July 22, 2012

『新・剣と魔法と学園モノ。 刻の学園』ファーストインプレッション

唐突ではありますが、このゲームの略称としては、
『新・ととモノ』→『ニートモノ
という呼称がわかりやすくて良いのではないでしょうか。
特に、悪意はありません(笑)


そんなこんなで、当blogが持てる力の68%くらいで応援している『剣と魔法と学園モノ。(ととモノ)』シリーズ。
その最新作『新・剣と魔法と学園モノ。 刻の学園』が、先日発売されました。

既報の通り、今作は「3DダンジョンRPG」であることをやめ、
一般的なRPGに路線変更した…ということで、
基本的に商業3DダンジョンRPGを扱う当blogでは扱うかどうか悩んだのですが、
『ととモノ。』シリーズには並々ならぬ思い入れが(いろんな意味で)あることもあり、
今回は部屋の片隅で埃をかぶっていたPSVitaの再稼動も兼ねて、PSNのダウンロード版を購入しました。

そんな感じでプレイし始めて、約10時間。


「形は変わっても、これはととモノ。です」


やはり「ととモノ。」だと感じられるポイントとしては、「圧倒的に個性的なキャラメイキング」

一般のファンタジーRPGにある「戦士」「盗賊」「白魔術師」「忍者」といった職業はもちろんの事、
「ガンナー」「ヒーロー」といった現代的なもの、そして「ヤンデレ」だの「妹」だの、それ職業じゃないだろ!的な、
キャラメイキングの個性を広げる特徴的な職業は健在。
さらにメンバー同士の「好き」や「ライバル」といった相性を自在に設定でき、
それに加えて今作では作成したキャラの「教室の席順」や(位置関係によって支援効果などが発生する)、
各種戦闘中の行動の際に表示されるメッセージまで弄れるという、
まさに徹底した「うちの子たち妄想支援ツール」具合。

とは言え、ポリゴンキャラをパーツの組み合わせでビルドできるようになったにもかかわらず、
髪型や目といった、各パーツのバリエーションは少なめ。
一応装備品によってグラフィックが変わりますが、武器と盾の細かい模様や色などが変わるだけ。
体のタイプは男と女の2種類しかなく、3人パーティでもモーションが必ず被るメンバーが出る有様。
そして、個人的に何よりも文句をつけたいのは、

ヒューマンで黒髪のキャラが作れないって、どういうことなんじゃー!

茶、赤、青、紫、緑は普通に作れるのに、黒髪キャラを作れない意味がわかりませんよ!
基本的に種族のあるゲームではヒューマン主義者であり、
脳内主人公格のキャラは黒髪だと決めている筆者には残念であった事を、ここにご報告しておきます。


それはともかく、今作は「敷居の高い」印象のある3DダンジョンRPGを脱した事もあり、
非常に間口の広い、遊びやすいゲームデザインになっていると感じました。
パーティメンバーは3人に減りましたが、それを考慮した序盤〜中盤の容易なゲームバランス。
そして敵撃破時にアイテムを入手する際のレアアイテム入手演出や、
近作で新たに追加された特殊ドロップ(特定の属性でモンスターを撃破すると手に入る)などの、
1作目から続くアイテムハントの楽しさが形を変えて生きのこっている事の実感。
また各素材にも特殊能力が付くようになり、アイテム錬金強化時にアイテムに付加されるなどの新要素が、
更にオートバトル+Rボタン押下の超高速スキップ戦闘の快適さと相まって、
ハックアンドスラッシュなゲームとしても、新たな進化を遂げています。

…と、8時間ほど遊ぶまでは思っていたのですが、
イベントが進行してゲーム内のシーズンの夏終盤〜秋にかけて、
敵の防御力とHPが異常に(体感では2〜3倍)跳ね上がったせいで、やや快適とは言えないような状態に陥っています。
まあ、ずっと苦戦しないというのも逆に印象が薄くなるので、これはこれでアリなのでは、と。


その他気になった点としては、シリーズを通して相変わらず、効果音やボイスの音質が非常に悪いです。
イヤホンで聞いているとBGMはそこそこなのに、妙にビットレートが低い効果音に違和感を覚えて仕方が無い。
ゲーム自体の出来と直接関わる部分ではないのですが、こういった細かい部分に相変わらずの作りこみの甘さを感じます。

また、毎回毎回ととモノ。の新作が出るたびに当blogで筆者が指摘している
「(野外ダンジョン等でも)エリア間の移動の効果音が足音でなく何故ワープ?」という点ですが、
やはりこの点もそのままで、もはやこれは伝統的な仕様とすら感じました(笑)

今作ではNPCの男性キャラクターにも好感度が設定され、
クエスト達成後などにNPCのバストアップの周りにハートマークが乱舞する…という演出が(男女問わず)あり、
個人的には「女性プレイヤーウケを狙っているのだな」と感じましたが
(開発元のゼロディブは女性向け恋愛シミュレーションゲーム『薄桜鬼』の外伝作を最近手がけてました)、
男性キャラクタにハートマークが踊る様を見ていると、
かの有名漫画『南国少年パプワくん』のギャグ「同性愛はいかんぞ非生産的な!」のコマが脳裏に浮かんで仕方ないのです(笑)

また、フィールド探索画面のカメラ操作がこの手のRPGに良くある「L,Rボタンで旋回」ではなく、
「十字キーでカメラ操作」という、事実上モンハン持ちを(RPGなのに)強要される操作体系に驚きを感じました。
いくらモンハンがPSPで普及しているからといって、さすがに操作体系をそのまま持ち込まなくて良いと思うのですが。
しかし、PSVitaの右スティック割り当て機能(画面長押し)に十字キーを割り当てると全く違和感の無い操作になるので、
この点は持ってて良かったPSVita!と言わざるを得ない(笑)


以上、長々と印象に残った点を挙げさせて頂きましたが、
今までのシリーズより(少なくとも序盤は)初心者に優しく、
ゲームとしても遊びやすい作品(操作体系除く)に仕上がっていると感じましたので、
「キャラメイクが可能」で、「想像力を膨らませられる」ゲームを求める方には
男女問わず、勧められるゲームなのではないか?と、思っております。

ただ前述の通りプレイ時間が8時間を廻ったあたりから、ゲームの快適性が失われてきており、
今後の展開が不安に思えているのも事実ではあります。





新・剣と魔法と学園モノ。 刻の学園_0001

しかしながら細かい部分にWizardryネタを仕込むあたり、
結局wizからの呪縛は逃れ切れないのだな…と(笑)
(補足注:ウィザードリィ第1作において地下深層直通のエレベータに向かうのに必要なアイテムが「ブルーリボン」)

jzunkodj4y at 22:59│Comments(0)TrackBack(0)clip!Memo 

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