January 15, 2017

謎のウィザードリィ版権団体「FRP Assets」を追う

年末年始にNHKで放送された特別番組、
ドラゴンクエスト30th そして新たな伝説へ』。
筆者もゲームファンの端くれとして、しっかり観ました。

番組の前半パートは堀井雄二氏やすぎやまこういち氏、
そして鳥山明先生へのインタビューがメイン、
後半はFCの『ドラゴンクエスト』が誕生するまでの経緯を、
インタビューと映像資料で振り返ってみる…という構成。
DQ誕生の経緯については漫画『ドラゴンクエストへの道』をなぞっていて、
その中でやはり『ウィザードリィ』と『ウルティマ』について触れられていたのですが、
筆者が注目してしまったのは、その前者の版権表記。

frpassets

(出典:『ドラゴンクエスト30th そして新たな伝説へ』)

そこにあったのは、「FRP Assets / Robert Woodhead」という文字でした。
表記の後半はお馴染み"狂王トレボー"こと、
ウィザードリィの原作者のひとりであるロバート・ウッドヘッド氏ですが、
前者の「FRP Assets」は全く見慣れない表記。
どんな団体なんだ…?と思い、とりあえずgoogle検索にかけてみるも、
引っかかるのは強化プラスチック(FRP)関連の英語ページばかり。
後ろに"wizardry"を付けて検索しても、まったくそれらしい団体は見つかりませんでした。

ここで改めて、ウィザードリィの権利関係の流れを簡単におさらいしてみますと…

最初は原作者であるアンドリュー・グリーンバーグ氏とロバート・ウッドヘッド氏、
そして販売を手掛けたsir-tech社の3氏がウィザードリィの権利を有していた。

3作目の制作後、アンドリュー氏とsir-tech社の間でトラブル発生。
アンドリュー氏、ウィザードリィの制作から手を引く。

4作目制作後、「見解の相違」と「新しいことをやりたくなった」という理由で、
ロバート氏がウィザードリィの制作から離れる。
(ロバート氏はその後AnimEigo社設立)

1990年ごろからsir-tech社とアンドリュー氏の間で訴訟が発生する。
内容はアンドリュー氏が部分的に権利を持つウィザードリィを使って
sir-tech社がライセンス提供等で利益を得ていることについて、
その利益の一部をsir-tech社はアンドリュー氏に支払う義務があるが、
それが一時期から未払いになっている…というもの。
ウィザードリィ6作目(BCF)から呪文名や根本的なシステムが変更されたのも、
アンドリュー氏が権利を持つ部分をゲームから排除することで、
この訴訟から逃れる狙いがあったものと思われる。

その後2000年前後に、sir-tech社は所持しているウィザードリィの版権を
sir-tech Canada社、および1259190 Ontario社に委譲し、
そこからライセンスを受ける形でウィザードリィ8の制作、
そして日本の多くの企業へのライセンス提供を行う。
(但しこの2社、訴訟問題を有耶無耶にするためのダミー企業という見方が有力)

2006年、日本の企業アエリア社が前述の2社の持っていたウィザードリィの権利を取得。
その後、版権管理会社IPMに委譲→再び親会社に委譲…という流れを経て、
2017年現在も6以降のウィザードリィの権利は、
GMOゲームポット社(アエリアから改称)にある。

こういった流れで、ウィザードリィの版権には諸問題こそあるものの、
この流れに「FRP Assets」なる団体はどこにも出てこないのです。

いったい、この団体は何なんだ!?
そう思って、ダメ元でNHKのメールフォームから問い合わせをしてみたところ、
なんと、番組スタッフの方から回答を頂けました。
直接の回答の転載は行えないため、要点を絞って紹介しますと…

「FRP Assets」は『ウィザードリィ』の開発者から著作権を買い取り、現在所有している法人。
・この法人の詳細については、番組制作側も把握していない。

…どうやら、本当に権利を持っている法人であることについては間違いなさそうです。
となると、誰から権利を買い取ったのでしょう?

考えられるのは3つ。
(1)原作者の1人、アンドリュー・グリーンバーグ氏。
(2)原作者の1人、ロバート・ウッドヘッド氏。
(3)現在6以降の版権を所持している、GMOゲームポット社。

まずは(1)の可能性ですが、筆者が調べてみたところでは、
全くそれを伺わせる情報についてめぐり合っておりません。
訴訟問題が解決した…という話も聞いていないので、
ここから権利を得た、という可能性は低いかと思います。

(2)については、2016年にロバート氏が来日した時のインタビューで、
同氏は「現在は権利を所有していない」と明言しています。
これが「ウィザードリィの制作を離れたときから権利を保有していない」のか、
「誰かに売却してしまって権利を所有していない」のかは不明ですが、
もし後者なら、話題の「FRP Assets」がその売却先である可能性はあります。
冒頭の版権表記に氏の名前が併記されているのも、
その関係が絡んでいる…と考えるとある程度納得がいきますし。
(それにしては、Web上にそれを伺わせる情報が一切ないのが謎ですが…)

最後は、(3)の可能性。
2016年にウィザードリィオンラインが終了し、
同社が手掛けていた「ウィザードリィルネサンス」は一段落という形になりましたが、
実は、同社は「水面下で次のWizardry Onlineを制作している」ことを明言しており、
権利を手放している可能性は低いと考えられます。
ただ、現状「ウィザードリィの著作権を買い取り、現在所有している」ことが
明らかになっている唯一の法人がGMOゲームポット社であるため、
「FRP Assets」が同社の別名義である可能性も捨てきれません。


…という訳で、筆者の推測では「FRP Assets」とは、
ロバート・ウッドヘッド氏から権利を買い取った団体か、
あるいは現在権利を明確に保有しているGMOゲームポット社の別名義か、
どちらかの可能性が高い…とは思っていますが、
現状、全く裏付けが取れていません。

この問題については引き続き調査を行い、
真相が判明しだい追って報告する!
(何故か特命リサーチ風に締める)

January 09, 2017

「伝説って?」「ああ!」『The Legend of Candlewind』

2017年も無事に明け、筆者はいろいろ本を読んだり、
ゲームを遊んだりツクールフェスを地道に進めてたり、
ラップバトルのDVDを見たりしています。

その中でも、インパクトのあったゲームを遊んだのでご紹介。

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The Legend of Candlewind』。

2015年リリースのゲームですが、筆者はSteamウィンターセールで買ってました。
スクリーンショットを見る限り、オーソドックスな3DダンジョンRPGに見えたのですが、
内容はいろんな意味で想像以上でございました。

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「New Adventure」を選ぶと、早速長い設定解説文章が。
ふむふむ…と思いながら、クリックすると。

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ゲーム起動からたった2クリックで、早くもダンジョンに放り込まれました。
しかも既にパーティメンバー4人登録済。何というスピーディ展開!(笑)

てっきりこの手のゲームの常識として、ゲーム開始直後に
キャラクターメイキングがあるものと思い込んでましたが、
どうやらこのゲームにはそんな常識は通用しないようです。

20170104231632_1

オプションメニューは「Loading」「Saving」「Quit」「Credits」のたった4つ。
2015年リリースのゲームにもかかわらず、各種キーコンフィグや、
オートマッピングやカニ歩きの設定すらできない
…という、
手抜きシンプルさを追求したようなものになっています。
もちろん、各キャラクターの名前変更や、
妙に見分けのつき辛いポートレートの変更などできるはずもなく…(苦笑)

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画面右下にある「Wait Monster」ボタンを押すと、
いつでもどこでもザコモンスターが召喚
できて経験値を稼げる親切設計。
このゲームは敵の攻撃力がやたら高く、当たれば一撃で瀕死になることも珍しくないので、
緊張感があると言えばあるのですが、
レベルさえ上げれば敵の攻撃はほぼ当たらなくなるため、
戦闘自体はボス戦も含め、かなり単調なものといった印象。
(敵が集団で出てきても、実質敵1体との連戦なので尚更)

そんな感じでひたすらザコを倒してレベルを上げつつ、
鍵の付いた扉や宝箱をOpenLockの魔法で開け
(このゲームでは鍵をすべて魔法で開ける。
 筆者はてっきり鍵を探すものと思い込んでいたため、鍵開けの魔法がある事に気づくまで結構悩んだ。
 当然のようにチュートリアル的な説明はゼロ)

ひたすら壁にぶつかって隠し扉を見つけながら、
仲間2名を適当に見つけて
(なぜか死体でパーティに参入する。
ちゃんと参入時の会話メッセージはあるのに!)、
右手法を頼りにダンジョンを進んでいくこと、約2時間。


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盗賊のリーダーを撃破して、その奥の登り階段にたどり着いた時点で、
このメッセージが表示されてゲームクリアになりました。
大抵のRPGでは「盗賊のボスを倒した!」というのは序盤の通過点ですが、
ここで終わるというRPGは前代未聞なのでは…?



結局、タイトルの『The Legend of Candlewind』とは何だったのかよくわかりませんが、
正式に商業展開された3DダンジョンRPGとして、
筆者に「これ以下はない!」と思わせたゲームであるのは間違いない
ので、
そういった意味では、伝説に残るタイトルかもしれません(笑)

そんなゲームではありますが、もしこの紹介を読んで、
このゲームを「遊んでみよう」という奇特な方がおられましたら、
「Health Potionをため込んでおかないと、実績解除で泣きを見る」
…とだけ助言しておきます。(筆者は泣いた)


December 31, 2016

2016年反響のあった記事振り返り

2016年もいろいろありました。
そんな中、各所で反応があった当blogの記事や、
個人的に思い入れがあった記事を振り返ってみます。

『Heroes of a Broken Land』の日本語解説を書いてみる
筆者が惚れ込んだ海外製3DダンジョンRPGである、
Heroes of a Broken Land』の解説記事。
この記事を読んでこのゲームを始めた、という方もおられるようで、
記事を書いた甲斐がありました。

TCG?違う、旧き良き(?)カードゲームだ!『Eternal Destiny』
『高円寺女子サッカー3』純情想定外
低評価ゲームの評価を覆してみよう的な記事。
(前者はPSVitaの低評価ゲームとして知られる
インフィニタ・ストラーダ』が原作)
話題が先行して世間で低評価と認識されているものでも、
実際はそうでないものもあるのではないか?という疑いを投げかけていく試みは、
今後も続けていきたいと思います。

美少女+3DダンジョンRPGの黒船襲来(か?)『Sakura Dungeon』
2016年のblog記事の中で、最も検索アクセス数が多いのがこの記事。
皆さん、本当に好きですね!

「ウィザードリィがRPGの元祖」と言い出したのは誰なのかしら・序説
「ウィザードリィがRPGの元祖」と言い出したのは誰なのかしら・破説
FC版ウィザードリィのACバグは本当に20年間「誰も」知らなかったのか?
なかばライフワークになりつつある、ウィザードリィ関係の記事。
こういった記事を書いていると、
「筆者はwizに怨みでもあるのか?」というネガティブな反応を見ることがあるのですが、
むしろウィザードリィという偉大なシリーズ、
そして3DダンジョンRPGというジャンルを愛しているからこそ、
語られてきた伝説ではなく、ファクトを積み重ねていきたいと思っております。

ウィザードリィに登場する「村正」総まとめ
桑名市博物館で開かれた「村正展」に感銘を受けて書いた記事。
徳川美術館蔵の輝く村正に始まり、銘を潰された村正、
黒く染めた村正、そして刀だけでなく短刀や剣など、
本当に素晴らしい企画展でした。


当blogの閲覧者の皆様、Twitterフォロワーの皆様、
2016年もありがとうございました。
2017年も今まで通りのスタンスで、
このblogを続けていきたいと思っております。

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2016年・個人的に印象に残ったモノ(ゲーム以外)

個人的に、2016年に心に残ったモノをいくつか。

・映画『シン・ゴジラ
様々な場所でこの映画に関する講評は為されているので、
当blogでは詳細には立ち入りません。
ただ、エヴァファンのひとりとして、
「庵野監督大復活」を観られたことは非常に嬉しかったのです。


・TV番組『フリースタイルダンジョン
「即興日本語ラップでバトル」という番組。
タイトルに「ダンジョン」と入っていたので、
最初はゲーム紹介番組だと思いました(笑)。

話題になっているので見てみる(当時はyoutube配信してた)

ラップ?自分の生きてた世界とは違う世界だな…

高レベルアンデッド代表格・ノーライフキングの原案者である
いとうせいこうさんが何故審査員に…?
(その後ググって日本語ラップの先駆者であることを理解)

え、これ完全即興で言葉を交わしてるの!?
会話として成り立っていてユーモアもあって、
リズムにも合っていて文末にはきちんと韻を踏んでいるという…
どんだけこの人たち、頭の回転早いんだよ!

という訳で、「日本語ラップ」というジャンルに
せいぜい「悪そうな奴らは全員友達」「とにかく親に感謝」
…という程度の認識しかなかった筆者は、
それを覆す「日本語ラップ」の圧倒的な語彙力と言葉の表現力に、
すっかりノックアウトされたのでございます。
その後、様々な日本語ラップの音源を聴き、
番組を欠かさずチェックするようになるのにそう時間はかかりませんでした(笑)

この番組の放映以後、様々なCMに日本語ラップの起用が増えたり、
ベニー松山氏も短編小説でラップ調のリリックを書いていたり…と、
にわかにブームの様相を見せているのはさすがだと思います。

この番組はabemaTVで定期的に再放送をしており、
これを書いている大みそかのあと数時間後には、
abemaTV独占配信の特別番組「口迫歌合戦」が予定されてますので、
一度見てもらえるとその魅力が伝わるかな、と。


・書籍『「南京事件」を調査せよ
「桶川ストーカー殺人事件」などのノンフィクションで知られる、
ジャーナリスト・清水潔氏の著書。
現在でも様々な議論がある「南京事件」に対し、
著者が当時南京攻略戦に参加した兵士たちの日記を精査、
そして様々な史料から裏付けを取っていくことで、
この事件の真偽を明らかにしていく、という書籍です。

この本が徹底しているのは、「史料・証言を拾い集め、
複数の史料を照らし合わせてその真偽を判断する」という、
ジャーナリズムの基本中の基本ともいえる姿勢。
先述した兵士たちの日記、そして現防衛省に残る数々の公式戦史といった、
「日本側の史料」から事実を明らかにしていくその姿勢は、
まさにプロのジャーナリスト魂を感じます。

そして、この本の元となったテレビ番組では語られなかった、
ほとんどの日本人が知らない「もう1つの事件」。
(筆者も知らなかった)
この本の後半部はその事件について書かれていますが、
読み進めるほどに、奇妙な、そして複雑な感覚を受けていきます。
(ちょうどDQ7の「レブレサック村」のイベントを思い起こさせた。
というか、あのイベントの原案がこの事件なのかもしれない)

「南京事件」「歴史を通じた過去と現在と未来」を考える上で、
是非とも読むべきノンフィクションの1つ。

jzunkodj4y at 14:04|PermalinkComments(4)TrackBack(0)clip!Memo 

December 30, 2016

2016年の3DダンジョンRPG ショットガンレビュー

毎年書いてる3DダンジョンRPGショットガンレビュー、ついに5年目に突入しました。
「1つの作品を筆者の独断と偏見で3行で紹介する」という形式で、
その年にリリースされた作品を筆者のプレイ時間込みで紹介しています。
(このフォーマットは有名ゲームブロガー・ラー油氏によるショットガンレビューをパクってます)

タイトルに各作品の公式ページへのリンクを、
また当blog内に個別レビューを含む記事がある場合は、その記事に個別にリンクをつけています。

2012年の3DダンジョンRPGショットガンレビュー記事はこちら。
2013年の3DダンジョンRPGショットガンレビュー記事はこちら。
2014年の3DダンジョンRPGショットガンレビュー記事はこちら。
2015年の3DダンジョンRPGショットガンレビュー記事はこちら。

それでは、以下よりどうぞ。


エルミナージュOriginal (筆者プレイ時間:60時間(PC版、3DS版未プレイ))
(PC,3DS、PC版メビウス、3DS版ジョイフルテーブル) 筆者感想記事1 筆者感想記事2
エルミナージュ第1作を改めて移植。DS版以来だが改めて遊んでみてもやっぱり面白い。
PC版では高解像度のフェイスロードが使えることもあり、
「好きなキャラクターとの自由な冒険」という本作のコンセプトを存分に楽しめる。

マインドゼロ (筆者プレイ時間:2時間)
(PC, アクワイア/ゼロディブ/Aksys Games) 筆者感想記事
PSVitaのいろんな意味での話題作をPCに移植。
steam移植にはありがちな日本語排除の上、解像度もPSVita版と大差なし。
PC移植のメリットとはいったい…と考えさせられたやはり問題作。

Crystal Rift (筆者プレイ時間:1時間)
(PC、Psytec Games) 筆者感想記事
VR元年にふさわしく誕生した、VR対応3Dダンジョン探索ゲーム。
ゲームとしてはかなりシンプルだが様々なリアルタイムトラップなど、
「VRで遊んだら絶対凄い怖いやつや!」と思わされることしきり(筆者はVR機材持ってない)

ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団 (筆者プレイ時間:35時間)
(PSVita、日本一ソフトウェア) 筆者感想記事
接頭辞の付いたアイテムや壁壊し、そして黒いストーリーを3DダンジョンRPGに持ち込んだ意欲的なゲーム。
システム的には素晴らしいのだが、ストーリー展開が第三者視点で、
主観視点のゲームとかみ合っていないのに個人的に違和感を覚える。

Sakura Dungeon (筆者プレイ時間:15時間)
(PC、Winged Cloud) 筆者感想記事
Steamでは名の知れた美少女ゲームであるSakuraシリーズが3DダンジョンRPGに殴り込み。
モンスター娘の捕獲や破れる装備など、「エロRPG」として定番の要素が手堅くまとまっており、
かつ海外発であることを活かしてパッチで無修正化など、自由って素晴らしい!と思わされる。

シノビナイトメア (筆者プレイ時間:2時間)
(スマートフォン、Fuji&Gumi Games/アルファシステム) 筆者感想を含む記事
Fuji&GumiGamesとアルファシステムがタッグを組んだ、忍ばない美少女忍者ダンジョンRPG。
システムは基本的なF2PのRPGを踏襲しており、グラフィックもスマホ向けとしては美しいのだが、
やはりスマートフォンのフリック操作で3DダンジョンRPGを遊ぶのは厳しいものを感じる。

新釈・剣の街の異邦人 (筆者プレイ時間:80時間)
(PSVita、エクスペリエンス) 筆者感想記事
遊びやすく、より深く生まれ変わった剣の街の異邦人。
難易度はハードコアだが、収集と育成という伝統的な楽しさはまさにエクスペリエンス作品の集大成。
PSVita版だけで終わらせるには惜しすぎる完成度。他機種版もぜひ欲しい。

レイギガント (筆者プレイ時間:3時間)
(PC、バンダイナムコゲームス/エクスペリエンス/Acttil)
やはりPSVitaからのPC移植だが、こちらは日本語もそのままで高解像度対応。
PSVita版は筆者は2周クリアしているのだが、ノベル中心の作品で再度遊び直すのは個人的につらいものがある。
さりげなくTMRevolutionの主題歌がカットされてるのも残念。

デモンゲイズ2 (筆者プレイ時間:80時間)
(PSVita、角川ゲームス/エクスペリエンス) 筆者感想記事1 筆者感想記事2
エクスペリエンスのヒット作の続編。
キャラメイクが排除されたのは寂しいが、とにかく遊びやすさはずば抜けている。
それでいてクリア後DLC含めボリュームは満点。お色気要素が全く面白くないのが難点。

神獄塔 メアリスケルター (筆者プレイ時間:8時間)
(PSVita、コンパイルハート)
おとぎ話をモチーフにしたプレイヤーキャラクターたちが特徴的なダンジョンRPG。
「血」を中心に据えたシステムや敵との追いかけっこにおけるホラー的な演出は面白いが、
作り手が偏執狂なのか疑いたくなるほどマップがだだっ広い。広いダンジョンを探索したい人にはおススメ。

Zavix Tower (筆者プレイ時間:5時間)
(PC、Batholith Entertainment)
自動生成される塔を登っていく広義のローグライク系ダンジョンRPG。
ひたすら敵を倒して宝箱から出たマジックアイテムに一喜一憂して行動範囲を広げていく…と、
成長と探索という"Dungeon Crawler"の王道を征くゲームである。


その他、今年リリースされたが筆者未プレイの3DダンジョンRPG:
世界樹の迷宮5(3DS)
The Dungeons of Castle Madness(PC)
Heroes of the Monkey Tavern(PC)
The Deep Paths: Labyrinth Of Andokost(PC)


今年は日本製のダンジョンRPGが頑張っているな…という印象でした。
大型タイトルである『世界樹の迷宮5』をはじめ、
人気作の続編『デモンゲイズ2』、
完全新規タイトルながら高い評価を得た『ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団』など、
個人的に合わないと感じた面はあれど、クオリティが高い作品が多かったです。

海外作品もエロRPGのストロングスタイルを継承した『Sakura Dungeon』、
VR対応の『Crystal Rift』など、今までの海外にない作品が出てきているのも興味深い点。

2017年発売予定の3DダンジョンRPGとしては、
『ダンジョントラベラーズ2-2』『Project堕天』などが挙げられていますが、
それだけに限らず、国内海外を問わずどんな新しい作品が出てくるのか筆者は楽しみであります。

December 29, 2016

マビノギデュエル:驚愕の40点バーン!1ショットキル地獄門デッキ

2015年のリリースから、筆者は1日たりとも休むことなく
マビノギデュエル』を遊んでいるのですが、
最近は当blogでもこのゲームについてあまり触れていなかったので、
久しぶりにデッキ紹介記事を書いてみようかと。


デッキ:ダブル 白衣のナオ (←nexonのデッキ紹介ページへ飛びます)
mabiduel_hellgate20161229

青(マナ):
知識の本(マナ)
マジックミサイル
ドッペルゲンガーの傷
ライトニング
アイススピア
召喚取消

黒(闇):
魔術師:ジェノア+1(闇)×2
白衣のナオ(闇)×2
破滅機:幕
究極:地獄の門


「究極:地獄の門」を用いたリアニメイトデッキは、
マビノギデュエルの初期から存在する伝統的なデッキタイプなのですが、
今回紹介するのはそこからの1ショットキル
(1ターンの間に相手を打ち負かすこと)を狙ったデッキです。

mabinogiduel_jenoa

キーカードは「魔術師:ジェノア」。(そこ、BBAとか言うな)
以前このカードを使用したキュアバーンデッキを当blogで紹介したことがあるのですが、
このカードは
「他の味方のHPを吸収し、吸収したHPだけ相手プレイヤーにダメージを与える」
…という効果を持っています。
今回紹介した+1ミュータントをLv3で召喚した時、吸収するHPは5。
つまり、HPが6以上の他の味方クリーチャーが4体並んでいれば、
相手に直撃するのは5×4の20ダメージ。

とは言え、普通のデッキでは味方が5体並ぶことなんてそうそうないし、
普通に使う分にはロマン砲なカードだったりします。

…普通に使うのであれば。

だったら、普通じゃないデッキに入れれば良いよね!という事で、
地獄門デッキに突っ込んでみたのです。

「究極:地獄の門」は「お互いの墓地からランダムにクリーチャーを5体召喚」。
このカードの効果で簡単にクリーチャーが5体並びます。
そして、ジェノアさんが2体並ぶと、
次のターンの開始時に相手に20×2=40ダメージ。
(味方のHPが11以上ある場合)。
ちょうどプレイヤーLv3のライフポイント限界に等しく、
次のターンの開始時に即死ダメージを叩き出します。

…もちろん、そう簡単に地獄の門は打てるようなカードではないので、
他のカードで場を凌ぎつつ、隙を見てクリーチャーを手札から捨てていく事になります。

「知識の本」で経験値をブースト、
相手のダメージクロッククリーチャーは「マジックミサイル」「ライトニング」で焼き、
複数敵が並んだら「アイススピア」で攻撃力を低減。
手札のクリーチャーを捨てつつ、Lv3まで耐え忍んだら、
ちょうどコストが溜まった頃合いなので地獄門で決める…というのがこのデッキの流れ。

ジェノアさんの他に投入したクリーチャーは、「白衣のナオ」と「破滅機:幕」。
「白衣のナオ」は言わずと知れた大量召喚系カードのお供で、
このデッキのキーカードであるジェノアさんに破壊耐性を与えるほか、
自身が2枚場に出てしまうと、互いの能力で復活時に気力カウンターを補充するので、
もはやほぼ破壊不能と言っていいクリーチャーとなります。
(さすがマビノギのナビゲーターは格が違った)

「破滅機:幕」は単体で強力なクリーチャー枠としての採用で、
地獄門での蘇生に拘らず、時には素出ししてそのまま勝利というパターンもあります。
(主に相手が小型展開中心&コントロール奪取を積んでいないと思われるデッキの場合)
大型クリーチャーとしてはこのカードの代わりに、「巨大な嵐」を積むのもアリ。
(素出しは難しいが、コストが巨大な嵐>地獄門なので、
地獄門デッキの天敵「希望を捨てよ」対策になる。なお筆者は持ってない)

墓地に捨てるクリーチャーの優先度はジェノア>白衣のナオ>破滅機となりますが、
何よりもジェノア2体+白衣のナオが場に並ぶのを優先させたいため、
むやみに手札を捨てるのではなく、相手の墓地の枚数によっては調整する…
といったプレイングもこのデッキでは重要になります。

その他の2枚の魔法カードについて。
「ドッペルゲンガーの傷」は最近流行のトラップビートデッキ対策です。
(「反射トラップ」で大量生成したトークンの攻撃力を上げて殴り倒すデッキ)
もう1つこのカードが重要なのが、「空撃ち可能」という点。
マジックミサイル等の除去カードは
相手がクリーチャーを展開していなければ打てないのですが、
このカードは効果の対象になる同名クリーチャーがいなくても打てます。
それがどう重要なのか?と思われる人が多いと思いますが、
空撃ちにもしっかり相手の「スペルカウンター」は反応するので、
「究極:地獄の門」を打つ前のスペカン対策にうってつけだったりするのです。
(コストもドッペルゲンガーの傷<スペカンなので、
取り消されても資源アドバンテージに繋がる)

「召喚取消」は主に「捕獲」等のコントロール奪取対策。
コントロール奪取されたクリーチャーに対し「召喚取消」を撃てば、
そのカードは自分の手札に戻ってきて、かつ召喚に必要な資源も戻ってくるので、
相手のコントロール奪取を無効にしつつ莫大な資源アドバンテージが得られます。
他にも直接攻撃を成功させれば勝ちだけど、敵のクリーチャーが邪魔…という時に、
そのクリーチャーに召喚取消を撃てば勝利が確定しますし
(破壊耐性のあるクリーチャーでも排除できるのは除去系カードに無いメリット)、
意外と使い道の多いカードだったり。


地獄門デッキの常として速攻ウィニー系ビートダウンには非常に弱いのですが
(ミュータントカードを5枚も積んでいるので、HPデメリットもキツイ…)
決まった時の爆発力が凄まじく、最近の筆者の愛用デッキ。

近年は数多くのスマートフォンTCGが出ていますが、
その中でも改めてオリジナリティの高いこのゲームはお勧めでございますぜ。

December 23, 2016

2016年ウィンターセール対象の3DダンジョンRPGまとめ

Steamのオータムセールから約1か月。
早くも各所でウィンターセールが始まったので、
対象の3DダンジョンRPGを一覧にしてみました。
今回はSteamだけではなく、それ以外のゲーム配信サイトのセールもチェックしてます。


・Steam配信作品:日本語あり
マイトアンドマジックX -50%(¥1,740)
Stranger of Sword City(剣の街の異邦人) -40%(¥2,280)
レイギガント -70%(¥894)

・Steam配信作品:日本語音声のみあり(字幕英語)
マインドゼロ -60%(¥792)

・Steam配信作品:ウィザードリィ関連作
Wizardry 6 -75%(¥124)
Wizardry 7 -75%(¥124)
Wizardry 8 -75%(¥245)
Dungeon Lords(ウィザードリィ5〜7のディレクターによるRPG) -75%(¥370)

・Steam配信作品:その他、英語作品
Legend of Grimrock -66%(¥503)
Legend of Grimrock2 -66%(¥1,013)
StarCrawlers -33%(¥1,326)
Elminage Gothic(エルミナージュゴシック、日本語なし) -70%(¥294)
Dungeon Hero -70%(¥209)
Heroes of a Broken Land -75%(¥370)
VERLIES 2 -85%(¥147)
Coldfire Keep -50%(¥249)
The Fall of the Dungeon Guardians -60%(¥792)
Ruzar - The Life Stone -50%(¥640)
The Quest -40%(¥588)
Crystal Rift -50%(¥490)
7 Mages -75%(¥345)
Dungeon Kingdom: Sign of the Moon -12%(¥1,654)
Sakura Dungeon -20%(¥1,584)
Zavix Tower -55%(¥666)
The Dungeons of Castle Madness -25%(¥735)
Heroes of the Monkey Tavern -30%(¥699)
The Deep Paths: Labyrinth Of Andokost -50%(¥399)


・PlayStation Store配信作品
角川ゲームス クリスマス&お年玉セール(2016/12/21〜2017/1/10)
円卓の生徒 The Eternal Legend (PSP) -80%(¥500)

アクワイア ウィンターキャンペーン(2016/12/26〜2017/1/9)
Wizardry 囚われし魂の迷宮 フルパック (PS3,PSVita) -50%(¥1,200)
Wizardry 囚われし亡霊の街 フルパック (PS3,PSVita) -50%(¥1,700)
Wizardry トータルパック (PSVita) -50%(¥2,600)
マインドゼロ (PSVita) -82%(¥900)
剣と魔法と学園モノ。 (PSP) -75%(¥500)
剣と魔法と学園モノ。2 (PSP) -60%(¥800)
剣と魔法と学園モノ。3 (PSP) -60%(¥800)
剣と魔法と学園モノ。Final (PSP) -53%(¥1,400)


・magino drive配信作品
剣の街の異邦人 白の王宮 -30%(¥5,110)
ダイナソア リザレクション -20%(¥800)


・GameLiner配信作品
Abyss and Dark #1 リル・マズアの遺跡 -30%(¥840)


・DMM配信作品(R-18作品につき閲覧注意!)
雷の戦士ライディ〜破邪の雷光〜 -50%(¥1,852)
ライディ3.5 〜フォレス危機一発〜 -50%(¥2,592)
愛佳でいくの!! -50%(¥1,620)(『ダンジョントラベラーズ』原作「ファイナルドラゴンクロニクル」収録)
ケイオスラビリンス -50%(¥3,343)
ドラゴンズレイド -50%(¥1,350)
ダンジョンブレイカー -50%(¥1,026)
ダンジョンブレイカー2 -50%(¥1,026)


名作から怪作まで、多くのラインナップがセール対象となってますので、
是非とも年末年始を迷宮で潰しましょう(暴言)

December 18, 2016

撲克曰く燃えよプロミネンス。『Prominence Poker』

カジノ法案がうんぬんかんぬん…と盛り上がりを見せている今日この頃ですが、
皆さまは如何お過ごしでしょうか。
筆者はツクールフェスを地道に進めつつ、
steamの新作ゲームをチェックしたり箱1版のFF15をポチってしまったりしています。

そんな中、今回取り上げるのは、
最近はsteamでも珍しくなくなった基本プレイ無料(アイテム課金・F2P)のこのゲーム。

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Prominence Poker』。
文字通り、ポーカーゲームです。
但し、ドラクエのような手札を5枚使うポーカーではなく、
世界標準のポーカールールである「テキサス・ホールデム」を採用した、
世界中のユーザーとオンライン対戦が可能なゲームになっています。

基本プレイ無料で遊べるポーカーというのは決して珍しくはないのですが、
本作の独自性の高さはそのグラフィック面。

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(洋ゲーにしては)結構美人なアバターを作れます(個人の感想です)。

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ゲームエンジンにUnreal Engine 4を採用していることもあり、
グラフィックやアニメーションが非常に美麗。
配られたカードはマウスのボタン押しっぱなしで「めくって」見る必要があり、
オンラインモードでは対戦相手のモーションが確認できるので、
相手がカードをめくる頻度を「読み」の材料にできる…など、
実際のポーカーテーブルの雰囲気の再現度がかなり高いです。
ボイスチャットにも対応しているので、
外人さんの駄弁りや雄たけびを聞くのも結構楽しかったり…(笑)

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オンラインモードだけでなく、ポーカールールのチュートリアルや、
アンダーグラウンドカジノを荒らしていくオフラインモードも用意されてますが、
妙にCPUのキャラが濃ゆいのが何とも(笑)

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負けたらミンチにされそうなステージもあるけど気にしない。
(ざわ…ざわ…)

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アバターのカスタマイズも服装だけでなく、
性別、髪型、表情に至るまで実に豊富。
服装を揃えるのにはゲーム内マネーが必要で、
そのマネーを稼ぐためにはポーカーにひたすら勝つか、
あるいはリアルマネーの課金が必要…という仕組みになってますが、
このゲームには基本無料ゲームにありがちな「スタミナ」はないし、
プレイを有利にするような課金アイテムなんかも存在しないので、
ポーカーを遊ぶだけなら課金を気にする必要はありません。
なお、ゲーム内マネーを逆にリアルマネーにする…といった、
いわゆるオンラインギャンブル的な要素は一切ないので、
そのあたりも安心な作り。


オフラインモードのプレイ動画はこんな感じ。


現状、オンラインモードのプレイヤーのレベルがそう高くなく、
リアル性を追求した故にゲームテンポがゆったりとしていることもあり
(メジャーなオンラインポーカーと比較した場合)、
ガチ志向のポーカープレイヤーには向かないかもしれないですが、
ポーカーの入り口としては悪くないゲームかと思います。

カジノの話題が盛り上がってるし、ここで一つポーカーを覚えてみるかな…
という方が、ポーカーの楽しみ方を知るには最適なゲーム
かと。

(もっとも、カジノ法案が通っても賭けポーカーは合法化されないという見方が濃厚ですが…)


jzunkodj4y at 23:33|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!ポーカー 

December 11, 2016

FC版ウィザードリィのACバグは本当に20年間「誰も」知らなかったのか?

Wizardry(NES) 解析
「FC版のウィザードリィ1では味方のAC(アーマークラス)が機能していない」という、
衝撃的な内容が上記のサイトで公開されたのは2008年でしたが、
それ以来、ウィザードリィプレイヤーの間で「新常識」として、
以下のような説がまことしやかに囁かれています。

「FC版のACバグは20年以上もの間、誰にも気づかれていなかった」

果たして、本当にそうなのかな?
と思って、各所のサイトをいろいろと調べてみたり。


時は2000年。
ちょうどウィザードリィ1〜3のGBC移植版が発売された年なのですが、
ウィザードリィファンにはよく知られているライターの忍者増田氏が、
当時以下のようなサイトを立ち上げていました。

WIZでごじゃるよ(リンク先Internet Archive)

そしてこのサイトで、2000年10月27日に公開された記事。
業界初 ウィザードリィ虫食いインタビュー その2
(リンク先Internet Archive)

忍者増田氏がGBC版の開発を手掛けた3社にインタビューを行った記事で、
この回はその内のGung-ho!社への質問回になります。
(『パズドラ』や『ラグナロクオンライン』の「ガンホー」とは別会社。
既に現存しない会社だが、一部スタッフは後のOVERDRIVEと共通している)

当時公開できなかった情報が多数含まれていたようで、
かなりの部分が伏字になっていますが、
その中に、こんな一節があります。


忍者 今回、昔の『WIZ』のデータを引っくり返してみたら、衝撃の事実が結構確認されたそうですね。
吉原 ソースコードの中に、使ってないものが結構あったんですよ。○○であるとか。みんな○○、○○とかって言ってますけど、実はアレ、以前は動いてなかったんです(笑)。
忍者 というのを拙者も、こんなに長く『WIZ』に関わっているのに、こないだ初めて知りました。
吉原 アレ分かんないですよ(笑)。

ちょうど2文字の伏字で、「動いてなかった」という説明。
これ、まさに「AC」の事なのでは?


…しかしながら、この伏字が本当に「AC」の伏字であるという保証はないですし、
この記事のこの部分が当時のウィザードリィファンの間でさして話題になっておらず、
記事公開当時に「ACバグ」に気付いた「ユーザー」はいなかったと思います。
(このサイトの他の虫食いインタビューで触れられている、
「キャラクターを特定の名前にすると某ボスが反応する」
という要素の検証はwizファンの間で結構話題になりましたが、
現在でもその「特定の名前」は判明していないのが何とも…)

とは言え、GBC版の製作者側はしっかり熟知していた…と考えると、
先述の伏字も無理なく意味が通ります。
何より、GBC版でACのバグがあるという話は聞きませんし。
(その代わり、素早さ20以上のキャラクターの行動速度が
異常に遅くなるというバグがありますが…)


筆者としては、
「ACバグがユーザーに知れ渡ったのは発売後20年ほど経ってからだが、
シリーズ開発者側は少なくとも2000年前後には気づいていた」

…のではないか?という仮説を提唱したいところです。


追記:
FC版の「ACバグ」が知れ渡るにつれて、
ファミコン版のウィザードリィは防具を装備しても無意味
…と解釈される方も少なくないんですが、実際耐性やHPヒーリングは機能しており
(但し耐性には他のプラットフォームの作品と若干ズレがある)、
防具の装備が完全に無意味…という訳ではないです。


November 27, 2016

Steamオータムセール対象の3DダンジョンRPGをまとめてみる

steamのオータムセールが始まってたので、
少し遅れましたが、steamに登録されている3DダンジョンRPGの中から、
今回セール対象になっている作品を一覧にしてみました。

・日本語あり
マイトアンドマジックX -50%(¥1,740)
Stranger of Sword City(剣の街の異邦人) -40%(¥2,280)
レイギガント -70%(¥894)

・日本語音声のみあり(字幕英語)
マインドゼロ -60%(¥792)

・ウィザードリィ関連作
Wizardry 6 -75%(¥124)
Wizardry 7 -75%(¥124)
Wizardry 8 -75%(¥245)
Dungeon Lords(ウィザードリィ5〜7のディレクターによるRPG) -75%(¥370)

・その他、英語作品
Legend of Grimrock -66%(¥503)
Legend of Grimrock2 -66%(¥1,013)
StarCrawlers -33%(¥1,326)
Elminage Gothic(エルミナージュゴシック、日本語なし) -70%(¥294)
Dungeon Hero -70%(¥209)
Heroes of a Broken Land -75%(¥370)
VERLIES 2 -80%(¥196)
The Fall of the Dungeon Guardians -60%(¥792)
Ruzar - The Life Stone -50%(¥640)
The Quest -40%(¥588)
Crystal Rift -50%(¥490)
7 Mages -50%(¥690)
Sakura Dungeon -20%(¥1,584)
Zavix Tower -50%(¥740)
The Dungeons of Castle Madness -25%(¥735)
Heroes of the Monkey Tavern -30%(¥699)

「3DダンジョンRPGは海外では死んだジャンル」…と
思い込んでる人が多いかもしれませんが、最近は全くそんなことはないのですぜ。


個人的なオススメとしては、海外でこのジャンルを復活させるきっかけになった
『Legend of Grimrock』の2作品、
「萌えゲー」がもはや日本の専売特許ではなく、
そして「表現の自由」とはなんと素晴らしいのか…を再認識できる(笑)
『Sakura Dungeon』(実は日本製なんじゃないか?という話もありますが…)
そして筆者が一押ししたい作品である『Heroes of a Broken Land』
(このゲームに関しては簡単な導入と解説記事を書きました)

これからの冬籠りに備えて、この機会に国内外問わず、
様々な3DダンジョンRPGを買いためてみるのも一興かと。