December 30, 2017
総理大臣が強靭無敵最強で何が悪い!『塔亰Clanpool』
2017年最後の3DダンジョンRPGクリア後レビュー行くぜ!
(有名ゲームブロガー的なノリで)
今回取り上げるのは『塔亰Clanpool』。
2017/10/5にコンパイルハートから発売された作品で、
開発はコンパイルハート発のDRPGではお馴染みのゼロディブ。
ディレクターは『メタルマックス4』の田内智樹氏で、
氏が以前に手掛けた『メイQノ地下ニ死ス』の発展形とも
言えるゲームに仕上がってます。
ゲームの詳細な設定の紹介などについては、
以前書いた体験版の感想記事にまとめていますので、
この記事を読み進める前にそちらを参照して頂ければ幸いです。
このゲームの特色として挙げたいのは、
何よりも「テンポの良さ」と「気持ちよさ」。
「テンポの良さ」については体験版の感想にも書きましたが、
3DダンジョンRPGで「気持ちいい」ってどういう事なのか…と申しますと。
このゲームのキャラクター強化要素は基礎能力値を「乗算で」強化することもあり、
だいたいダンジョン3層(13階〜20階)を抜ける頃から、
戦闘はほぼ無双状態に突入します(笑)
一部にそのフロアに足を踏み入れた段階では
絶対に勝てないような超強敵はいますし、
ある程度ゲームが進むと「敵を意図的に強化する」スキルが手に入って、
戦闘中に使うと敵が凶暴化する…といった要素もありますが、
何にせよ、ザコ敵は軒並みオートバトルで蹴散らせるようになります。
ザコをあっという間に蹴散らし、
レアアイテムを拾ってさらに成長する…というこのサイクルが、
体験版の頃からはっきり実感できるゲームテンポの良さと相まって、
何とも気持ちよいのです。
クリア直前〜クリア後はその方向性にさらにアクセルがかかって、
レベルキャップ解除が可能になり、さらに敵から手に入る経験値が莫大に増加。
恐ろしい勢いでレベルアップ、パラメータカンストも難しくありません。
もうこうなると、ボスですら楽勝で屠れるようになります(笑)
ダンジョンも本作を特徴づけるシステムである
バッテリーを使用しての「壁壊し」「空中浮遊」とうまく絡んだ構造になっていて、
コンパイルハート製DRPGのお約束であるダンジョンの広さをやや感じるものの、
一つのダンジョンを上へ上へと突き進んでいく探索の面白さは十二分にあります。
ここからは、個人的に気になった点をいくつか。
ストーリーは異界からの侵略者との掛け合い、
そして主人公たちの内面の描写が主で、
主人公たちが内閣の大臣という設定の割には、
日本の政治体制や外交といった、そういったお話は一切出てきません。
もっとも「人前で政治と宗教の話はしない」という不文律はありますし、
なんだかんだで美少女が絡む作品で、
そういった話をするのはちょっと…と思われる向きもあるかと思いますが、
例えば「ライバル政党代表」みたいな美少女キャラクターが出てきて、
時に足を引っ張り合いつつも、最後は利害を超えて共闘する…みたいな展開があれば、
主人公が内閣総理大臣という設定を活かしつつ、
もっとこのゲームのストーリーも印象深いものになったんじゃないか…と個人的に。
そもそもこのゲームの内閣、
政党からの支持率が異様に低いんだけどどうなってるんだろう(笑)
(ちなみに政党の支持率は賄賂で上げる。もうやだこの国)
また、ゲームのバグ方面では壁壊しの設定ミス?で
一度壁を壊した場所に入る→「いしのなかにいる!」が頻繁に発生したり、
そのバグがアップデートで治った…と思いきや、
今度はダンジョン帰還後に高確率でフリーズと、より危篤になってしまったり…と、
最近は大人しいと思っていたゼロディブクオリティを炸裂させておられましたが、
こういったやる気を全力で砕いてくれるバグは
12/25のアップデートでほぼ完全になくなりました。
そしてやっぱり40時間ほど遊んでいて気になってしまうのは、
このゲームの異様なまでの使い回しの多さ!
モンスターを色違いでひたすら使い回すのに始まり、
キャラクターカスタマイズの肝となる「ガジェッティア」も、
外見パターンはわずか数パターンで、
後は属性が違おうが何だろうがとにかく色替え!(笑)
また、コンパイルハート定番のお色気要素についても、
主要キャラクター4人の「エーテル感応」(いわゆるおさわり要素)と、
主人公のお風呂イベント絵がたったの1枚のみ!
こういった点からの筆者の憶測になりますが、
このゲーム、相当低予算で生み出されたのではないかと…
とは言え、その低予算を面白さでカバーしよう!という、
製作者の思いは非常に快適なゲームテンポや、
そして敵をねじ伏せる事による快感にしっかり現れている印象です。
本作はRPGに緻密な戦略や、または死と隣り合わせの緊張感を求める人には
ちょっと向かないかもしれませんが、
圧倒的なテンポとアイテムハントとキャラクターの強化で、
一つのダンジョンを徹底的にしゃぶり尽くす…という
この独自の快感は他の3DダンジョンRPGには無いものがあります。
という言葉を『ダイの大冒険』の大魔王バーン様は残しておられますが、
まさしくこの言葉を全力で肯定しているのがこのゲームなのです。
ねえハドラー?
どうしてカタコト巨乳のミクリさんにイベント絵がないの?
こういう見た目の女の子にこそもっとエロ水着みたいな恥ずかしいシーンが見たいんだけど?
ねえ?どうなってるの?
(有名ゲームブロガー的なノリで)
今回取り上げるのは『塔亰Clanpool』。
2017/10/5にコンパイルハートから発売された作品で、
開発はコンパイルハート発のDRPGではお馴染みのゼロディブ。
ディレクターは『メタルマックス4』の田内智樹氏で、
氏が以前に手掛けた『メイQノ地下ニ死ス』の発展形とも
言えるゲームに仕上がってます。
ゲームの詳細な設定の紹介などについては、
以前書いた体験版の感想記事にまとめていますので、
この記事を読み進める前にそちらを参照して頂ければ幸いです。
このゲームの特色として挙げたいのは、
何よりも「テンポの良さ」と「気持ちよさ」。
「テンポの良さ」については体験版の感想にも書きましたが、
3DダンジョンRPGで「気持ちいい」ってどういう事なのか…と申しますと。
このゲームのキャラクター強化要素は基礎能力値を「乗算で」強化することもあり、
だいたいダンジョン3層(13階〜20階)を抜ける頃から、
戦闘はほぼ無双状態に突入します(笑)
一部にそのフロアに足を踏み入れた段階では
絶対に勝てないような超強敵はいますし、
ある程度ゲームが進むと「敵を意図的に強化する」スキルが手に入って、
戦闘中に使うと敵が凶暴化する…といった要素もありますが、
何にせよ、ザコ敵は軒並みオートバトルで蹴散らせるようになります。
ザコをあっという間に蹴散らし、
レアアイテムを拾ってさらに成長する…というこのサイクルが、
体験版の頃からはっきり実感できるゲームテンポの良さと相まって、
何とも気持ちよいのです。
クリア直前〜クリア後はその方向性にさらにアクセルがかかって、
レベルキャップ解除が可能になり、さらに敵から手に入る経験値が莫大に増加。
恐ろしい勢いでレベルアップ、パラメータカンストも難しくありません。
もうこうなると、ボスですら楽勝で屠れるようになります(笑)
ダンジョンも本作を特徴づけるシステムである
バッテリーを使用しての「壁壊し」「空中浮遊」とうまく絡んだ構造になっていて、
コンパイルハート製DRPGのお約束であるダンジョンの広さをやや感じるものの、
一つのダンジョンを上へ上へと突き進んでいく探索の面白さは十二分にあります。
ここからは、個人的に気になった点をいくつか。
ストーリーは異界からの侵略者との掛け合い、
そして主人公たちの内面の描写が主で、
主人公たちが内閣の大臣という設定の割には、
日本の政治体制や外交といった、そういったお話は一切出てきません。
もっとも「人前で政治と宗教の話はしない」という不文律はありますし、
なんだかんだで美少女が絡む作品で、
そういった話をするのはちょっと…と思われる向きもあるかと思いますが、
例えば「ライバル政党代表」みたいな美少女キャラクターが出てきて、
時に足を引っ張り合いつつも、最後は利害を超えて共闘する…みたいな展開があれば、
主人公が内閣総理大臣という設定を活かしつつ、
もっとこのゲームのストーリーも印象深いものになったんじゃないか…と個人的に。
そもそもこのゲームの内閣、
政党からの支持率が異様に低いんだけどどうなってるんだろう(笑)
(ちなみに政党の支持率は賄賂で上げる。もうやだこの国)
また、ゲームのバグ方面では壁壊しの設定ミス?で
一度壁を壊した場所に入る→「いしのなかにいる!」が頻繁に発生したり、
そのバグがアップデートで治った…と思いきや、
今度はダンジョン帰還後に高確率でフリーズと、より危篤になってしまったり…と、
最近は大人しいと思っていたゼロディブクオリティを炸裂させておられましたが、
こういったやる気を全力で砕いてくれるバグは
12/25のアップデートでほぼ完全になくなりました。
そしてやっぱり40時間ほど遊んでいて気になってしまうのは、
このゲームの異様なまでの使い回しの多さ!
モンスターを色違いでひたすら使い回すのに始まり、
キャラクターカスタマイズの肝となる「ガジェッティア」も、
外見パターンはわずか数パターンで、
後は属性が違おうが何だろうがとにかく色替え!(笑)
また、コンパイルハート定番のお色気要素についても、
主要キャラクター4人の「エーテル感応」(いわゆるおさわり要素)と、
主人公のお風呂イベント絵がたったの1枚のみ!
こういった点からの筆者の憶測になりますが、
このゲーム、相当低予算で生み出されたのではないかと…
とは言え、その低予算を面白さでカバーしよう!という、
製作者の思いは非常に快適なゲームテンポや、
そして敵をねじ伏せる事による快感にしっかり現れている印象です。
本作はRPGに緻密な戦略や、または死と隣り合わせの緊張感を求める人には
ちょっと向かないかもしれませんが、
圧倒的なテンポとアイテムハントとキャラクターの強化で、
一つのダンジョンを徹底的にしゃぶり尽くす…という
この独自の快感は他の3DダンジョンRPGには無いものがあります。
おまえたち人間は面白くはないのか?
鍛え上げて身に付けた強大な力で弱者を思うようにあしらう時
気持ちよくはないのか?
という言葉を『ダイの大冒険』の大魔王バーン様は残しておられますが、
まさしくこの言葉を全力で肯定しているのがこのゲームなのです。
どうしてカタコト巨乳のミクリさんにイベント絵がないの?
こういう見た目の女の子にこそもっとエロ水着みたいな恥ずかしいシーンが見たいんだけど?
ねえ?どうなってるの?
この記事へのコメント
1. Posted by yin December 30, 2017 20:55
PS4移植でイベント追加!
……も限界ありそうですね、その規模だとw
……も限界ありそうですね、その規模だとw
2. Posted by ずんこ。(jzunkodj4y) December 31, 2017 08:04
もしリメイクがあれば限界凸記シリーズの元気をちょっとだけ分けてくれ…的な思いはあります(笑)