December 16, 2018

『ポーカースタジアム』第2回ロケテストに行ってきました

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バンダイナムコの新作アーケードゲーム、
ポーカースタジアム』。
未だ日本ではマイナーな「テキサスホールデム」を、
敢えてオンライン対戦ゲーム化した、野心的な作品です。
筆者はいちポーカー愛好家として本作に注目していたのですが、
その第2回ロケテストが愛知県でも行われる…と聞いて、
電車とバスに2時間ほど揺られて行ってまいりました。


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このゲームの筺体は前面の大型モニターと、
テーブルのタッチパネルモニターを組み合わせた専用筺体。
特徴的なのはテーブル側のタッチパネルモニターで、
このモニターでテーブルに配られたカードをめくって確認する
(テキサスホールデムでは普通手元にカードを持つ、ということはしない)
またチップを手で押し出して場に出す…といった、
実際のポーカーテーブルで行う動作をかなり忠実に再現しています。

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また、このゲームでは全6人のキャラクターをアバターとして選択でき
(うち、ロケテストで選べるのは5人)、
他のプレイヤーがカードをめくって覗き込んでいる…といった動作が
アバターの動作としてリアルタイムに反映されます。
また、オールイン(全賭け)でプレイヤー同士がぶつかった際などには、
アーケードゲームらしいド派手な演出で対戦を盛り上げてくれます。

実際の操作やルールの詳細については、
アリエスの小部屋様のロケテストレポート
非常に詳しいのでそちらに譲りますが、
個人的にいろいろと気になった、
あるいはここが素晴らしかったという点を、
このblogに書き残しておきます。


第2回ロケテスト時のこのゲームの詳細ルールは以下のような感じ。

初期チップ6000、ブラインド(一部ポジションの強制ベット)100-200、
アンティ(全員から徴収する参加費)100の、6人テーブル戦。
基本はリングゲーム(自由にプレイヤーが参加できるテーブル)であり、
時間経過によるブラインド上昇はなし。

チップが15000を超えると*勝利*となり、
再びチップ6000を持って新たなゲームに参加する。
(追加クレジットなし)

以下の条件のいずれかを満たすと敗北。
・チップが0になる。
・残り時間が0になる。

チップが0になった場合は500PP(2クレジット)投入で
再び6000チップ、残り時間50秒からコンティニュー可能。

残り時間は50秒持ちから始まり、
各ラウンドで2秒以上長考するとその経過時間だけ減っていく。
また、内容を問わず「フォールド」すると-4秒。
ポット獲得して他のプレイヤーを飛ばす(チップを0にする)と+8秒、
オールインで他のプレイヤーとぶつかって勝利すると+4秒、
15000チップ集めて勝利すると+15秒。
残り時間が無くなってきたら250PP(1クレジット)で+25秒の購入が可能。
(0秒になった時も1クレジット25秒購入でコンティニュー可)


以降、少しポーカーがわかる人向けの記述をするので、
ポーカーを知らない人はしばらく読み飛ばしてもらっても構いません。

(ポーカーがわかる人向けの記述、ここから)

ブラインドは100-200で初期チップは6000(30BB持ち)…と、
意外とスタックには余裕があるように見えるけれども、
アンティがなんと100もあり、
6人テーブルのポジション1周あたりチップが900も減ります。

それ以上に厳しいのが残り時間で、
初期持ち時間が50秒、フォールドすると-4秒と、
初期の持ち時間では12〜13ハンドしかプレイできない計算になります。

こういった点が相まって、現在のこのゲームのフォーマットでは、
じっくりタイトに構えてプレイするよりも、
ハンドレンジを広げてアグレッシブにプレイした方が良い結果が出る感じ。

本作を監修している木原直哉氏(日本人初のポーカー世界大会ブレスレット獲得者)のblogで、
アグレッシブさが求められるよう、意図的にこういったフォーマットになった…
という旨の発言がありますが、
こうしてアグレッシブさを要求されることにより、
必然的にプレイヤー同士がぶつかり合う機会が増えて、
アーケードゲームとしては良い感じに派手になってるな…と思いました。

(ポーカーがわかる人向けの記述、ここまで)

ともかく、カードのめくりやチップ移動といった動作を
実際に自分の手で行い、
他のプレイヤーのそういった動作をリアルタイムで確認でき、
各種エモートで意思表示もできる…といった点は、
まさしくポーカーテーブルを囲んでの対人戦の雰囲気そのもの。
オンライン対戦のあるポーカーゲームは既にいくつか存在しますが、
本作の操作感のリアルさや雰囲気は、
そういった既存のゲームとは一線を画すものです。


リアルでポーカーテーブルを囲んで、
対人戦のポーカーを遊ぶとなるとかなり敷居が高いのですが、
ゲームセンターであればそんなことはなく、
気軽にテキサスホールデムの対人戦が楽しめる…というのは大きな利点かと思います。
(ポーカーを取り扱ってるバーなんかに一見で入るのは勇気がいるし、
初心者向けを標榜する秋葉原の某メイドカジノやその系列店でさえ、
ゲーセンに足を踏み入れるより難易度は高いと思います。
筆者は一時期名古屋の系列店に通ってたけどさ)



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アーケードゲーム『麻雀格闘倶楽部』の登場が、
ゲームセンターにおける麻雀ゲームという概念を
根本から書き換えただけでなく、
麻雀というゲームのすそ野を広げる事に貢献したように、
この『ポーカースタジアム』が「ポーカー」というゲームの面白さを、
より広く伝えられる存在となる事を期待しています。


このゲームが正式稼働したら、筆者はそれなりにやり込む予定。
(近場のゲームセンターに入るかどうかにもよりますが…w)

jzunkodj4y at 01:41|PermalinkComments(0)clip!ポーカー 

December 11, 2018

「ゲームラボ」年末年始特別号のWiz特集をお手伝いしてます

「ゲームラボ」と言えば2017年に惜しまれつつ休刊しつつも、
現在も不定期で刊行が続いているゲーム雑誌。
主に表立っては取り扱えないようなゲーム改造・ハックネタと、
妙に濃ゆいサブカルチャー関連の記事を併せ持った雑誌です。
筆者はこの雑誌の謎の濃ゆさが気に入っていて、
高校生の頃に毎月買っていたのでございますが。

ゲームラボ 年末年始特別号

なんと今月17日に発売予定の年末年始特別号に、
縁あって参加させて頂いてます。


特集記事「Wizardryシリーズの軌跡」内、
「ウィザードリィの系統樹」と題した、
Sir-tech社による本家シリーズ、
そして日本におけるシリーズ展開をまとめた図表の作成を担当しました。

休刊前のゲームラボで「古典ゲーム名鑑」などの記事を担当され、
その中でウィザードリィも取り上げておられた(2017年2月号〜4月号)
森瀬繚先生からお声掛け頂いて実現しました。

かつて読者として楽しませて頂いた雑誌に、
微力ではありますが参加できて感無量です。
図表についてもウィザードリィのはじまりから、
現代のDRPGに至るまでの系譜を俯瞰できるものを目指しましたので、
興味のある方は一読して頂ければと思います。



jzunkodj4y at 23:51|PermalinkComments(1)clip!Memo 

December 09, 2018

『Infinite Adventures』日本語解説Part1・ゲーム開始〜キャラクターメイキング編

以前「Infinite Adventuresの日本語解説を書く!」と言っておいてから
3週間が経過してしまったのですが、
(東京と名古屋と福岡を往復したりといろいろあったからね…)
今後何度かに分けて、このゲームの日本語解説を公開していこうかと思います。
第1回は、ゲーム開始からキャラクターメイキングにかけて。



●『Infinite Adventures 無限の冒険』とは?
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改めて、『Infinite Adventures 無限の冒険』を説明いたしますと、
このゲームはアメリカのStormseeker Gamesが開発した3DダンジョンRPGです。
現在はSteam版が公開されているほか、
ダウンロード専売ソフトとしてXboxOne版、そして海外ではPS4版も発売されています。

海外発の3DダンジョンRPGとしては珍しく、
全面的にアニメ風のイラストを採用していて、
また階層ごとに大きく姿を変えるダンジョン、
マップ上に配置された凶悪なモンスター、
スキルツリーによるキャラクター強化やパーティスキルなど、
『世界樹の迷宮』をはじめとした、
日本産の3DダンジョンRPGの影響が強くみられる作品に仕上がっています。




●導入
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「目を閉じて。
 流れに身を任せて。
 時間と宇宙の流れに。
 そう、あなたは今、星界の虚空に浮かんでいる――」

あなたは気が付くと、見知らぬ空間にいた。
目の前には一人の美しい女性…アストラル・メイデンがいる。
彼女は語る。
「私はあなたを知っています。
 そして、以前ここまであなたはやってきたのです。
 私に、今のあなたの思いを教えてください」

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彼女の投げかけたいくつかの質問に答えると、
傍らに現れた影が挨拶とともに消えた。
どうやら、この影が守ってくれているらしい。


アストラル・メイデンは言う。
「あなたはアストラル・メダリオンとともにあります。
 運命はあなたの前に。予知は過去に。
 私に歌ってください…あなたの冒険の旅を」

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夢の中だろうか?
兵士たちが迷宮を探索している。

しばらく進むと視界が開けた。巨大な崖だ。
それを渡ろうとしたとき……

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漆黒のドラゴンが上空から舞い降りた!
「旅人は目覚めた。時計は最後の時刻を指した。
 まずは貴様らの血を我が主への捧げ物としよう!」
強大な爪に引き裂かれる兵士たち。
命からがら逃げだす数名…

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「あなたは同じような光景を以前に夢か、現実で見たことがあるかもしれません」
アストラル・メイデンは言う。
「しかし、夢と現実はあなたの記憶の中で混濁しています。
 その違いは、今のあなたにはわからないでしょう。
 そして、あなたは眠っている間に『想い人』の存在には気づきましたが――
 どんなに頑張っても、『想い人』の顔を思い出すことはできないでしょう」

『想い人』だって?一体、それは…
そう思った刹那、あなたは急速に現実に引き戻されていくのを感じた――


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目を覚ますと、見知らぬ天井。
そして、全く面識のない3人がいた。

「何年この時を待ったことでしょう。
 アーメド医師の推測は正しかった」
「気を付けてください。あなたは5年も眠っていたのです。
 そして、身体はまだ衰弱しています」

5年?5年も眠っていただって?

老人――ギアマータのルシアス卿――はこう語った。
「私は5年前に奇妙な夢を見ました。
 この街の外れのあたりで、巨大な石像の頭にドラゴンが舞い降りたのです。
 私はこれを運命だと思い、石像を探しました。
 石像は数日後に見つかりましたが、そこにドラゴンはいませんでした。
 しかしそのふもとに、未だ全貌が明らかになっていない巨大迷宮を発見しました。
 我々はそれを「無限の迷宮」と呼んでいます。
 そこで、入り口にあなたが倒れているのを見つけたのです。
 今日までの5年間、何故あなたがそこに倒れていたのか、
 そして「無限の迷宮」が一体どうなっているのかを調べるため、
 冒険者が集う「ギルド」を設立したのです」

「『無限の迷宮』に挑むため、そしてあなたが目覚めたときのために、
 優秀な人々を大陸中から雇いましたのよ」
そう語ったのは、ギルドマスターのミリアム女史。
「本日は無理をせず、お休みくださいませ。
 明日からまた、詳しいお話をしましょう」

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話を一通り終えると、疲れからか、
あなたの体は再び眠りに落ちていった。
翌朝、目を覚ましたその時……あなたの新しい冒険が始まるのだ。



●難易度選択について
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New Gameを選んで新規にゲームを開始する際、
難易度を選ぶことになります。
難易度Normal以前ではダンジョン内セーブが可能ですが
(Story Modeはさらに敵が弱体化する実質的なEasyモード)、
Hard以降はダンジョン内セーブ不可となります。
さらに最高難易度のOld Schoolでは、
ダンジョン内敵遭遇率設定の変更で敵出現率0%を設定できず、
敵の能力もさらに強化されるという、
まさに隣り合わせの死と冒険の難易度となっています。
なお、一度決めた難易度はゲーム中で変更不可なので注意してください。



●キャラクターメイキング
ゲーム開始直後、早速キャラクターメイキングが始まります。

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まずは名前入力。
アルファベットで最大10文字まで入力可能です。

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性別の入力。
このゲームでは男女によるキャラクター性能差はありません。
選べるアバターやボイスが異なるのみです。

続いて、キャラクターの種族を選択します。
以下の5種族から選ぶことができます。
種族によって選べる職業が異なる点に注意。
(職業詳細については後述)
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Human(人間)
特性:
スキルポイント+1
職業:
すべて
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Elf(エルフ)
特性:
Agility(素早さ)+1、属性耐性(炎/氷/雷)+20%
職業:
Archaeologist,Mendicant,Shinobi(Kunoichi),SoulCaller,Stormseeker
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Hobgoblin(ホブゴブリン)
特性:
Strength(力)+2,Fortitude(剛勇)+1
職業:
Ronin,Sohei,Warlord
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Gnome(ノーム)
特性:
Perception(知覚)+2,Intelligence(知力)+1
職業:
Archaeologist,Geo Templer,Technocrat
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Drakem(竜人)
特性:
Agility(素早さ)+2,Strength(力)+1
職業:
Mendicant,Shinobi(Kunoichi),Warlord



種族選択後、職業を選びます。
その前に、スキルリソースの解説を。
このゲームでは一般的なRPGとは違い、
職業によってスキルリソースが異なっています。
スキルリソースは以下の4種。

・Mana(魔力)
主に魔法を使う職業のスキルリソース。
一般的なRPGにおける「MP」です。
最大値はレベルアップで増加していきます。

・Focus(集中力)
主にダメージディーラー職が使用するスキルリソース。
ダンジョンで1歩歩く、もしくは1ターン経過する毎に10ポイント回復、
最大50ポイントまで蓄積することができます(レベルアップで上限が増える事はない)
ザコ戦などではガンガンぶっ放していけるリソースですが、
ボス戦などの長期戦、または連戦の場合は計画的な利用を考える必要があります。

・Rage(怒り)
Warlordが使用するスキルリソース。
ダメージを与えたり、受けたりすることで増加し(最大100)、
非戦闘中に歩く度に減っていきます。
こちらはFocusとは逆に、長期戦で真価を発揮します。

・Astral(星素)
StormSeekerのみのリソース。
戦闘中に誰かがManaを使うスキルを使用した際、
使用されたManaの半分を回復します(最大150)。
溜めるのは難しいですが、これを使うスキルはかなり強力です。

以下、職業を個別に解説します。

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Archealogist(考古学者)
スキルリソース:Focus
得意武器:斧(Axe),刃(Blade),槍(Spear),近接杖(Staff),弓(Bow),両手銃(Arquebus),片手銃(Pistol),遠距離杖(Wand)
防具:中装、盾装備可
スキルツリー:
Archaeology(考古学)…敵知識の分析やアイテムドロップ率上昇、探索スキル強化などを習得。
Fortune and Glory(富と栄光)…近接攻撃スキルとドロップ率向上スキルなどを習得。
Martial Science(軍事科学)…各種武具マスタリースキルなどを習得。
「インディ・ジョーンズ」のような冒険家。
非常に多彩な武具を装備でき、単体攻撃・全体攻撃などをバランスよく習得、
さらにパッシブスキル習得で盾の強化や二刀流までできるなど、とにかく器用な、
前衛後衛を問わず活躍することができる職です。
ただ、アタッカーとしてはダメージディーラー特化職にはかないません。
アイテムドロップ率アップもなかなか美味しいので、迷ったらパーティに入れるのも悪くないかと。

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Geo Templar(占術神殿騎士)
スキルリソース:Mana
得意武器:刃(Blade),両手銃(Arquebus),片手銃(Pistol)
防具:中装、盾装備可
スキルツリー:
Geomancy(土占術)…各属性のシールド、ランダム属性攻撃など。
Mother's Bless(地母神の祝福)…回復魔法、各種強化Buff。
Gun Arts(銃術)…銃攻撃強化パッシブスキル。
基本的に強化Buff張りに特化、サブで回復や銃攻撃を行う職。
回復役としてはやや心もとないが、各種バフや属性シールドは使いこなせば強力…かも。
(筆者、この職を使ってません)

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Mendicant(修道僧、僧侶)
スキルリソース:Mana
得意武器:近接杖(Staff),遠距離杖(Wand)
防具:軽装、盾装備不可
スキルツリー:
Healing Arts(回復術)…HP回復・状態異常回復魔法の習得。
Guardian Arts(防御術)…防御関連のBuffやパッシブスキルの習得。
Bell of Peace(平和の鐘)…敵へのDebuff、聖属性攻撃魔法などの習得。
典型的なヒーラー職。
Bell of Peaceを全振りすると毎ターンノーコストで味方全体にHealをかけられるようになるので、
探索がかなり安定する。
バフやデバフも地味に強力。

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Shinobi(忍者),Kunoichi(くのいち)
スキルリソース:Focus
得意武器:刃(Blade),弓(Bow),片手銃(Pistol)
防具:軽装、盾装備不可
スキルツリー:
Ninjutsu(忍術)…手裏剣など、忍者的なスキルの習得。
Kujikiri(九字切り)…各属性の巻物やパッシブ強化スキルの習得。
Assassin Arts(暗殺術)…近接攻撃スキルや各種マスタリーの習得。
洋の東西を問わず大人気のニンジャ職。
Assassin ArtsのDeathBlowを習得すると通常攻撃に即死が乗るようになり、
二刀流で次々首を刎ねまくる、ダンジョンRPG伝統のNinjaの再現も可能。
(さすがに裸になった方が強い、なんてことはない)
またNinjutsuで覚える手裏剣もなかなか面白く、
パッシブスキルを取っていくとたまに全体攻撃になったり、
即死が付加されたり…と遠距離攻撃も強いです。
また、Kujikiriスキルで覚える各種Scrollでの魔法攻撃も可能。
忍者は巻物でござるよニンニン、という戦い方を目指すのも一興。

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Ronin(浪人、侍)
スキルリソース:Focus
得意武器:刃(Blade),槍(Spear),弓(Bow)
防具:中装、盾装備不可
スキルツリー:
Bushido(武士道)…各種パッシブスキルや弓攻撃スキル。
Master of Chains(連鎖マスター)…様々な攻撃スキル。
SwordMaster(剣匠)…Blade装備の各種強化スキル。
典型的物理ダメージディーラー。
剣を装備させたら右に出る職がなく、
特にWind Chain Sword(敵一列攻撃)は覚えやすいわりに最後までザコ戦で活躍するスキルです。
また、一度Face The Sky(これ自体は何の効果もないスキル)を使用しないと使えない奥義もありますが、
その中でも特にHeavenly Swordsの最大6回連続攻撃はラスボスを一撃で仕留めるだけの威力があります。
ただし、この手の職業の伝統として紙装甲で死と隣り合わせなので、
そのあたりの覚悟は充分にしておこう。

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Sohei(僧兵)
スキルリソース:Mana
得意武器:刃(Blade),槍(Spear),近接杖(Staff),両手銃(Arquebus),片手銃(Pistol)
防具:重装、盾装備可
スキルツリー:
Warrior Arts(戦士術):各種武具マスタリーと槍攻撃スキル。
Forbidden Prayers(禁止された祈り):各種Debuff、状態異常解除スキル。
Enlightenment(啓発):Healing Circle(毎ターン発動するHP回復)を中心としたスキル。
忍者・侍と違ってゲームに登場するのは珍しい和風の僧兵。
槍を使いこなす重戦士であることに加え、
複数ターン持続するHP回復が行えることが特徴。
また、そのHP回復効果を取り消す代わりに強力な攻撃なども行えたり。
デバフでの補助や状態異常回復と補助もこなせる職業。
(筆者はこの職を使っていないので、間違ってたらごめんなさい)

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Soul Caller(巫覡(ふげき)、精霊使い)
スキルリソース:Mana
得意武器:近接杖(Staff),遠距離杖(Wand)
防具:軽装、盾装備不可
スキルツリー:
Elemental Wizardry(精霊魔術):炎・氷・雷属性の魔法攻撃スキル。
Dark Sorcery(黒魔法):闇属性魔法攻撃やDebuffスキル。
Arcane Studies(秘儀の研究):サポートパッシブ、帰還魔法。
RPGにおける正統派魔法使い。
攻撃手段としては黒魔法のSoul Harvest(与えたダメージに応じてパーティ全員が回復)が特に強力だが、
「弱点を突くと10%の確率でパーティ技がノーコストで使える」という本作の仕様上、
属性攻撃魔法にもある程度振っておくのも悪くない。
また、Arcane StudiesのBody To Mind(与えた通常攻撃のダメージの一部をManaに還元する)を取っておくと、
中盤以降はあまりManaに困らなくなります。
(Wandの攻撃は魔力依存であり、魔法使いの通常攻撃が通らないなんてことはないので)

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StormSeeker(嵐の監視者、大剣使い)
スキルリソース:Astral
得意武器:太古の大剣(Ancestral Greatsword)
防具:重装、盾装備不可
スキルツリー:
Ancestral Mastery(祖先の熟達):大剣関係のスキル。
Astral Attunement(星界の同調):Astralリソース強化、防御Buffおよび属性パッシブ。
Hero's Will(勇者の意思):各種Debuffや魔法攻撃スキルなど。
それはあまりにも大きくぶ厚く大雑把な鉄塊のごとき太古の大剣に、
魂が封じられた魔法の宝石(ソウルジェム)をはめ込んで戦う…という、
本作の開発企業の名前を冠した、良い意味で中二病感溢れる職業。
『ベルセルク』のガッツ的な主人公が好きな方や、
あるいは迷わず得物に大剣を選んだモンスターハンターの皆様に、
この職業はおそらくうってつけなのではないかと…(笑)
(筆者はこの職業を選ばなかったので詳細な記述が出来ません。すまぬ)

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Technocrat(技術者、発明家)
スキルリソース:Focus
得意武器:刃(Blade),両手銃(Arquebus),片手銃(Pistol)
防具:軽装、盾装備不可
スキルツリー:
Marksman(狙撃兵):銃関連の攻撃やパッシブスキル。
Natural Science(自然科学):各種サポート・攻撃スキル。
Engineering(機械工学):機械による攻撃スキルや各種パッシブスキル。
機械の力を使って戦うという珍しい職業。
状態異常を詰め込んだ爆弾や電撃グローブ、
そして即死効果付きのブラスターまで使って戦います。
二丁拳銃もできるので、そういったロールプレイが好みの方にも。
地味にレアドロップ強化スキルなんかもあります。

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Warlord(将軍)
スキルリソース:Rage
得意武器:斧(Axe),刃(Blade),槍(Spear),弓(Bow)
防具:重装、盾装備可
スキルツリー:
Wrath(激怒):挑発や各種攻撃スキル。
Discipline(軍事教練):回避関係のパッシブ、武器投げスキルなど。
Weapon Master(武器習熟):多くの武器のマスタリースキル。
分かりやすい前衛タンク+アタッカー。
敵1体の攻撃を引き付ける挑発スキルはもちろんの事、
様々な武器のマスタリースキルが習得可能。
怒りが溜まれば強烈な一撃を叩き込むことができます。
(やっぱり筆者はこの職業を選ばなかったので、武器投げに関してはわかりません)



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選んだ性別・種族・職業に応じて、4種類のポートレートが選択できます。
好みのポートレートを選びましょう。
(Ver1.07現在、ポートレートのカスタマイズは不可。
但し、将来的にはカスタマイズ実装予定との事)

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職業選択後、キャラクターランクの選択画面になります。
この機能は使用したトークンに応じて
キャラクターの基本性能が変わるというもので、
ゲーム開始時にはCランクのトークンを1個だけ所持しています。
(スクリーンショットは一度ゲームクリア後に撮影したため、
AランクやSランクのトークンを所持していますが気にしないでください)

キャラクターランクに関しては後からトークンを使用して上げる事もできますし
(最初から高ランクのキャラクターと能力差が付いたりはしない)、
Ver1.06からトークンが入手しやすくなったのであまり気にしなくても良いかと思います。

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続いては生まれの選択。
上流階級(Noble)生まれか、それとも平民(Common)生まれかを選びます。
上流階級を選んだ場合、基礎能力値にボーナスが付き、
また名前の前後に爵位が表示されるようになります。
平民の場合はスキルポイントにボーナスが付きます。
特にどちらが有利ということはないので、
ロールプレイ重視で決めても問題ないかと思います。

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出身地(北方、南方、西方、東方)の選択。
上流階級出身を選んだ場合は一部爵位の名称が異なってくるようですが、
ゲーム内においては特に有利不利はありません。
雰囲気で選ぶのが良いかと…w

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Origin(出自)の選択。
どのような職業を経て冒険者となったか…を選択するのですが、
この項目の選択によって能力値が変動します。
詳細は下記の通り、

Martial(軍人):Accuracy(命中度)+15,Fortitude(剛勇)+1
Arcane(秘儀研究家):MagicPower(魔法威力)+5%
Scholarly(学者):Perception(知覚)+2,Intelligence(知力)+1
Priestly(聖職者):Healing(回復威力)+20%
Blacksmith(鍛冶師):Strength(力)+2,Fortitude(剛勇)+1
Craftsman(職人):Agility(素早さ)+2,Intelligence(知力)+1
Chef(料理人):Fortitude(剛勇)+2,Perception(知覚)+1
Unknown(不明):全能力+1

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最後にボイスを設定して、キャラクターメイキング完了です!


●守護者の選択
キャラクターメイキング完了後、
アストラル・メイデンからの質問の答えによって守護者が決まります。
選んだ守護者により、ゲーム開始直後に使えるパーティスキルが異なってきます。

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Honesty:Justicar(画面左)
選択肢で「Honesty(正直)」を選び続けると彼女が守護者になります。
パーティスキルは敵全体光属性攻撃+盲目Debuff。

Deception:Lilith(画面右)
「Deception(欺瞞)」を選び続けた場合は右側のお色気BBAお姉さん。
パーティスキルは敵全体魅了。

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Compassion:Lyra(画面左)
選択肢で「Compassion(慈悲)」を選び続ける場合のミニスカようせい。
パーティスキルは味方全体HP25%回復+敵全体麻痺。

Cruelty:Balthazzar(画面右)
「Cruelty(残虐)」を選び続けた場合は悪魔のような守護神が憑きます。
パーティスキルは敵単体攻撃+出血・重傷付加。

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Valor:Tiberius(画面左)
選択肢で「Valor(勇気)」を選び続けたら黄金聖闘士が守護神に。
パーティスキルは全体攻撃。

Cowardice:Svolkoroth(画面右)
「Cowardice(臆病)」を選び続けた場合はボーパルな兎さん。
パーティスキルは全体攻撃+毒付与。

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Humility:Mordekai(画面左)
選択肢で「Humility(謙虚)」を選び続けた場合の守護神はショタっ子羊飼い。
(謙虚+羊飼いということはマジンシア出身なのだろうか)
パーティスキルは全体攻撃+麻痺。

Pride:Agamon(画面右)
「Pride(誇り)」を選び続けたら顔色の悪い人が守護神になりました。
パーティスキルは全体攻撃+病気付与。


なお、選択しなかった守護神のパーティスキルについても、
ゲームの終盤で入手できるので取り逃しの心配は不要です。


次回の解説は拠点の詳細や、戦闘についてを予定。



December 03, 2018

わかったぞ!わか…『Kobold Slayer』

え、今ってあの狂信者のゴブリンで戦闘に1点与えた後、
生け贄に捧げて1点ダメージ飛ばせないんですか?

そんな浦島太郎的なデュエリストの思いはともかく。
最近はオールドスクールなTRPGやファンタジーの世界観を舞台にした、
ゴブリンスレイヤー』というアニメが流行っているそうで、
次回予告でウィザードリィネタが使われた…という事もあって、
3DダンジョンRPG愛好家界隈をざわつかせている今日この頃。

そんな話題の裏側で、
1つの3DダンジョンRPGがSteamでこっそりリリースされてました。

その名も、『Kobold Slayer』。

時事の流行に露骨に乗るって素敵だね!と思いつつ、
ダウンロードして遊ぶこと数時間。
気付いた点を書き残しておこうかと思います。


イメージ1111

舞台はとある城塞都市。
近隣の迷宮にコボルドや様々な魔物、
そして邪悪な魔術師が棲みついてしまった…という事で、
酒場で冒険者を集めてダンジョンに潜るゲームとなります。

イメージ1112

腕力、体力、知恵、信仰心、敏捷性、運にボーナスポイントを割り振り、
割り振ったポイントに応じて職業を選ぶキャラクターメイキングもあります。

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パーティを編成して迷宮に潜り、

イメージ1116

迷宮に巣食うコボルドや様々なモンスターを倒し、

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モンスターが隠し持っている宝箱を見つけ、

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罠を解除してアイテムを手に入れ、

イメージ1120

迷宮から帰ってきたら馬小屋で休む。


うん、『ゴブリンスレイヤー』というよりは『ウィザードリィ』なんだ。

ウィザードリィの第1作を遊んだことがあれば、
地下迷宮に降り立った瞬間に強烈な既視感を覚えるのではないか。
そう感じるほど、本作はウィザードリィ第1作
(狂王の試練場)のオマージュに溢れています。
ダンジョン構造についても、「狂王の試練場」を
かなり意識している事は間違いないです。
(というか、作者名の「montino」からして完全にアレだよね)

但し『ウィザードリィ』の完全なクローン…という訳ではなく、
例えば呪文はレベルアップで覚えるのではなく、
寺院で呪文書を買い、キャラクターに使って覚えさせる形式ですし、
また本作は『RPGツクールMV』製ということもあり、
戦闘についてもオーソドックスなドラクエタイプのものを採用しています。

ただ、序盤はお互いに攻撃はとても当たり辛く、
当たってしまうと一撃死も珍しくない…という死と隣り合わせさ。
死亡キャラクターは寺院で蘇生が可能ですが、
蘇生費用が非常に高く、そしてキャラクターロストの可能性もある
(本作では灰を挟まず、蘇生失敗で即ロスト!)と、
難易度はかなり理不尽気味です。

『ウィザードリィ』だと序盤はKATINOで敵を眠らせ、
極力反撃を受けないようにして倒す…というのがセオリーですが、
本作では眠りの呪文は単体対象で、かつ成功率もとても低いため、
序盤戦からかなり難易度は高いです。
また(パーティは5人で組む必要があるが)戦闘に参加できるのは4人、
しかも前列後列の区別がなく均等に殴られる可能性があるので、
マジックユーザーである僧侶や魔術師は簡単に死にます。

この理不尽さを調整不足と取るか、
はたまた『ウィザードリィ』や『ゴブリンスレイヤー』といった、
オールドスクールファンタジーへのリスペクトと取るかは受け手次第(笑)


何はともあれ、『ウィザードリィ』リスペクト作品に飢えている、
あるいは時事ネタを楽しみたい方にとっては、
遊んでみても良い作品かと。


遊ぶ上での注意点をいくつか。

ゲーム開始後、パーティメンバーを5人にしないと他の施設に入れず、
ダンジョンに潜る事も出来ません。

まずはTavernでパーティメンバーを5人作りましょう。
戦闘参加メンバー4人はメニューの「Formation」から入れ替えられます。

先述の通り蘇生失敗=即ロストなので、
キャラクターの蘇生前には必ずセーブを。

Healを唱えてもHPが回復しないことがあるのは、
たぶん仕様だと思います。

未鑑定アイテムはBishopのSkill→Identifyでないと鑑定できません
(商店での鑑定は出来ない)。
パーティに1人Bishopを加えておいた方が良いかと。
Intelligence12、Piety12で作れます。

顔グラフィックは"(インストールフォルダ)\Dungeon3D\www\img\faces"内、
各顔グラフィックの画像を書き換えればたぶんカスタマイズ可能(未確認)。


November 18, 2018

『Infinite Adventures 無限の冒険』クリア後感想

アメリカのStormseeker Gamesが制作したDRPG、
『Infinite Adventures 無限の冒険』

以前ファーストインプレッションを書きましたが、
あれから2週間、プレイ時間にして40時間にして、
このゲームの裏ボス討伐まで遊んだので、
改めてこのゲームの感想を書いていきたいと思います。


ファーストインプレッションで、
このゲームは『世界樹の迷宮』を思わせる点が多い…と書きましたが、

20181103195033_1

ドラゴンが支配する薄暗い洞窟、
美しい桜並木が印象的な森林、
溶岩と氷雪が混在する不可思議な遺跡、
ピアノの旋律と月明かりがもの悲しい墓地、
緑の空に浮かぶ天空神殿、
そして神々の領域たる異界…と、
階層を進む度に様変わりするダンジョンは、
まさに『世界樹の迷宮』譲り。


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ダンジョンにはテレポーターや一方通行、
隠しドアといった仕掛けがあり、
さらに道を塞ぐ強力な敵…
『世界樹の迷宮』で言うところの「FOE」も配置。
(本作では「Yokai(妖怪)」と呼称)

20181113231226_1

Yokaiはザコ敵とは一線を画す強さですが、
全力を尽くせば勝つことのできる強さであり、
勝って得られる経験値が莫大で、
良いアイテムの入った宝箱を守っている事も多い…と、
まさにハイリスクハイリターン。

本作独自のダンジョンギミックとして、
「倉庫番」パズルが多いことが挙げられます。
倉庫番と言っても難易度はさほど高くなく、
程よく頭を使う、ダンジョンの良いアクセントとなっています。

本作は2018/11/18現在英語版のみですが、
謎かけやNPCとの交渉のような、
英語力が必要なギミックは存在しません。
最低限、職業やスキル、アイテムの説明がわかれば、
英語が出来なくても問題なく遊べる作品かと思います。
(近日中にこのあたりの日本語解説を当blogで書こうかと思います)


20181114225435_1

戦闘は前衛3人、後衛3人の6人パーティと、
『ウィザードリィ』譲り。
しかしながら職業ごとに細分化されたスキルや、
ゲージを使用してスキルブーストする…など、
こちらでも『世界樹の迷宮』要素は強めです。

3DダンジョンRPG『Infinite Adventures 無限の冒険』
「日本のゲームへの感謝の印に、タイトルロゴには日本語を入れました」
【注目インディーミニ問答】


上記のGameSparkのインタビュー記事によれば、
本作は『Diablo2』や『World of Warcraft』といった
世界的に著名なRPGの影響も受けているとの事で、
キャラクタークラスごとに3つのスキルツリーがあり、
ポイントの振り方によって戦い方がまるで違ってきます。

Ver1.06でキャラクターの成長に必要な「トークン」や、
アイテムの強化に必要な「ルーン」を店で買えるようになり、
より成長を楽しみやすくなりました。


20181108232714_1

3DダンジョンRPGというジャンルにおいては
未だに「ストーリーは飾り」と言われることも多いのですが、
本作は主人公の出自や、周囲の冒険者たちとの出会いと別れ、
黒幕との争いや意外な真実などがかなりのテキスト量で描かれ、
しっかりとした骨太のストーリーが展開します。

特にラスボス戦の演出はベッタベタなんだけれど、
今までの戦いと踏破してきた迷宮の道程を思い出して、
やはり目頭が熱くなる展開でございました。
(その後ラスボスを2ターンで吹っ飛ばしてあっけにとられたのは内緒だ!)

ただ、ストーリーに重きを置きすぎている事もあってか、
筆者としては一部「これはちょっと」…と思った展開があります。
詳細はネタバレになるので伏せますが、
第5層(Floor20)のボスと戦う直前、
そしてFloor24のラスボスと戦う直前には、
*必ず*別のセーブデータのバックアップを取っておいた方が良いです。


それ以外にも「隊列が崩れると戦闘終了後に毎回変更し直さねばならない」、
「コマンドのオートリピートがなく毎ターン行動指定するのが面倒」…と、
多少面倒さを感じる部分があるのも確かです。

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またクリア後要素は強化されたボス敵との再戦…というものですが、
ラスボス直前に手に入る(ラスボス撃破素材売却でも買える)武器が非常に強く、
これにAstralエンチャントと+6強化をかければほぼ苦戦はしません。
『ウィザードリィ』における村正探索や、
『世界樹の迷宮』のフォレストセルのような超凶悪ボスといった要素はないので、
「3DダンジョンRPGはクリア後こそ本番!」という印象のある方だと、
多少拍子抜けを感じるかもしれません。

「無限の冒険」とタイトルにもある通り、
このゲームには自動生成ダンジョンも用意されていて、
そちらでは強化された武器も拾える…という要素もありますが、
拾える武器はエンチャントでも作れる上、
最近のアップデートでエンチャント素材も無限に買えるようになったため、
今一つ自動生成ダンジョンに潜る意義が薄れているのは残念なところ。
自動生成ダンジョン限定の超強敵や、
エンチャントで作れないような特殊効果付き武具がドロップする…
などといった要素があれば、まだまだ長く遊べるゲームになったかもしれません。

個人的な欲を挙げさせて頂ければ、
自作画像をカスタムポートレートとして使用したかった…という点があります。
フォーラムでは「対応予定」となっていましたが、
今のところ、実装する気配がないのが悲しいところ。


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本作は開発元のStormseeker Gamesの処女作という事もあり、
多少不便を感じる部分はありますが、
それを差し引いても様々なDRPG・JRPGへのリスペクトと、
そこからさらに面白いDRPGを作ろう!という作者の意思が伝わってくる、
素晴らしいゲーム
だと思います。
現状、筆者の2018年ベストDRPG候補です。


November 11, 2018

2018年11月上旬の3DダンジョンRPG関係の話題

最近は『Infinite Adventures』をひたすらプレイしながら、
色々と仕込みを入れている真っ最中なのでございます。
そんなことより、2018年11月上旬現在で、
筆者が3DダンジョンRPG関連で気になった話題を適当に挙げてみます。

●魔術師たちの交響曲(と書くと昔のTRPGリプレイっぽい)
アークシステムワークスが2019年に発売を予定している、
『ウィザーズシンフォニー』の公式ホームページが公開されてました。


公式のPVも公開。

過去にアークシステムワークスが手掛けたアドベンチャーゲーム、
「ウィザーズ」シリーズの新作…という事ですが、
筆者は遊んだことがないのでよくわかりません。
とは言え、PVを見る限りでは戦闘シーンは良く動くし、
それなりに見栄えはする印象です。

キャラクター別の好感度なども用意されるようで、
何はともあれ、キャラクターメイキングから始まるような
3DダンジョンRPGとはちょっと違った感じで楽しめそうなゲームではあります。
あと、おっぱいのおっきい女の子がいるのは大正義


●素晴らしい装備には祝福の巻物を!
続いては人気ライトノベル、
『この素晴らしい世界に祝福を!』が3DダンジョンRPGとしてゲーム化。

筆者が調べた限りだと、
原作付きのキャラクターが活躍する3DダンジョンRPGとしては
2015年の『ロストヒーローズ2』以来、
単体のラノベ・アニメが原作のゲーム化としては、
2012年の『魔法少女まどか☆マギカ ポータブル』以来となります。

やはり筆者はこの作品を読んでいないし、
アニメも観ていないのでどういう作品になるのか見当もつきませんが、
現状、この作品がPSVita最後の3DダンジョンRPGとなりそうなので、
発売されたらチェックしてみようかと思います。


●3DS版エルミナージュゴシック半額セール
「メビウス・秋のやり込みゲームセール」と称して、
メビウスが3DS・Switchで配信しているタイトルが
11/28まで割引セールになってます。
中でも、『エルミナージュゴシック 3DS Remix』は半額の¥900。

何度でも言いますが、3DS版エルミナージュゴシックは
『ウィザードリィ』に代表される古典的3DダンジョンRPGの雰囲気を残しつつ、
「ハイマスター能力」「鍛冶錬金」「敵装備の強奪」といった、
『エルミナージュ』シリーズの優れたシステムを復活し、
古典的3DダンジョンRPGと見事に融合、
そして『クトゥルー神話』のエッセンスを盛り込んだ、
傑作ダンジョンクロウルだと筆者は思っています。
古典的3DダンジョンRPGファンの皆様には、
是非とも遊んで頂きたいゲームではあります。

また、エルミナージュシリーズの『アメノミハシラ怪』もセール対象。
こちらは3DダンジョンRPGに慣れ切った人には厳しいかもしれませんが、
遊びやすさと意外性のあるストーリーが相まって、
3DダンジョンRPGを遊んだことのない方への入門作としては
それなりにお勧めできる作品です。


●こちら、幽霊船探索委員会です。
Steamの「近日登場」に、新たな3DダンジョンRPGが登場してました。

その名は『Das Geisterschiff』。

ドイツ語で「幽霊船」という意味を冠したこの作品、
どんな感じかな…と思ってストアページを開くと、
「明社からの重要なアナウンス」
「市民たち 無駄になっている人生には疲れてますか?」

といった、怪しい日本語が躍るPVが。

筆者、「幸福なのは義務なんです」というディストピアフレーズを脳裏に連想し、
思わず「なんだこれ!?」と心の中で叫んでしまいました。

それ以外にも、赤基調のワイヤーフレームで統一された画面構成や、
ロボットへの搭乗を思わせる設定、
そして「Suicide(自殺)」という項目のあるコマンド欄など、
予告の時点で異彩を放ちまくっている本作。
リリースされ次第、即遊んでみようかと思います。



●女放浪者さん、砂漠行こうよ
Steamの「近日登場」から、もう一作、
『Aeon of Sands - The Trail』

こちらは『Fallout』のようなポストアポカリプスモノで、
永遠の砂漠となった世界を放浪し、
各地のモンスターを倒していく…というゲームのようです。
イオンやジャスコに行くゲームではないようだ

PVやスクリーンショットを見る限り、
各キャラクターにはHPとスタミナとMPの残量を示すバーがある…と、
『禁断の魔筆』以降の新ウィザードリィに似たシステムを採用しているようです。
画面構成も類似してますし、この作品についても筆者チェック予定。


jzunkodj4y at 23:51|PermalinkComments(0)clip!Memo 

November 04, 2018

驚きの海外産DRPG『Infinite Adventures 無限の冒険』

海外産の3DダンジョンRPG、と聞いて、
皆様は何を思い浮かべるでしょうか?

そこそこRPGを遊んでいる方ならば『ウィザードリィ』、
もう少し詳しい方なら『ダンジョンマスター』、
最近のSteamのゲームも結構遊んでいる方なら、
『Legend of Grimrock』などの名前が上がるのではないかと思います。

いずれにせよ、最近の海外産の3DダンジョンRPGは、
『Legend of Grimrock』がヒット作となったこともありまして、
リアルタイムで敵の攻撃やトラップを避けながら、
ダンジョンを探索していくようなものがほとんどで、
日本で主流のコマンド選択式の戦闘を
取り入れたような3DダンジョンRPGは、海外では人気がない…
というイメージを漠然と抱いている方もおられるかもしれません。

ところが、このイメージは誤解がありまして、
実際のところ、『BUSIN Wizardry Alternative』『世界樹の迷宮
デモンゲイズ』『エルミナージュ』といった、
日本産の3DダンジョンRPGが海外でローカライズされており、
JRPG愛好家や伝統的なコンピュータRPGを好む人々の間で
しっかりと評価されている…というのが実際のところであります。
(なんと、「DRPG」というジャンル名も通用している!)


そして2018年10月末に、
そういった日本産DRPGの影響を受けた、
非リアルタイムの3DダンジョンRPGがSteamに登場しました。

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Infinite Adventures 無限の冒険』。
アメリカのサウスカロライナにある、
Stormseeker Games制作のインディーゲームとなります。
(PS4/XboxOne版も同時発売だが、PS4版は海外のみ)


アメリカ発のゲームにもかかわらず、
タイトルからアニメ絵風のイラスト…という点にまず驚かされますが、

20181031205954_1

ポートレート選択可能なキャラクターメイキングがあり、

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6人パーティを編成し、

20181031214131_1

拠点からダンジョンへ向かい、

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敵を倒しながらダンジョンの奥へと進む…という、
まさしく『ウィザードリィ』ライクな作品に仕上がっています。

20181104215731_1

キャラクターはスキルツリーで強化します。
クラスごとに3種のスキルツリーがあり、
どのスキルを取っていくのかがなかなか悩ましい。

このスキル成長システムや、
ある階層を超えるとダンジョンの印象ががらりと変わる、
また素材を商店に売って新たな武具を買えるようになる…というあたりは、
『世界樹の迷宮』の影響を強く感じます。

20181031215622_1

ダンジョン内には他の冒険者パーティもおり、
彼らとのイベントも多数ある…という点は『BUSIN』を彷彿とさせます。
NPCの会話シーンはすべてフルボイスで、
シナリオ面でも相当頑張っている印象。

20181103192350_1

戦闘はオーソドックスなコマンド形式のバトルですが、
日本の3DダンジョンRPGでよく実装されている「パーティスキル」や、
『世界樹の迷宮』のブーストスキルに近い要素が取り入れられています。
また、本作独自のシステムとして、
パーティスキルと同様の仕組みで召喚スキルが使えるという要素があります。
召喚できるのはゲーム開始時に決定した守護神や、
シナリオ進行に応じて知り合う異界の人物で、
敵全体に大ダメージを与えたりバフデバフをかけたり…と、
なかなか強力な効果があります。

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ちなみにゲーム開始時に守護神を決める方法は、
女神様からの質問に2択で答えていく…という性格診断。
この辺りは実に『ウルティマ4(聖者への道)』で、
レトロゲームへのリスペクトもしっかりとしています。

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そして本ゲームならではの特色が、
自動生成されるダンジョン…「無限の迷宮」の探索。
ダンジョン内で特定のアイテムを手に入れると、
踏み入れるたびに形の変わるダンジョンへ潜れるようになります。

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自動生成ダンジョン内には通常ダンジョンでは落ちていない、
性能が強化された武器、防具が手に入ります。
また、フロアボスとして今までに戦ったボス敵とも再戦が可能で、
レア素材集めに精を出すこともできます。
筆者はストーリー進行の合間に、
レベル上げ作業を兼ねてたまにここに潜ってますが、
1フロアは10〜20分くらいで探索完了でき、
短時間でハック&スラッシュ的な楽しみ方が出来て実に楽しい。

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ダンジョン内での敵遭遇率変更がいつでも行えるのも特徴。
完全に(FOE以外の)敵に遭遇しないようにもできまして、
危なくなった時の退路確保、あるいは弱すぎる敵との戦闘回避などが可能。
さらに経験値稼ぎに特化したい時は遭遇率2倍で効率よく…と、
個人的には遊びやすくて良い仕様だと思います。
(但しゲーム開始時に決定する難易度を最大に設定すると、
敵遭遇率を0にすることはできなくなるので注意)


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イラストに関しては正直、
微妙な同人アダルトRPG的な感じは否めないのですが、
既存の様々な日本製DRPGや、
レトロなコンピュータRPGをしっかりと研究し、
それをど真ん中で打ち返してきた
…という印象を
筆者は本作から感じました。

日本のDRPGへのリスペクトを充分に含みつつも、
ゲームシステムやゲームバランスの面では遜色ない、
いや、一部分はもはや上回っているんじゃないか…

これが筆者が本作を15時間ほど遊んでいて、抱いた正直な感想です。

受けた衝撃の度合いとしては、
アメリカ発のCGアニメ『RWBY』を
初めて観たときに近いものがあります。

非リアルタイムの3DダンジョンRPGは、
様々な事情があって日本で特異な進化を遂げた、
まさに日本ならではのジャンル…だと思っていましたが、
こうした作品がアメリカ発で出てきたとなると、
日本のメーカーもウカウカしてられないぞ…と(笑)


なお、このゲームについては筆者がクリア出来次第、
改めてクリア後レビューと日本語解説記事を作ろうかと思います。


※2018/11/18追記:
クリア後感想記事を作成しました。

October 30, 2018

2018年Steamハロウィンセール・3DダンジョンRPGまとめ

2018年ハロウィンがやってきた。
渋谷にコスプレ姿の若者が押し寄せてくる。
暴動多発!軽トラックが倒れる!
そこで筆者はあのマビノギデュエルの精神的後継作、
マーベルバトルラインズをプレイし始めた。
筆者はさらにPCではウィッチャーテイルズまで遊んでいるが、
Steamハロウィンセールの3DダンジョンRPGをひとつ残らず列挙せよ!
しかし、海外発のDRPGにも関わらずアニメ絵で非リアルタイムな
DRPG新作計画が着々と進んでいた!


いい加減香港97のパロディも苦しい感はありますが、
それはともかく、2018年Steamハロウィンセールで
割引対象になっている3DダンジョンRPGをまとめてみました。
筆者の独断と偏見による一言コメントつきです。
※セール対象となっている作品のみ掲載しています。


・Steam配信作品:日本語あり
レイギガント -85%(¥447)
エクスペリエンスの変化球。
ノベルゲームとDRPGの融合という新しい形。

限界凸記 モエロクロニクル -80%(¥396)
モンスター娘のいるダンジョン生活をゆるく楽しもう。
非公式ヌードパッチあり。

7 Mages -90%(¥138)
スマホから移植された『七人の侍』オマージュのリアルタイムダンジョンRPG。
スマホ出身だけあり遊びやすくはある。

The Fall of the Dungeon Guardians -60%(¥792)
タンクにダメージディーラーにヒーラーといったロールが重要な、
オンラインRPG的な感覚の戦闘が魅力のダンジョンクローラー。

Haunted Dungeons: Hyakki Castle(百鬼城 公儀隠密録) -29%(¥1,065)
忍者、侍、妖怪と世界設定が異彩を放つ、和風リアルタイムダンジョンRPG。
初期は遊び辛さが目立ったが、家庭用版と同時にバージョンアップされた。

Heroes of the Monkey Tavern -50%(¥499)
『迷宮の塔 トレジャーダンジョン』というタイトルでSwitchに移植もされた、
小粒ながら何度も遊びたくなる完成度のリアルタイムDRPG。

Lord of the Seal -35% (¥324)
覚える要素の多い戦闘と成長…と、
日本の同人RPGらしさを十二分に含むゲーム。

Vaporum -50% (¥990)
スチームパンクリアルタイムダンジョンRPG。
他の作品とは一線を画するグラフィックが目を引く。


・Steam配信作品:日本語音声のみあり(字幕英語)
マインドゼロ -50%(¥990)
ご愁傷さっまー!(主題歌)
グラフィックとかを気にしなければ割と遊べる部類ではある。


・Steam配信作品:ウィザードリィ関連作
ウィズローグ - Labyrinth of Wizardry(日本語なし) -90%(¥118)
ウィザードリィの不思議なダンジョン。
蓄積型ローグライクとしては地味に面白い。


・Steam配信作品:その他、英語作品
エルミナージュゴシック(日本語なし) -90%(¥98)
旧作ウィザードリィと遜色ないシビアな難易度を誇る、
古きダンジョンRPGの蘇生を感じさせる一作。
高難易度で知られるPSP版がベースだが、Steam版には難易度調整MODあり。

The 7th Circle -15%(¥858)
ゴア表現ありのレトロタイプDRPG。
文字タイプでの呪文発動などにピンと来るなら遊ぶ価値あり。

Coldfire Keep -25%(¥390)
典型的リアルタイムダンジョンRPG。
やや単調さが否めない。

Crystal Rift -65%(¥343)
VR対応リアルタイムアクション。
釣り天井に落石にトロッコと、VRで遊んだら絶対に面白怖いと思う。

The Deep Paths: Labyrinth Of Andokost -25%(¥465)
典型的なダンジョンマスタータイプのゲーム。
やや敵が固い印象がある。

Dragon Wars -66%(¥333)
バーズテイル4になるはずだった、
過去の名作の復刻版。

Dungeon Kingdom: Sign of the Moon -15%(¥1,598)
水の管理もあるダンジョンマスター系。
顔グラフィックが濃ゆい。

Dungeon Hero RPG -80%(¥139)
これまたリアルタイム形式。
カートゥーン調のグラフィックが特徴的。

The Dungeons of Castle Madness -75%(¥245)
ダンジョンマスター+ディアブロを自称するタイトル。
真偽はその目で確かみてみろ!

The Keep -73%(SoundtrackEdition)(¥488)
3DSから移植のソロ探索リアルタイムDRPG。
ボリュームは少ないがマウスクリックのアクションが楽しい。

KryptCrawler -50%(¥410)
VR対応のダンジョン探索RPG。
拾ったアイテムを組み合わせ謎を解くゼルダ的な面白さがある。

The Legend of Candlewind -50%(¥490)
個人的にSteam史上最低のDRPGと言い切ってしまいたいゲーム。
その内容に驚愕せよ!

Legend of Grimrock -60%(¥592)
Legend of Grimrock2 -60%(¥992)
世界中に「3DダンジョンRPG」というジャンルを再認識させた偉大なシリーズ。
完成度も非常に高い。

The Quest -50%(¥490)
オーソドックスなターン制3DダンジョンRPG。
王道は良いモノです。

Ruzar - The Life Stone -50%(¥640)
やはりオーソドックスなリアルタイム3DダンジョンRPG。
やはり王道は良いモノです。

Sakura Dungeon -55%(¥891)
モン娘、百合とエロRPGの王道を押さえた一作。
公式無修正パッチあり。

StarCrawlers -50%(¥990)
宇宙傭兵となって企業への侵入や破壊工作といった稼業に精を出す、
これまた一風変わった雰囲気のDRPG。

Stonekeep -66%(¥333)
1995年発売の作品の復刻版。

Town of Night -50%(¥99)
野外ダンジョンとアニメ絵が特徴的なJRPGスタイルDRPG。

VERLIES 2 -90%(¥52)
自動生成ダンジョンで敵の攻撃をタイミングよく回避しつつ攻撃するゲーム。
運ゲー要素が大きすぎるのが頂けない。

Zavix Tower -60%(¥392)
こちらも自動生成ダンジョンをひたすら上るゲームだが、
無数のマジックアイテムやキャラクターの育成が実に楽しい。


個人的におススメなのは『The Fall of the Dungeon Guardians』、
『Legend of Grimrock』『StarCrawlers』『Zavix Tower』あたり。

レトロでシビアなウィザードリィライクを楽しみたい方には『エルミナージュゴシック』、
風変わりなものを遊んでみたい方には
『百鬼城 公儀隠密録』『The 7th Circle』などがおススメです。

October 28, 2018

まべばと!

『マビノギデュエル』のサービス終了から2か月。
筆者はその間にTCGロスとも言える心情に陥りつつも、
『MTGアリーナ』や『奪われし玉座 ウィッチャーテイルズ』といった、
PCで遊べるTCGにのめり込み、癒されつつありました。

が、やはりスマホで空き時間に遊びたい…
そういう思いが捨てきれなかったのですが。
2018年10月末に、このゲームがリリースされました。

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『マーベル バトルラインズ』。
韓国のNEXON Koreaとその開発部署である
devCAT Studioが送り出したゲームです。
『マビノギデュエル』の制作陣の新作でもあります。

Battle Lines_2018-10-26-00-47-21

本作は『キャプテン・アメリカ』『スパイダーマン』などでお馴染みの、
アメリカンコミック二大巨頭「マーベル・コミック」誌とのコラボ作品。
突如時空が歪み、世界中に力の源「コズミックシャード」が散乱。
そしてプレイヤーの元にもコズミックシャードが飛来し、
力に目覚めたプレイヤーはヒーローたちとともに、
世界で暗躍を始めた悪役(ヴィラン)との戦いに身を投じていく…というストーリーです。

Battle Lines_2018-10-27-11-18-21

本作のバトルは3×4のフィールドにユニットを配置していき、
縦、横、斜めのいずれかに自分のユニットを揃えると
相手にダメージを与えられる…というもの。
ちょうど小学生の頃に誰もが遊んだであろう、
「〇×ゲーム・三目並べ」のようなものだと思えばわかりやすいかと。

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しかしながらこのゲームはただの三目並べではなく、
トレーディングカードゲームと組み合わせたゲームに仕上がっています。
プレイヤーは事前に12枚のデッキを組み、
毎ターン手札を4枚になるようドローし、
手札からユニットを1ターン1枚ずつ出していく事になります。
(この「12枚のカードでデッキを組む」という部分のみ、
前作『マビノギデュエル』と共通している)

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例えば「キャプテン・アメリカ」なら場に出た瞬間に、
盾を振り回して周囲1マスを攻撃する…など、
各カードにはそれぞれ特徴があります。
ただし強力なヒーロー・ヴィランのカードには「コスト」が設定されており、
盤面に配置されるクリスタルシャードを集め、
集めたシャードを支払って呼び出さなければなりません。
なので強力なヒーローばかりではなく、
コスト0の兵士や戦闘員などもバランスよく組み込む必要があります。
また、キャラクターカードだけでなく、
使うと特殊な効果を及ぼす「アクションカード」もあり。
一般的なトレーディングカードゲームにおける「魔法カード」に近いもので、
場のユニットの除去や強化など、戦況を覆すほどの強力な効果を持つのですが、
1回のゲームで1度しか使えないので使いどころの見極めが重要だったり。

こういったカードをどう組み合わせるか、
またゲームでは盤面の配置資源を取りに行くのか、列の完成を目指すか、
はたまた相手の妨害をしに行くのか…といった、
思考的な部分が大きくて実に楽しいゲームです。

Battle Lines_2018-10-27-19-43-18

カードゲームの要素があるのでたくさんのキャラクターが必要…
という事もあってか割とマイナーなキャラクターも多いようで、
このFFのヒロインみたいな名前のキャラクターや、
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女体化「マイティ―・ソー」や、
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女体化「デッドプール」がいる事を筆者、このゲームで初めて知りました(笑)
(この女体化デッドプール、コモンカードなのにスキルの破壊力がとんでもない…w)
※2018/11/02追記:
このキャラクター「グウェンプール」について、
正確には女体化ではない、というご指摘を頂きました。
現実世界からマーベル世界に転移した少女…らしいのですが、
スパイダーマンもどきである「スパイダーグウェン」という
似たような設定のキャラクターもいていろいろとややこしい…w




実際のプレイ動画はこんな感じ。

ゲームモードもリアルタイムのオンライン対戦だけでなく、
チュートリアルを兼ねたストーリーモードや、
不利な状況から始まってそれを覆していく「特殊任務」モード、
他のプレイヤーの登録したデッキを操るAI相手に、
ひたすら連勝を目指していくアリーナモードなど、
やり込み要素も豊富ではあるのですが。

このゲームの頂けない部分としては、
「Pay To Win」の傾向がかなり強い事。


このゲームでは各カードに「レベル」があり、
同じカードを複数枚手に入れて合成する事で「強化」ができます。
つまり、純粋にカードを多く入手すればするほど、
より強力なカードが使えてしまう訳で、
同じカードを使ったデッキを組んでも初心者と資産家の間で、
明らかな力の差が生じてしまうという訳です。
これは競技性を問われるトレーディングカードゲームとしては、
ちょっと頂けない仕様ではないかな…と筆者は思います。
(前作『マビノギデュエル』ではこんな仕様はなかったのに!)

レベルを上げて育成する楽しみもあるため、
これはこれで悪い仕様である…とは言い切れないのですが、
せめてPVPの対人戦では、各カードのレベルが固定されるなど、
プレイング以外の差が生じない仕様であってほしい…とは思っています。

また、マーベル原作にもかかわらず、
本作には現時点で「X-MEN」関連のキャラクターが一切登場しません。
理由は不明ですが、『MARVEL VS. CAPCOM』シリーズで
マーベルキャラクターを知ったゲーマーにとってはちょっと残念な点かも。


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トレーディングカードゲームとしての競技性に注目した時に、
「?」となる部分があるゲームではありますが、
全体的にアメコミらしく演出は派手で、
ゲームの戦略性も非常に高い本作。

筆者はこのマベノギデュエル(違う)という新創地で、
しばらくは再びデュエリストとして戦おうかと思います。

jzunkodj4y at 23:48|PermalinkComments(0)clip!Memo 

October 21, 2018

MTGアリーナ:始めて1週間以内で組めて初心者でも安心。赤緑恐竜デッキ

すっかりMTGアリーナにのめり込んでいる筆者であります。

このゲームに関しては導入手順の紹介や、
各モードの解説をしているサイトはあるのですが、
初心者向けのデッキ構築や、
デッキの編集方針を紹介しているところはなくね?と思ったので、
この記事では初期デッキに毛の生えた程度の資産で構築可能で、
扱い方がわかりやすく、かつ展開がド派手なデッキ…
筆者なりの赤緑ファッティ・恐竜デッキを紹介してみようかと。

赤緑ファッティ_01

デッキレシピ:
クリーチャー(28):
4 Llanowar Elves(ラノワールのエルフ)
4 Merfolk Branchwalker(マーフォークの枝渡り)
4 Viashino Pyromancer(ヴィーアシーノの紅蓮術師)
4 Elvish Rejuvenator(エルフの再生者)
4 Steel Leaf Champion(鉄葉のチャンピオン)
4 Charging Monstrosaur(突進するモンストロサウルス)
3 Carnage Tyrant(殺戮の暴君)
1 Ghalta, Primal Hunger(原初の飢え、ガルタ)

呪文(8):
4 Shock(ショック)
4 Lightning Strike(稲妻の一撃)

土地(24):
13 Forest(森)
11 Mountain(山)


デッキコンセプトは、
「デカい恐竜で殴って勝てばいい」
それだけの、非常にわかりやすいデッキです。
まずは、このデッキの主役たる恐竜たちからご紹介。

赤緑ファッティ_08

1体目は≪Charging Monstrosaur(突進するモンストロサウルス)≫。
5マナでパワー・タフネスともに5と、サイズがかなり優秀で、
それに加えてHaste(速攻:場に出たターンにすぐ攻撃できる)、
そしてTrumple(トランプル:攻撃を相手のクリーチャーにブロックされても、
タフネスを超えたダメージを相手プレイヤーに貫通して与える)というメリット能力持ち。
小型クリーチャーをほとんど気にせず殴れて、
しかも相手のスキを突いて殴れる…と、かなり強力なクリーチャーです。
初期デッキの赤単色デッキに2枚含まれており、
さらに1週間以内に手に入る赤緑デッキにも2枚入っているので、
すぐに4枚揃えられるのが良いところ。

赤緑ファッティ_09

2体目の恐竜は≪Carnage Tyrant(殺戮の暴君)≫。
速攻こそありませんが、6マナにしてサイズ7/6。
そしてトランプルに加え「打ち消されない」、
さらに呪禁(相手のスペルカードや能力の対象にならない)という、
3つものメリット能力を備えます。
このカードが猛威を振るうのは打ち消し呪文に特化した様な青のデッキで、
召喚を打ち消されることなく確実に場に出せて、
しかも呪文や能力での除去は極めて難しい…と、
勝負を決めるだけの性能を備えているクリーチャーなのです。

レアリティが最上位の神話レアなので集めるのは難しいのですが、
ゲームを始めて1週間以内に手に入る赤緑2色デッキに1枚含まれています。
筆者は神話レアのワイルドカードをつぎ込んでさらに2枚手に入れましたが、
1枚だけでも充分すぎるほど強力なカードです。
他に神話レアのカードは有効なものが多いので、
無理して複数枚揃える必要はないのですが、
持っているのなら入れて損はないだけの性能を誇ります。
とは言え、初期緑デッキに含まれている≪Aggressive Mammoth(攻撃的なマンモス)≫や、
初期赤デッキの≪Burning Sun's Avatar(焼熱の太陽の化身)≫なども
代用として十分な性能があるので、
無理をせずこれらのカードを投入していくのもアリかと。

赤緑ファッティ_10

3体目の恐竜は≪Ghalta, Primal Hunger(原初の飢え、ガルタ)≫。
パワーとタフネスがともに12と、強烈なパラメータなのですが、
しかしながらコストも破格の12。
こんなカード、出せるわけないじゃん…と思われるかもしれませんが、
このクリーチャーには「場に出ている自分のクリーチャーのパワーの合計だけ
このカードの召喚に必要なコストを下げる」という能力があります。

先述の≪Charging Monstrosaur(突進するモンストロサウルス)≫が場に出ていれば、
必要なコストは7マナとモンストロサウルスと2ポイント違い。
さらに他の小型のクリーチャーも場に出ている可能性があると考えると、
実質5〜6マナでこのクリーチャーを降臨させることができるのです。

このカード自体は一切の耐性を持たないため、
クリーチャー即死の効果を持つ黒絡みのデッキ相手だと除去されやすいのですが、
そうでないデッキであればダメージ効果で倒すのはほぼ不可能なサイズ、
かつトランプルもあるのでクリーチャーが多少並んでいようが関係ない…と、
「出せば勝ち」がほぼ決まるカードであります。

このカードは初期の緑単色デッキに1枚含まれていますが、
ロマンを追いたい方はワイルドカードを使っての2枚目以降の入手も一興かと。


ここまで紹介した恐竜たちはコストが非常に重いので、
召喚できるようになるまでのサポートが必要になります。
以降はそのあたりのサポートについて。

赤緑ファッティ_02

まずは緑の1マナクリーチャーの定番、≪Llanowar Elves(ラノワールのエルフ)≫。
自身をタップすることで追加の1マナを出せる、緑を支えるクリーチャーです。
このクリーチャーも初期の緑デッキに2枚、
さらに1週間以内に手に入る赤緑デッキに3枚含まれてますので、
すぐに4枚揃うのも嬉しいところ。

赤緑ファッティ_07

ラノワールのエルフと異常なまでの相性を誇るのが、
この≪Steel Leaf Champion(鉄葉のチャンピオン)≫。
たった3マナでサイズが5/4、しかも弱いクリーチャーにはブロックされません。
1ターン目に森→ラノワールのエルフ召喚、
2ターン目で森をもう1枚→このクリーチャーを召喚する…という動きが非常に強く、
相手によっては即投了もあり得るほどの強力なコンボです。
直接恐竜とは関係しないカードですが、充分に投入する価値のあるカード。
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このカードは配布される構築済みデッキには含まれていませんが、
デッキ構築画面のフィルターボタンを押し、
上記の画面のように「Not Collected」を選択、
表示されたカードをデッキへとドラッグすることで、
レアのワイルドカードを消費して入手することができます。
レア以上のワイルドカードは貴重ではありますが、
緑が絡んだクリーチャー主体の戦いをしたい方は消費のしどころだと思います。

赤緑ファッティ_03

サブアタッカー兼土地集め要因として優秀なのが、
≪Merfolk Branchwalker(マーフォークの枝渡り)≫。
このカードを召喚するとExplore(探検:山札の1番上を見て、
土地カードならそのまま手札に加える。
それ以外ならそのままか墓地送りかを選び、クリーチャーを+1/+1する)が発動し、
2マナ3/2+山札の一番上調整、もしくは2/1+土地カードドローという、
どちらに転んでも美味しい状況になります。
特に恐竜の召喚には多くの土地が必要になるので、
このカードの効果はどちらのモードでもデッキコンセプトとかみ合っているのです。
やはりこのカードも初期デッキには含まれていませんが、
レア度はアンコモン、かつ汎用性が高いカードなので4枚は揃えやすいかと。

赤緑ファッティ_06

土地カードの安定に貢献するもう1つのカードが、
≪Elvish Rejuvenator(エルフの再生者)≫。
場に出ると山札の上から5枚を見て土地カードを探し、そのうち1枚をタップ状態で出します。
稀に外れてしまうのがネックですが、
1ターン目にラノワールのエルフ、2ターン目にこのカードと繋げると、
3ターン目に5/5速攻モンストロサウルスが強襲する可能性があるのが侮れません。
やはりこれも勝ちパターン。

赤緑ファッティ_04

赤の低コストクリーチャーとして採用したのは、
≪Viashino Pyromancer(ヴィーアシーノの紅蓮術師)≫。
場に出たときに相手プレイヤーに2点のダメージを与える…という効果は、
終盤でも無駄になる事のない能力です。
2ターン目に場に出るクリーチャーとしても2/1は申し分ない能力。
さらに初期赤デッキに2枚含まれており、
コモンなのでワイルドカードで簡単に揃うのもこのデッキに採用している理由です。

赤緑ファッティ_05

その他、火力として定番の≪Shock(ショック)≫、
≪Lightning Strike(稲妻の一撃)≫を4枚ずつ採用。
焼けるクリーチャーが相手のターンで出てきたら、
そのターンエンドにすぐに焼いてしまうのが基本的な使い方です。
もちろん相手のライフが残り2〜3点…という時には、
プレイヤーに撃ってゲームエンド。
ショックは初期赤デッキに2枚と追加赤緑デッキに3枚、
稲妻の一撃は赤緑の方に3枚入ったコモンカードと、これまた揃えやすいです。


相手のクリーチャーを火力で焼いて妨害しつつ、
マナ基盤を揃えて強大なクリーチャーで殴り勝つ…という、
非常にわかりやすいこのデッキ。
マジック:ザ・ギャザリング未経験の方でも扱いやすく、
MTGアリーナ初心者の環境でも揃えやすく、
動きも豪快なのでなかなか楽しいデッキかと思います。

とは言え、かなり「大味」なデッキであることも確かでして、
中コスト層のクリーチャーが少ないので、
そこを相手に大量展開されると厳しいとか、
そういった欠点がこのデッキにはあります。

そういった欠点にどうやって対応していくのか、
それを考え、自分なりに改善をどんどん加えていくのも、
MTGのデッキ構築の楽しさだと思います。


この記事をきっかけにして、
MTGアリーナをより楽しんで頂ければ幸いでございます。



おまけ・MTGアリーナでインポート可能なデッキリスト
(以下のテキストをCtrl+Cなりドラッグ選択なりでコピーし、
画面上部の「Decks」→画面下の「IMPORT」ボタンでデッキを読み込めます)

4 Shock (M19) 156
11 Mountain (RIX) 195
4 Llanowar Elves (DAR) 168
13 Forest (RIX) 196
4 Elvish Rejuvenator (M19) 180
1 Ghalta, Primal Hunger (RIX) 130
4 Charging Monstrosaur (XLN) 138
4 Lightning Strike (XLN) 149
3 Carnage Tyrant (XLN) 179
4 Steel Leaf Champion (DAR) 182
4 Merfolk Branchwalker (XLN) 197
4 Viashino Pyromancer (M19) 166



jzunkodj4y at 23:54|PermalinkComments(0)clip!MTGアリーナ