゴを目指す。35and 35日コース

③案:   一般的なピレネー峠前からサンチャゴを目指す。40日コース


3案を比較すると

①案: ワンチャンス・ワントライは体力的にも無理がある。現実に長期の留守も課題が残る。

 案:  現実可能な案で、フランス道で経験しながらサンチャゴに向かえる。しかし、往復旅費が増額になり旅費の確保が課題になる。

③案: リスクが低いが、最初にピレネー越えがあり挫折した場合は、巡礼の再度挑戦は年齢的に困難になる。

 

さて、どのルートでサンチャゴ巡礼路を歩くのかは、明日は天気も良いようですから、夫婦で20KMを歩きながら相談します。


その結果、ブログの表題:ル・ピュイ道(サンチャゴ巡礼)に変更することになるかも?
              
                2010.05.03 

22NO1

(パリの巡礼サポートサンター)

サンチャゴ巡礼のフランス道は複数あるそうです。「あるそうです」とはパリ在住の方から教えて頂きました。

私達夫婦は、無謀にもサンチャゴ巡礼に行くと決めましたが、フランス語、スペイン語は全く話せません。では英語はOKかと聞かれるとNOと答えるレベルです。


巡礼道を調べた結果、最大の不安はパリから出発して予定場所のサン・シャン・ピエ・
ド・ポーまで辿り着けるかです。パリ発の特急電車に乗り、更に普通電車に乗り換えて、巡礼事務所で手続きし、明日の食べ物と宿泊場所を確保して、次の日は高低差1200mのピレネー越えです。この行程が大変で、ピレネー側のスペインからスタートする方が多いようです。

難所であればあるほど、何故かピレネーを越えてスペインに入りたいとの思い入れが深くなります。夫婦で考えた結論は、フランスでの支援者を探すしかないと考えました。そんな話を友人にしたら、不思議な御縁でパリ在住の方が支援をOKして頂けました。更に、「困ったらスペインは近いので駆け付ける心配せずに」と激励を受けています。


22NO2(巡礼道・フランスからサンチャゴ)
親切にもサンチャゴ巡礼の情報収集を引き受けて頂き、パリの巡礼サポートセンターで話を聞き、地図などをmailでお送り頂きました。
届いた写真では、フランスの巡礼道のルートが複数記載されています。フランスには美しい巡礼道もあり、歴史のある教会も残っているようです。

22NO3(巡礼サポートセンターの案内)
案内板に書かれた文書はさっぱり判りませが、見ていると不思議と巡礼を身近に感じます。

パリから今月の17日に日本に里帰りされ資料やお話を聞ける予定でしたが、今回のアイルランドの火山の影響です。諦め掛けた矢先に、なんとか22日のフライトが決まったと先ほどmailがあり安堵しました。

ナポレオン・ヒルは「思考は現実化する」で、想像できるものは必ず実現できると言います。今回の出来ごとも、課題を解決することを具体的に想像すると、道は現実化すると実感する経験です。
                  2010/04/22

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