先週、家人が貯金通帳を観ながら、年金の通知書と見比べ振込が3万円以上少ない事に気がついた。
テレビで100万人以上の人達が年金事務のミスで減額に遭ったと報じているのを観て調べた結果である。

直ぐ当人の小生と家人で西宮にある年金事務所を訪れた。受付で相談内容を「振込」が数万円少なかったと調査と述べたら、なにがしかの配慮を示した如く受付番号をくれて待つように指示された。大勢の人の待つ所で待っていたら、私の貰った番号は「予約」した人の番号で不思議だった。

40分待って仕切りの部屋に案内され、相談員の中年の叔母さまが、年金が少なかった理由は扶養申告書の無提出が理由でしょうと言って決めつけられた。説明ではマイナンバーとしっかり連携させようとして、昨年8月頃にこれまでとは違った書類の提出を求め、貴方はそれに応じられていないので、扶養者なしで計算され振り込まれたのが理由ですと、パソコンで確認する事も無く年寄りの落ち度だと言わんばかりに、「通告」され、書類を渡され至急提出するように申し渡された。

扶養申告書類の説明で、扶養者のマイナンバーも必ず記入するように繰り返し指示された。マイナンバーの登録は当人しか持っていないと告げたら、「通知書」の「番号」を記入するように求められた。カードは無くても必ず通知書の番号は移入するように強く指示された。

早く出さないと、二月支給分に併せて4月支給分と6月支給分まで減額されるかも知れないと言われた。理由は事務処理に時間がかかる為。

不足分の還付は早い方がよかろうと、昨日記入し再度片道190円の電車代を使って西宮年金事務所に赴いた。事前に予約しようと電話をしたら、何回懸けても話し中で拉致が開かず待ちを覚悟して行った。

受付で書類の提出に来たと述べたら、当人証明のマイナンバーの番号と記入された番号が間違いないかのチェックが必要で、90分か120分待ちになりますと宣告された。5秒か10秒で済む作業なのに何故と問うたら、職員でもマイナンバーカードの「照合」が許可された人間は一部の人です。自分達は出来ませんと言われた。

78歳の病み上がりの人間に対して配慮は無いのですかと聞いたら、貴兄が「郵送」された事にして、マイナンバーカードのコピーが添付されて居たら自分達で確認できます。
それからのやり取りは腹立たしい限りで、結局、事務所から片道10分弱歩いてコンビニまで行き、コピーを採ってきて提出したら、番号照合は5秒で終了した。

目の前にいるマイナンバーカードを持った本人が居て、貴方達が確認作業をする為に目視する事を了解しているのに、何故に病み上がりの年寄りに片道10分歩いてコピーを採りき行かせる杓子定規な不合理とも言えることをやらすのかと問うたら、規則ですからの一点張りで、そこには年寄りを気遣う「忖度」は皆無だった。

余程、自分は「昭恵夫人」と知り合いと言って、ツーショットの写真でも明示してやりたい衝動に駆られた。

痛感したのは「マイナンバーカード」で国民の収入やその他全ての行動などを一括管理する、目論見を国民にハレーションを起こさせないように、異常なまでに神経を払っている事を実感した。
もう一つの側面は、昨年実施したと言う扶養申告調査に於いて国民は知らされていない、マスコミも報じていない、何某かの年金機構側の落ち度があり、それに対する「対応」当初の受付の対応、相談員の一方的な説明など不審とも言える言動がなされた事。何か不都合なものがあるみたいと疑いを持った。

提出をしなかった、年金受給者に対し、有無を言わせず「減額」するのも、あまりにも一方的な処理で気がつかなかった人は泣き寝入りしかない。

昔、昔、安倍首相が街頭に立ち、消えた年金は最後の一人まで明らかにすると国民に約束したことは未だに履行されて居なくて、国民が汗水たらして働き収めた年金が数百億、数千億単位で何処かに消え失せたままである。

今の世の中、役所にうまく食い込み、知恵を駆使してうまく立ち回り国のものをタダ同然で騙し獲った、人間が勝者とは情けない国になったもんだ。

昨日か一昨日、関西の隠れた「実力者」のある業界の事務所が、警察のがさ入れを受けた。その事を伝える関西のテレビ局は皆無だったらしいが、ネットで紹介された映像を観たら、警察を屁とも思っていない暴れ振りが映り山口組より怖い集団が存在して居ることを知った。もっと驚いたのは、この団体のトップの人は、共産党の志位委員長、小沢一郎氏や全ての野党議員の主要なメンバーなど、左派系と称する政党のトップは全員、ツーショット写真がある事も併せて紹介されていて、その先は北朝鮮まで続く一本道らしい。聞くところによると辻本議員の後ろ盾であるらしい。籠池氏を操っていた人権やとも仲間らしくここにも裏の世界がある。

この稿を書いた後図書館に行き新聞で森友問題を読んだら、朝日だけが年金の扶養申告問題で100万人以上が2月に減額された事を5段抜きで伝えていた。年金機構は慌てて対応に乗り出し、4月に改めて扶養申告の書類の未提出者に確認の知らせを出す事にした。新聞の日付は14日で小生が西宮の年金事務所に行った日だった。窓口の対応に微妙な雰囲気を感じたのはこの記事の所為だった。記者が問いただしたらホームページで三回も呼びかけましたと、しれっと答えたらしい。全てに問題の本質は理解されておらず、今の年金機構、厚生省は年金担当から外れたほうが国民も安心できる。